小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「モーニング娘。尾形春水が21年目のアイドルグループに思い出させてくれたもの」

2018年6月20日。
本日をもって、モーニング娘。12期メンバーの尾形春水さんが約3年半の活動を終え、モーニング娘。を卒業します。

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その卒業ライブの、前日夜。
デビュー時のモーニング娘。をリアルタイムで知っているファン歴の私は、所用でちょうど1998年の『サマーナイトタウン』MVを久しぶりに視聴していました。

現在のメンバーの半数以上がまだ生まれていない、そんな頃のモーニング娘。の姿。
このダンスの最高到達点が”焼き銀杏”こと福田明日香さんのドルフィンであったという中学生の頃の記憶を再生30秒で思い返したとき、なんかふと、明日卒業する「モーニング娘。尾形春水」のことを改めて思ったんです。
 あぁ、だから私は卒業を決めたときからの数か月間の彼女が、モーニング娘。として一番好きだったんだなって。


まるで青春のように短く鮮やかに駆け抜けていった尾形春水さんの存在によって、はっきり認識できたことが一つあります。
それはモーニング娘。の歴史の分岐点とは、つんく♂氏が総合プロデュースから離れた事ではなく、やはりプラチナ期直後の2011年、芸能スクールの最高到達点(鞘師里保さん)とハロプロエッグ出身者(譜久村聖さん)の2人を新メンバーとして迎え入れたところにこそ、存在していたんだなということ。

決してその選択が良かった悪かったというような内容の話ではなく、その上で

1997年から2010年までの25人、1期から8期までのモーニング娘。を振り返ると、そのメンバーというのは完全に素人orアマチュアレベルのスクール経験者でしか構成されていなかったんです。
事実ソロデビュー以後に変則的に編入された藤本美貴さんを除けば、それまでのモーニング娘。たちのスタートには、ステージに立つアイドルとして何かしらの赤点ポイントがありました。

しかし90~00年代のモーニング娘。というのは「ほぼ素人」という出発点だけは揃っていたからこそ、歌が下手でも、ダンスが下手でも、リズム感がうまくとれなくても、メンバーやファンは成長をじっくり待てたし、成長がなければ個性という形での結実をゆっくり待つ、そんな心的余裕も同時に持ち合わせていました。
その時代の最高傑作が6代目リーダーの高橋愛さんだったとするなら、モーニング娘。在籍10年の彼女は最初から何もかもがすごい人だったというわけではなく、デビュー時のリズムキープなどの自己課題を何年もかけて克服していった、努力による後天的な”プロフェッショナルの神様”だったんです。

しかし約4年にわたるメンバー固定も経て作り上げられた「プラチナ期」は、特にライブステージにおいてのモーニング娘。への期待値を、どんどん引き上げていきました。
その流れの中でグループがもう一度卒業と加入という自らのアイデンティティに向き合うことになったとき、素人集団だった歴史と直近の高い期待値の間に架けられた希望の橋が、まさに若くして高いスキルやステージ経験値を備えていた鞘師さん、そして後に9代目リーダーにもなるエッグ出身の譜久村さんの存在であったのだろうと思います。

ここで話の主役をもう一度尾形さんに戻します。
9期メンバーの加入によって”プラチナ期の後のモーニング娘。”が進むべき方向が定まり、その分岐点から数年が経つ2014年9月に、モーニング娘。の新メンバーとして加入した当時15歳の尾形春水さん。
元フィギュアスケーターという華々しい経歴こそあったものの、でも本当にオーディション当時の彼女を構築していたのはスケートを辞めた後の「普通の高校生の生活」、そして東京に行ってみたい、憧れのモーニング娘。に会ってみたいと想像する「普通の女の子の心」、その2つでした。

キラキラの笑顔で、学校で友達とモーニング娘。のダンスを真似する、ごく普通の女の子。
本当はそれだけで、モーニング娘。って、良かったはずなんです。

だけど2011年1月からプロ集団という新しい靴にだんだん履き替えていたモーニング娘。の中で、歌やダンス経験がそれまで(アマチュアレベルでも)全くなかった彼女は、すでに完成された高い経験値や若さの伸びしろ、生まれ持った才能といった隣人の芸才と密に接する中で、おそらく自分自身が一番「モーニング娘。」としての存在意義を感じることができずにいた。

ファンにとって、そして尾形さん本人にとっても象徴的な出来事となったのは、後輩メンバーも加入してすでに先輩となっていた尾形さんが、同期の羽賀さんと『ハロ!ステ』というYouTubeの番組で受けることになった特別ダンスレッスン。

ハロ!ステリニューアル!J=JMV2曲&コメント、モー娘。'17ドキュメント、研修生紹介、アンジュ中西MV紹介、J=J宮崎ヘアアレンジ、Q&Aコーナー MC:宮本佳林、山木梨沙【ハロ!ステ#214】 - YouTube
(元映像:12:06~)

羽賀朱音:『ハロ!ステ』というYouTubeの番組の企画で、ふたりでダンスレッスンをやっていたんですけど、私もたぶん同じ気持ちだったんですよ。13期が入ってきて、最初からいっぱい歌割りとかももらっていて、その中で12期の私たちがダンスレッスンを受ける企画……こういうのって普通はいちばん下のメンバーがやるじゃないですか。だから「なんで私たちなんだろう」と思っていたんですけど

尾形春水:その企画では、ふたりでめちゃくちゃ悩んだし、悔しいと思ったし、その中で「やってやるぞ!」って話していたんですけど、私がすごく弱くって「なんで私が……」となっちゃって、そのダンスレッスンは何回かあったんですけど、そのうちの1回を私がお休みして、あかねちんがひとりになっちゃったときがあったんです。そのときは「申し訳ないな」という気持ちはあったけど、「もう無理だ。行けない……」となってしまって

Billboard JAPAN

後に尾形さんはちゃんと企画に復帰し、実際モーニング娘。としてステージでのスキルアップにもこの企画を元に成功しているのですが、きっと90~00年代のモーニング娘。と、10年代のモーニング娘。である尾形春水が挫折感の中で立たされていた場所っていうのは明らかに違ったと、ファン歴の長い私はずっと、そう思っています。

だからこそ、卒業の直前に尾形さんが話したこの言葉が、なおさら胸にきたわけです。

(自身では、どんなモーニング娘。人生だったなと感じていますか?)
本当にたっくさんの人に出逢えた! 普通の高校生をしていたら、同期もそうだし、メンバーもそうだし、大阪から飛び出して日本中の方々と逢うこともなかったですし、いろんな大人の方々と話す機会もなかっただろうし、バースデーイベントで大勢の人が私の誕生日をお祝いしてくれることもなかった訳で。そんなこと、普通に生きていたらないじゃないですか。だから本当に貴重な経験だったなと思いますし、いちばん大きいのはファンの皆さんの存在で、私のコンプレックスとか……歌やダンスの苦手なところとか、すべてを愛してくれて、「こういうはーちんも個性だよ」って言ってくれて、「歌もダンスも成長している姿が好きだよ」って言ってもらえて……

そうやって自分に自信をつけることができたモーニング娘。人生でした。

Billboard JAPAN

モーニング娘。ってやっぱり、本当は歌の上手さや、ダンスの上手さだけで説明できるものではないと私は思うんです。
上手く歌えなくても、上手く踊れなくても、モーニング娘。のメンバーに選ばれた人たちは必ず全員にその加入の意味というのがあって。
モーニング娘。12期メンバー・尾形春水の加入はこれからも新時代の本格派グループへ目標高く向かっていくモーニング娘。とファンにもう一度、「女の子がコンプレックスも含めて自分を愛せるようになっていく尊さ」を、スキル時代の前に確かにあったモーニング娘。のその愛の形を、見せてくれたんじゃないかなって。


いつも懸命に胸に手を当てて歌っていた姿も、どこかついつい目で追ってしまうダンスのときの表情も、そして本当に楽しいときに出るあのくしゃっとした人懐っこい笑顔も、それは今のモーニング娘。にとって、とても大事な存在でした。

そして、これからもきっと歴史が必要とするはずです。

武道館へと続く遠い空の下より、尾形春水さん、ご卒業おめでとうございます!
明日からのはーちんの人生も、笑顔が溢れる、どうか幸せなものになりますように。



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「稲場愛香には東京でしか見れない夢がある」

ハロー!プロジェクトに、また大きな動き!
2017年秋からソロ活動を行っていた稲場愛香さんが、なんとアイドルグループ・Juice=Juiceに加入。

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加入発表時のドキュメント映像:【ハロ!ステ#274】稲場愛香今後の活動について、モー娘。20周年企画、モー娘。12期定点観測、ハロプロ研修生LIVE、新グループ加入メンバー発表、ランチ MC:尾形春水 - YouTube

これがなぜハロプロファンをざわつかせたかというと、1つは稲場さんのソロ活動までの経緯。
彼女は2015年に一度、すでにカントリー・ガールズというアイドルグループの一員としてメジャーデビューを果たしています。
しかし故郷の北海道から上京した彼女は同時に持病の喘息にも悩まされるようになり、2016年4月に一度芸能活動を休止。
その後もなかなか症状の改善には至らず、「グループの活動にもこれ以上迷惑をかけられない」という本人の意思と家族や医師を交えた話し合いの結果、彼女は2016年8月をもってカントリー・ガールズから卒業という形になっていました。
 
そして次に表舞台に出てきたのは活動休止から1年半後の2017年9月。
地元北海道で改めて治療に専念し、芸能活動に支障がないレベルまでの回復に至った彼女は、そのままソロタレントとして北海道で復帰。
以降の彼女は北海道のローカルテレビやラジオ、また後輩たち(ハロプロ研修生北海道)の教育に力を注ぎ、精力的に活動していました。


知っとく北海道&おひな❁︎♡ | 稲場愛香オフィシャルブログ「まなかんめもりーず」Powered by Ameba

実際北海道ではこの1年、ローカル番組でアシスタントとして出演したり、イベントのステージに立ったりという彼女の姿を頻繁に見ることができました。
その際の彼女というのはいつも懸命で、笑顔で、ひとつひとつの仕事をとても大事に行っているのがすごく伝わってくる姿だったのですが、
同じ北海道に住む自分には、いつからかそこに重ねて気になり始めていたことがありました。
「彼女はこの先に、どんな夢を描いているんだろう」
 
彼女はもともと幼い頃から、ずっとダンスや歌のステージに憧れながら、この北海道で生活していました。
4歳からダンススクールに通い、デビューオーディションを受け続け、実はハロプロ入りの前にも一度、北海道のローカルアイドルグループのメンバーになっています。
しかしそのグループはたった1年、わずか1枚のシングルだけで解散の憂き目にあいました。
そしてハロプロ研修生のオーディションに合格したのが2013年。
それからはデビューの確約がないまま、故郷の北海道と東京を行き来しつつバックダンサーとして必死にステージに立つ日々。
それでも彼女が頑張れたのはおそらく、その「東京」にこそ、ずっと追い求めていた自分の夢の形が存在したからです。
 
人は生まれる場所は選べませんが、どんなに遠くても、どんなに理不尽でも、芸能の夢を見た人が才能の花を本気で咲かせられるチャンスは、これからもきっと東京という限られた場所にしか存在しません。
それをわかっていたから彼女は諦めず、北海道からデビューを勝ち取り、一度チャンスを掴みました。
しかし待っていたのは体調問題という10代の子には想像もできなかった「壁」と「東京での挫折」。
 
きっと療養中も復帰後も、芸能の才能に恵まれた彼女の中では、夢と現実の狭間の逡巡というのは、私たちの想像以上にあり続けたのではないかと思います。
だからこそ彼女は一生懸命に北海道で活動していたし、実際にこのままローカルタレントとして地元で生きていくという選択肢も、内心には少なからずあったはず。
でも彼女はグループでの再デビューという所属事務所の打診に、もう一度夢を追うこと、「大きな挫折の先でもう一度東京に行くこと」を決めた。
 
まだ20歳の若さでのこの決断は、本当に本当に、勇気がいることだったと思います。
 
 
もちろん、その復帰先が(昨年から活動方針の変更により活動ペースが緩くなり、体調問題も考慮しやすかったであろう)カントリー・ガールズではなかったこと、
また全国ツアーのあるグループへの加入で再度体調管理が心配されることなど、いろいろ思うことは、ファンの方ほどあると思います。
ただ同じ北海道に住んでいる者として、これだけは知ってほしいのは、
「若い彼女にはこの遠い北海道じゃ叶えられない夢が、やっぱりまだあったんです」。
 
東京でしか叶えられない夢を地方の子が見続けるのは、本当に大変で、辛く苦しいこともあります。
だからこそ若い彼女の選んだ道を、どうか暖かい光で照らしてあげてほしい。

それが一番できるのは事務所でも業界人でもなく、絶対に、ファンなんです。


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「月刊エンタメで新連載「モーニング娘。年代記」が始まりました」

初めての雑誌連載のお知らせです!
月刊エンタメさんにて、2018年7月号から「モーニング娘。年代記~ニッポンと娘。の20年の物語~」という連載をやらせていただくことになりました。

↑にもある通り、「愛の種」(1997)と「モーニングコーヒー」(1998)から始まったモーニング娘。は今年でメジャーデビュー20周年ということで、
この20年間、トップアイドルとして走り続けてきたモーニング娘。の姿と平成ニッポンの20年のストーリーを改めて重ね合わせ、モーニング娘。とは何ぞや、その歩みとは何ぞやというのを1年ごとに振り返っていきます。

古参の方はもちろん、最近の娘。を好きになった若いファンの方にも改めてその時々の娘。たちの姿を共有していただき、
もっとモーニング娘。を知ってもらえるように、そしてこれからもモーニング娘。を深く長く応援してもらえるように、
そんなひとつのピースとなれるような内容を目指して、こつこつ頑張っていきます。

月刊エンタメさんは毎月30日発売です!
ハロメンのインタビューもよく掲載されている雑誌なので、特にハロヲタの皆様、何卒よろしくお願いいたします!


<追記>
2019年より、ウェブメディア・ENTAMEnextにも掲載されています
entamenext.com


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「アンジュルム・和田彩花の「手放す勇気」」

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アンジュルム・和田彩花が4月5日、自身のブログでグループ卒業を発表。
ハロプロでは2014年にモーニング娘。の道重さゆみが、また2016年には℃-uteの矢島舞美やBerryz工房/カントリー・ガールズの嗣永桃子がそれぞれ25歳を控えたタイミングでグループから卒業しており、和田の卒業時期も、ちょうど彼女が25歳を迎える2019年の春となっている。

和田彩花は以前、ファン向けの会員限定メールで25歳という年齢について「人生を考えるとただの数字ではない」と表現していたことがあった。
これはハロプロのような女性アイドルに限らず、実は男性アイドルも少なからず意識してきた年齢である。
日本の男性アイドル史を紐解くと田原俊彦や少年隊、光GENJIのメンバーは、いずれも25歳を迎えるあたりで自身の変化を口にし、活動方針の変更やグループからの卒業を決めていた。
また近年のアイドル史においてとりわけエポックメイキングな存在となったSMAPも、それまで身近な生活や恋愛ソングを歌うことが多かった中、普遍的な人間愛がテーマの「世界に一つだけの花」をシングルリリースしたのは、最年少の香取慎吾がちょうど25歳を過ぎた時期だった。

彼ら彼女らの行動・発言を見るに、アイドルの25歳とは、限界ではなく「成熟」という言葉が的確なのだろうと思う。
そして今回のアンジュルム・和田彩花の「成熟」とは、最後のオリジナルメンバーであった自身が、約10年間慈しんできた大切な存在の手を、自ら放すことだった。

「新しい形を自分たちの手でみんなで作っていくことに意味があり、大切な経験となります。良い意味で私を忘れて、みんなで「アンジュルム」をつくってもらいたいです」
皆さまへ | 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」Powered by Ameba)

そして、もうひとつ注目したいのは、卒業と同時に語られた彼女の今後の展望。
和田はグループを離れた今後について、「30代になったとき1人でステージで歌って踊っていることが次の目標です」「そして、できればアイドルで居たい」と語っている。
彼女が成熟とともにもうひとつ手を放したもの、それは他者が決めた限界なのだろうと、彼女のつづった卒業報告を読んでいて感じた。
「30代で」「アイドルでいたい」、これは言い換えれば「成熟からの」「創造」。

「ここから本当のスタートを切ることができます。自分の表現とはどういったものなのかワクワクします。
そして、みんながいろいろな事を抱えながらそれでもキラキラ輝けるように。たくさんの方に勇気を与える、いつでもそのとき輝く女性であり続けたいのです」
皆さまへ | 和田彩花オフィシャルブログ「あや著」Powered by Ameba

まだまだ女性アイドルに対する理解が進んでいるとはいいがたい現代の中で、25歳を迎える彼女はこれから、今度は自分だけの人生で、新しい作品を世界に映し出そうと考えているのだろう。
人々の心を震わせるものとは、いつの世も慣習の安息を手放し、非常識を常識にひっくり返す勇気を持ったものから生み出され、育まれていくもの。
そしてそれが、年齢や性別に関わらずしっかりと受け入れられる環境こそ、平成以降のアイドル文化にとっても、きっと本当の意味で「成熟」を迎える大きな鍵となる。


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「年に1~2回、avex移籍後の後藤真希さんの『宝石』を聴いて心震える日があります」

年に1~2回、avex移籍後の後藤真希さんの『宝石』を聴いて心震える日があります。
気づいたらもう8年も前の曲になるんですが、音もパフォーマンスも、そして後藤真希という女性も、まったく古びません。
いつまでも眩いまんまで、泣けてしまうほど綺麗なんです。

『宝石』の何が良いって、avex移籍後の後藤さんは当初ちょっとavexらしいゴリゴリ系ディーヴァというか、グイグイ系ディーヴァというか、
アーティスト活動においてそういう雰囲気を身にまとっている節、本人にもまとわなきゃいけないという気負いのようなものがあったんですね
(たしかにハロー!プロジェクト在籍後半も、ライブがちょっとそういう方面に開けていたので、決して間違いではない)。

ただ、一見ゴリゴリでグイグイ系に見られる後藤真希さんが本当に人の心をつかむときって、あの外見の奥にある「人としての芯」に、視聴者/リスナーが思わず触れてしまったときなんじゃないか、と思うんですよ。
あれは、届かない美しさを見てしまったときの見惚れる感じに近い。

『宝石』は、彼女がプライベートでいろいろ辛い体験をした直後の楽曲でもあります。
あんまりそういうことを安易に重ねたくはないですが、それでも誰よりも他者の幸せを願い、愛を注ごうとする人である彼女が、ひとりのアーティストとして残したこの曲は、今からでもいいからもうちょっと多くの人に知ってほしいなと思います。


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宝石

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「#ハロプロで迷ったらこれを聴け 「新生活とハロプロ」編」

2018年で誕生20周年となるハロー!プロジェクトの膨大な楽曲の中から、毎回テーマごとにプレイリストをつくり、公開していきます。

<2023.12>
内容を最新のものにアップデートしました。

#ハロプロで迷ったらこれを聴け 「新生活とハロプロ」編

多くの人が新生活を始める4月、春といえば新たなスタートの季節。今回は「新生活とハロプロ」をテーマにセレクトした、人生の第一歩にぴったりの全15曲です。

YouTubeで一気に聴く方はこちらから(再生リスト)
#ハロプロで迷ったらこれを聴け 「新生活とハロプロ」編 - YouTube

1・タンポポ『たんぽぽ』

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タンポポ たんぽぽ 歌詞 - 歌ネット

1999.6リリース。どこにでもある花、しかしどこにだって咲ける強さを持ったその花を、モーニング娘。の歴史で初めて誕生した派生ユニットが歌う。

2・松浦亜弥『ドッキドキ! LOVEメール』

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松浦亜弥 ドッキドキ!LOVEメール 歌詞 - 歌ネット

2001.4リリース。デビュー曲にして平成アイドルの傑作。当時まだ14歳だった松浦亜弥が、上京してまもない女の子の恋心を歌った。

3・後藤真希『スクランブル』

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後藤真希 スクランブル 歌詞 - 歌ネット

2003.6リリース。ハロプロ時代のシングル曲で、今も後輩たちに歌い継がれているほど人気なのは、まさにこんな理由から。
「お、いつもと同じ街の風景をキラキラさせる魔法をかけてくれる曲じゃん」(YouTubeコメント:@ASA-bo9qm

後藤真希 2001-2007

後藤真希 2001-2007

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4・モーニング娘。『みかん』

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モーニング娘。 みかん 歌詞 - 歌ネット

2007.11リリース。現在までずっと歌い継がれている、モーニング娘。からの歴史的エールソング。
「積極的に生きるんだ 人生は一回」

5・Berryz工房『ライバル』

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Berryz工房 ライバル 歌詞 - 歌ネット

2009.6リリース。いつも楽しくにぎやかなアイドルグループ・Berryz工房らしい楽曲でありつつ、サビの「ライバルは 弱気で後ろ向きな私」というフレーズに思わず泣いた大人は数知れず。

6・℃-ute『世界一HAPPYな女の子』

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℃-ute 世界一HAPPYな女の子 歌詞 - 歌ネット

2011.9リリース。就職、恋愛、結婚……一気に世界が開ける20代のスタートラインにこそ聴き重ねてほしい、未来へ繋がるかもしれない楽曲

7・スマイレージ『旅立ちの春が来た』

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アンジュルム 旅立ちの春が来た 歌詞 - 歌ネット

2013.3リリース。後にアイドルグループ・アンジュルムのオリジナルメンバーとなる6名が歌う、一歩目の勇気をもらえる春ソング。

8・ハロプロ研修生『天まで登れ!』

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ハロプロ研修生 feat. Juice=Juice 天まで登れ! 歌詞 - 歌ネット

2013.6リリース(ハロプロ研修生 feat. Juice=Juice名義)。デビューを夢見てレッスンに励むハロプロ研修生たちが、時代を越えて歌い繋いできた作品。

天まで登れ!

天まで登れ!

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9・モーニング娘。'14『明日を作るのは君』

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モーニング娘。'14 明日を作るのは君 歌詞 - 歌ネット

2014.10リリース。8代目リーダーの道重さゆみが約12年のグループ活動にピリオドを打つ直前のアルバム曲で、つつみこむような歌声とそのことばが、孤独な背中をそっと支えてくれる。

10・アンジュルム『次々続々』

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アンジュルム 次々続々 歌詞 - 歌ネット

2016.4リリース。猛スピードで日々変化していく時代の中、不安を抱えながら次に進む人の背中を、アンジュルム持ち前の力強さで応援する楽曲。

11・Juice=Juice『Goal〜明日はあっちだよ〜』

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Juice=Juice Goal~明日はあっちだよ~(Album Version) 歌詞 - 歌ネット

2017.5リリース。高い目標を励ましあいながら追いかけ続ける、グループの未来も一緒に重ねたJuice=Juiceのライブキラーチューン。

12・つばきファクトリー『春恋歌』

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つばきファクトリー 春恋歌 歌詞 - 歌ネット

2017.7リリース。つばきファクトリーの柔らかい歌声がパステル色の陽光に溶け込む、珠玉の春ソング。

13・こぶしファクトリー『青春の花』

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こぶしファクトリー 青春の花 歌詞 - 歌ネット

2020.3リリース。こぶしファクトリーのラストシングル曲。
わずか18~20歳で解散という新たな道を選んだ彼女たちの歌声に、きっと支えられる春もあるはず。

14・BEYOOOOONDS『ビタミンME』

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BEYOOOOONDS ビタミンME 歌詞 - 歌ネット

2020.4初出。カゴメの野菜飲料とBEYOOOOONDSのコラボ曲(当時)で、新生活に必要不可欠な”元気”と”栄養”を、耳からもしっかり摂取できてしまう一作。

15・OCHA NORMA『恋のクラウチングスタート』

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OCHA NORMA 恋のクラウチングスタート 歌詞 - 歌ネット

2022.7リリース。タイトルからも歌詞からも歌声からも未来への高揚感が溢れ出す、OCHA NORMAのデビュー曲。

<その他プレイリストはこちら>

「ハロプロ・プレイリスト」シリーズ

「『HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK 20th Anniversary Edition』にディスク・レビューで参加しました」

こちら久々のハロプロ案件!
4/2より全国の書店やCDショップで発売されているCDジャーナルのムック本『HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK 20th Anniversary Edition』に、ディスク・レビューで参加させていただきました。
この書籍は2013年にオリジナルが発売されていて、今回はそこから大幅に増補改訂(Updated)された、ハロプロ20周年記念の完全版となっています。

HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK 20th Anniversary Edition (CDジャーナルムック)

2013年に発売され好評だったハロー!プロジェクトの全シングルを網羅した『HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK』がハロプロ誕生20周年となる2018年にパワーアップして『HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK 20th Anniversary Edition』としてかえってきた!
『HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK』のカタログに、あらたに2018年3月までに発売された全シングルをくわえた完全版。
もちろん、全タイプのジャケット写真はもちろん、作詞・作曲・編曲クレジット、ディスク・レビューを完全掲載。

今回とくに嬉しかったことが2つあって、ひとつめは、前作は読者として楽しんでいた「HELLO! PROJECT COMPLETE SINGLE BOOK」に、ライターとして参加させていただけたこと。
(※私はその後の「HELLO! PROJECT COMPLETE ALBUM BOOK 」が初参加でした)


そしてもうひとつは、このお仕事させていただけると、ハロプロの公式ホームページに名前が載る!


前回は小娘名義だったんですが、今回は乗田綾子名義でムック本、ハロプロ公式ホームページともに掲載していただいています(本当に泣くほどうれしい)。
ちなみにレビュー原稿は10本くらい新たに書かせていただきました。購入された方、ディスクレビューのページで(乗田)をぜひ探していただけたらと思います!
このブログを以前から読んでる人ほど、このグループを書いたんだと必ずニヤリとするはず!


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「小娘のハロプロ楽曲大賞2017」

本家の楽曲大賞に間に合わなかったので、ブログで!(トピック「楽曲大賞」
2017年にリリースされたハロプロ関連楽曲の中から、個人的に好きな10曲を選びました。
並びはリリース順です。

1 カントリー・ガールズ『ピーナッツバタージェリーラブ』(2017年2月リリース)

今年はももちこと嗣永桃子さんの卒業もあり、その卒業関連の楽曲をリピートしてる人もかなりいると思うのですが、SMAPでここ数年色々あった経緯的に「日常が最上の幸せ」に至った個人の現在、あえて通常リリースのシングルです。

ハロプロ史に残る名曲『愛おしくってごめんね』で華々しくその扉を開けたカントリー・ガールズが、出会いと別れを経てついにたどり着いた、可愛いの最適解。
スキル重視ではなくあくまでも”カワイイ重視”で走り続けたその姿は、2017年のハロプロだけでなく、未来のハロプロにも、忘れてはいけないアイドルの原点の輝きを見事に残してくれたと思います。
そしてこの曲出だしの高音を綺麗に歌い上げる歌手・嗣永桃子の尊さ。
昔のハロプロでこの手の高音パートをやはり綺麗に歌い上げてくれていたのがZYXで一緒だった矢口先輩でしたが、グループメンバーとしての最後のシングルでもらったソロパートがこのメロディだったことに、歴史の美しさも感じました。

※余談ですがなかなかこの手の更新できなかったところで、最近『恋はマグネット』(2016)にもう一度ハマってます。ももちは難しいとしても、経験を積んでもう少し大人になったオリジナル参加の6人で、今この曲が見たい

2 モーニング娘。'17『ジェラシー ジェラシー』(2017年3月リリース)

今年は久々のアルバムもリリースされ、やっと現体制の音楽作品が潤ってきた感じがあるモーニング娘。ですが、2017年のインパクトはやっぱりつんく♂ワールド全開の『ジェラシー ジェラシー』につきる。結局全体でもついつい再生に手が伸びてたのは、個人的にはこの曲かな?

まずテーマが”ジェラシー”って時点でつんくPの女子力を愛して育ってきた我々にとっては勝ち確定なもんですよ。そしてラップがキーアイテムになってるのがもう最強。古くはこちとら『抱いて HOLD ON ME!』やら『NIGHT OF TOKYO CITY』で散々飼いならされてきているわけです、なのに2017年でもハロプロラップがまったく古びることなく、むしろ新しい時代を彩ってるんだもんなぁ。素晴らしい、素晴らしいよつんくP!!!わーん!!

あともう一つ、どうしても『邪魔しないで Here We Go!』の飯窪&尾形コンビには、2017年の特別賞みたいなものを捧げたい。あの語りパートは後年に必ずや繋がる出来。開眼。

3 吉川友『さよなら、スタンダード』(2017年5月リリース)

さよなら、スタンダード(通常盤)

さよなら、スタンダード(通常盤)

  • アーティスト:吉川友
  • アップフロントワークス
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今のハロプロ界隈で一番大森靖子さんの曲を歌いこなせてるのは、私はこの人じゃないかと思うんですよ。

正直今の吉川友はもっと注目されていい!!
2011年のデビューからさまざまな路線を経て今差し掛かってる大森靖子&サクライケンタの提供ターン、美人で歌うまくてちょっとめんどくさい、そんな吉川友の音楽性はここにきて今ものすごく花開きかけてる感じがする。
今の吉川友には私が好きな遠藤舞(ex:アイドリング!!!)のあの匂いがするんです。(引退が惜しいくらい『MUJINA』は聴いてるしこれからも聴く)
アイドルかアイドルじゃないのかというところじゃなくて、良いものは良い!

4 ハロプロ研修生北海道『リアル☆リトル☆ガール』(2017年7月リリース)

これはもうほぼ定期公演全通の北海道ヲタとしては絶対推さざるをえない、『リアル☆リトル☆ガール』!!
しかしほんと2017年の北研の成長率はすごかった!!

メンバー7人、この公式MVよりも現状はもっと個性が出てきていたり、垢抜けてたりしていてさらに見応えがあります。
見応えあるんんだけど言ってることや話し方はあまりにも普通の北海道の子そのまんまで、全員可愛くて仕方ない。
アップフロント札幌の城太郎さんによる詞も、さすが方言セリフは地元民らしくすごくナチュラルで、個人的には『トウモロコシと空と風』『二人の北海道』と肩を並べる聖地・北海道の名曲です。
たぶんハロコンとかでもCD現物売ってるはずなので、見かけたらお早めにご購入ください!

5 つばきファクトリー『笑って』(2017年7月リリース)

ある程度のヲタ歴を積んでる皆さんがそうという噂を聞きましたが、私もそうです、今年一番楽曲的に盛り上がったのはつばきファクトリー。間違いないつばきファクトリー。
そして誰がどう考えたって今年推すなら『初恋サンライズ』、しかし私は!!『笑って』が!!大好きなんです!!!!『笑って』!!!!

今年あまり現場に行けなかった関係で、現場要素を抜くとこの曲が家で聴いてて一番楽しかったです。2000年代あたりにありそうなちょい懐かしい感じ、記録よりも記憶に残るタイプの楽曲。アレンジとかメロディとか間奏にグループ名入ってる感じとかいちいちニクくてたまらない、作詞作曲やっぱりか津野米咲(赤い公園)!MVもクセになる可愛さでとても良いです。

6 一岡伶奈、段原瑠々、川村文乃、高瀬くるみ、清野桃々姫『誤爆〜We Can't Go Back〜』(2017年8月リリース)

今年から始まった「アプカミ・ミュージック・デリバリー」(ウェブ公式番組からの楽曲発表)の中の一作。

こりゃめっちゃマイケルジャクソン!!そしてこういう風味の楽曲をデビューグループではなく研修生に歌わせる判断はしっかり支持したいです。経験値のある子じゃダメなんです、あくまでも舌足らずな年齢の子が思う存分ドヤって魅せてくれることに価値がある!
そして私の一番好きなパートに清野桃々姫さんが入ってたことにたった今気づきました(今まで映像見ずに配信音源ばっかり聴いてた)。モモヒメ元帥いけるやん!!
高瀬くるみさんも含め、セリフがリズムにしっかり乗ってるのも好印象。
いっちゃん頑張れ、来年は一岡ファクトリー(仮)の年です!!

7 アップアップガールズ(2)『二の足Dancing』(2017年8月リリース)

今年の思わぬ穴馬がこの『二の足Dancing』。というかアプガ(2)。
2期オーデの合格発表からCDデビューあたりがちょうど本の原稿やってる時期で、SNSで本人たちのつぶやきは見ながらも、パフォーマンスでの個性やその下地については一切触れる時間がないまま、CDジャーナルさんのレビューで初めてちゃんと聴く機会が訪れました。

そしたらまさかの強者揃い。めっちゃ良かった。めっっっちゃ振り切った子たちだった。
後追いで知ったのはそれなりにアイドル経験者もまざった布陣だったんですね、それでもMVでこれだけやれるのはちょっと衝撃すぎました、鼻リコーダーもあそこまで行くともはや芸術的であった。
第二弾の『どしゃぶりのテラス席』もしっかりキャッチーで、2018年の女性アイドル界でこれからどこまで暴れ回るのか、純粋に楽しみです。

8 Juice=Juice『Fiesta! Fiesta!』(2017年8月リリース)

Fiesta! Fiesta!

Fiesta! Fiesta!

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まさかの7人体制が生み出したまさかの名曲『Fiesta! Fiesta!』、喉元すぎれば新体制もなんとやら、今後の展開が一番ワクワクするのはこのJuice=Juiceではないですか!!

もともとの5人がすごく好きだったのと同じくらい、今の7人も私はすごく好きです。
普通あれだけキャラ分けが完成してたらぐずぐずとなってしまいそうな新メン加入を、先輩の5人がここまで昇華させたのはマジ奇跡ですよ。そしてそのプロ魂にめちゃくちゃ感謝しなきゃいけないやつ。
今年はとにかく海外を周ってた印象が強いですが、ここでの来年のかじ取りはすごくグループの運命を左右すると思うので、どうかうまい方に転がってってほしいなというのが今の率直な気持ちです。

9 アップアップガールズ(仮)『上々ド根性』(2017年11月リリース)

こちらも今年は新体制、しかもグループ内では前に推されることが多かった仙石みなみさんと佐藤綾乃さんが揃って卒業するという衝撃の展開で、知ってるひとなら一度は絶対「この先どうすんだ」と思ったはずなんですよ、今年のアプガ(仮)。

でもこの『上々ド根性』を初めて聴いた時、7人時代のシングルではありそうでなかなか実現しなかった新井愛瞳ちゃんの新鮮な歌い出しに、「あ、意外にいけるのでは?」とちょっと安心を覚えはじめました。
途中の「かっこかり!」は紛れもなくアプガ(仮)の声だし。
5人だけど7人から途切れぬ、間違いなくあれはアプガ(仮)の声だった。
というわけで2人が抜けたまま記憶の止まってる方には、ぜひこのあたりで5人の今も、見てあげてほしいと思います。

10 アンジュルム『マナーモード』(2017年12月リリース)

新体制で大きく動いた2017年のハロプロの中で、一番動きづらかったのが実はアンジュルムではないかなと思うのです。
誰が悪いとかじゃなしに、風向きやタイミングの問題で、いろいろと。

その中ですごく印象に残ってるのが、映像商品として発売されたこの『マナーモード』の動画広告を、Instagramで何気なく見たことでした。
アンジュルムのファンから見た魅力ってなんだろうと考えると、私はやっぱり、メンバーの個性と関係性かなと思うんです。
”同じ学年の可愛くて明るくて面白い女の子グループを、少し周りから憧れの眼差しで見ていたい”あたりが割とドンピシャ。
そして今の時代のSNS広告という”日常の続き”に、『マナーモード』のスマホプロモは”可愛くて明るくてどこか憧れる”、そんなアンジュルムの姿がいっぱい映ってた。
それに気づかせてくれたことだけでも、この新たな試みは得るものが想像以上に多かった。

CSの音楽チャンネルでやはりTWICEの『One More Time』MVを見まして、今の10代女子の憧れが詰まったその作りは素直に感服を覚えたんですが、今のハローでハロプロっぽさを残しながらああいう層にリーチできうる活動が叶うのは、モーニング娘。とアンジュルムだと思います!

* * *

☆スペシャル1 モーニング娘。20th『愛の種(20th Anniversary Ver.)』(2017年11月リリース)


☆スペシャル2 こぶしファクトリー『闇に抜け駆け』(2017年6月リリース)

『闇に抜け駆け』は「プッチベスト」に入るのも納得の良曲ですけども、それにしても今年のこぶしは書きにくすぎる…(涙)
とりあえずJKニンジャガールズはみんなもう忘れよう!!!!はよ年明けろ!!!

CDやグッズは処分しない習性なので、2年前に買った赤色のこぶしファクトリー応援グローブは思案した結果、犬の散歩のときに使うことにしました。
おかげさまで毎日現役だしなんなら防寒に役立っています。
私はみんながアイドルだったあの時、歌やパフォーマンスを見ていた時、間違いなく楽しかったです。
ただただもうこの言葉しかない、ありがとう。


※℃-uteに関してはもちろん今年の楽曲大賞の範疇なんですけど、ラストのSSAで心境的にきっぱり見送れた感じがあり、今回は触れませんでした


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プッチベスト18

プッチベスト18

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「モーニング娘。工藤遥が21年目のアイドルグループに遺したもの」

最近ハロプロのことを書く時間がやっと出来てきた…
というわけでかなりギリギリになりましたが、2017年12月11日をもってモーニング娘。を卒業する、10期メンバーの工藤遥ちゃんについてです。

*1


現在18歳の工藤遥ちゃんがグループに加入したのは2011年9月29日、北海道の私は引っ越す前の賃貸アパートで一人、その加入発表を携帯を握りしめて今か今かと待っていたのを覚えています。
もともとハロプロエッグ(現研修生)でもそのビジュアルや個性でひと際目立っていた彼女は、オーディションの最終候補に残っていた時点で、「あぁ受かるだろうな」と(エッグの定期公演/生タマゴShow!を観に行けない距離のファンにすら)あっさり思わせてしまうくらいの存在でした。
そしてそのいわゆる”周囲の期待”は、当時まだ11歳だった彼女自身もものすごく、敏感に感じ取っていたと思います。
だからこそのオーディションにおける「1年半もエッグとして活動してたんだからしっかりしなきゃいけない」発言であり、加入直後の本人曰く「かなりイキってた」時期。
今こうして卒業が迫り、その頃のことを思い返すと、彼女の6年はどれだけ濃密だったのか、そして長くて短い青春であったのか、ということを思います。


私が特に近年、工藤遥ちゃんを見ていて良いなと感じていたのは、アイドル界でもトップクラスのエンジェルフェイスが生んだ”黒髪ショートのかわいい子”……というフレーズも好きだし”まーどぅーの尊さ”……ももちろん思うけども、
それ以上に一人の女の子として、メンバーと一緒にいる時に見せるその柔らかな表情がすごく好きで、毎度心にグッときてました。

モーニング娘。の歴代メンバーの成長を表すことばとしてよく「大人の女性になっていく」というものがありますけど、モーニング娘。での工藤遥ちゃんの成長というのは従来の意味とは少し違って「自身の弱さを肯定でき、肯定してもらえる人たちに出会えたことでの輝き」、だったと思うんですね。
彼女はもともと地頭が良い子で、だからこそ11歳の時点でも、オーディション合格という自立の機会を得た時には人に弱さを見せてはいけない、強い自分でいなければダメだと自分を律する気持ちがすでにあったのだと思います。
だけど自立って、本当は強さよりも自分の弱さを知っていく場面の方が相当多いものだったりする。
そして自身の弱さと対峙すればするほど、それを周囲に見せることに怖さを感じていくのも、人間であって。

「勝てるもの、とか、目立つものがなかったから」

その中で、私が工藤遥ちゃんが本当にすごかったと思うのは、彼女はモーニング娘。としての6年間で、大人でもときに恐れてしまうその”弱さ”を自分自身でちゃんと、受け入れていったこと。
しかもモーニング娘。という、大きな看板ゆえにある意味どうしてもガチガチにならざるをえない環境の中で、心をときほぐすというもう一つの「成熟」をわずか18歳でその歴史に遺して、グループを卒業していくこと。

11歳11か月で入って、歴史を支えてかつ自分の成熟をしっかり叶えて次の夢に進むというのは、やはり簡単にできることではないし、それこそあの日あの瞬間モーニング娘。になった彼女にしか表現し得ない、そんなストーリーだったと思います。
そして地頭が良い子だったけど、それ以上に彼女は、本当は素直で人に対しての優しさを沢山もっている女性で、だからこそ芸能界という特殊な環境でも見失うことなく、「自身の弱さを肯定でき、肯定してもらえる人たちに出会えた」のではないかなって。

彼女を含めた今の10代の子たちは、特にSNS時代に思春期を生きているということもあって、選択肢に恵まれている反面、得られる情報の数があまりにも多すぎて、それ以前よりも失敗がしにくい思春期なんじゃないかな、と時々思うことがあります。
さらにいえばアイドル・工藤遥の道のりだって、もちろんすぐに今のような「肯定」を感じられたわけでは決してなかったはずです。
でもグループを卒業しようとしている、しっかり者で泣き虫な18歳の素敵な表情を見ると、彼女の卒業ソング『若いんだし!』につんく♂Pが託したメッセージとその意味が、なんだか今改めてわかる気がします。

「単にポジティブ用語を並べるだけでなく、現実もマイナス面も受け止めた結果、ポジティブであることが、 僕はとても大事だと思っています」
モーニング娘。’17 2017/10/4 Sg ライナーノーツ | つんく♂オフィシャルブログ 「つんブロ♂芸能コース」Powered by Ameba


モーニング娘。の続く道は、進化だけじゃなく、それぞれの故郷としての意味も持ち合わせ続けていると私は思っています。
だから無限だし、興味あるし、やってみなきゃわかんないこともあるだろうし…だけど勇気が必要な時は、いつでもみんなの待ってる場所に帰ってきてください。

続く遠い空の下より、工藤遥さん、ご卒業おめでとうございます!



関連記事
「鈴木香音の卒業発表:モーニング娘。卒業が決まって今思う、彼女の強さ」 - 小娘のつれづれ
「鞘師里保の卒業発表:あの日あの時、モーニング娘。になってくれて本当にありがとう」 - 小娘のつれづれ

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「5人になったこぶしファクトリーを、それでも応援したいと思う理由」

久々に少しハロプロの話を書きます。
12/6のこの発表が、心に強く残ったハロプロファンの方もそれなりにいらっしゃるんじゃないかと思うのです。

こぶしファクトリー 田口夏実に関するお知らせ
ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

ハロー!プロジェクトをいつも応援いただきありがとうございます。
突然のご報告となりますが、このたび、こぶしファクトリーのメンバー、田口夏実との専属マネージメント契約を終了したことをお知らせ致します。

ここ数か月の本人の行動や出来事について、本人及びご両親とも話をしました。
そのうえで、こぶしファクトリー、並びにハロー!プロジェクトのメンバーとして自覚と責任を欠くものであったと判断し、途中解約に至りました。

日ごろより応援してくださっているみなさまには、このような結果を報告しなければならないことを深くお詫び致します。

というかこの手の発表に慣れた、慣れたと自分に言い聞かせていたはずの私も、昨日はぶっちゃけちょっと眠れませんでした…(笑)
なんでだろうな。
やっぱりハロプロ研修生として、小さな頃からその姿を見てきたからなんでしょうか。


最近はまた、「女性アイドルにとっては何が幸せなのか」ということが少しわからなくなってきています。
そりゃ30歳も過ぎれば10代の彼女たちに対して一時の判断で辞めない方がよかったというアドバイスもあるでしょう、でも幸せの定義は結局人それぞれで、
アイドルとして何かを成すよりも友達や恋人との限られた今を大事にしたい、それが自分の人生における幸せなのだと言い切られるものなのであれば、
それ以上、私たちには何も言うべきことばがない。

また30代まで全く違う世界に生きてきた自分が最近少しだけ、エンターテインメントの世界に触れて改めて感じたのは、
アイドルが幼い頃から生きるその場所は、外部からすれば驚くくらい、幻のような未来図を合言葉にその柱が構築されているということです。
音楽も、演劇も、執筆も、本当は人間が生きることに対して、空いたお腹を直接満たせるわけでも、痛む体を治せるわけでもない。
多くの人の人生が交差する場所でありながら、非常に不安定なままゆらゆらと動き続けているその仕事の意義を、
しかも世間的にはいまだに「アイドルを超える」が最大の褒め言葉になっている現状で、若いアイドルが早くから客観的に見出すというのはなかなか難しいことなのではないかと思うのです。


今年書いた本は、SMAPを主題にしましたが、未来でアイドルとして生きることを悩み始めた若いアイドルの子に、いつか手に取ってもらえればいいなとも思いながら作っていました。
きっと彼ら彼女らが一番に相談するのはメンバーやスタッフですが、不確かな足元の中でアイドルにアイドルの存在意義を最も説得力をもって伝えられるのは、いつだって私は「ファン」なんじゃないかと思います。
夢や幻のような世界がそれでも維持されつづけているのは、そこに現実的な支えを見出し、各々の人生にフィードバックしているファンがいるからです。
双方にとって大事なのは握手の回数でも認知でも成功でも失敗でもなく、人生のどこかで一人の人間として「アイドル」に何を見出せたかだと思います。

8人だったメンバーが6人になり、結果的にその6人としても最初で最後になってしまったこの数か月間のツアー、私は行けませんでしたが、活動にかける思いは今回辞めることになったその子も含めて、すごく前向きなものだったと聞きました。
そして5人となったメンバーが口にする”前を向く”、それは彼女たちがまだ人生の中でアイドルに何かを見出そうとしている、その表れだと思います。
友達や恋人との限られた今と同じように、アイドルとして生きる青春にしか見出せないものが彼女たちの中にある限り、
私は遠くて近い人生の隣人としてこれからも変わらず応援します。

がんばれ、というか一緒にがんばろう、こぶしファクトリー。


*1

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「一人で行ったハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.5」

※時間の都合上、簡素な感じですみません

2017年11月23日「ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.5」

(札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校 7階イベントホール)


【昼公演・セットリスト】

1 HELLO TO YOU~ハロー!プロジェクト10周年記念テーマ~(全員)

※2007年のモーニング娘。ベストアルバムに収録

<MC 自己紹介+秋といえば〇〇(それぞれ一言)>

2 Hello! まっさらの自分(北研・北川以外の全員)

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

3 テーブル席空いててもカウンター席(全員)

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

4 天まで登れ!(ハロプロ研修生北海道)

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

<MC 全員でフリートーク・最近の話>
<ミニゲーム ハロプロ研修生北海道・四番勝負!>
※ゲームにはMC稲場愛香も参加
・万歩計ダンシング対決
・空き缶詰み対決
・早口ことば対決
・あっちむいてホイ対決

5 恋泥棒(稲場愛香+北研・工藤山﨑)

※カントリー・ガールズの1stシングル曲

<MC 稲場ソロトーク>

6 恋ing(稲場愛香)
※モーニング娘。の20thシングルc/w曲
7 都会っ子 純情(稲場愛香+北研・工藤山﨑)
※℃-uteのメジャー3rdシングル曲

<MC ハロプロ研修生北海道&稲場愛香挨拶>

8 リアル☆リトル☆ガール(ハロプロ研修生北海道)
※ハロプロ研修生北海道のオリジナルソング
9 Say! Hello!(ハロプロ研修生北海道)
※ハロプロ研修生のオリジナルソング

・オールスタンディング
・司会はアラケンさん
・その他スタッフは会場の専門学校に通う学生さん
・終演後にハイタッチでお見送りあり

<ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.5の総評>

9月に開催された前回のVol.4は仕事の都合で行けなかったので、個人的には約4か月ぶりの北研・定期公演でした。
さらにいえば地元北海道で芸能活動を再開した稲場愛香ちゃん(カントリー・ガールズ卒業生)を観れたのは1年半ぶり…!!

*1

「事務所の方とは体調に伴い、半年くらい前から今後の稲場愛香について話し合いをさせて頂きまして、この度、ハロプロ研修生北海道のみんなのリーダー的な役割をさせて頂くという事で、アドバイスをしたり一緒にステージに立たせてもらいながら、個人でも北海道を中心に様々な活動ができるよう頑張っていきます」
https://ameblo.jp/inaba-manaka/day-20170909.html

歌、踊り、そしてMCと最前線でバリバリ活躍していた稲場先輩の合流で、北研定期公演は、だいぶライブとしてその形が整ってきました。
Vol.1の頃は正直ステージサイドがあまりにも手探りでものすごくハラハラしてたんですが、今は同じチケット代とは思えないほどの充実っぷりです。
稲場先輩のおかげで曲数が少し増えたのも満足度に大いに貢献していると思います。
ちなみに稲場先輩が合流した前回から1日2回公演になり、今回のVol.5では当日券もでていましたが、抽選待機列が想像以上にボリュームあってビックリしました。
そんなに大きい会場ではないとはいえ、お客さんの前で彼女たちが歌い踊れる貴重な機会、本州からもたくさんのファンの方が観に来てくださって、北海道の一ハロヲタとしてとても感謝しています。


<ハロプロ研修生北海道 ひとことメモ>

【太田遥香ちゃん】中2

北研の”小さい最年長”。少し見ないうちに表情がだいぶお姉さんになったような気がしました。遠目で見ると時々ハッとするくらい。
ちょうど14歳、演者として引き算を覚えたというよりは、内面が大人びたのではないかな?と。
声は相変わらず可愛いし、ゲームではしゃぐ姿は以前のままですが、来年は一人受験生になってしまうということもあるので、学業にせよ芸能活動にせよ、周囲の大人や愛香ちゃんなどが彼女をしっかりサポートしてくれたらいいなと願っています。

【佐藤光ちゃん】中1

北研の歌エース&モノマネエース。この子はハロプロのステージにおいてはもう佇まいだけで満点たたき出せる子なんですが、それでいてMCでぽろっと出てくる言葉のチョイスが絶妙という部分が、またニクいんです。単なる”エース”では終わらせない魅力をまだ隠し持ってる。
高校生くらいになった時のビジュアルと佇まい、そしてトーク力がどう築かれているかが気になるメンバー、まだまだ楽しみです。

【石栗奏美ちゃん】中1

北研のしっかりさん。1月の定期公演Vol.1の時点では長かった髪を9月の定期公演Vol.4あたりでばっさりショートにしたんですけど、彼女の生き生きとしたエネルギッシュな表情は、ショートの方がすごく映える!!
活動初期の予想に反して意外と子供っぽいところが残ってるのがまた良さだと思うんで、今のまま、パフォーマンスもトークも全力で突っ切ってほしいです。
ここに来てついにロコドル経験値の殻を破れてきた感がある。

【河野みのりちゃん】中1

北研の隠れ実力派。Vol.3くらいからかなり表情が良くなり、ついつい目で追ってしまいます。
雰囲気が大人っぽくて背が高いからどうしてもフロントよりサイドに回されがち、そんな中ででもしっかりステージを支えてる、そういう子に私はどうも弱いんだよな…表情だけじゃなくトークでも結構前に出られるようになってきて、いい感じです。
MCでついに”みのりんご”推してきたところも私は好き。

【北川亮ちゃん】中1

北研が誇るスターアイドル。彼女も髪を切ったことでまたひとつ垢抜けたのと、さらにここにきてついに歌が良くなり、パフォーマンスにも安定感がでてきました(なんというかもうちょっと軸がフラフラしてるイメージだったのが、どっしり構えることができるようになってきた)。
声のトーンもまた少し明るくなったかな?
そして本人はたぶん無意識の、髪を振り回したりするようなダンス中の何気ない仕草に伸びしろの光明を見てます。

【工藤由愛ちゃん】中1

北研の注目株、とにかくタコが大好きな女の子。この子ほんと不思議です。すでに一人完成されてる!!
歌が上手いとかダンスが上手いとかそういうことじゃなくて、存在がもうまるっと、ステージの上に立つべき人として完成できちゃってるんです。しかも無理なく、自然体のままに。
まさか1年でここまでかっ飛ばした適応性見せるとは思わなかった。もういつデビューグループに引き抜かれても驚きません。

【山﨑愛生ちゃん】小6

現時点で北研唯一のリアル小学生。小学生ながら稲場ソロコーナーでは2人しか出られない選抜バックダンサーの1人に選ばれていたりと、お姉さんたちには負けない実力を着々とつけてきています。
実際に北研メイン曲での歌のソロパートも、今回は今までで一番良かった。
すでに北研メンバーとはすっかり身長差が無くなってますが、これからどれくらい身長伸びるのだろうか??

<稲場愛香 ひとことメモ>

超久しぶりに見ましたが、この子は相変わらずたまらなく可愛い。ほんと可愛い!!!
そして以前札幌で見たカントリー・ガールズとしての凱旋ライブ時と比べると、もう少し北海道なまりが出てたり、気持ちの余裕が見えたり。なんだかホッとしました。

実際、一度掴んだデビューを手放した後でもう一度ゼロから積み上げていくというのは、肉体的にも精神的にも相当ハードな決断だったのではないかと思うのです。
しかもまだ19~20歳の若さであれば、それはなおさら。
だからこそ今回自分の目で見た彼女の笑顔が、とても迷いなく素敵なままだったのは、嬉しかったです。
長い人生、色んな事情があっても、最後に笑顔でいられる事が一番大事だと思います。

一度メジャーデビューの景色を見ている愛香ちゃんが一体この先どんな夢を描いているのか、それを私たちファンが知れるのはまだ少し先のことかなと思いますが、焦らずにひとつひとつ階段を昇っていけば、ちゃんと実りある未来は待っててくれると思います。
だから焦らず、前向きに、これからも頑張ってほしいです。
同じ北海道で、応援しています。


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「一人で行ったハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3」

※時間の都合上、簡素な感じですみません

2017年7月17日「ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3」

(札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校 7階イベントホール)

1 一尺玉でぶっ放せ!

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

<MC 自己紹介+幸せを感じる瞬間>

2 テーブル席空いててもカウンター席

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

<MC フリートーク・最近の話>
<ミニゲーム 揃えてナンバーズ!>

3 Hello! まっさらの自分
※ハロプロ研修生のオリジナルソング
4 Crying
※ハロプロ研修生のオリジナルソング
5 リアル☆リトル☆ガール
※ハロプロ研修生北海道のオリジナルソング、先日より一般発売開始

・オールスタンディング
・司会はアラケンさん
・その他スタッフは会場の専門学校に通う学生さん
・終演後にハイタッチでお見送りあり

ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3の総評

公演内でも本人たちが触れていたのですが、今月でちょうど、ハロプロ研修生北海道の誕生(お披露目)から1年が経過します。
最初は北海道に住む彼女たちがどれくらいステージに立てるチャンスがあるのだろうかとか、そもそも本当に続行可能な企画なのだろうかとか、そんな未知の不安ばかり先に立っていましたが、過ぎてみれば誰も欠けることなく無事1周年!
北海道で開催される各種ハロプロライブへの出演だけでなく、今年の春からは公開実力診断テスト(全員)や研修生発表会(選抜)への参加も始まり、いよいよ活動が充実してきました。
今回で3回目となる定期公演の彼女たちは、東京での大きいステージを一度皆が経験してきたからか、ときに頼もしく思えるくらいのステージングを見せてくれたのが印象的です。

ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3の印象的な話

【ハロプロ研修生北海道の円陣について】
司会のアラケンさんに舞台前の緊張をほぐす方法は?と聞かれ、「円陣を組むこと」と答える7人。
ハロプロ研修生北海道の円陣はどうやら年齢順に一人一人名前を言っていく℃-ute方式のようで、実際にステージでもその円陣を実演することに。
「はーちゃん!」「ぴか!」「かなみ!」「みのり!」*1と可愛らしい呼び名が続く中、北川亮ちゃんは一人クールに「キタガワ!!」
その後「ゆめ!」「めいめい!」と続き、(おそらく注意事項などの)お話をして「北海道、がんばるぞー!オー!!」の流れのようです。


【初参加!実力診断テストの思い出話】
前回の定期公演の終了直後、東京で開催された「Hello! Project 研修生発表会2017 ~春の公開実力診断テスト~」に初参加してきた北研のメンバーたち。
彼女たちにとってはハロプロ研修生の一員として、そして一人で初めて立つ、そんな大舞台でした。
司会のアラケンさんに感想を聞かれた北川亮ちゃんは「舞台袖でずっと泣いていました」。
その理由はパフォーマンスができたこと、緊張、ステージが無事終わったこと、それらがすべて混じった「ずっと涙」。
よく聞くと実力診断テストの日、北川亮ちゃんだけでなく北研のほとんどのメンバーがあの日泣いてしまっていたとか…?
(最年少の山﨑愛生ちゃんだけは一人ケロっとしていたとアラケンさんの報告)

※「Hello! Project 研修生発表会2017 ~春の公開実力診断テスト~」ダイジェスト映像(18:21~)


【研修生発表会に初出演した工藤由愛ちゃん】
北研の全員が参加した春の公開実力診断テストに続き、6月には、北研から工藤由愛ちゃん(タコ好きでおなじみの子)が東京の研修生発表会に初出演を果たしました。
とはいえ北海道からは彼女一人が参加ということで、工藤由愛ちゃんいわく「コンクリートのように固まってしまいました」。
ですがつばきファクトリーや研修生の先輩たちがたくさん話しかけてきてくれて、とても助かった、嬉しかったそうです。

※「一尺玉でぶっ放せ!/ハロプロ研修生(Live at Zepp Tokyo 2017/6/10)」(26:16~)


ハロプロ研修生北海道 ひとことメモ

【太田遥香ちゃん】中2

北研の”小さい最年長”。うろ覚えですが公演内でアラケンさんに「リーダー」って言われていたような…?
運動好きの彼女、ここにきてダンスがめちゃめちゃ伸びてます。動きはもちろん表情もこれまたものすごく良い。今後も要注目!

【佐藤光ちゃん】中1

北研の歌エース&モノマネエース。今回は全員曲だけのセトリだったので、歌アピールは少ししづらい回だったかも…
しかしこの子の一番良いところは歌唱力と、なぜかモノマネキャラがしっかり共存してるところ。並の歌エースでは終わらない!

【石栗奏美ちゃん】中1

北研のしっかりさん。最後の挨拶で全方向にむけてしっかり話をまとめる、そんなトーク力は大したもの。
基本内面の大人っぽさが見え隠れする彼女ですが、ジンベイザメのモノマネをやって無邪気に笑う姿は年相応でホッとするところも。あんな笑顔もっと見たい!

【河野みのりちゃん】中1

北研の隠れ実力派。研修生になる前はアーティスト方面のステージ経験もあった子ですが、定期公演では3回目を迎え、笑顔がすごく見られるようになりました。
作ってるとか媚びてるとかっていうより、歌や踊りを心から楽しんでる、そんな笑顔をする子。いつかギターも聴きたい!

【北川亮ちゃん】中1

北研が誇るスターアイドル。お米の美味しい蘭越町からやって来た彼女も、衝撃のお披露目からついに1年!
ダンスやリズムはまだまだ勉強中な彼女ですが、ライトを浴びたときのピカーっと輝く表情がほんとに目をひく、逸材です。

【工藤由愛ちゃん】中1

北研の注目株、とにかくタコが大好きな女の子。謎キャラ先行型……のような印象も少しありましたが、この子はここのところ急激にアイドルオーラがでてきてます。
アプカミ#73で一人出演した東京での研修生発表会の映像も見ることができるのですが、今回の北海道での定期公演を実際に見ても、いつの間にかパフォーマンスがはんぱなく伸びてる。
ここでパッとどこかグループに引き抜かれても、彼女はきっとやっていけるのでは?

【山﨑愛生ちゃん】小6

現時点で北研唯一のリアル小学生。諸刃の剣でもある最年少キャラがついにここにきてバランスがとれてきて、一気にトークが光ってきました。
あと今日は最後の挨拶で、「表情を目標にしていた」という具体的な課題がきけたのがすごくよかった。
しかも内容がまた良かった。「江戸っ子のめい、お姉さんのめい、リアル小学生のめい」、さてどれがどの曲か!!


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*1:ごめんなさい河野さんうろ覚えです