小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけ続け、執筆業になりました。著書『SMAPと、とあるファンの物語 -あの頃の未来に私たちは立ってはいないけど-』(双葉社)好評発売中

「5人になったこぶしファクトリーを、それでも応援したいと思う理由」 #kobushi_factory

久々に少しハロプロの話を書きます。
12/6のこの発表が、心に強く残ったハロプロファンの方もそれなりにいらっしゃるんじゃないかと思うのです。


こぶしファクトリー 田口夏実に関するお知らせ
ニュース詳細|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト

ハロー!プロジェクトをいつも応援いただきありがとうございます。
突然のご報告となりますが、このたび、こぶしファクトリーのメンバー、田口夏実との専属マネージメント契約を終了したことをお知らせ致します。

ここ数か月の本人の行動や出来事について、本人及びご両親とも話をしました。
そのうえで、こぶしファクトリー、並びにハロー!プロジェクトのメンバーとして自覚と責任を欠くものであったと判断し、途中解約に至りました。

日ごろより応援してくださっているみなさまには、このような結果を報告しなければならないことを深くお詫び致します。



というかこの手の発表に慣れた、慣れたと自分に言い聞かせていたはずの私も、昨日はぶっちゃけちょっと眠れませんでした…(笑)
なんでだろうな。
やっぱりハロプロ研修生として、小さな頃からその姿を見てきたからなんでしょうか。


最近はまた、「女性アイドルにとっては何が幸せなのか」ということが少しわからなくなってきています。
そりゃ30歳も過ぎれば10代の彼女たちに対して一時の判断で辞めない方がよかったというアドバイスもあるでしょう、でも幸せの定義は結局人それぞれで、アイドルとして何かを成すよりも友達や恋人との限られた今を大事にしたい、それが自分の人生における幸せなのだと言い切られるものなのであれば、それ以上、私たちには何も言うべきことばがない。


また30代まで全く違う世界に生きてきた自分が最近少しだけ、エンターテインメントの世界に触れて改めて感じたのは、アイドルが幼い頃から生きるその場所は、外部からすれば驚くくらい、幻のような未来図を合言葉にその柱が構築されているということです。
音楽も、演劇も、執筆も、本当は人間が生きることに対して、空いたお腹を直接満たせるわけでも、痛む体を治せるわけでもない。
多くの人の人生が交差する場所でありながら、非常に不安定なままゆらゆらと動き続けているその仕事の意義を、しかも世間的にはいまだに「アイドルを越える」が最大の褒め言葉になっている現状で、若いアイドルが早くから客観的に見出すというのはなかなか難しいことなのではないかと思うのです。


今年書いた本は、SMAPを主題にしましたが、未来でアイドルとして生きることを悩み始めた若いアイドルの子に、いつか手に取ってもらえればいいなとも思いながら作っていました。
きっと彼ら彼女らが一番に相談するのはメンバーやスタッフですが、不確かな足元の中でアイドルにアイドルの存在意義を最も説得力をもって伝えられるのは、いつだって私は「ファン」なんじゃないかと思います。
夢や幻のような世界がそれでも維持されつづけているのは、そこに現実的な支えを見出し、各々の人生にフィードバックしているファンがいるからです。
双方にとって大事なのは握手の回数でも認知でも成功でも失敗でもなく、人生のどこかで一人の人間として「アイドル」に何を見出せたかだと思います。


8人だったメンバーが6人になり、結果的にその6人としても最初で最後になってしまったこの数か月間のツアー、私は行けませんでしたが、活動にかける思いは今回辞めることになったその子も含めて、すごく前向きなものだったと聞きました。
そして5人となったメンバーが口にする”前を向く”、それは彼女たちがまだ人生の中でアイドルに何かを見出そうとしている、その表れだと思います。
友達や恋人との限られた今と同じように、アイドルとして生きる青春にしか見出せないものが彼女たちの中にある限り、私は遠くて近い人生の隣人としてこれからも変わらず応援します。

がんばれ、というか一緒にがんばろう、こぶしファクトリー。


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