小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「一人で行ったカントリー・ガールズ ライブツアー2015 @小樽初日」

2014年11月のメンバー発表から8か月、ついにこの日がやってきました。
カントリー・ガールズにとって初めての単独ライブツアーが2015年7月19日、北海道の小樽 GOLDSTONEから、いよいよスタートです!

前身のカントリー娘。の出発点だった北海道との縁を大切に引き継ぎ、同じく北海道から始まる新生カントリーのステージ。
さらにメンバーの北海道出身・稲場愛香ちゃんにとっては、ツアー初日が自身初めての単独ライブ・凱旋公演にもなりました。

今回は一ハロヲタ、そして地元北海道民として、新たな歴史の1ページをがっつり見てきたその感想を
あえて【ネタバレなしで】お伝えしてみたいと思います。
行った人はセトリと照らし合わせながら、これからの人は色々想像しながら!
自由に楽しく読んでもらえれば幸いです。

*1

* * *

まず本題に入る前に、ちょっとつばきファクトリーのことを

今回のカントリー・ガールズライブツアーには”フレッシュアクト”として、2015年4月にハロプロ研修生から誕生しデビューを目指す「つばきファクトリー」が参加しています。

*2

元々は6人なのですが、その中で谷本安美ちゃんは先日痛めた足の治療の為、今回の小樽公演は欠席。
最初に「谷本安美が足の怪我の為、本日は出演する事ができません。ごめんなさい」とメンバー*3 から説明があり、改めて「今回は5人で精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」という挨拶から、ステージが始まりました。

フレッシュアクトは本編直前に行われ、数曲を披露。
結成まもない彼女たちはまだ持ち曲が「17才」(南沙織のカバー)しかないので、自ずとそれ以外はハローの先輩の楽曲になるわけですが

…最初の曲のイントロが流れた時は、会場中から歓声というかどよめきというか色んな大声が出ましたw
山岸理子ちゃん曰くある共通点を持ち合わせた楽曲を、今回のつばきはカントリー登場前に披露します。

たぶん今日のフレッシュアクトと前日のハロコン北海道に関して、出演した5人は新人ながらこの数日で急遽フォーメーションの修正に対応しなければならなかったと思うのですが
顔に緊張が出ていたハロコンと比べると、今日のフレッシュアクトは多少自信がついたのか楽しそうな、生き生きとした表情でパフォーマンスをしていたのがすごく印象的でした。
自己紹介もやはり研修生というステージから一歩進んで、ちゃんと自分の言葉で話そうとしている姿勢が良かったですし、
岸本ゆめのちゃんに至っては、のっけから度胸ありすぎて大物感ハンパなかったです!
(※これいい意味で!会場も予測してなかった挨拶にかなり盛り上がってたw)

ちなみにこれは書いても大丈夫だと思うのですが(メンバー自身がブログにも書いてましたね)
初日の小樽は、つばきのみんなも握手会に参加していました。
ちなみに今日の順番は浅倉→岸本→新沼→山岸→小片!
まさかでてくるとは思ってなくて、私はまったく心の準備をしていないまま握手になってしまったのですが、間近で見るつばきファクトリーはみんなつやつやで、そして輝きを感じるレベルの可愛さでクラクラしました…!
私と同じように、特に地方在住の方は今回が初めての握手という人も結構多いと思いますので、参加される方はぜひハロステのライブ映像をチェックして臨むことをお薦めします。

…でもやっぱり、今日のステージはできることなら、6人で迎えさせてあげたかった!
今日出れなかった谷本安美ちゃんも、実は北海道出身だったりするんです(しかも彼女の場合は現在も住んでいて、通いでハロプロのアイドルとして活動中)。
せっかく縁あって集まった6人、次は全員元気な姿で”凱旋”を行えるように一ファンとして願っています。

そしてやっと書き始めます、今日の主役・カントリー・ガールズ

…ほんとにそしてやっと書き始めます、今日の主役!!
フレッシュアクトが終わり、ほどなくしてついに初単独ライブのステージに立ったカントリー・ガールズ!!

*4

昨年秋の結成以降、カントリーは結構ステージ経験も重ねての今日だと思いますが、やはり初単独の初日だけに、出てきた直度のメンバーは笑顔の中にも、大きな緊張をのぞかせていました。
ただその中に余裕で進行するメンバーが1人だけ…そう安定と信頼のプレイングマネージャー、嗣永桃子23歳!!
実はその後MCで明かされたのですが、後輩チームの4人は本番の1分前まで泣きだしそうなくらい緊張していたらしく、森戸小関・稲場山木の組み合わせで「頑張ろうね」とお互い抱き合って励まし合っていたそうで。
そしてなんとなくあぶれる形になったももちPMは、その光景を写真に収めるべく懐中電灯で一生懸命4人を照らしていたそうですw

…でもそんな4人の様子を見ていて、「初心に帰った」とも後に打ち明けたももちPM。
彼女の優しくしっかりした進行で、ついに『カントリー・ガールズ ライブツアー2015』の幕は上がりました!



明るく楽しく懐かしくもある、カントリーの初単独は王道のハロプロライブ

メジャーデビューしたとはいえ、来月リリースの新曲を含めてもまだ持ち曲は計4曲のカントリー・ガールズ。
そこでやはりお披露目ツアーの軸は前身のカントリー娘。を含めた、先輩たちのカバー曲になっていくんですが、まずカントリー娘。からの選曲に関して…初ライブとしては、もう100点のピックアップ!!
シングルのチョイスは誰がどう考えても正解と断言できてしまうラインナップ、あとアルバムからもあの人気曲を持ってくるのがリアルタイムを知っている者としては感激の一言でした。

あとカン娘。以外の先輩カバーに関して…
先に書いておくと今回はももちPMの意向もあってか、Berryz工房の楽曲はありません。
それ以外の各ソロ・グループからそれぞれまんべんなく、カバー曲がチョイスされた形になっています。
("Berryzは歌わない"の活動姿勢は個別握手会などでも以前からPM本人が明言していたそう)

…そんでまたこの各ソロ・グループカバーのコーナーが、はっきりいってとんでもなく熱い!!!

なんかあれですよね、それこそももちPMがかつてガチの新人アイドルとして活躍していた前後、2003年あたりのごちゃごちゃしたハロコンと2007年あたりの伸び盛りのワンダコンの雰囲気をミックスしたような
たぶん2000年代のハロコンを通ってきた人たちにとってはこれ以上ないど真ん中のセットリストになってますし、
ここガチで、できるだけネタバレ控えてライブで直接コール順応した方がいい!
少なくともあの頃のハロコン勢ならイントロだけで思い出せる!!

むしろ”天国的”な4人曲、”夏的”な3人曲、”休日的”な2人曲は曲かかっても最初あんまりコール出てなかったのは意外というか当然なのか、やっぱその辺はファンの入れ替わりをリアルに感じました。
地方公演は特にその傾向が強いかもしれません。
でもひとつだけはっきりいえるのは、今回のカンガル初単独は知ってても例え知らなくても、ハロプロが好きならきっと気分がアガってしまう、明るく楽しい楽曲ラインナップで構成されているということです!

ちなみに予習して臨みたいという方は、とりあえずカン娘。時代の楽曲だけでも抑えておくと万能かも。
オススメはアルバム『カントリー娘。大全集(2)』かベストアルバム『カントリー娘。 メガベスト』です。

* * *

せっかくなのでメンバーそれぞれの記憶もメモがてら


小関舞

非研修生組でグループ最年少、2002年生まれの小関舞ちゃん。
歌やダンスはまだまだこれからのところも多いですが、なんといってもこの子は舞台度胸がハンパないのが素晴らしい!
一番それを感じたのは、ももちPM以外のメンバーは初ステージということもあってなかなか客席を見る余裕がもててなかった中、一番早く笑顔をなじませて、後方のファンにもわかりやすく自身の明るさを伝えていけたところ。
あとMCで、ももちPMにあっけらかんと噛みつくのも改めて素晴らしいと思いましたw
(例:ラジオ体操の思い出話から「カントリーガールズでもラジオ体操の代わりに「許してにゃん体操」を踊ろう!」
と元気に提案するベテランももちに「振り覚えるのがめんどくさい」と平然と返す小関舞13歳)
小関・森戸の子供ペアは本当に見てるだけで幸せ!!!ほんとに!!!
今回のツアーも良い経験に、すくすくと育ってほしいです。

森戸知沙希

同じく非研修生組の”ちぃちゃん”こと、森戸知沙希ちゃん。
特にトークのような場面ではあまり前に出ず、気づいたら静かに赤面しているタイプの恥ずかしがりっぽい女の子なので一見、すごくおとなしそうなイメージがあると思います。
…ただ今回のライブですごく面白かったのが(もしかしたら回替わりかもしれないんですけど)
小樽では、彼女がある曲のバックダンサーとして出演する楽曲があったんです。
シンメ*5は先輩たちからもお手本にされるほどダンスの評価が高い稲場愛香ちゃんで、一体どうなるかなと思って見ていたのですがこれがまた…
イメージをしっかりくつがえすしなやかかつ確かな芯を感じさせるダンス!!
帰って来てからロコドル時代の映像も改めて見たんですが、バキバキ踊る稲場とも種別が違う、ハローの既存のダンスメンにもあまりいないタイプの子じゃないかなーこの子は…
カントリー、まだとんでもない逸材隠してるなと思います。少なくとも今の時点であれ見れる人は、かなりラッキーかも。

稲場愛香

元々地元の北海道でダンスのレッスンを積み、ロコドル*6としても活動していた時期がある稲場愛香ちゃん。
やはり今日、特に注目されていたのは凱旋となった彼女のパフォーマンスでしょう。
研修生時代からダンスは飛び抜けて目立っていましたが、歌も安定感があって、特にハロステダンス部でその実力を認められてきている最近は、メンタルの強さもしっかり身についてきているように思います。

この子に関することで忘れられないのは、やはり1月の地元・北海道でのメジャーデビュー発表時。
私はそんなに近くない距離で、確かその様子を見ていたと思うのですが、他のメンバーは笑顔を見せていたから余計に、
地元での発表に感極まって涙を抑えられなかった彼女の姿が強く印象に残っていて…
今までもたまに書いてますが、北海道在住の私は彼女のロコドル時代もオーディション時からたまたま見かけているので、
あれから、いや多分本人的にはもっともっと前の苦労や努力から、やっと今日のステージに立ったというのを思うとやっぱりどうしても、思い入れは強くなってしまいます(今日も実際グッときた)。
でも、いいなと思うのはあまり普段表向きにその苦労や努力を出さず、明るくアイドルしてくれるところかな。
色々とギャップを秘めてて、まだまだ引き出しも多そうな女の子。これからも北海道からずっと応援してるよー!

山木梨沙

後輩チームの中では一番年上、今年18歳になるハロプロ研修生出身の山木梨沙ちゃん。
実は高校生になってからハロプロ入り*7していることもあり、彼女の実質的なレッスン期間はまだ2年程度だと思うのですが、
それなりに下積みを経験してきた他のメンバーたちやそれこそ大ベテランのももちPMに揉まれても、しっかりステージで歌もダンスも結果を出せるのがまずこの子の凄いところ。
あとライブハウスの距離で初めて見てはっきり思ったのは…この子のビジュアルはなんか不思議な吸引力がある!
ビジュアルにおいて、幼い顔立ちの他のメンバーと少しまとっている空気、リズムが違うので、歌割を視線で追ってて、この子のところを通過するとその後彼女のビジュアルの印象がやけに刻み込まれたりするんですね。
この子を後列やサイドで発見した時の爆発力こそが、実はカントリー・ガールズのグループとしての一番の”肝”なんだと思います。
こういう子は後々予想以上にファンの支持が厚くなっていくタイプ。新規参入するならはっきり言って今です!

嗣永桃子

もはや説明不要、カントリー・ガールズにて現在第2のアイドル人生を送っているももちこと嗣永桃子PM。
前日のハロコンでもそして今回のカンガル初単独でも、ずーっと思ってましたけど、
少なくとも客前で今、完璧に新人グループの一メンバーに徹している姿勢は本当に尊敬の一言。
同期の℃-uteが最年長としてセンターでフィーチャーされる中で、探すとPMは最上階の端で堅実にバックダンサーやってたり、カントリー単独に関しても、ライブハウスの小さなステージで一切手を抜かずに完璧なパフォーマンスを見せてくれたり。
普通の23歳なら、絶対どこかでプライドにじみでますよ。というか出してもいい実績も十分すぎるほどあるでしょう。
でも今の嗣永桃子は少なくともグループの中では、ちゃんと「カントリー・ガールズの嗣永桃子」をやり通してるんです。
Berryzへの気持ちはもちろんファン、そして一番は本人が、色々抱いているものがあると思います。
だけどファンの距離から今の彼女の姿に一番の賛辞を送るとしたら、やはり「”カントリー”になってくれてありがとう」という一言につきる。
やっぱり、嗣永桃子は史上最強のプロアイドルです。

すんごく長くなってしまいましたが…とにかく今回のカントリー・ガールズの初ライブは見どころがギュッとつまっていて、先輩たちのライブにも負けないくらいの大きな盛り上がりを見せる、そんな明るく素敵なライブになっています!

最後に、北海道の人間から見たカントリー・ガールズの初ライブ

最後になりますが、「地元北海道」という視点から、改めて今回のライブの思い出を。

現在のグループに引き継がれた”カントリー”は、皆さんご存知の通り、今スーパーバイザーというポジションになっている里田まいちゃんが、後年はずっと1人で守り続けてきた名前です。
2006年のカントリー娘。の楽曲で、『革命チックKISS』という作品があります。
これは特に2001年以降、ほとんど単独名義で音楽作品をリリースできなかった後期カントリー娘。にとって、 *8
唯一といってもいいくらいのグループだけの、大切な大切なオリジナル曲でした。

私はカントリー娘。としてやってみたいことがたくさんありました。

もちろんたくさんの経験と良い思い出、温かいファンのみなさんとの身近な距離感、大好きな場所に変わりはありませんが、当時目標は他にもたくさんあって、単独ライブツアーやカントリー娘。としてメジャーシングルなんかも出してみたかった~!

1人になってからは私の実力不足で、それらを叶える事は出来ませんでしたが、

新たなメンバーを迎えて、カントリー娘。というグループが生命力溢れる元気いっぱいなグループになり、沢山の皆様に応援していただけるようになればいいなぁと思っています!

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グループ結成から改名までの15年で、たった一度だけ開催することができた2006年のカントリー娘。単独ライブ。
そこでも歌われたこの曲を2015年、カントリー・ガールズのライブ会場に向かう電車の中で外の景色を見ながら聴いていて、こらえきれないくらいの、感極まる思いがありました。

カントリー・ガールズにはこれから彼女たちが自分で作る、彼女たちだけの新しい未来が待っています。
その上で、でもその未来の最初の1日がここ北海道で現実になったというのは、里田まいちゃんを始め多くの人が支えたカントリー娘。という青春にとって、最高の恩返しだったのではないかと思います。

これから始まる新しい”カントリー”の物語、場所関係なくぜひ沢山の人たちに、見届けて欲しいです。
そして彼女たちの歌声との縁を感じたら、いつかここ北海道にも遊びにきてもらえると嬉しいです。
きっと素敵な思い出が、必ずできると思います。


<STORE>

*1:https://twitter.com/countrygirls_uf/status/622624733297684484/photo/1

*2:http://www.helloproject.com/tsubakifactory/

*3:確か山岸理子ちゃんがしゃべってたはず

*4:http://www.helloproject.com/countrygirls/profile/

*5:ジャニーズあたりで特によく使われる、左右対称に踊る2人のことを指す用語

*6:北海道の7人組グループ「PEACEFUL」。2011年結成、2012年解散

*7:2013年、高1の時に「モーニング娘。12期メンバーオーディションを受けたのが研修生入りのきっかけ

*8:2001年以降のシングルは全てカントリー娘。+モーニング娘。のコラボメンバー名義

「一人で行ったJuice=Juice LIVE MISSION 220 ~Code1→Begin to Run~ @札幌」

2015年7月17日、札幌ペニーレーン24にて開催された「Juice=Juice LIVE MISSION 220 ~Code1→Begin to Run~」に行ってきました!

今回のライブツアーは彼女たちが初めてホール規模の単独ライブを成功させた5月2日に発表されたもので、2016年の日本武道館・単独ライブ開催を叶えるべく、全国220公演という”MISSION”に挑むもの。
2015年6月21日の神奈川からスタートを切り、今回の北海道は7公演めになります。

今回はまだ始まったばかりのツアーということで、ネタバレは避けますが、4月にちょうどここ札幌ペニーレーン24で千秋楽が行われたファーストライブツアーと比べると…
とにかく今月発売された1stアルバム「First Squeeze!」の存在がでかい!!


2013年の結成から最近まで、彼女たちのライブは先発グループに比べて、どうしてもカバー曲のウェイトが大きいイメージがぬぐいきれないところが大きかったのですが、
今回は正直出だし一発目から今までとは違う面持ちの、ついに芯が1つ通ったような、そんな清々しさが感覚に痛快に広がります!
んでまたこのアルバムの出来がいいもんだから、なおさらワクワクとライブ空間に乗っかれてしまう。

今回の北海道公演はアルバム発売日以降、初のライブ披露の機会でもあったんですが、曲によっては実際イントロがかかっただけで大歓声が上がるものもあって、ファンの方がどれだけこのアルバムを楽しんでいるかというのが、ものすごく体感で共有できるようになってきています。
(もちろん私も6曲めとか9曲めあたりで思わず歓声上げてしまった一人です!)

あと今回はかなり久々に、近いエリアでじっくりステージを見ることができまして(番号の引きがよかった)
アルバムを聴いていると、やはりJuice=Juiceは宮本、高木、金澤の3人が要となって楽曲を引っ張っている印象、もちろんこの3人はステージでもかなり見ていて面白い、そしてパワーを感じさせるポジションになっているのですが
個人的に面白いなぁと思ってみていたのは、宮崎由加ちゃんと植村あかりちゃんの2人かなぁ。

*1

まず植村あかりちゃんは、GREENROOMなどでもたびたび取り上げられているように、ただいま菅井先生 *2のボイストレーニングを受けていることで有名ですが、その菅井先生の「元々歌えない子じゃない」という評価通り、今のツアーは特に、歌での見せ場がぐっと増えてきています!
声質に特徴のある宮本・金澤、そして高木のみなぎる声量ともまた違う、彼女の秘められた歌の素質が、今少しずつ、ほんとに少しずつ花を開き始めている、そんな感じ。
そして彼女の一番いい所は、多少心配があってもめげずにちゃんと切り替えて挑戦のチャンスを無駄にしない、その姿勢でしょうか。
今回のライブツアーはあーりーにとって、きっと大きなターニングポイントの1つになると思います。

あと宮崎由加ちゃん、彼女は以前つんくPも言及していた”困り顔”の印象もあってか、濃いメンバーの中ではあまりパフォーマンス中アグレッシブに前にでてこない…そんなイメージを思わず抱いてしまうんですが
実は歌もダンスも表情も、目を離してるスキにぐぐっと力をつけてきている!!
歌は安定感がでてきているしダンスもたまに「えっこんな動きできたっけ!?」って思うくらいの動作見せてる瞬間があって、あとゆかにゃの場合は、たまに金澤朋子ちゃんとは違う、はっとする大人びた表情を魅せるときがあるんですよね。
そして彼女はライブ経験や研究の延長線に発するものが、いい意味で研修生出身メンバーとは違う引き出しの上に成り立っているなと感じられることが多くって、
そしてそれって、研修生出身者が増加している現在のハロー!プロジェクトの中では結構グループの強みに成り得ると思うんですよね。

* * *

衣装替えも多く、スタンドマイクやタオルも用いてホールステージに向けて着々と実力を蓄えていっているJuice=Juice。
そして特に今回は歴史に残るであろう名作「First Squeeze!」を引っさげたリアルタイムのツアーということもあり!
一時期のハローならこれきっとホールツアーでこなしてた潤沢っぷりだと思うのですが、それをなんとライブハウスの距離で目撃者になれるという…
今の時代らしい、というか今のメンバーとファンの信頼関係だからこそ成立した成長のあり方なのかもしれません。

しかもこのライブ、確実にこれからまだまだ大きく進化を見せるはずです!
正直もう一度北海道公演あったら、例えセットリスト同じだったとしても普通に全然見に行きたいレベル。
それは彼女たちの成長力に毎回必ず予想以上に驚かされてきた経験があるからで、これを「全国でやってくれる」という奇跡を、私たちはこれから意義のある必然に変えていかねばなりません。

ちなみに今回は平日ということもあってか、地元民率がかなり高かったみたいで嬉しかったなー。
(挙手確認で植村あかりちゃんもとてつもない大声をあげていましたw)

参加された皆さん、お疲れさまでしたー!
そしてJuice=Juiceのみんな、素晴らしいステージを本当にありがとうございました!


<STORE>

*1:http://www.helloproject.com/juicejuice/profile/

*2:菅井英憲先生。10年以上前からハロー!プロジェクトメンバーのボイストレーニングをたびたび担当しており、一番有名なのがモーニング娘。6期メンバーオーディション・道重さゆみに対する熱烈な歌唱指導「にゃーお!!」

「一人で行った安倍なつみ Summer Live 2015〜Dreams〜@小樽」

今年に入り、さらに増加傾向にある、北海道のハロプロ現場。
2015年6月20日はなんと札幌でモーニング娘。6期メンバー・田中れいなちゃんの率いるLoVendoЯが、そして小樽ではモーニング娘。1期メンバー・安倍なつみさんが、それぞれライブを開催しました!

嬉しいことに現場が2つもあるという夢のような週末の北海道、私はと言いますと…この日は凱旋&元祖推しということもあって
小樽の安倍なつみさんのソロライブ、昼公演に参加してきました。

昨年に引き続き北海道出身である彼女の凱旋ライブ会場となった小樽GOLD STONEは、元々歴史ある小樽運河の倉庫の1つをエンターテイメントホールとして改装したもの。
現役ハロプログループも時折同会場でライブを行っていますが、梅雨のない北海道の6月の青空に、穏やかな運河の流れと時折聴こえるカモメの鳴き声、そこで開催される大人になった安倍なつみという組み合わせは、何時間たっても「最高」としか言いようがない…そんな晴れやかな記憶になりました!


この日は1年ぶりの故郷・北海道公演ということもあり、やはり客席には昨年と同じように、この日を心待ちにしていた沢山のお客さんが。
ドリンクチケットでアルコールも楽しめる大人な、でも明るい空気が会場を満たしていく中、生演奏のライブということでまずバンドメンバーの皆さんがステージに入り、そして客電が消え、いよいよこの日の主役・安倍なつみの登場となります。
(※以降セットリストのネタバレ含みます)

今回の「Dreams」は、6月17日に発売された同名のオリジナルアルバムがメインテーマとなっているライブツアー。
キマグレンのISEKIが提供した爽やかなオープニングソング『風を感じて』から、その贅沢なひと時はスタートしました。

「安倍なつみ Summer Live 2015 ~Dreams~ 小樽公演」

01.風を感じて
02.ポアンカレ
03.せんこう花火
04.嘘つき
05.小説の中の二人
06.Lady Greedy
07.お願い(アンジェラ・アキのカバー曲)
08.月色の光
09.トウモロコシと空と風
10.あなたに会えたなら
11.好きで×5
12.あなた色
13.beautiful
14.心の友(五輪真弓のカバー曲)
15.愛しき人


昨年はソロ10周年記念というタイミングもあり、これまでの歩みを振り返るようなライブになっていた印象があるのですが、今年のライブは一言でいうと「新しい安倍なつみの音楽」
クラシカル・クロスオーバーとの出会いも経て、きっと音楽に対する内面の感性もまたフレッシュに、アップデートされた所があるのでしょう。
海の見える景色と共に一人の女性の心情をたおやかに描いた前述の『風を感じて』の他にも、女性シンガーソングライターの山崎あおい*1が提供した『嘘つき』や同じく女性シンガーソングライターのAisaが提供している『ポアンカレ』『Lady Greedy』など、今までよりもグッと成熟し、そして今の彼女だから歌いこなせる上質な”大人のポップミュージック”*2を今年のライブではたっぷりと、堪能することができます。
また過去の作品から世界観をより深く表現できるようになった『小説の中の二人』*3、『あなたに会えたなら』*4などをチョイスしてきたことで、また新たに、そして劇的なステージングの進化が描かれているのもこのライブの魅力的な場面の1つ。

もちろんファンにおなじみの『せんこう花火』*5、『トウモロコシと空と風』*6、『あなた色』*7などは今回もしっかり配置されていますし、ここぞという場面でメロディが紡がれるのは、ある合唱団との出会いから生まれた名曲『beautiful』*8、そして彼女のライブにはもはや欠かすことのできない『愛しき人』*9
生バンドの音と完全に同化し、時には美しく、時には無邪気にその1曲1曲を歌い上げていく、進化し続ける彼女の音楽活動をまさに身と心で体感できる、今回はそんなライブツアーになっていると感じます。


今回私は軸となっているアルバム「Dreams」をあえて予習せず、ライブで初めてその楽曲を聴いたのですが、
…なんか途中からすごく不思議だったんですけど、今の安倍なつみ作品の充実度って、なんか松浦亜弥ちゃんが「ダブル レインボウ」(2007)や「想いあふれて」(2009)を出し始めた時のそれと、すごく重なるところがあるんですね。

私は2人と同年代・同性なので、より気になった部分でもあるのかなと思うんですけど、
それぞれのアルバムが既存のソロワークスと大きく姿を変え始めたように感じられるのは、迷いのない成熟した女性の美しさや強さがどの曲にもしっかり注がれているからで、だからこそ音楽という物語が、より深く色濃く胸に染み渡る。

…もちろん両者はキャリアも声質も芸能人としてのパーソナリティも全て違いますし、そもそもファンの方にとっては時期の前後もつっこみたくなる所だとも、充分わかっているのですが
それでも今回その気づきをあえて書き残しておきたかったのは、

後年になって歌手・松浦亜弥がその実力と作品をちゃんと評価されたように、クラシカル・クロスオーバーとはまた別の部分で、きっと歌手・安倍なつみのソロワークスも、いつか同じ”その時”がくると思います。

* * *

地方に住んでいると特にグループ卒業後のハロプロOGに関しては、なかなかその目で、その耳で直接活動を確かめられないっていうのがはがゆいところでもあるのですが…

今回なっちライブに参加して一番嬉しかったのは、後輩だけじゃなく、ちゃんと先輩も進化を続けているというその確かな瞬間を、直接体験できたこと。
またいつか、「おかえり」を伝えられますように!


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”あなたが愛したこの街”で、いつまでもずーっとずーっと、待ってます!


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*1:ちなみに山崎あおいは安倍と同じく北海道出身のソロアーティスト

*2:ちなみに今回のセットリストには入っていませんが、アルバム収録の『Summer Breeze』も、実は元Cymbalsの矢野博康が作詞作曲で参加しています

*3:2007 / 10thシングル『息を重ねましょう』カップリング

*4:2008 / ベストアルバム「安倍なつみ ~Best Selection~ 15色の似顔絵たち」収録曲

*5:1999 / モーニング娘。の2ndアルバム「セカンドモーニング」に収録されている、グループ在籍時の安倍なつみのソロ曲

*6:2000 / モーニング娘。時代に安倍なつみがソロで出演したカネボウ「SALA」のCMソング

*7:2004 / 安倍なつみの1stアルバム「一人ぼっち」に収録

*8:オリジナルはかもめ児童合唱団が2010年に発表したオリジナルアルバム「焼いた魚の晩ごはん」に、安倍なつみがゲストボーカルとして参加しているもの。その前後に両者はライブを通じて共演するなど親交も深めており、以降安倍なつみ単独ライブでも、同曲は大切な1曲として歌われるように。そして今回の「Dreams」では彼女のソロ作品として初めて、『beautiful』が音源化された(収録曲の正式なタイトルは『beautiful(2015 Dreams Ver.)

*9:2007 / 安倍なつみのミニアルバム「25 ~ヴァンサンク~」に収録

「地方民も行った℃-uteコンサートツアー2015春~The Future Departure~@横浜アリーナ」

2015年6月11日。
アイドルグループ℃-uteにとって結成10周年のメモリアルデーとなったこの日、その瞬間に立ち会うべく…ついに横浜アリーナに行ってきましたー!

2013年の秋ツアー以降、私の住んでいる北海道では℃-uteの単独ライブは開催されておらず、またリーダーの矢島舞美ちゃんがメッセージを送り続けてきた「参加できなかった人」のリアルな体感を持っておきたいというのもあったので、この2年間、私はずっと生の℃-ute単独ライブを見ずに過ごしてきました。
でも、この日は絶対に行く理由があったし、行かなきゃ後悔すると思いました。
℃-uteにとっての夢の景色は、ずっと昔から応援しているファンにとっても、いつか見れると信じていた、夢の景色でした。

『℃-uteコンサートツアー2015春~The Future Departure~』 横浜アリーナ公演

 --シングルMVのVTR--
01. まっさらブルージーンズ
02. 即 抱きしめて
03. 大きな愛でもてなして
04. わっきゃない(Z)
05. 桜チラリ
06. I miss you
07. 悲しき雨降り
08. ほめられ伸び子のテーマ曲
09. メドレー
  夏DOKIリップスティック~ディスコ クイーン~地球からの三重奏~君の戦法~通学ベクトル~One's LIFE
10. 江戸の手毬唄II
11. 心の叫びを歌にしてみた
12. 世界一HAPPYな女の子
13. SHOCK!(ハロプロ研修生)
14. Flashdance... What a Feeling(カバー曲)
15. 次の角を曲がれ
16. 君は自転車 私は電車で帰宅
17. The Middle Management~女性中間管理職~
18. ひとり占めしたかっただけなのに
19. アダムとイブのジレンマ
20. 悲しきヘブン
21. Midnight Temptation
22. 都会っ子 純情
23. Kiss me 愛してる
24. 僕らの輝き
25. ザ☆トレジャーボックス
26. 超WONDERFUL!
27. Danceでバコーン!
28. たどり着いた女戦士
29. JUMP
30. 我武者LIFE

* * * * * *

ライブ内容についてはもう日にちが経っていることもあり、ほぼ感想は出尽くしちゃったかなと思うんですが、それでもあえて好きに書き残させてもらうと、まず…
もう最初の「シングルカウントアップVTR」だけで私はめちゃくちゃ鳥肌立ってました!
VTRが始まった瞬間のどよめきで、「これは既存のツアーに全くなかったものなんだな」*1っていうのが感覚的に伝わったし、だからこそ押し寄せる今の℃-uteの強さ、凄さですよね。
10年目の記念日に守りに入るんじゃなく、最高の形でむしろ攻めにきたんだこの人たちはと。
誇らしいとか勇ましいとか、それ以上にこの人たちは逃げることなく10年を背負いにきたんだと。
しかもVTRに目をやればこの10年ひとっつも見落とすことのなかった思い出が、メンバーだけじゃなく自分の中にも溢れてくる。
すでに泣きました。わんわん泣きました。
でもあの一瞬すべてが明るくふっとびました。ずっと大好きなセリフでした。

「まっさらブルージーンズ!!」

萩原舞

ハロプロに入った頃のマイマイは、きっと仕事関係の近しい大人も似たような感想を持ってたところがあったんじゃないかと思いますが、大人のファンにとっても当時は何を思っているのか全くわからない…
とにかくめちゃくちゃな幼さ、でも一方でははっきりと、れっきとしたハロー!プロジェクトの一メンバーでもありました。

℃-uteが結成された時も、まだバリバリ子供で、しまいには謎の経緯でサングラスキャラまで設定され、今振り返っても℃-uteの初期、特にマイマイあたりのブランディングは、なんかむちゃくちゃだったなぁと思います…(笑)
でもそれが回りまわって10年め、まっさらでマイマイがもう一度サングラスかけてステージに出てきた時は、正直やられたと思いました。
謎のサングラス少女が、あんなかっけー℃-uteの萩原舞になるなんて反則でしょ!!!
一言でまとめると、あのサングラスの奥には”アイドルの分析不能の奇跡”が隠されていたんだなぁってやっと一つ答えがでました。
答えが出るまで10年。短いようで、長いような、でもやっぱり短いような、あっという間の月日だったように思います。

私はこの10年の中で、今の「℃-ute萩原舞」が一番好きです。
好きというか、やっと自然体の萩原舞という気持ちにファンが出会うことができた、そんな嬉しさのような気もします。
言葉だけで年数を数えても、実際にはマイマイは悩んだり苦しい表情をしていた時間の方がずっとずっと長かった。
だからこそ、今を楽しんで、笑って、時には甘えて、そして前を向いて。
もうすぐ始まる20代は今までの分まで、明るくかっこよく突っ走ってほしいなって、
ただそのことだけを一ファンとして願っています。

最後に…Mステでマツコさんが言ってた「3年前には仕上がってた」っていう言葉、あれはね、やっぱり萩原舞の成長という最後のピースが揃った瞬間に実ったものなんじゃないかと思います。
目を惹く顔立ちの舞ちゃんが色っぽさを湛えた瞬間に、可愛くてかっこいい℃-uteの魅力はついに完成しました。
℃-uteの垢抜けたビジュアルイメージを今牽引してるのはまじで実は萩原舞です!

岡井千聖

岡井ちゃん。あなたがまだ小学生だった頃、私はロマンティック浮かれモードの藤本美貴の歌マネで大人顔負けのビブラートを効かせていたあなたを見た瞬間から、「こいつは絶対将来歌唱メンになるぞ」と確信していました。
でも思ったよりもずっと長い時間、あなたは目立つ歌パートをなかなかもらえませんでした。
なんでかなぁ、あんなに歌の素質があるのになと、当時事あるごとに思っていました。
今「℃-ute 10th Anniversary Book」も読んだ上で、一つ思ってる事があります。
…どんだけバックステージでも素で子供だったんだよ岡井ちゃん!!!(笑)

岡井ちゃんもハロプロ加入時は本当に子供という印象で、でもマイマイと違ったのは、昔の岡井千聖は思ってることが全部表に出てしまうタイプの子供でした。
でもファンとしては、芸能界に入った子供なんだから、表に出てるのはある程度脚色した子供っぽさで、裏ではもうちょっと大人とうまくやってるのだろう…と信じてた節があります。
…からの「℃-ute 10th Anniversary Book」のインタビュー読むと、裏でもあのまんまだったのかよ!!という衝撃。
ある意味そんくらい普通の子供が突然するっとプロになってしまったという衝撃でもありますよね、岡井千聖というアイドルは…!!

でもやっぱり、岡井ちゃんはなるべくして、「℃-ute岡井千聖」になったのだと思います。
これも前から思ってたけど、なんでもこなせてしまう超人アイドル・鈴木愛理にはグループ内にいい意味でのライバルって絶対必要だったし、それに完璧な形で成り得たのは、年上の村上愛じゃなく、やはり同い年で真逆の声質を持った岡井千聖だったと思うんですよ、
例え歴史がどうなっていたとしても。

岡井ちゃんが今スリートップの一角を担っていたり、ツートップの一角を担っていたり、時には一人で会場全体の耳をぐっと惹きつけている、そんな未来の今って私にとっては「最高の現実」ってことば以上に思いつくものがないです。
結局子供だろうがなんだろうが、あなたは℃-uteの未来を明るく照らす大切な可能性の1人だった。
横アリで「僕らの輝き」が聴けたのも本当に本当に嬉しかったです!

鈴木愛理

結論から言います。私が℃-uteをずっと応援してきてよかったなと思えた出来事の1つは、愛理ちゃんが心の底から℃-uteであることに誇りをもってステージを一緒に作り上げているその瞬間を、この目で見られたときです。

愛理ちゃんは岡井萩原とはまったく違う性格で、なんならキッズオーデの時点からすでにどこか子役っぽい成熟*2も持ち合わせていたから、見ていて表向きに、あんまり外野を振り回したことっていうのはなかったと思います。
でもファンだからこそなんとなく見えてしまう本音の苦しそうな時期っていうのは実際にあって、それは最近本人も触れていましたけど、彼女自身が℃-uteのメンバーである意味を見出し切れていなかった頃。

最近やっと公に語ってくれるようになったので言及できますけど、なんならデビュー2年目以降~同い年の岡井ちゃんが前に出てくるまでは、大なり小なりそういう部分を、鈴木愛理という人はどこかずっと持ち続けていたような気がします。
今振り返ってみると、それはある意味、一見完璧なアイドルに見えた一人の女の子の10代という実像が投影されていた悩み、そして苦しみだったのかもしれません。
そしてファンなりに苦しかったことがあるとすれば、結局ファンはそういうのをなんとなく飲み込みつつ、知らないフリでグループを応援し続けることくらいしかできなかったという現実で…

だからなんだかね、そういうのを経て10周年のステージで今や沢山の同性からも熱い声援を受けて、何より一緒にステージに立つ仲間のパワーに自信をもって大好きな歌を歌っている、そんな「℃-ute鈴木愛理」が成立した今って、それはそれで、また奇跡みたいな感動のようにも、私なんかは、ちょっと感じてしまうところがあります。

あなたが℃-uteになってくれて、本当に良かった。

中島早貴

今までこのブログであまり書いてないと思いますが、中島早貴ちゃん…
(すいません今でも個人的にはこの呼び名がしっくりきます)なかさきちゃんには実は、個人的に、この10年色々と思い出があります。

まず私のヲタ人生の中で、初めて”ヲタT”を買ったのが、実は2007年のなかさきちゃんでした!
(Cutie Circuit 2007 ~MAGICAL CUTIE 感謝祭~)

元々℃-uteは箱推しだったんですけど、その中でも特になかさきちゃんが気になった大きなきっかけは、確かその年の春に行われた「℃-uteコンサートツアー 2007春 ~ゴールデン初デート~」のライブ映像。
その頃のなかさきちゃんは7人も在籍していた℃-uteメンバーの中で、性格的にもスキル的にもまだなかなか前に出られない所があり、当時ほぼ在宅だった私なんかは、なかさきちゃんが目立ってるシーンってあんまり目にできる機会がなかったんです。
ただ2007年の春ツアーの中で、アルバム『2mini~生きるという力~』に収録されていた、なかさきちゃんとマイマイだけが歌う「ディスコクイーン」という曲がセトリに組み込まれていて、そこで(少なくとも私にしてみれば)初めて、なかさきちゃんが会場中の「なっきぃコール」を浴びるという場面が訪れる。
そこでステージから少し客席を見上げるなかさきちゃんの一瞬に、当時の私はものすんごくドラマ性を感じていました。

あともう一つこの頃記憶に刻まれているのは、確かこの年くらいから、なかさきちゃんのダンススキルがちょっとずつ注目されるようになっていったんですよね。
やっぱり何か自信を持てなかったような女の子が、一つずつ強みを見つけていくっていうのはものすごくグッとくるところで、
私その年の暮れに行われた「都会っ子純情」のリリイベ握手*3で実際に「ダンス凄く上手くなったね!いつも見てます、これからも応援してます」って、直接本人に伝えたことがあるんです。
その時のなかさきちゃん、やっぱりディスコクイーンのあの時と同じ表情で、目を見てグッって何回も手を握り返してくれたこと。今でも覚えています。
あれから、8年。

当時「ゴールデン初デート」に行けなかった私にとって、まさかこんな大きな℃-uteライブの会場で、自分があの「なっきぃコール」の一員になれるなんて、思ってもいませんでした!!

…あのメロディが流れた瞬間から、私はもう無我夢中でひたすらステージを見つめていて、途中でなんとか我に返って、モニターのなかさきちゃんの表情を確認しました。
「℃-ute中島早貴」はあの頃と違い、もう堂々と、上を見上げていました。
すっごくかっこよかったよ、夢を叶えてくれてありがとう、なかさきちゃん。

矢島舞美

そして、いよいよ最年長の舞美ちゃん。

なんかここまで年下メンバーの10年をごっそり振り返ってきた上で、改めて思うのは…
他の4人は結果的にこの10年でもんのすごく変わる部分を秘めていた女の子たちだったのに対して、舞美ちゃんだけは、いい意味で最初からずーーっと変わらなかった。
ずっと変わらないでいてくれた。
結果的にそのことに、全て救われてきたこの10年だったなって。

みんな色んな悩みを抱えていて、バラバラになったり、時にはそれが別れに繋がったこともあったんだけど、でも℃-uteというアイドルグループが途中で空中分解せずに10周年を迎えることができたのは、やっぱり最終的にはいつも舞美ちゃんの突き抜けた優しさ、そこに”帰る場所”がずっとあったからで。
そしてメンバーだけじゃなく、ファンにとってもそれは同じ意味をもたらしていたところがあったと思います、どんどん”会えるアイドル”が当たり前になっていったこの時代に、”会えないファン”の行き場所をずっと守り続けてくれたのが、「℃-ute矢島舞美」という人でした。

リーダーのあなたに、伝えたかったことがあります。
それは℃-uteにとって初めての横浜アリーナ単独公演が、インディーズ時代のシングルメドレーから幕を開けた時。
アリーナ席で真横から中央花道に一列に並んだ℃-uteを見た時、不思議なんだけど、私は本当に、そこに8人の℃-uteが立っているような、そんなイメージを覚えた瞬間がありました。

最初に私が℃-uteを好きになった時、℃-uteは8人グループでした。
℃-uteがインディーズデビューを迎えた頃、私はちょうど実家を出たばかりの新卒1年目で、色々慣れなかったり苦しいこともあった日々の中で、その頃狭いワンルームの自宅に帰ると、いつも寝るまでずっと夢中になって、℃-uteの映像を見ていました。
中でも一番見ていたのが、2006年5月のSSAでのライブ映像だったと思います。
カラフルなミニドレスで一生懸命歌い踊っていたあの頃の8人の℃-ute。
私が横アリの日、℃-ute横アリの中央花道で重ねてみていたのは、きっとあの℃-uteの姿だったのだと思います。

2015年の℃-uteは、8人の幼かった女の子たちを、本当に大きな横浜アリーナのステージまで連れていってくれました。
「気持ちは8人」、横浜アリーナであなたがいったその言葉は、私自身の年月をもってしても、やはり嘘ではなかったのだろうと思います。

* * * * * *

最後に、今回横浜アリーナで、あんなに大きい会場で、久しぶりに℃-uteの単独ライブを見る事ができて。

私がこの記事の最初に「ファンにとっても夢の景色だった」って書いたのは、実際に私自身が、まだ℃-uteが今より多い人数で活動していた時期に…
何かのライブを見ている中で、「この子たちをもっと大きなステージに立たせてあげたいな」って、はっきり思ったことがあったんです。
「きっとこの子たちなら立てる」って、そう信じてもいました。
でも結局、私も含めて当時のファンは、℃-uteを実際に大きいステージに立たせてあげることは実現できなかった。

横アリで途中から、すごく思っていたことがありました。
それはここ数年のモーニング娘。の時もそうだったけど、横浜アリーナの景色を℃-uteに見せてくれたのは、結局は℃-uteに気づいてくれた沢山の新規ファンの皆さんが全てだったんです。
皆さんが℃-uteに気づいてくれて、好きになってくれたから、℃-uteはあの日横浜アリーナのステージに立つことが出来ました。

℃-uteが無事に11年目に突入した今、改めて抱いているのは、新しく℃-uteを好きになってくれた皆さんの存在も含めて「ずっと℃-uteを好きでいつづけてよかった」、ただただその気持ちです。

…℃-uteが結成された頃から時は経ち、2005年当時は21歳の大学生だった私も、いつしか家庭持ちの31歳になってしまいましたけども…(笑)
でももうこうなったらこの先、いつか彼女たち自身が違う道を選ぶその瞬間までは、いくつになってもどんなことがあっても、とことん℃-uteを大好きでい続けようと思います。

でも同時に今は、”その時”を選ぶタイミングじゃない、とも思います。
私は11年目も、℃-uteに対して今また同じことを思い始めています。

「この子たちを、もっと大きなステージに立たせてあげたい」!


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*1:私は横アリ終了後まで、以前のセトリはあえて一切確認しないようにしていました

*2:アップフロントミュージックスクール出身というのも大きかった思いますが

*3:「℃-ute Cutie Circuit 2007 ~都会っ子純情~ 札幌 ノルベサ X'mas握手会」

「一人で行った吉川友 『花』インストアライブ&握手会@札幌」

2015年6月6日、HMV札幌ステラプレイス店で開催されたソロアイドル・吉川友さんの新曲インストアライブ&握手会に参加してきましたー!

吉川友さんは元々2006年のモーニング娘。8期オーディションをきっかけに、3期生*1としてハロプロエッグに加入。
エッグ在籍中からハローのステージはもちろん、アニメ「きらりん☆レボリューション」の”花咲こべに”役でも注目を集め、2011年にシングル「きっかけはYOU!」でソロアイドルとして念願のデビューを果たしました。

最近は「チーム・負けん気」*2のメンバーとしても活躍している彼女ですが、今回は本来の吉川友名義で、約2年ぶり*3となる北海道での単独リリースイベント。
この日は翌日に単独ライブも控えている中、札幌各所で全3回のイベントを開催し、その中の1発目となったHMV札幌でのイベントでは、計2曲をたっぷりじっくり聴かせてくれました。

2015年6月6日 / 吉川友 『花』インストアライブ@HMV札幌(1回目)レポ

1曲目:『こんな私でよかったら』

軽く挨拶や自己紹介をした後に、さっそく1曲目がスタート。
まず最初に披露したのは2011年12月に発売した3rdシングル曲、『こんな私でよかったら』でした。

この曲は以前、公式のファン投票*4でも1位に選ばれている人気曲なんですが、これ…はっきりいってもっと評価されていい2010年代アイドルの名曲!!!
リリース時に出演したTBSの歌番組「カミスン!」における曲そのもののパワー&堂々とした生歌はいまだに衝撃的で、たぶんこれ楽曲派&女性ファンが定着してきた2013年以降のリリースなら、絶対もうちょっと反響あったレベルの楽曲です。
あまりにも美人すぎるそのポテンシャルと何より同性ファンの参入タイミングから少し早いリリースだったのが、今でも惜しまれる。

この曲は以前それこそチーム・負けん気のライブで一回パフォーマンスを見た事があるのですが、ライブで見てもリリイベで見ても、等身大の可愛さと歌声の美しさが際立ってすごく心をもってかれます!!
何より新規ファンにも自信をもって推せるような楽曲を、地方リリイベにちゃんと入れてきてくれるというのが嬉しいじゃないですか。
実際私はこれを至近距離で聴けただけでもものすっごく幸せでした。
(※こういう興味で地方・新規ファンはまだまだ開拓できそう)

2曲目:『花』

そして次に「1曲フルでやります」と披露されたのが、このイベントのメインともいえる9thシングル、2015年5月にリリースされた最新曲『花』。
この曲は以前レビューでもご紹介しましたが、1曲がアイドル史上初の”17分25秒”という超大作で、女の一生を花になぞらえ、歌手・吉川友が第一楽章~第三楽章まで一人でその世界を表現していきます。

※当ブログでの楽曲レビュー
drifter-2181.hateblo.jp

私は『花』を生で聴くのはこの日が初めてだったんですが、一番びっくり&興味深かったのは、歌っている時のきっか自身の表情でした。

CDショップの中でのミニライブということで、ステージからは当然普通の買い物客も見えているだろうし、立ち見しているファンの私にも、周囲の日常音(会話や足音、店内BGMなど)が耳に入ってきます。
ステージ上のきっかも歌い出し(第一楽章 ~ヒナゲシのように~)は、たぶんそういう風景が視野に入りながらの表情になっていて、まぁそうだよな、ここそういう環境だもの、と納得しながら冷静に見ていました。

ただ、第二楽章 ~アネモネの恋~の部分に差し掛かったあたりからでしょうか。
このパートはセリフから楽曲が始まっていくのですが、セリフを語り出したあたりからだんだんとスイッチが入ったのか、吉川友の目が店内インストアとは思えない、ガチのステージモードに入っていきます。
そして朗々と歌い出す吉川友。

ここで改めてソロアイドルの強みを思い知ったのは、双方の視線がどうしても散らばりやすいグループと違い、ソロは本人がトランス状態に入ると、客もマンツーで一気にその世界に誘われてしまうということ。
はっきりいって私、店頭リリイベであそこまで周囲の雑音の記憶ないの初めてです。
なんなら後ろにあったスクリーンすら視界に入ってない。
曲中私の見ている世界に存在したのは完全に、ライトを浴びてステージで歌う吉川友、その一人だけ。

その後にアイドル的王道フィナーレとも言える第三楽章 ~コスモスへの祈り~があったから無事現実世界へと帰ることができたものの、結果的に『花』という楽曲を通して、私は今回、吉川友がなぜソロアイドルとしてデビューしたのか、これ以上ない衝撃と共にはっきり理解できた気がします。

彼女には、ソロという環境を最大限に生かせるスキルが全て完璧に備わっていた。
グループアイドルがまだまだ主力の時代ですが、それでもアイドルの歴史全体で見ればソロアイドルが生まれ続ける理由というのは絶対にあって、
吉川友はどんな時代に生まれても、きっとソロアイドルになる運命の女の子でした。

…ちょっと”選ばれしアイドル”という言葉まで浮かんだくらい、この『花』の生披露は例えインストアライブという環境でも鳥肌ものだったということを、今回一番伝えたかったです。
これほんと結構本気で。

* * *

私は残念ながら用事が重なったため、今回の北海道現場はこのイベントしか参加することができなかったのですが、翌日の6月7日には札幌MESSE HALLにて、「吉川友 7大都市ツアー2015 ~友言実行!~」の千秋楽公演が開催されました。

「勝手にmcでも言わせて頂きました。
もしまたツアーが、出来るなら!
次のツアーは札幌からスタート!!!!!!
日本列島の上から攻めてみたい!
友言実行出来るかな??」
(吉川友オフィシャルブログ / 「7大都市ツアー」

…あんなリリイベ見せられちゃうと、もしまたツアーがあるのなら、次は絶対行きたいわ!!
また東京方面にお住まいの方は6月もまだ『花』のリリイベに参加できるチャンスがあるそうなので、ご興味ある方は一度ぜひ、”ソロアイドルにしかできないあの世界観”を体験しにいってみてください。


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YOU the 3rd.~WILDFLOWER~

YOU the 3rd.~WILDFLOWER~

  • アーティスト:吉川友
  • ユニバーサル
Amazon

*1:エッグ加入順で言うときっかは真野恵里菜ちゃんの1期後輩、現モーニング娘。'15の譜久村聖ちゃん&現アンジュルムの竹内朱莉ちゃんの1期先輩にあたります

*2:THE ポッシボー、アップアップガールズ(仮)、吉川友の計13人で結成されたスペシャルユニット。全員がハロプロエッグ出身かつ非ハロプロのアイドルたちであり、2015年2~3月には初の全国ツアーも行われた

*3:前回は2013年5月の2ndアルバム「Two YOU」発売時…のはず

*4:参考:「吉川友「きっかフェス」で人気曲ランキングを披露」 / 音楽ナタリー / http://natalie.mu/music/news/83829

「アップアップガールズ(仮) のライブを今見ないときっと後悔する、その3つの理由」

2015年5月16日、札幌のKRAPS HALLにて行われたアップアップガールズ(仮)の全国47都道府県ツアー・北海道公演を見てきました!

2011年にハロプロエッグ出身の7人によって結成されたアップアップガールズ(仮)は2年ほど東名阪中心にライブ・イベント活動を行った後、2014年頃からは地方にもその人気と活動の幅を少しずつ広げ、2014年6月にはかつてバックダンサーとして立っていた”ハロプロの聖地”、中野サンプラザでの単独公演を見事大成功させるまでになりました。

その流れの中で現在は、次なる目標「日本武道館での単独公演」を追いかけ、全国47都道府県ツアー「RUN!アプガRUN!ダッシュ」で全国各地のライブハウスを回っているのですが、

…前置きはこんくらいにして、私は今回約1年ぶりにアプガの単独ライブを見る事ができたんですけど、
はっきりいって衝撃以外の何物でもなかった!!!!
とんでもないライブ見た!!!!
とんでもねー場に私は居合わせてしまったと思った!!!!!

というわけで今回は北海道公演のその記憶や驚きを元に、いつものレポとはちょっと趣向を変えて「アップアップガールズ(仮) のライブを今見ないときっと後悔するその理由」というテーマで、既存ファンのみならずその魅力を今改めて全世界の皆様に、ギュッとわかりやすく紹介してみたいなと思います。

1:ノンストップでずっと歌い踊り続ける「究極のライブ特化型アイドル」の誕生

今回予備知識なしでライブに臨んで、一番衝撃的だったシーンがあります。
それは中盤の、さらっとした曲紹介からその幕が上がった『ノンストップメドレー』でした。

通常のアイドルライブでも、終盤にショートverの楽曲を5~6曲繋げた『メドレー』形式のパフォーマンスはよく見られます。
ただ、アプガの場合は、その中身がまったく違うんです。
アプガはMCや転換、衣装チェンジを全部とっぱらって、曲間もずっと音と光(照明)が繋がれたままのステージをいきなりファンに見せ始めました。
しかもフルverも沢山盛り込んた120%の全力メドレー、なんと合計15曲。

思えば昨年末に、東名阪で最長2時間のノンストップライブを行ったというニュースは目にしていました。
ただ、あくまでもそれは特別なイベントとして用意されたものだと思っていたんです。
ただでさえ10~20代の女の子がやるにはあまりにも非日常すぎる事柄、その尋常じゃない挑戦がもし成立するとしても、それはきっとファンの数が多いホームという条件だけだろうと…

しかし、現実は全く違いました。今のアプガはなんと、地方のたった1公演でも普通に『ノンストップメドレー』をぶっこんでくるようなアイドルグループになっていました。
そしてホームの東名阪ではなく遠く離れた地方公演でそのパフォーマンスが、最後まで肩で息もせず、最高に可愛い笑顔のまま無事本編終了までぶっ通されたのを見て、私はその瞬間「究極のライブ特化型アイドル」がまじでこの世界に誕生したのを目撃しちゃったんだと思って、アイドルのライブ見て初めて、鳥肌が立ちました。

2:苦悩の末にたどり着いた、”見る”のではなく”踊らせる”というオリジナリティ

あと公演を通してすごく印象に残ったのが、特に五感に注ぎ込まれる「ダンスミュージック」という感覚のインパクトでした。

ハロー!プロジェクト本家*1を引き合いに出すと、
例えば℃-uteやモーニング娘。'15あたりのステージは、どちらかというともう少し「ショー」的な魅せ方が強いんですね。
コールや振りコピ、クラップなどのファン文化はもちろん共通しているんですけど、その他の演者の空間構築の部分で、ハロプロ本家はヴォーカルそのものの美しさをじっくり引き立たせ提供したり、曲終わりの余韻であったり、それこそ完成度の高いフォーメーションダンスもそう、
基本的にはレベルの高い「ショー」を提供することでファンを魅入らせ、空間を一体化させるやりとりなんだと思います。
(それはそれで一ファンとして大好きな場所だったりするんですけど)

その上で、じゃあアップアップガールズ(仮)のステージはどの方向へ行くのかってなった時に、結果として”ハロプロに入れなかった”未来である今、彼女たちはハロプロ仕込みのリズム感と何より音楽を通じて、観客を「踊らせる」方にいったんじゃないかと。

実際のライブでも、もちろん聴かせる楽曲はところどころ組み込まれているんですが、でもそれらもよく聴くと後ろのビートがかなり効いていたり、そもそも全体的にマッシュアップなりリミックスなりの味付けが施されていたり、
思わず振りコピを覚えたくなるハロプロのステージ空間と違って、アプガは例え曲やダンスがわからなくても、自然と体が動いたり、リズムとったりって方に自然に感覚が持っていかれるんですね。

そして何より大事なのは、彼女たちが少しずつ目標を現実にしていったことで、ハロプロの対極にあるそのステージングに、彼女たちは自信を得た。

…今までアプガにとって最大の障壁となっていた「ハロプロにはないオリジナリティ」という要素を、その存在を、私は今回のライブでついに初めて、はっきり感じ取りました。

3:実はMCもしっかりしています

最近アイドル、特にハロー!周辺のライブでは重要視されているのが「トーク」というファクター。
道重さゆみやももちこと嗣永桃子がTVバラエティなどの活躍を通じてファン層拡大に成功して以降、ファンの中でもどこか無意識に「喋れる / 喋れない」というフィルターを通してアイドルを見ることが、かなり多くなった気がします。

その流れの中でじゃあアプガはどうなんだって話に戻ると…実は彼女たち結構、MCもしっかりやれる子たちなんですよね。
アイドルのライブMCで重要なのはうまく喋ったり笑いをとったりすること以上に私は「ファンを誰一人部外者にしない」事なんじゃないかと思うんですが、アプガは予想よりもずっと、その辺のバランス配分がかなり上手い。

北海道現場1つを例にしても、アプガは思えばどの現場でもいつもずっと、必ず「初めてきた人」「地元(北海道)の人」を一回はピックアップし、感謝やこんなことを知ってほしいってメッセージを必ず言葉にするんですね。
あとは北海道のご当地MCで大定番の「雄大な自然・綺麗な空気・美味しい食べ物」という3ワードを、ほとんど口にしない。
言い換えてしまえば地方民にとってはいつも観光客から聞かされる、ある意味センシティブな「よその人ワード」をアイドル自身が自覚的できているかどうかって話で、それよりも地元ファンが聞きたいのは(首都圏のように何回も通えない中での)
この公演はアイドル自身にとってどんな意味があるのかとか、どんな気持ちで臨んでいるのかとか、今後も来てくれる予定や思いがあるのだろうかとか、実際はそういう話なんですよね。

そして決して回数が多くない、1年ぶりの北海道の単独ライブステージで「雪のイメージがあるからレアな曲を」と話しながら実際に年に数回しか歌える機会のない貴重な楽曲を披露してくれたり、北海道で開催される夏の大型音楽フェス「JOIN ALIVEに出たい!!」など、距離の近い話題と目標を地元民と同じ目線でぶち上げたりしてくれる、
そんなアップアップガールズ(仮)の姿を見ていると、私はもっと彼女たちのことが好きになったし、きっとまだ彼女たちと実際に会ったことがない他地方のアイドルファンの方とも、いずれその気持ちはきっと共有できる時がくるんじゃないかと、今一人そう思います。

* * *

というわけでここまで長々綴ってきたことや当日の興奮なんかをまるっと140文字でまとめると、
結局はズバリこんな感じになるのですが

…まじでちょっとアイドル観変えられちゃった感のあるこのライブツアーは現在までに13公演が終了しているものの、まだまだこれから全国各地を周ります!

主戦力である東名阪地域にお住まいの皆さんはもちろんですが、せっかくの「全国47都道府県ツアー」ということもあり、
私は特に、自分と同じように普段遠方からアイドルを応援している地方ファンの皆さんにこそ、ぜひあの最強のライブ空間を、どうか地元で一度体験してみてほしいと強く思っています。


アップアップガールズ(仮)全国47都道府県ツアー2015「RUN!アプガRUN! ダッシュ」特設サイト

きっとアプガも私たちも今年、何かが変わる!

フロアを揺らせ このサウンドで
踊り明かそうぜ このパーティーで


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*1:アプガはハロプロエッグ出身なものの、基本的にハロプロのデビューグループには選ばれなかった子たちであり、今もグループは厳密にいえばハロプロのくくりには入っていない

「一人で行ったアンジュルム スターティング・ライブツアー 2015 スプリング @札幌」

GW真っ只中の2014年5月4日~5日、北海道札幌&小樽の2会場で「アンジュルム スターティング・ライブツアー 2015 スプリング」が開催されました!
北海道での単独ライブ開催はスマイレージ時代の「スマイレージライブツアー2014春 ~スマイルチャージ~」以来、なんと1年3か月振り。
2014年10月にグループへ加入した3期メンバーの3人にとっては、今回が北海道での初単独ステージにもなります。

そして全4回開催された今回の北海道公演のうち、私は5月4日の昼公演(札幌ペニーレーン24)に参加してきました!

今回はその模様や実際のライブの感想などを、気のままたっぷりとお伝えしていこうと思います。

* * *

「アンジュルム スターティング・ライブツアー 2015 スプリング @札幌昼公演」の主なトピックス

尋常じゃない北海道のアンジュルム熱!

まず入場が終わってびっくりしたのが…尋常じゃないレベルのお客さんの数!!
オールスタンディングの中で私が今回立っていたポジション、実は約1週間前のJuice=Juice全国ツアー千秋楽と全く同じ場所だったんですが、
今回のアンジュルムは(GW中とはいえ)千秋楽でも凱旋でもない公演にも関わらず、体感的にはJuice=Juiceよりもギュウギュウ、
そして開演前からすでに汗がじんわり出てくるくらいの熱気に包まれていました。

ちなみに近年同会場でこれと似た熱気、密度だったのは道重さゆみの北海道ラストライブとなった「ナルチカ モーニング娘。'14@札幌」あたりです。
…この情報だけでも、北海道におけるアンジュルム人気の「ハンパなさ」がより伝わるはず!

北海道公演ではサプライズで『嗚呼 すすきの』を披露

2015年3月14日の初日から全18公演中すでに12公演を行い、ラストスパートに差し掛かっているアンジュルムの春ツアーですが、北海道公演ではなんと…通常のセットリストにはなかった『嗚呼 すすきの』をフルでサプライズ披露!

タイトルからもわかる通り北海道を舞台に女の子の切ない恋心を描いたこの作品は、地元北海道のファンにとても人気で、そして特別な曲。
「すすきの」と聞くと一見猥雑な歓楽街の風景を思い浮かべる方も(特に男性に)多いかもしれませんが、昨年このブログでも取り上げている通り、実は繊細でよくできてる楽曲なんですよ!

drifter-2181.hateblo.jp
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そしてこの曲に関するもう一つの有名エピソードとして、昨夏のハロコン@北海道では「スマイレージ『嗚呼 すすきの』の曲名紹介時にモーニング娘。並の大歓声が沸き起こった」というのがあるんですが、
今回のアンジュルム単独ツアーでも『嗚呼 すすきの』のイントロが流れた瞬間、会場では歓声が上がりました!

正直(人数変更による振りつけ修正もまだまだ忙しい時期の)9人体制初ツアーで、まさか通常セトリにない『嗚呼すすきの』をやってもらえるとは全く思ってなかったので、
これはやはり北海道の一ファンとしても相当嬉しかったですし、
グループ自身の北海道公演に対する思い入れみたいなものも歌を通じて直接感じることができました。
ちなみに昼公演のラストMCでは、福田花音ちゃんがやはり『嗚呼 すすきの』について「今回もヒットソング的な歓声が起きて嬉しかった」(要約)と話していましたよー!

メンバーに関する雑感


佐々木莉佳子(3期)

宮城のご当地アイドル「SCK GIRLS」を経て2013年3月にハロプロ研修生に加入、その整った顔立ちでデビュー前から”奇跡の美少女”としても注目を集めていた佐々木莉佳子ちゃん。
研修生時代からすでに主役級のトップギアなパフォーマンスをしていた子なんですが、ライブハウスの距離で見ると、なおさらやはりその動作にめちゃくちゃ感心させられました。
この子のダンスのデカさは、完全に本能ですよね。
プラチナ期までのハロー!でパフォーマンスが突出していた子たちは、どちらかというと緻密な自己演出の組み方を知って伸びていくパターンが圧倒的に多かったんですが、
2010年代に入って時折モーニング娘。'15の佐藤優樹ちゃんのような天才型がポッと入ってくるようになって、この子もダンスに関しては完全にその系譜。
誰に言われるわけでもなく本能でリズムを刻んで、芸術レベルの角度で頭を振り回して、無尽蔵の精神的スタミナで踊り切る。

以前ベリキューの合同コンサートでBerryz工房・清水佐紀ちゃんと℃-ute・中島早貴ちゃんのダンス共演が話題になった事がありますが *1、あの感じで新ハロプロリーダー・℃-ute矢島舞美ちゃんの『夏DOKIリップスティック』をバックに、佐々木莉佳子ちゃんとカントリー・ガールズの稲場愛香ちゃんあたりがダンスバトルしてる光景を超観たいです。ガチ!

相川茉穂(3期)

2014年4月にハロプロ研修生に加入し、そのわずか6か月後にスマイレージ(当時)への昇格が決まった相川茉穂ちゃん。
HELLO! PROJECT COMPLETE ALBUM BOOK」の先生インタビューでも彼女のハイスピードなデビューについて「大変だと思う」と言及されている部分がちょっとあるのですが、やはり新メンバーの中ではこの子が今後一番苦労と向き合う事が多いと思います…!
そう感じるのはまだまだステージを見ていて、特に移動の時とかの表情で彼女の”いっぱいいっぱい感”が伝わってくるんですよね。
(今の若手メンバーってすごくステージ慣れしてる子が多いだけに、不慣れな子の表情が目立っちゃうのが嬉しくも切ない時代だなぁと思う)

ただファンとしてはそれが可愛らしさだし、古参にとってはどこか、素人オーデから始まったハロプロの”ルーツ”が重なって映ります。
あと一番は18年ずっと継続して見てて、ハロプロは伸びる確証がなきゃデビューグループに入れないって事につきると思う。*2
だから大丈夫だし、逆に言えば現アンジュルムで今後一番成長ストーリーを見られるのも相川茉穂ちゃん!

ちなみにこの子に関しては今年1月の『大器晩成/乙女の逆襲』リリースイベント@札幌でリーダーの和田彩花ちゃんが「見ているとなんか心配でお世話をしてあげなきゃって感じで、そこが可愛い」みたいな話をしていたのも印象強いんですが、
今回この子が一人でしゃべっている所を初めて見て、あの時あやちょが言ってたことをものすごく理解しましたw
いっぱいいっぱいのステージングながらラスト近くでメンバーと目が合った時に、すごく輝く笑顔を見せていたのもなんだか不思議に印象的。

室田瑞希(3期)

2012年3月にハロプロ研修生へ加入し、アンジュルム新メンバーの中では一番ハロプロ歴が長い室田瑞希ちゃん。
研修生としてはJuice=Juiceの植村あかりちゃんとほぼ同時加入で、金澤朋子ちゃんの先輩にあたります。

むろたんのステージングをゆっくりまとまって見る事ができたのは、私は今回がほぼ初めてになるんですけど、考えるとこの子の基本パフォーマンスのよい所は今思えば、『大器晩成』に全部詰まっていたんだなぁと。
この子の持ち味は表情のメリハリ、あとやはり特に高音を歌う時にみなぎる自信とエネルギーですよね。
今回のツアーは回替わりで選抜メンバーによるソロコーナーがあるんですが、札幌昼公演で見たむろたんの選曲はまさに高音歌唱の見せ場を狙って持ってきた感があって、実際歌もとても良かったです。

…すいませんここからは完全に余談なんですが、ライブ後の握手会で私が地元民ぽい話の流れでむろたんへたどり着いた時に、むろたんの方から満面の笑みで”おじいちゃん北海道!!”と念押し的に一発話しかけられた事がずーっと気になっています…!
この日のライブ本編でも実は挨拶で彼女はおじいちゃんの事を話題にしてて、「おじいちゃんが今回のライブにあわせて今北海道に来てる」とか「この札幌公演も来たがってた」とか色々話してたんですけども、
LoGiRLのインタビューで紹介されていたおじいちゃんエピソードの中の「握手会いくべ」の語尾ニュアンスとか 「夏は毎年家族で北海道行ってました」という思い出話とか、
もしかしたらむろたんはご家族が元々北海道のご出身だったりするのかな…?とあの一言からちょっと想像していたり。
まぁそうじゃなくても、彼女の北海道トークは地元民が聞いてても、かなり距離の近さを感じます。
1月のリリイベではむろたん思いっきり「きのこ王国」の思い出話してましたからね
(※全4店舗のどれもが札幌中心部からから車で1時間以上かかるお土産やさんです)。

田村芽実(2期)

近年はそのストイックすぎるアイドル人生と本格的パフォーマンスでファンの心を鷲掴みにしている田村芽実ちゃん。
結論から言うと…やはり3期加入で一番変わったのはこの子なんじゃないかなぁと思います。
何より孤高の天才・田村芽実から”グループ最年少”の重石がとれた意味は本当に大きい。
この子は周囲に甘やかされるより、片手で軽く他者をひねってるくらいが魅せ方としてちょうどいい塩梅!

…ただこの流れを”可愛げがない”と捉えられてしまうのもそれはちょっと違って、明るい曲なんかは、アイドル的な可愛さのバランスをちゃんと残しているんですよね。
しかも最年少時代はポジションを意識して子役っぽい甘え声で歌っていた(のがファンの中で向き不向きあった部分でもある)のが、最近は自身の成長と後輩の加入によってかなり歌い方が変わってきた。

…結果的に何が言いたいかと言うと、セトリ6曲目と7曲目の明るい歌のソロパート聴いてて、なんとなく「あややみたいだな」って思ったんですよ。
そしたらその直後にめいめいソロコーナーであやや曲のイントロが流れて来てまじでビックリした。
一見女優畑のめいめいですが、アイドル歌手としての声質は実はかなり松浦亜弥に近い所がある。
この辺古参のあややファンの方の感想も聞いてみたいです。

勝田里奈(2期)

2010年代のハロプロ黄金メンバーが揃ってると評判の”ばくわら世代”の代表格として、(いつのまにか本人の関与しない所で勝手に)その知名度がガンガン上がりつつあるハロプロエッグ出身の勝田りなぷ~。
デビュー前から基本変わらないこの子のペース配分は、今やハロー!プロジェクトの宝!!
これだけスキルとかキャラアピールとか求められるご時世に、挨拶を毎度「勝田里奈で~す」でゆるく始めるその姿…
この子の言葉にしがたい魅力は結構真剣に、今ハロプロのオアシス的ポジションになりつつあると思います。
他グループの単独ばっかり見てる人が、ある日アンジュルムの単独行ったらこの子の存在感にはかなりビックリすると思うんです。
そして一定数はそのままファンになる。それが我らがりなぷ~。それがばくわらたるゆえん…

…ただ地方ファン視点にちょっと話を戻すと、北海道在住の私がりなぷ~の湯加減を本当に心地よく楽しめてるのは、たぶん昨年秋の舞台 「SMILE FANTASY!」を東京まで観に行ってるのがかなりでかい。
実在の楽曲や出来事を取り入れながら”もう一つの世界のスマイレージ”を描いたあの舞台、脚本・演出という第三者のフィルターを通じて、私は”いつも会えるみんな”が彼女をどう見ていたかを初めて共有する事ができた感じがありました。

…だからもし特に地方在住のハロヲタで、りなぷ~の魅力や立ち位置がいまいち掴めないって人がいたら、一度 「SMILE FANTASY」のDVD見るとその辺すごくスッキリするんじゃないかと思います。
もちろん地方在住じゃなくても、初めて武道館でアンジュルムを見るって方には一種の予習資料としてすごくオススメ。

※ちなみに公演時のレポ記事はこちらです↓
drifter-2181.hateblo.jp

竹内朱莉(2期)

先輩になったにもかかわらず相変わらずちっちゃくて可愛い、同じくハロプロエッグ出身のタケちゃんこと竹内朱莉ちゃん。
その朗らかさゆえに一瞬忘れそうになるけど、実は彼女もれっきとした高スキルの持ち主なんですよね…
歌えるし踊れるしダンス部だしかつてはあの新ミニモニ。にも選出された実績を持つメンバーですからね!!
研修生の時点ですでにリンリンやかにょんやカリンちゃんさんと同等に渡り合ってたのがタケちゃんなんだからね!!
(※「Hello! Project 2011 WINTER ~歓迎新鮮まつり~ Aがなライブ」でリンリン卒業後に残った新ミニモニ。メンバー3人が歌う『ガタメキラ』の映像は今見てもかなりオススメ)

札幌昼公演ではソロMCも担当していましたが、「3分もしゃべれるかな?」と思っていたらしい本人の心配のよそに、近年ハロメンの特技欄に多い「書道」をテーマに選んだことで結果的にトークもかなり盛り上がって、すごい楽しかったですw
思えば彼女も本当は現モーニング娘。リーダーの譜久村聖ちゃんとエッグの同期で、もうそろそろハロプロのコアとしてフル稼働し始めていい世代。
℃-uteを抜くと実は彼女は上から4番目*3のハロプロ歴になります。
単独ライブだけじゃなく、もっとハロコンでも目立つポジションもらっていいと思うよー!

中西香菜(2期)

オーディション合格までは歌もダンスもまったくの未経験で、新メンバー時代はその発展途上っぷりが楽曲の公式パフォーマンスにまで反映されていた中西かななん。
しかし今ではすっかり猛者揃いのグループになじみ、アンジュルムのステージにかかせないメンバーになりました。
特に今回の札幌昼公演で「来た!」と思ったのは、近年舞台仕込で注目されつつある低音歌唱を堂々とマイクに乗せて披露していた瞬間。
元々歌唱力が伸び始めたのは2013年9月の舞台「我らジャンヌ ~少女聖戦歌劇~」の出演あたりからという話ですが、その後初めての男役に挑戦した2014年6月の舞台「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」でもさらに評価は高まっていたのに、なぜか地方民も参加できる単独ライブ、そしてハロコンのステージになると、なかなかその本領を発揮できていなかった。
(っていうかそもそもその歌唱法を舞台と全く違うアイドル楽曲の世界にどう持ってきたらいいのか、という部分は結構あったんだと思う)
でも北海道のライブステージでもいよいよその歌唱力を持ってきたのを見ると、彼女の時代はもうすぐ始まる予感がします。

…そんな感じで歌ってる時はすごく堂々としてたりするんだけど、なぜか挨拶は「えっもう!?」と思わずつっこみたくなるくらいあっさり終わらせてしまうのがかななんw
(※前のメンバーが結構挨拶長めだった為の時間調整的気遣いもあると思いますが、それでも実際に昼公演のラストMCでは隣のかにょんがあまりの速さに思わず隣からつっこんでましたw)
以前『旅立ちの春が来た』(2013年3月)のリリース時に、かななんの成長を引き合いにだして「へたしたらさゆ卒後のモーニング娘。はちょっと食われる」と書いた事があるんですが、あれは今でも、あんまり遠くないんじゃないかと思ってます!

福田花音(1期)

2004年6月加入のハロプロエッグ1期生であり、スマイレージの結成日でカウントしても今や℃-uteに次ぐハロプロ年長メンバーとなった、最近は”まろ”の愛称でおなじみ福田花音ちゃん。
昔から基本的になんでもできちゃう子でしたが、激動の10代を乗り越えて、20歳になった今はすごく頼もしい、安心して見ていられるハロプロメンバーの一人になりつつあります。
特に彼女が変わったのは、そのハロヲタっぷりや好きなサウンドジャンルなどをあけっぴろげにし始めた時期からかな?
そこで内外のバランスという彼女最後のピースがパチッとハマった感じ。
そしてそこまで備わった彼女が輝かないはずがない。
人の頭の間からチラ見するだけでも、まろの可愛さはもはや無双でした…歌もやっぱズバ抜けて聴いてて心地よかった!

そういえばちょうどこの札幌公演の前日にFCの会報が届いて、そこに2015年3月12日に行われた彼女のバースデーイベントの様子とセットリストが掲載されていたんですけど、その選曲だったり、時たまブログで展開されるハロプロの楽曲話もそうですが
今や福田花音ちゃんのヲタ知識は2010年代まで生き残ってしまった古参ハロヲタの数少ない拠り所になりつつある感…!
少なくともその中の一人である私はそうです!!いやさすがに私がハロヲタになった時はまろ3歳とかだけどさ…
でも実際まろくらいの年齢で、特に第一次ブームが落ち着き始めた / Berryz工房デビュー前後あたりからのハロプロ楽曲をリアルタイムの記憶で語れる人ってあんまりいないし、
実際大人でも黄金期は通ってるけどその間一回脱落してるとかのパターンも結構多かったりするので、2015年の現実までくるともうなんか福田花音ちゃんにはハロメンとしてだけじゃなく、ぶっちゃけすんごくハロヲタとしての仲間意識も感じる時があります。

しかも彼女はそうなっチルドレン!!ハロプロ時代のなっちを知ってる現役最後のなっチルドレン!!
札幌昼公演では「天使のように可愛い安倍なつみさんの出身地なので、エンジェルスマイルで頑張ります」みたいな話もしていました。
古参のハロヲタ人生はこういうハロメンの存在でまだまだ続きます。

和田彩花(1期)

そして同じくハロプロエッグ1期生で、現アンジュルムリーダーとして活躍中のあやちょこと和田彩花ちゃん。
あやちょも気づけばすっかり安心できる年長メンバーになってきました。
あとあやちょもある時期からものすごく変わった!特にパフォーマンスの魅せ方!!
彼女が面白いのはその成長の裏に人生経験や舞台での鍛錬だけでなく、美術への興味や熱意も加味されているであろう事で、今あやちょのパフォーマンスを見ていると、特に静止した時に彫刻とか絵画のような美しさを感じる瞬間があるというか。
たぶん大抵の女性アイドルはテレビとか雑誌とかで表現方法を取り込んでいってるんですけど、大学でも美術を専攻しているほどのあやちょは表現方法の学習先の1つが美術作品で…
だから同じステージでも少し違った仕上がりになってくるんですよね。
そこがアイドル・和田彩花の今一番の見どころ。でも爆発する時は一番はっちゃけるのも彼女。だからやっぱり面白い!

あと札幌昼公演に関しては…MCでここでも以前紹介した”初めて北海道に来た時のファンとのエピソード”を話していて、地元民にとっては改めてそれが胸にじんときました。
もう5年近く前になろうとしている2011年のサッポロファクトリーでの北海道初リリースイベントの日、やっとハロメンが北海道に来てくれたという嬉しさと共に、まだまだ幼かった無邪気なスマイレージの姿も今でもずっと記憶にあるんですが
まさか2015年、こんなに立派になって、北海道の単独ライブでもう一度会える未来になるとは。

彼女は最初のMCで「北海道はアンジュルムを”一番”にしてくれる場所」というような内容の話もしていました。
私たちはそれより先にあやちょがこの遠い北海道を大切に思っていてくれていた事を、これからもずっと忘れません。

* * *

…というわけでなんだかライブを重ねるたびにアンジュルムに関しては段々思い入れが強くなっていってしまって、今回も気づいたらこんなボリュームになってしまった…
本当は日本武道館公演も見たかったけど、というかアンジュルム名義の初武道館は普通に立ち会ってみたかった…!!!
今のアンジュルムはメンバーもファンもステージも楽曲も、正直もうライブハウスじゃ完全に収まり切ってない。
近さよりも完成度で「ホールで観たい」と思ったのは今回が初めてかもしれない。
そんくらい凄かったし、北海道ではもう実際キャパ的にもライブハウスはそろそろ限界に近いです!
(後方ほんとにキツかった)

次に北海道在住の私たちがアンジュルムに地元で会えるのは、7月18日に札幌市民ホールで行われる「Hello!Project 2015 SUMMER」。
これを読んでアンジュルムを見てみたくなった特に北海道在住の方、最近の札幌市民ホールのハロコンはかなり早い段階で完売になる傾向があります!
公式HPでのアナウンスもチェックしつつ、チケット確保はぜひお早目に…


<STORE>

*1:Berryz工房・清水佐紀と℃-ute・中島早貴はどちらもダンスパフォーマンスの評価が高いことで有名

*2:でもななみんは完全にタイミングだけだったと思う

*3:芸能活動休止中の光井愛佳ちゃんをカウントしても5番目

「一人で行ったJuice=Juiceファーストライブツアー2014~2015 News=News~各地よりお届けします!~ @札幌千秋楽」

2015年4月25日、札幌ペニーレーン24にて開催された「Juice=Juiceファーストライブツアー2014~2015News=News~各地よりお届けします!」に行ってきました!

2014年6月13日の大阪公演を皮切りに38都道府県を1年かけて周り、ハロプロ史上最長となったJuice=Juiceのファーストライブツアー。
今回の札幌公演はちょうどその千秋楽にあたり、沢山のファンが彼女たちの集大成を見届けるべく駆けつけ、客席は超満員となりました。

ツアーラストということで今回は先に、セットリストを掲載します!
ちなみに今回は1年に渡るライブツアーで、ツアー開始時から何回かアップデートが行われた為、下はあくまでもファイナル公演限定のセトリ情報になりますが
行った人や遠くで応援していた人はもちろん、後年ファンになった方にも、何かの参考になれば幸いです。

『Juice=Juiceファーストライブツアー2014~2015 News=News~各地よりお届けします!~』ツアーファイナル@札幌
(※楽曲のみ)

01.伊達じゃないよ うちの人生は
02.背伸び
03.イジワルしないで抱きしめてよ
04.裸の裸の裸のKISS
05.Wonderful World
06.ブラックバタフライ
07.初めてを経験中
08.SHALL WE LOVE?(ごまっとう) / 高木 宮本
09.香水(メロン記念日) / 宮崎 金澤 植村
10.風に吹かれて
11.Ca va ? Ca va ?(サヴァサヴァ)
12.黄色いお空でBOOM BOOM BOOM(黄色5)
13.天まで登れ!
14.Magic of Love(太陽とシスコムーン)
15.アレコレしたい!
16.五月雨美女がさ乱れる
17.ロマンスの途中

アンコール
18.選ばれし私達
19.インスピレーション!(モーニング娘。)
20.鳴り始めた恋のBELL(音楽ガッタス)
21.私が言う前に抱きしめなきゃね

(終演後メンバー全員と握手あり)


<公式twitterより>

* * * * * *

ここからは個人的なライブの感想になりますが…
今回のファイナルを見ていて感じたのは、とにかく「驚き」、そして「頼もしさ」でした。

今だから正直に言うと、2013年結成の彼女たちはそのフレッシュさが魅力だった反面、特にやはりステージにおいては、未成熟なイメージも根強くありました。
デビュー年にBerryz工房と回ったナルチカやその後のハロコンもそうだし、このツアーの初期を見ていても、形は成してるけど、どこかグループとしてのアウトラインがふわふわしていて。

それは個々のスキルという以上に、やはりグループの経験値の少なさだったんだと思います。
モーニング娘。には歴史だとか、Berryz工房・℃-ute・旧スマイレージ1期にはそれぞれ同期という結束のきっかけがあったけど、
思えばJuice=Juiceのオリジナルメンバーは、そういう共通点を何ら持たずに活動が始まったんですよね。*1
エルダークラブが卒業した以降のハロプロでは、実は立ち位置が特殊だったグループ。
だからこそフレッシュで、きっともどかしい時期もあったはず。

<2014年6月13日(大阪公演 / ツアー初日)『イジワルしないで 抱きしめてよ』>

でも、最終公演の中でもやはりメンバーが口にしていましたが、やはり苦しいこと、嬉しいこと、楽しいことを等しく共有できたことは、グループにこれ以上ない経験値と財産をもたらしたと思うんですよね。
公演数を重ねるごとに、きっとJuice=Juiceは確実に成長していった。

<2014年10月26日(愛媛公演)『ロマンスの途中』>

<2014年10月26日(愛媛公演)『選ばれし私達』>

私が実際に見ただけでも、1月の小樽公演と4月の札幌公演じゃ、もうまったく違ったんです。
ツアーファイナルのJuice=Juiceは、今まで見た中で一番フレッシュで、頼もしくて、かっこよかった!!!
しかもただでさえ基礎スキルが高いメンバーだらけのこのグループは、このタイミングでかつてないパワーと自信を手に入れて、さらにこれから単独ホールコンのステージにも立つんです。
固定メンバーでこのままのモチベーション保っていったら、多分この子たち革命起こします。

<2015年2月3日(東京公演)>
www.youtube.com


* * * * * *

ファーストツアーの千秋楽ということで、もしかしたら誰か感極まるのだろうか…ともちょっと思っていたんですが、実際の彼女たちは誰一人涙を見せず、前向きに思い出や感謝を話していました。
ツアー中に発表されたホールコン決定の時は涙を見せるメンバーもいたJuice=Juiceですが、まだ若い彼女たちだからこそ、笑顔の旅立ちっていうのもすごく素敵で良かったです。

このファーストツアーを通して、彼女たちの大きな成長の瞬間に立ち会う事ができただけでも、地方在住の私にとっては本当に本当に嬉しい機会で、そして今後のパワーになりました。
残念ながら私は初のホールコンサートは見に行くことが叶いませんが、地方のファン、海外のファンの分も、行ける方はどうか熱い声援をお願いします!

最後に、可愛すぎていざ握手で全部すっ飛んでメンバーに言えなかったメッセージを…
「北海道に来てくれて、本当にありがとう!」


<後日追記>
この札幌千秋楽の模様が、7月15日発売の1stアルバム「First Squeeze!」の初回盤B・特典DVDに収録されることになりました!

<STORE>

*1:【宮本佳林】エッグ5期生(2008年加入)→【高木紗友希】エッグ8期生(2009年加入)→【植村あかり】娘。9期オーデ~エッグ14期生(2012年加入)→【宮崎由加】スマ2期&モー娘。10期オーデ~第2回FOREST AWARD NEW FACE オーディションを経てユニット「GREEN FIELDS」でステージデビュー(エッグ未加入)→【金澤朋子】DAM★ともカラオケコンテスト最優秀賞~OCEAN MUSIC AWARD新人発掘オーディション2012~エッグ17期生(2012年加入)

「一人で行ったモーニング娘。'15 『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』全国同時握手会@北海道」

2015年4月16日&17日、北海道札幌市でモーニング娘。'15の今年初となるシングルリリースを記念し「『青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ』全国同時握手会」が開催されました!

※イベント開催発表時の映像

今までにも数回行われてきたモーニング娘。の全国同時握手会イベントですが、北海道で同イベントが開かれるのは、2014年4月の『時空を超え 宇宙を超え/Password is 0』リリース時*1以来2度目。
しかも今回は2日間に渡り、北海道出身の現モーニング娘。10期メンバー、佐藤優樹ちゃんが初めてソロでイベント凱旋!

というわけで現在も北海道在住のハロヲタである私が今回は、"ZDA北海道担当”佐藤優樹ちゃんの2日間の様子をしっかり書き残し!
全世界のまーちゃんファンの皆さまにその様子をお伝えします。

モーニング娘。'15 全国同時握手会・北海道1日目 / アリオ札幌

全国同時握手会@北海道、1日目の会場となったのはアリオ札幌。
ハロプロのイベント会場として近年頻繁に利用されているだけでなく、北海道出身のハロメン自身もよく「在住時遊びに来ていた」と話しているのが、このアリオ札幌です。
(最近だと今回主役の佐藤まーちゃんや、カントリー・ガールズ稲場愛香ちゃんが在住時のアリオ札幌エピソードを実際に披露しています)


この日は19:00にイベントスタート。
マネージャーさんの公式twitterにも写真が上がっていますが、さすが女性ファンが多いと言われる北海道、この日も優先観覧エリアの4~5割は女性!

また吹き抜けで見やすい2Fスペースにも、イベントを見に来たファンがぎっしり。(※最前隙間なし)
その光景は”ハロメンたくさん北海道”でまた一人、地元民に愛される出身メンバーが誕生した事を改めて実感させられます。

北海道1日目のトークパートは、ファンがその場でまーちゃんを褒めまくるミニ企画「まさき、とっても嬉しいです!」とファンからの質問コーナーという2部構成。
生で連発される「まーちゃんとっても嬉しいです!」もとても可愛く死ぬほどとろけそうになったのですが!!!
この日北海道会場に集まったファンが一番印象に残っているのは…
やはり、”みにしげさんのくれた薔薇の話ノーカットver”でしょう!

最近色んなインタビューで前リーダー・道重さゆみがモーニング娘。'15に残してくれたものを、「薔薇の花」に例えて語っている佐藤優樹ちゃん。
この日の質問コーナーでもファンからすごく感動したという言葉と共にこの話についての質問があり、「あれインタビューはすごくカットされてるんです!ちょっと長くなるけど、話していいですか?」という返答から、北海道のファンは直接、しかもノーカットで、
本人からあのエピソードを聞けるというとても貴重な機会に居合わせる事になります。

「道重さんが卒業した後「どうしよう」ってならないように、道重さんは私たちに薔薇を一輪ずつくれたんです。
例えば亜佑美だったら”服がダサいけど面白くて優しい子”とか、はるなんだったら”太鼓持ちキャラのMCができる子”とか、生田さんだったら”すべっても大丈夫な子”とか、鞘師さんだったら”自分に自信がなくてもさゆみはりほりほの事大好きだよ!”とか、譜久村さんだったら”お嬢様でセクシー担当”だとか…」

「それをぎゅーって集めてモーニング娘。'14は完成したんですけど、これからはまーちゃんたち(モーニング娘。'15)がそれを進化させていかなくちゃいけない。
正月のやつ、正月のやつ…あっ黒豆!黒豆!黒豆にかかってる金箔!あれをまーちゃんたちは薔薇に注いでいかなきゃいけないんです」

「(きっとモーニング娘。'15には)前からファンでいてくれる人、新しくファンになってくれる人たちがいて…
その人たちに一番伝えなくちゃいけないものは感謝とか、ありがとうという気持ち。
歌がうまくたって踊りがうまくたって、”ありがとう”という気持ちをファンの方に伝えられなきゃ、意味がないんです」

…これは本当にざっくりとした概要、実際は書き起こしほぼ不可能な”まーちゃん話術”で時折笑いも入っての4~5分ノンストップの力説。熱弁。
一言、生で聞くと本当に凄かった!!!
何よりたぶんメンバーやスタッフはずっと触れていたであろう彼女の感覚と魅力、それをしかもこの遠い北海道で、まさかファンが直接体験できる機会が生まれるとは…
この時間、私自身すごく感動しましたが、他のファンの方も同じようにかなり魅入ったり、感激している表情になっていました。

…その他にも質問コーナーは、いろんな問いに自力でぽんぽんと返答。

<質問コーナーの返答をざっくり一部>

Q モーニング娘。に入って良かったことは?
A「敬語を知れたこと。入ったばかりの頃は、田中れいなさんに普通に「おはよー!」「れいなー!」と声をかけていた。今思い返すとなんてこと言ってたんだろうと思う!」

Q 北海道から東京に上京してみて感じることは?
A 「東京は緑をなかなか見られない、ちょっと郊外にいけば森はあるけど…北海道はすぐ近くに森があるイメージ。あと東京の雪はベチャベチャしてます」

そしてこの日のトーク部分は最後に、”佐藤優樹的・新曲の見どころ”を話して無事終了となりました。
見どころ解説で思わずメモったのはこの部分。

ちなみに『夕暮れは雨上がり』のつんく♂ライナーノーツ
「ピアノとそれ以外の楽器の音量バランスが決め手です。ピアノが小さいと心が濡れてる感じが伝わらず、大きすぎるとビート感が甘くなります」

つんくPがモーニング娘。'15に用意した大切な音色のピアノを、まーちゃんは「ありがとう」って思いながら弾いている。

モーニング娘。'15 全国同時握手会・北海道2日目 / 札幌ノルベサ

さて"ZDA"、北海道2日目!イベント前には札幌市内の名所も巡っていたらしい我らがまーちゃん。

北海道神宮

JRタワー展望室 タワー・スリー・エイト

実はこの日のイベント会場はちょうどこの2箇所の合間あたり、大通地区にそびえ立つ商業ビル・ノルベサ。
ノルベサでは2014年1月にもモーニング娘。'14のシングルリリースイベントが開かれているほか、実は2009年までハロショ札幌店もこのビルに入っていたりと、何気に私たち北海道のハロヲタにとっては縁深い場所でもあります。

家族連れも多かった前日のアリオ札幌と異なり、繁華街の中心部にあるノルベサ会場には学校帰り、仕事帰りのファンも多く来場。
18:00前後にどどどっと人が増え、いざスタートとなりました。
…北海道2日目の企画は、上のツイートにもでてましたがずばり「どんな悩みも一発で解決!教えて!まーちゃん」!

タイトル通りこのミニコーナーは、この日集まった会場のファンからお悩みを直接聞き、まーちゃんが一発解決してしまおう…という内容。
(カンペガン読みで)本人から趣旨説明があった後、開始するとこの日はかなり積極的に色んなお悩みが飛び交いましたが、即興にも関わらず、若干15歳のまーちゃん先生は1人でしっかり場を制して進行と解答をこなしていきます。

…中でも皆さんにお伝えするべきは、やはりモーニング娘。メンバー関連のコメントでしょう!
まずはまーちゃん先生の1期先輩で”音痴キャラ”、9期生田衣梨奈ちゃんの歌パートに話が及んだ時の一コマ。

「ここだけの話、まーちゃんは「新垣さんを応援する会(生田衣梨奈ソロイベント)」などで聴いた生田さんの歌声が好き。楽屋で(曲を聴きながら)16ビートを一番とってるのも生田さんです」

またお悩みとして単刀直入に「最近のまーどぅー*2は実際どうなんですか」と聞かれた時の一コマ!

「どぅーは、こういうイベントの時の台本をいつも作ってくれるんですよ。こんなに読めない、ってぐらいすっごい長いの!どぅーがどう思ってるかわからないけど、まーちゃんはどぅーに”何でも話せる仲”だと思ってます」



まーどぅー大変ごちそうさまでした!!
…ちなみにこの時、実は埼玉会場の工藤遥ちゃんも同じ質問をされていたそうなのですが(※答えは「帰りのバスでも隣で肩にもたれかかってきたり」でtwitter検索!)
2日目はこうした、メンバートークも結構飛び出して笑いあり、拍手喝采あり!前日とはまた違う盛り上がりを見せていました。

そしてイベント最後には前日とテーマを変え、”新曲レコーディング時のエピソード”について語ったまーちゃん。

『青春小僧が泣いている』

「最初のラップの「最後は君の腕次第」、すごくつんくさんっぽくないですか?”つんく節”って感じで。
(とここでつんく歌唱の”不思議なニュアンス”を伝えるためにまーちゃん自らシングルベッドの歌マネを披露)」
「青春小僧~はつんくさんならどう歌うか、というのを想像しながら歌いました」

『夕暮れは雨上がり』

「「私の胸に希望の光」の部分は、つんくさんが本当に”希望の光”を皆にくれたように感じられて、「つんくさん、まさに希望の光をくれてありがとう」という気持ちを込めながら歌いました。
そしたらCDでそれがちゃんと使われてて(※多分終盤のソロパートの事)すごく嬉しかった!
多分モーニング娘。になって今までで一番くらい嬉しい出来事だった。つんくさんに気持ちが届いてれば嬉しい」」

『イマココカラ』

「まさもプリキュアを見ていて(2004年放送の「ふたりはプリキュア」OP曲を口ずさむ)、見ていた時の事を今でも覚えてる。
『イマココカラ』を聴いた今の子供たちにも成長した後いつか「あの曲よかったね」って言ってほしい、言ってくれー!って思いながら歌ってます」

…こうして明るく、時には真面目に!
気づけばすっかり頼もしいモーニング娘。の1メンバーに成長し、生イベントも一人で最後までしっかり切り盛りしていた北海道出身・佐藤優樹ちゃん。”ツアーの初日と同じくらい楽しみだった”と語っていたまーちゃん担当の「全国同時握手会@北海道」は無事、沢山の声援と共に幕を閉じました!

* * * * * *

もしモーニング娘。のオーディションを受けなければ、今頃この北海道で、普通の新高校1年生として暮らしていたかもしれない彼女。
そんな彼女を今回、やはり真新しい制服に身を包んだ女の子たちが頬を紅潮させて見つめていたのも、また”凱旋”ならではの印象的な光景でした。

ちょうど1週間前に行われた春ツアーの北海道公演でも、過去最高の盛り上がりの中「成長」を誓っていた佐藤優樹ちゃん。
天真爛漫で予測がつかない未完の天才。でもたった1つだけ確かなことは…

この子に「おかえり」と言ってあげられる場所は、ここ北海道だけです!


<STORE>

*1:前回は10期メンバーの石田亜佑美ちゃんが旭川でイベント開催

*2:まーどぅー:小学6年生で加入したモーニング娘。10期メンバーの年少名コンビ、佐藤優樹&工藤遥の愛称

「一人で行ったモーニング娘。'15コンサートツアー春 ~ GRADATION ~@札幌」

2015年4月11日、北海道で行われた1年ぶりのモーニング娘。'15 単独ホールライブ*1に参加してきました!

会場は札幌市民ホール…がネーミングライツの導入でちょうど4月から改名して、正式名称「わくわくホリデーホール」。
ここは過去に℃-ute単独ライブやハロコンなどでも使用されているのですが、とにかく座席とステージが近い!!例え3階席でも手を振ってもらえた瞬間がしっかり認識できるくらいの良会場!!
そんな素晴らしい環境でついに見る事ができた生のモーニング娘。'15 ライブについて、メンバーごとの感想やレポートなんかを、今回も自由に投下していきたいと思います。

※今回は細かい部分にも触れるため、曲名などをがっつり記載します!
 ネタバレが嫌な方はライブ参加後に改めて読まれることをおすすめします!

羽賀朱音(12期)

新生モーニング娘。の最年少となった2002年生まれ、ハロプロ研修生出身の羽賀朱音ちゃん。
初めて自分の目で見た羽賀朱音ちゃん。
一番しっくりくる言葉で書くと、ずっと”眠気”みたいなものをまとってた表情が、すごく印象的でしたw
ポーッとかボーッとかそういう言葉よりも、最年少なのに独特の”色気”をずっと湛えている少女っていうか。
思えばやっぱり(たまに似ていると話題になる)加入直後の道重さゆみもまさにそういうタイプで、本人の中ではちゃんと熱意なり努力なりが存在するのに、それがなかなか表情筋に出てこない!
不思議なんだけどハロプロってたまにそういう子を出してくる!!そして当てる!!
(そう考えるとある意味この子の独特の空気感は、ハロプロの伝統の流れに属しているのかもしれない)

パフォーマンスに関しては研修生出身なので悪目立ちはしませんが、でもまだまだおぼこい部分の方が大きいというか。
基本的にこの子が本格化するのはまだまだ先!9~11期加入時には意外にあまりなかった台本丸読み系挨拶も含めw
今は久々に、長期育成枠のメンバーが入ってきたという印象です。だからこそ楽しみな1人!

牧野真莉愛(12期)

先日始球式も話題になった熱烈プロ野球ファン、ハロプロ研修生出身の牧野真莉愛ちゃん。
今回12期のライブ風景を初めて見る中で、いきなり印象が変わったのがこのまりあちゃん。
何がびっくりしたって、この子すでに先輩に近いライブパフォーマンスやってますよね。
なんというか、9期鞘師・10期石田・11期小田が初期から持ってたスキルアドバンテージとはまた違う所の素質、この子は多分かなり研究熱心。
細かい部分のスキル以上に人や自分のパフォーマンスをかなり研究していて、どう動いたら一番魅力的に見えるか、っていう面のレベルを公演ごとにどんどんアップデートしていける人。
あそこまで歌詞読み込んで表情にまで投影しようとする中学生の新人は、過去にもいなかったんじゃないかな?
1曲の表情追うだけでも、きっとその辺すごく伝わるはず。
(※ちなみにまりあちゃんの研究家エピソードは「ハロプロアルバムブック」のインタビューにもちらほら出てきています)

歌も基本的にリズムはちゃんととれるっぽいので、経験で声が安定すれば自ずと前に出されていきそう。
9~11期はその辺はしっかり迎え撃って、お互いポジティブに向上しあえる関係構築をしていってくれればなと思います!
(もちろん同期とも、切磋琢磨しながらこのデビューを一生ものの絆に育ててくれたらとってもとっても嬉しいです!)

野中美希(12期)

アメリカ帰りの帰国子女、オーデ出身の野中美希ちゃん。
オーディションを受けた14歳の時点で「ダンスを10年間習っている」と言っていた事もあり、やはりよく動けています。特にアッパーチューンは光るものがあるからぜひ注目してほしい!!
ただハツラツとしたパフォーマンスに長けている分、哀しみ、憂いなどの感情表現はまさに只今勉強中といった印象。
ここは彼女は研修生経験なく直接モー娘。に入っていること、そして湿度のある楽曲が多いハロー!プロジェクトという歌唱ステージへの慣れの有無も、かなり大きいかな。
まぁツアー1本完走するだけでもかなり変わると思うので、チェルの全力はきっとそれから。

ちなみにこの子に関しては今回、全体的な記憶というより、すごく細かいところでいい仕事してたインパクトが強い。
例えば加入ツアー・新メン恒例の『好きな先輩』。
1人ずつソロパートがあるんですけど、この曲のこの子のパートの歌入り…若干ドヤ歌唱入る新人って初めて見ましたw
あれ聴くとやっぱり本当はもっと前にでたい、勝気なところを秘めた新戦力なのだと感じる。
あとこの子のMCのイントネーションが、帰国子女のせいか、ところどころリンリン*2 みたいな時がある!
聞いてて急にリンリンの顔が浮かぶ時がある!ほんとに!

尾形春水(12期)

5歳からずっとフィギュアスケートをやっていたという、こちらもオーデ出身の尾形春水ちゃん。
この子はまず本人もアピールしている通り、ほんとに肌が白い!
ライトに当たるとパールのようなきらめきを感じる時があるくらい、そういう部分で本当に舞台映えする子。
あと久々の関西出身メンバーなんですよね。
ハロプロにとって長期的なテーマでもある”関西特有の可愛さを発信できる女性アイドル”、この子の持ち味は既存の関西メンともまた違うんで、これからの成長が楽しみ。
ばちっとハマった時に、(ソロ・ユニット問わず)大きな持ち曲引き当てるのもこういうメンバーなんですよね。

ただ特に歌に関しては、これからちょっと苦労するんじゃないかなー、と思ったのも事実。
『好きな先輩』のリズムキープがだいぶ大変そうなので…
最近の楽曲は特に高難度のリズム表現が多いこともあるので、そこはフィギュアで培った精神で、根気よく。
(でも基本的にはちゃんと育つ子しかオーデで受からないので、乗り切ればきっと大丈夫だと思う)
あとそうだ、意外に12期のトークエースは彼女。生進行への対応力、先輩ともうまく絡める地頭の良さは超期待!

小田さくら(11期)

すっかり歌唱メンの一角を担っている彼女。
過去曲でも、パンチ・迫力が欲しいパートは小田ちゃんがよく任されている印象があります。
ただたまにやっぱり過去曲で、声が似ているオリジナルの高橋愛ちゃんのトレースに聴こえてしまう時があって、器用さゆえとはわかっていても、そこはまだまだ今後の彼女の努力課題なのかなと。
(常日頃つんくPが「コピーを越えて」「小手先だけでなくしっかり歌えるように」と言っていたあの辺だと思う)

個人的には彼女の一番いいところは器用さ以上に、その異質さ、唯一無二な光り方だと思っていて。
私が一番見たいのは『女子かしまし物語』で同期同士仲良く肩を組む12人を従えて、たった一人、前で安定のドヤ顔をしている時の小田ちゃんですよ!!
甘えん坊!!だけど独特の感性の持ち主!!そして孤高の歌姫!!そこが好き!!
多分『TIKI BUN』ライナーノーツの後半2行はそういう事なのではと思ったり。
17歳は第二の確変の時期です!

工藤遥(10期)

くどぅーの表情がぐっと良くなったのは、やはり道重卒業を控えた『TIKI BUN』あたりから。成長が彼女を内面からさらにブラッシュアップさせた。
今すごくすっきりと、そして女らしさも兼ねそろえたビジュアルにだんだん近づいてきてますよね…
って個人的には思ってるんだけどただでさえ女ヲタの多い北海道夜公演、『What is LOVE?』の工藤「Is it necessary?」でまさかの女性ファンの大歓声!!
思わずその場で爆笑してしまったくらいまじで声量すごかった!!!いやでも確かにあれはわかるわ!!
はるちゃんモテモテやないか!!

北海道は女の子の声が凄く聞こえて、本物のイケメンになったかと思いました。笑
(「(´-`).。oO(工藤 遥)」)

身体的&精神的成長とともに、道重リーダー期よりさらに自分のポジションが見えてきたであろうくどぅー。
さゆ卒業&12期加入でグループの身長バランスが一気に変わっている時流もうまく掴みながら、ぜひ天下をとっていただきたい。
まーちゃんが大人っぽくなったとよく言うけど、くどぅーもやっぱりちょっとずつ大人びてきていると思います!
あと一言だけ言わせてください!イケメンハット工藤くんに気まプリ歌わせてくれた人本当にありがとう!!!!!!!

佐藤優樹(10期)

今回のライブは3回目の単独凱旋公演となったまーちゃん。
2013年秋、2014年春とゆっくりですが確実に彼女の活躍はここ北海道のハロヲタを増産し、そして2015年春の今回はついに全席完売!満員の歓声とまーちゃんコール!!
しかし客の盛り上がりも凄ければ当の佐藤優樹のステージングもすごく、歌、ダンス、MCと本当に今回の凱旋まーちゃんは200%くらいの最高クオリティだった!
あれでさらに彼女は地元ファンのハートをぐっと掴んだんじゃないでしょうか!もちろん私も掴まれた!!

…彼女は凱旋最後の一人挨拶で、いつも「成長していきたい」って言葉を必ず口にするんですね。
2011年に北海道から上京して、だいすきなたなさたんがいる頃は結局彼女の凱旋公演は叶わなかったんですけど、東京で色んな出会いや経験をして、成長を重ねて、やっと2年後に地元での凱旋公演ができて…
当たり前の事かもしれないけど、モーニング娘。の北海道凱旋はやはり彼女の成長なしには成立しないことだし、
彼女がそのステージで「成長」を誓い続けることも、実は私たち地元ファンにとってもすごく大きな意味があると思うんです。
そして彼女は今回同時に、同じステージで他の色ではなく「最後までずっとエメラルドグリーンでいる」ことも誓った。
地元を離れ4年、ついに自分の色を見つけた15歳の女の子に、私たちも負けちゃいられません。
夜公演のダブルアンコールでまーちゃんはいきなり歌ってました!
『秘めたる野望はでっかいどう!』*3

石田亜佑美(10期)

髪を切って、少しお姉さんになっただーちゃん。
この子は元々シンメの鞘師と比べると、女性らしさを加味したダンスが得意な傾向があって、『夕暮れは雨上がり』や『時空を超え 宇宙を超え』みたいな楽曲だと特にその美しさが映えます。
あと少し強めの楽曲で、あご引いて目力出す時もすごくいい顔してる。
『SONGS』とか『独占欲』とかは、遠くで見てても雰囲気あるなーって思います。
元々の楽しそうな笑顔も好きなんだけど、最近は抑えた感情表情がどんどんうまくなってる感じ。

もう今まで何回も言ってる通り、すでにラップパートは完全に今グループNo.1の表現力になってて、あと歌自体も、最近はこの子なりの個性とか、歌唱法みたいなのを結構つかみ出してるんじゃないかなーと。
歌もダンスも安定してきて、さらに最近はトークも伸びてきた期待の年長メンバー。こういう子が実はモーニング娘。の要だったりするんですよね。
ちょこまかした可愛さは、つんく世界の女の子にも通ずるところもあるし。
…もしかしたらモーニング娘。'15のキーパーソンは、結構この子かもしれない!

鈴木香音(9期)

かつての最年少も、今やトップの先輩に。
今回12期の事色々書いてますけど、正直「ファンタジーDX」の時の香音ちゃんは未経験すぎて、それこそ今の12期以上に何もかもしっちゃかめっちゃかでしたからねw
でもそれが今やすっかり経験値の備わった信頼のモーニング娘。メンバーです。
継続は力なり。あと継続的なキャラ発信も力なり!
(ハロコンの『1億3千万ダイエット王国』が見られなかった私としては、今回の『女子かしまし物語』正直ごっつあんでした)

ライブに関しては、さゆ卒を中心としたグループ再編成の中でパートが増えた1人がこの鈴木香音ちゃんかなと思います。
元々現モー娘。ではレアな質感の、いい声を持ってるメンバー。
特に彼女は自信持って歌うと、本当に遠くまで響き渡るいい声をスコーンと出せるんですよね。
(それこそ『女子かしまし物語』くらいに肝がすわった時の鈴木香音って最強の歌手)
現状だといいとこでカメラがぐっとアップ抜くようなパートの時に、ちょっと不安げになっちゃう所があるんですが、あそこをしっかり歌いきれるようになったら、っていうか大丈夫だよ上手いもの!
今のメンバーの中で香音ちゃんの声ははっきりいってすごい強い。だからなおさらもっと色んな曲で堪能したい!

鞘師里保(9期)

この子もちょっと前までは久々の年少メンバーだったのに、すでに一番先輩か…早いもんです時の流れは。
ていうか、実際に早すぎるわ!!
16~17歳っていったらまだまだ本当は先輩に可愛がられながらの年少エースでもよかったはずなんですよ。
早期卒業になってしまった7期久住と8期光井が今22歳。
うーん、やっぱ現娘。の、特に9期のスピードってむちゃくちゃ早い…
そしてその中でも最近のりほりほは、特にさゆが卒業した以降から、やっぱり元々の真面目なメンタルが再度、ふとしたステージングに出てる時があり。

この子の場合は元々頭一つ抜けて単独疾走してた所に、最近ついに他のメンバーが成長ピークで追随してきて、そういう意味でも今ぐらいって、本人の中では色々大変な時期だと思うんですよね。
その中でりほりほが今回光っている曲と言えば…やっぱ『女と男のララバイゲーム』でしょう!!
あのりほりほが完全に陶酔して大人の女演じながら客席に一瞥くれる瞬間!!神か!!!
女子かしまし物語の歌詞じゃないけど、鞘師の勇ましさって思えば地方育ちの女性の勇ましさなのかも。
ああいう表情もっともっと見たいですね。そして可愛い時はありのままに、それが女の根性じゃけえ!

飯窪春菜(10期 / サブリーダー)

道重リーダー時代から引き続き、サブリーダーを担当しているだけでなく、'15からはついにグループの最年長メンバーともなった飯窪はるなん。
2016年10月(次に年長の譜久村聖が20歳を迎えるタイミング)までは、彼女がモーニング娘。唯一の20代になります。
…といってもまだまだ根は漫画好きのピュアな女の子だと思うのですが!!
でもやっぱりさゆが卒業して、うまいスピードで段々大人っぽさを出してきてる感じはありますね。
外見も内面もそしてスキルも合わせて、今すごく伸び盛りなのが実ははるなん。
見てて純粋にわくわくする部分があります。(加入から4年というのもちょうど成長がグンとでてくる時期ですしね)

トークについてはもう完全に文句なし。女子かしまし物語の歌詞で今回「毒舌」を背負ったのも、私はこの子の覚悟を感じます。かっこいいぞ飯窪!!さすがヤンタンレギュラー!(※共演は明石家さんま)
あとダンスも、最近はこの子なりの躍動感がでてきたのが、実は秘かに注目してるし好きで。
最近までずーっとひょろひょろしてた(ごめんなさい)印象がぬぐえなかったんですけど、ついに体力とか筋肉とか、そういうフィジカル面が安定してきたんじゃないかなー。
'14時代と今だけでも、彼女のステージでの動作ってかなり変わってます。
遠くの客席からでもちゃんと目を引くパフォーマーになってきました。20歳も第二の確変の時期!

生田衣梨奈(9期 / サブリーダー)

道重前リーダーの指名を受け、'15からついにサブリーダーとなった9期年長チームのえりぽん。
あえてガキさんニュアンスで、生田。…本当にものすごくいい仕事しだしてきてるじゃないの生田!!!
今回のライブで地味に一番涙腺来たのは、『時空を超え 宇宙を超え』で譜久村、生田、飯窪の三人が先頭に並ぶシーン。
今までは道重、譜久村、飯窪の3TOPだったんですけど、フクちゃんがリーダーになってサブに生田が入って、曲中のフォーメーションで新しいグループのカタチを見た時…あの瞬間は本当に言葉に表せないほどの感動を覚えました。
現場でもしくは映像でぜひ色んな人に見て欲しい、今ツアーの一番の名シーンは私あの場面だと思います!

…んで生田に話を戻すと、この子自身もまた、グループ再編成と共に急激に歌パートが増えつつあるメンバーの1人。
本人も北海道昼公演で「今回は歌パートが多い!」と宣言してましたw
でもその話にはちゃんと続きがあります。
「歌で指摘されることも増えた。音痴だけど私は歌手だから、しっかり歌を届けていきたい」 (要約)
…これを話すその前向きな表情も何もかも今回はすごく成長と感動を感じたぞ生田!!!
最後にモーニング娘。'15サブリーダー・生田衣梨奈からの熱いメッセージをお読みください。
『そろそろ生田の時代くるぞ。みんなが時代においつけ』(会場内に設置されたソロMFTメッセージより)

譜久村聖(9期 / リーダー)

「フクちゃんなら大丈夫!」という前リーダーのエールと共に、史上最年少でモーニング娘。のリーダーになった譜久村聖。
温厚な性格の彼女、現行テレビや公式映像では意外にリーダー就任の気負いはないように映っちゃったりするんですけど、夜公演のMCでやっぱり彼女は彼女なりに思うことが今沢山あるよなぁ…って改めてその本心をちょっと共有できました。
「今度出るシングルは、私がリーダーになって初めて、そして12期にとって初めての大切な作品で、緊張もある」 (要約)

正直いまはリーダーとして心配な気持ちのほうが大きいです。初期からずっと観てきた大好きなモーニング娘。です。そのモーニング娘。に私が入ったとき、大好きなモーニング娘。の先輩たちが5人いての自分たちの加入でした。でも、いまはその大好きだった先輩が誰もいないんです。ほんとにいま自分がいるのはモーニング娘。なのかなとさえ感じるときがあります。
(譜久村聖 / 「ポップカルチャー見聞録 第18回」)

でもその一方で、彼女にはやっぱり歴代リーダーに負けない自分なりの強さもちゃんと備わってると感じます。
私の中で印象的だったのは、同じ北海道の昼公演MC。
最後に彼女はハロプロの歌詞の素晴らしさについて触れていたんですけど、それがまたすごく良かったんです。
”色んな解釈ができたり、後で振り返るとまた違う意味に気づくこともある”という、メンバーでありながらファンとも同じ目線のハロプロへの愛情を、心から、自分の言葉で表現できる新リーダー。
私もやっぱり、フクちゃんならきっと新しいモーニング娘。を作れると思います。
「フクちゃんなら大丈夫!」

でも13人になって初めての単独ツアーまでには、なんとしてもモーニング娘。’15の形を見せたいです。ツアーに向けていまからちゃんと努力していればみなの意識も変わるし、’15の出だしからきっといいものを見せられると思うんです
(譜久村聖 / 「ポップカルチャー見聞録 第18回」)

* * * * * *


<さいごに>
佐藤優樹の加入と共にモーニング娘。の北海道公演が復活して2年、はっきりいって今回のモーニング娘。'15@北海道は、過去最高の盛り上がりだったと思います。
歴代のメンバーもそうだし、サポートしているスタッフさん、全国各地から駆けつけてくれる心強い遠征ファンの方々、
そして何より聖地・北海道にてずっとハロプロを愛し続けている熱い男性ファン、そして女性ファンの皆さん!
誰が欠けてもきっとあの熱気は成立しなかったと思います。
一参加者として、地元ファンとして、最高の時間でした!!そして最高の思い出をありがとうございました!!

最後にプチ情報。今回の娘。コン@北海道日替わり、速攻売り切れたメンバーがまーちゃんとまりあちゃんでした。
次回以降ホーム北海道でこの2人の日替わり狙う方はお早めに…


<STORE>

*1:ライブハウス規模も含めると北海道のモーニング娘。単独ライブは2014年9月のナルチカぶり

*2:中国出身の8期メンバー。2007~2010年にモーニング娘。に在籍

*3:2012年のライブツアー「ウルトラスマート」で歌われた女子かしまし物語ver

「一人で行ったJuice=Juice『Wonderful World/Ca va ? Ca va ?』発売記念トーク&握手会@札幌」

ちょうど1週間前の話になりますが、新年度を迎えた2015年4月1日、HMV札幌ステラプレイス店で開催された「Juice=Juice」のシングル発売イベントに参加してきました!

今回北海道にきてくれたのはメンバー5人の中から選抜で、サブリーダー・金澤朋子ちゃん、そして宮本佳林ちゃんの2人。
この日は両A面のニューシングルから、「Ça va ? Ça va ?(サヴァサヴァ)」verの衣装でステージに登場してくれました。
少しレトロポップなこの装い、実際に見ても似合っててすごく良かった!



Juice=Juiceは大学生女子に人気?

学生が春休み中だった先日のカントリー・ガールズイベとは異なり、完全平日、しかも新年度初日という条件だったので、始まるまではちょっとドキドキしていたのですが…
この日はやはりイベントスタートの18時30分前後になって、どどどっと駆け込みのお客さんが。
そこで一気に人が増えて、だいぶ会場が埋まり、いい按配になりました。

んでこの日のイベで印象的だったのは、他グループのイベントに比べて、大学生くらいの女の子の比率が結構高く見えたことかな?
同じ会場でもモーニング娘。だともう少し上(社会人女性)が結構参加してて、アンジュルムやカントリー・ガールズとかだと、逆に中高生の女の子がどっと増える印象なんですよね。
その中でJuice=Juiceイベはやはり大学生くらい、しかもおしゃれに気を使ってる感じの子が結構沢山来てて。

女ヲタが多いと言われる北海道ですが、定点観測しているとグループごとの女性ファン層の違いも結構わかりやすく見えてきたりして、面白いなぁと思います。
(※Juice=Juice自身の平均年齢も、執筆時点で17.8歳)

「今回は春に来られて嬉しい」2年前とリンクしていた宮本佳林ちゃんの挨拶

トーク部分は開催日の4月1日にちなんで2人のエイプリルフールエピソードや、1日プロモーションで周ったという北海道札幌の印象、散策話などで盛り上がっていたのですが
(なんと狸小路を歩いていたらしい!身近すぎてどよめく道民ファン、それに驚くステージの2人)
個人的に印象に残ったのが、実は最後の宮本佳林ちゃんの挨拶でした。

ちょっとメモをとってないので、内容はざっくりになりますが…彼女はこの日、最後にこんな話をしていたんですね。
”Juice=Juiceになって初めて北海道に来たのは夏で、それからハロコンで冬にも来られるようになって、でもずっと他の季節にも来てみたかった、だから今回は春に来られて嬉しい”

…なんでこれが印象に残ったかというと、私はちょうどJuice=Juiceが初めて北海道に来たとき、デビューシングル『ロマンスの途中』のイベントにも参加しているんですが、
その時確か佳林ちゃんは北海道に来る事自体が初めてで、興奮ぎみにこんなニュアンスの話もしていたような記憶があるんです。
”これからもっと北海道に来て、色んな季節、景色を見てみたい”

デビューをきっかけに各地方、そしてここ北海道にも来る機会が少しずつ増えて来てもうすぐ2年。
地方現場の歴史は、住んでいる私たちにとってはもちろん確かに、大切な日々の記憶となって少しずつ心に根付いていってるわけですが…

たまたまかもしれないけど佳林ちゃんの挨拶の内容が偶然2年前とリンクしているのに気づいて、
ファンだけじゃなく、例え普段全く違う環境で日々を過ごしているアイドルにとっても
自然とこの場所で少しずつ、確かに時と記憶が重なっていってるんだなーっていう…
なんかちょっとそういう事を感じて、思わず胸がじーんとなってしまいました。

こういう気持ちって現場が沢山ある場所では出会えないものだったと思うので、そう考えると地方ヲタでよかったなって、なんかどこかちょっと嬉しくなれたりもして。

* * *

この日も2人がアナウンスしていたのですが、Juice=Juiceはちょうどファーストライブツアー、ライブハウス公演の千秋楽を、4月25日の札幌ペニーレーン24で迎えます。
5月には初めてホールコンのステージに立つことが決まっているJuice=Juice、ツアーファイナル当日にはこの北海道でもう一度、精一杯の声援をステージに送りたいと思っています!

<STORE>

「一人で行ったチーム・負けん気 7大都市ツアー ~本気☆輝きます~@札幌」

2015年3月23日、札幌ペニーレーン24にて行われた、チーム・負けん気のライブに行ってきました!
チーム・負けん気とは2014年に結成された、ハロプロエッグ出身の「THE ポッシボー」「吉川友」「アップアップガールズ(仮)」の3組からなるスペシャルユニット。

*1

この日は彼女たちにとって2月から始まった全国7大都市ツアーのファイナルでもあり、チーム・負けん気としては初めての、北海道公演でもありました。

このツアーは最初にチーム・負けん気名義のシングル曲『無限、Fly High!!』を歌った後、各チーム(ソロ)が順番に個別のステージを担当していくという流れになっていました。ここでは北海道公演のセットリストも振り返りつつ、感想などを書いていこうと思います。

アップアップガールズ(仮)

キラキラミライ』(サードアルバム (仮)
全力!Pump Up!!』(11thシングル
美女の野獣』(サードアルバム (仮)
ジャンパー!』(10thシングル
チョッパー☆チョッパー』(1thシングル
サイリウム』(4thシングル C/W*2

北海道公演のトップバッターを務めたのはアプガ。
アプガは2013年頃から定期的に、北海道でライブやイベントを開催してくれている事もあって、この日の3チームの中では一番、演者・客双方に安定感がありました。
だけど、パフォーマンス自体は相変わらず120%のパワープレイ!!
『美女の野獣』なんかは一見、ライトファンの多い地方でやるのは勇気いりそうな作品にも感じますが、それを物怖じせず完璧にやりきったあたり、最高にかっこよかった。
東名阪はもちろんなんですが北海道でも、アプガのライブは着々と次の段階に進み始めてる、そんな印象が残りました。

仙石みなみ

この日は足首の怪我によりフォーメーションに参加できず。ただ、安定感は健在!どこ切り取っても可愛い。
全体MCでは相変わらず吉川友さんからの求愛っぷりがハンパなかった。気持ちはわかる。

古川小夏

グループの”北海道エリアマネージャー”でもあり、この日はコーナープロデュースも担当。
愛され小夏!ずっとずっとずっと君がスキだ!!
最後の『Beautiful Dreamer』で1曲ずっと踊ってる姿は、本当に美しかった。

森咲樹

タッパがあり、さらに真顔と笑顔の使い分けですごく鮮烈なインパクトを与える子。
熊井ちゃんと似てるようで違う、大学生アイドルっぽさもまた魅力!
女の子が好きになれる女の子ですよね。同級生になりたい。

佐藤綾乃

アプガナンバーワンギャル、握手でさらに明るくなった髪を間近で見れてテンション上がった!
アプガ単独ではグイグイくる印象だけど、負けん気単位だと彼女がエッグ加入期では一番下になる事もあってか、ちょっと出てこれない感じがまた新鮮で逆に良かった。

佐保明梨

エッグ時代に夏焼雅、鈴木愛理とのスペシャルユニットに抜擢もされたくらい、その歌唱力は折り紙つき!*3
腕力も折り紙つき。この日最初が佐保ちゃんだったんですけど、女性アイドルの概念をぶっ壊すレベルの力強さに、しょっぱなから痺れた!(※しかも当人は満面の笑みなのが最高)

関根梓

アプガの小悪魔担当。普通そういう子って同性受けはあんまりよくないはずなんだけど、この子は女性もしっかり落とせる小悪魔なのが貴重。
女性限定ゾーンへのアピールもかなりうまいんです。後輩アイドルが勉強できるところ沢山!

新井愛瞳

アプガ最年少。何回かステージ観戦を重ねると、この子の表情に急に心掴まれる瞬間が訪れる。
「北海道でも雑誌の表紙よく見かけたよ」って言ったら素で喜んでくれた!
あんな表情見れたの初めて…(遂に見つかった)

THE ポッシボー

乙女!Be Ambitious!』(8thシングル
永遠ファイヤーボール!』(6thシングル C/W
勇気スーパーボール!』(9thシングル
希望と青春のヒカリ』(2ndアルバムが初出、『あらためまして、THE ポッシボーです!~入門編ベスト~』にも収録)
さぁ来い!ハピネス!』(7thシングル C/W
全力バンザーイ!My Glory!』(7thシングル*4


続いては、ライブ形式のステージはこの日が北海道初公演*5となった、THE ポッシボー。
…実はポッシボーに関しては個人的な思い出がありまして、私前回直接見たのが、2007年の夏ハロー!


(当時初披露だったインディーズ6thシングル『風のうわさ』)

その時はなんか、真っ白すぎる衣装もあいまって、小枝のような…
ちょうどアリーナ席で見てたんですけど、SSAのだだっぴろいステージではとにかく1曲やりきるのが精いっぱい、特に表情がガチガチだった*6という光景は、今でもずっと覚えています。

それからなんやかんやと時は過ぎ…なんと8年!
活動の停滞や解散危機を乗り越えて、久々に観たポッシボーは最高にかっこいいアイドル、そして素敵な女性へと、立派に成長を遂げていました。
ステージの1つ1つに、私が見れなかった努力や苦労の跡があった。もんのすごく感動しました。

諸塚香奈実

ポッシでも負けん気でも最年長、だけど穏やか。
昔はもうちょい強めの顔つきだったと思うのですが、今のメイクが歴代ベストだと思います。
良い意味で大学の友達にいそうな、親和性のあるビジュアルが個人的にどストライク。ぜひともお友達から始めたい…!!!

橋本愛奈

最近テレビで「チーママ」と紹介された彼女。実際近くで見ても…ホンマや!!
83年生まれの自分でもなぜか同世代的な安心感があったよはしもん…!!
握手の時に8年ぶりに見ると伝えたら、びっくりした後「(全員)こんな感じに成長しちゃって…」と言われたのは笑った
そんなあなたたちが大好きです!

秋山ゆりか

全方向型・美髪美人。この子はもろりんとは逆で、シュッとしたメイクで一気に垢抜けました!雰囲気もいい感じ。
特に目のあたりの黄金バランスが美しい人だなーと。
ステージで特に歌パートじゃない時も、ぐっと目立つオーラを放っていました。

岡田ロビン翔子

ポッシの現リーダー、本名はストューカス・ロビン・翔子。
…ちょっとなんでみんなもっと早くこの人の煽りすごい事教えてくれなかったの!!!
芸歴引き算しても煽り進行トークの間合いちょっと凄すぎるわ!!!
あのロビンちゃんが!!!あんなスーパーパフォーマーに!!!!

後藤夕貴

ポッシ最年少、でもこの子もパッと見はあんま年少感ないんだよな…ある意味時空が曲がってるアイドル、THE ポッシボー。
現ハロプロってこういう系統の顔の子ってあんまいないんだよなー。
魅惑の末っ子。だから、なんかふとした拍子に落とされそうな吸引力があります。大いにある。

吉川友

YOU the 3rd. ~WILD FLOWER~

いいじゃん』(7thシングル
きっかけはYOU!』(1thシングル
こんな私でよかったら』(3rdシングル
世界中に君は一人だけ』(6thシングル
URAHARAテンプテーション』(7thシングル
ずっとずっとずっと君がスキだ』(2ndアルバム『Two YOU』

本編のトリは満を持して、ソロの吉川友。
彼女は2011年のデビュー時期と2013年の2ndアルバム発売時にそれぞれ、リリイベで北海道へ来てくれた事があって、ただそれ以降はハロコンゲストも含めて結構ご無沙汰だったので、北海道ではかなり久々の生きっかとなりました。

ここんとこはずっとグループアイドルのステージングしか見てないので、ソロのパフォーマンスは今やかなり貴重。
そしてアプガの森咲樹ちゃんもブログで触れているのですが、当たり前だけど何もかも一人でやらなきゃいけないから使う体力も精神力も、やっぱりソロはハンパないなと…
グループなら誰かがフォローしてくれるところも自分だけで乗り越えなければならなかったりとか(昨日もそういう瞬間いくつもあった)、今回改めて、ソロアイドルのハードワークっぷりを実感しました。

でも逆にソロだから出来る事もあって、それは楽曲1つ1つに、ドラマ性をより色濃く反映させられること。
恋愛のテーマ1つにしても、グループアイドルはパート割のリレーでどうしても勢いがある程度ついてしまう所があるのですが、ソロアイドルは最初から最後まで、1人が統一された時間軸のなかで歩んでいけるから、より没入感がありますよね。
『こんな私でよかったら』とか『世界中に君は一人だけ』とか、元々原曲も好きなんですけど、ライブではさらにその表現をベストな形で受け取ることができて…グループにはないその引きこみ方がすごく良かったなぁと。
『URAHARAテンプテーション』はちょっとごっちん感*7もあってゾクゾクしたし、ソロアイドルの熱さを久々に思い出しました。
こう考えるとパワーや精神力、あと女優チックなビジュアルも合わせて、やっぱり吉川友はソロが一番ベストだった。

* * *

それぞれのステージが全て終わった後は、全員が登場して3曲を披露。
各会場でメンバーが1人ずつ手がけてきたこの”コラボタイム”のプロデュースを、ラストの北海道ではついに、アプガ・古川小夏が担当!

<古川小夏プロデュース・北海道セットリスト>
Beautiful Dreamer』(アプガ・12thシングル)
ずっとずっとずっと君がスキだ』(吉川友・2ndアルバム『Two YOU』)、
桜色のロマンチック』(ポッシ・2ndアルバム『②幸せの証』)

”ずっと踊りたかった”という理由で選曲された『Beautiful Dreamer』ではメンバーの歌と共に彼女が美しいダンスを1曲まるごと披露し、
愛されピンクの本領を発揮した『ずっとずっとずっと君がスキだ』では、メイン古川小夏を指さし演者と会場が一体となって「君がスキだ」!!!
ただこの曲の頭、きっかが「小夏卒業おめでと~!」っていいながら入ってきたのはめっちゃ笑いました
(※後に古川小夏本人も「自分メインにしたらなんか卒業ぽくなっちゃって、でも私まだまだ辞めないよ~!」と言ってた)

最後はチーム・負けん気のオリジナル曲『ライとも』(未音源化)を全員で歌って締め。
18時30分開演で、終わったのは21時近くだったかな?


最後に、今回初めてチーム・負けん気としてのライブを生で見てすごく印象に残ったこと。
それは彼女たちって、ステージ上から客1人1人としっかりアイコンタクトをとって、ライブ空間を作り上げていくんですよね。
もちろん会場の大小はあれど、誰一人ステージで、うわの空の子がいないんです。
必ずお客さんの目を見て顔を見て、すこしでも盛り上がろう、熱気を作ろう、とずっと走り続ける。

演者とアイコンタクトして、一緒に汗かいて、全身の感覚でともに一体となって楽しめる空間。
ライブステージとはどういうものなのかを、今回改めてすごく勉強させられた気がします。本当に。


首都圏限定開催だった第一回新人公演から、約8年。
やっと北海道在住の私でも、伝えられる日がやってきました。
ずっとずっと見てたけど、この子たちは

…やっぱりただものじゃなかった!!


<STORE>

*1:チーム・負けん気 特設サイトより http://www.up-front-works.jp/makenki/

*2:シングルの枚数表記はTパレからのリリース換算

*3:2009年の第2期「あぁ!」

*4:シングルの枚数表記はメジャーデビューからのリリース換算

*5:イベント形式だと、直近で2013年に北海道日本ハムファイターズ主催の『秋の祭典』@札幌ドームが1回

*6:当時はまだハロプロ在籍でしかも前例のない初のエッグ選抜。だからこそ、ハロプロのデビューグループになるのかどうなのかという点で、かなり身構えた受け止められ方をされていたグループでもあり…想像以上に当時の重圧はあったんじゃないかと思う

*7:元々楽曲の制作イメージも後藤真希