小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「一人で行ったカントリー・ガールズ ライブツアー2015 @小樽初日」

2014年11月のメンバー発表から8か月、ついにこの日がやってきました。
カントリー・ガールズにとって初めての単独ライブツアーが2015年7月19日、北海道の小樽 GOLDSTONEから、いよいよスタートです!

前身のカントリー娘。の出発点だった北海道との縁を大切に引き継ぎ、同じく北海道から始まる新生カントリーのステージ。
さらにメンバーの北海道出身・稲場愛香ちゃんにとっては、ツアー初日が自身初めての単独ライブ・凱旋公演にもなりました。

今回は一ハロヲタ、そして地元北海道民として、新たな歴史の1ページをがっつり見てきたその感想を
あえて【ネタバレなしで】お伝えしてみたいと思います。
行った人はセトリと照らし合わせながら、これからの人は色々想像しながら!
自由に楽しく読んでもらえれば幸いです。

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* * *

まず本題に入る前に、ちょっとつばきファクトリーのことを

今回のカントリー・ガールズライブツアーには”フレッシュアクト”として、2015年4月にハロプロ研修生から誕生しデビューを目指す「つばきファクトリー」が参加しています。

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元々は6人なのですが、その中で谷本安美ちゃんは先日痛めた足の治療の為、今回の小樽公演は欠席。
最初に「谷本安美が足の怪我の為、本日は出演する事ができません。ごめんなさい」とメンバー*3 から説明があり、改めて「今回は5人で精一杯頑張りますので、よろしくお願いします!」という挨拶から、ステージが始まりました。

フレッシュアクトは本編直前に行われ、数曲を披露。
結成まもない彼女たちはまだ持ち曲が「17才」(南沙織のカバー)しかないので、自ずとそれ以外はハローの先輩の楽曲になるわけですが

…最初の曲のイントロが流れた時は、会場中から歓声というかどよめきというか色んな大声が出ましたw
山岸理子ちゃん曰くある共通点を持ち合わせた楽曲を、今回のつばきはカントリー登場前に披露します。

たぶん今日のフレッシュアクトと前日のハロコン北海道に関して、出演した5人は新人ながらこの数日で急遽フォーメーションの修正に対応しなければならなかったと思うのですが
顔に緊張が出ていたハロコンと比べると、今日のフレッシュアクトは多少自信がついたのか楽しそうな、生き生きとした表情でパフォーマンスをしていたのがすごく印象的でした。
自己紹介もやはり研修生というステージから一歩進んで、ちゃんと自分の言葉で話そうとしている姿勢が良かったですし、
岸本ゆめのちゃんに至っては、のっけから度胸ありすぎて大物感ハンパなかったです!
(※これいい意味で!会場も予測してなかった挨拶にかなり盛り上がってたw)

ちなみにこれは書いても大丈夫だと思うのですが(メンバー自身がブログにも書いてましたね)
初日の小樽は、つばきのみんなも握手会に参加していました。
ちなみに今日の順番は浅倉→岸本→新沼→山岸→小片!
まさかでてくるとは思ってなくて、私はまったく心の準備をしていないまま握手になってしまったのですが、間近で見るつばきファクトリーはみんなつやつやで、そして輝きを感じるレベルの可愛さでクラクラしました…!
私と同じように、特に地方在住の方は今回が初めての握手という人も結構多いと思いますので、参加される方はぜひハロステのライブ映像をチェックして臨むことをお薦めします。

…でもやっぱり、今日のステージはできることなら、6人で迎えさせてあげたかった!
今日出れなかった谷本安美ちゃんも、実は北海道出身だったりするんです(しかも彼女の場合は現在も住んでいて、通いでハロプロのアイドルとして活動中)。
せっかく縁あって集まった6人、次は全員元気な姿で”凱旋”を行えるように一ファンとして願っています。

そしてやっと書き始めます、今日の主役・カントリー・ガールズ

…ほんとにそしてやっと書き始めます、今日の主役!!
フレッシュアクトが終わり、ほどなくしてついに初単独ライブのステージに立ったカントリー・ガールズ!!

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昨年秋の結成以降、カントリーは結構ステージ経験も重ねての今日だと思いますが、やはり初単独の初日だけに、出てきた直度のメンバーは笑顔の中にも、大きな緊張をのぞかせていました。
ただその中に余裕で進行するメンバーが1人だけ…そう安定と信頼のプレイングマネージャー、嗣永桃子23歳!!
実はその後MCで明かされたのですが、後輩チームの4人は本番の1分前まで泣きだしそうなくらい緊張していたらしく、森戸小関・稲場山木の組み合わせで「頑張ろうね」とお互い抱き合って励まし合っていたそうで。
そしてなんとなくあぶれる形になったももちPMは、その光景を写真に収めるべく懐中電灯で一生懸命4人を照らしていたそうですw

…でもそんな4人の様子を見ていて、「初心に帰った」とも後に打ち明けたももちPM。
彼女の優しくしっかりした進行で、ついに『カントリー・ガールズ ライブツアー2015』の幕は上がりました!



明るく楽しく懐かしくもある、カントリーの初単独は王道のハロプロライブ

メジャーデビューしたとはいえ、来月リリースの新曲を含めてもまだ持ち曲は計4曲のカントリー・ガールズ。
そこでやはりお披露目ツアーの軸は前身のカントリー娘。を含めた、先輩たちのカバー曲になっていくんですが、まずカントリー娘。からの選曲に関して…初ライブとしては、もう100点のピックアップ!!
シングルのチョイスは誰がどう考えても正解と断言できてしまうラインナップ、あとアルバムからもあの人気曲を持ってくるのがリアルタイムを知っている者としては感激の一言でした。

あとカン娘。以外の先輩カバーに関して…
先に書いておくと今回はももちPMの意向もあってか、Berryz工房の楽曲はありません。
それ以外の各ソロ・グループからそれぞれまんべんなく、カバー曲がチョイスされた形になっています。
("Berryzは歌わない"の活動姿勢は個別握手会などでも以前からPM本人が明言していたそう)

…そんでまたこの各ソロ・グループカバーのコーナーが、はっきりいってとんでもなく熱い!!!

なんかあれですよね、それこそももちPMがかつてガチの新人アイドルとして活躍していた前後、2003年あたりのごちゃごちゃしたハロコンと2007年あたりの伸び盛りのワンダコンの雰囲気をミックスしたような
たぶん2000年代のハロコンを通ってきた人たちにとってはこれ以上ないど真ん中のセットリストになってますし、
ここガチで、できるだけネタバレ控えてライブで直接コール順応した方がいい!
少なくともあの頃のハロコン勢ならイントロだけで思い出せる!!

むしろ”天国的”な4人曲、”夏的”な3人曲、”休日的”な2人曲は曲かかっても最初あんまりコール出てなかったのは意外というか当然なのか、やっぱその辺はファンの入れ替わりをリアルに感じました。
地方公演は特にその傾向が強いかもしれません。
でもひとつだけはっきりいえるのは、今回のカンガル初単独は知ってても例え知らなくても、ハロプロが好きならきっと気分がアガってしまう、明るく楽しい楽曲ラインナップで構成されているということです!

ちなみに予習して臨みたいという方は、とりあえずカン娘。時代の楽曲だけでも抑えておくと万能かも。
オススメはアルバム『カントリー娘。大全集(2)』かベストアルバム『カントリー娘。 メガベスト』です。

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せっかくなのでメンバーそれぞれの記憶もメモがてら


小関舞

非研修生組でグループ最年少、2002年生まれの小関舞ちゃん。
歌やダンスはまだまだこれからのところも多いですが、なんといってもこの子は舞台度胸がハンパないのが素晴らしい!
一番それを感じたのは、ももちPM以外のメンバーは初ステージということもあってなかなか客席を見る余裕がもててなかった中、一番早く笑顔をなじませて、後方のファンにもわかりやすく自身の明るさを伝えていけたところ。
あとMCで、ももちPMにあっけらかんと噛みつくのも改めて素晴らしいと思いましたw
(例:ラジオ体操の思い出話から「カントリーガールズでもラジオ体操の代わりに「許してにゃん体操」を踊ろう!」
と元気に提案するベテランももちに「振り覚えるのがめんどくさい」と平然と返す小関舞13歳)
小関・森戸の子供ペアは本当に見てるだけで幸せ!!!ほんとに!!!
今回のツアーも良い経験に、すくすくと育ってほしいです。

森戸知沙希

同じく非研修生組の”ちぃちゃん”こと、森戸知沙希ちゃん。
特にトークのような場面ではあまり前に出ず、気づいたら静かに赤面しているタイプの恥ずかしがりっぽい女の子なので一見、すごくおとなしそうなイメージがあると思います。
…ただ今回のライブですごく面白かったのが(もしかしたら回替わりかもしれないんですけど)
小樽では、彼女がある曲のバックダンサーとして出演する楽曲があったんです。
シンメ*5は先輩たちからもお手本にされるほどダンスの評価が高い稲場愛香ちゃんで、一体どうなるかなと思って見ていたのですがこれがまた…
イメージをしっかりくつがえすしなやかかつ確かな芯を感じさせるダンス!!
帰って来てからロコドル時代の映像も改めて見たんですが、バキバキ踊る稲場とも種別が違う、ハローの既存のダンスメンにもあまりいないタイプの子じゃないかなーこの子は…
カントリー、まだとんでもない逸材隠してるなと思います。少なくとも今の時点であれ見れる人は、かなりラッキーかも。

稲場愛香

元々地元の北海道でダンスのレッスンを積み、ロコドル*6としても活動していた時期がある稲場愛香ちゃん。
やはり今日、特に注目されていたのは凱旋となった彼女のパフォーマンスでしょう。
研修生時代からダンスは飛び抜けて目立っていましたが、歌も安定感があって、特にハロステダンス部でその実力を認められてきている最近は、メンタルの強さもしっかり身についてきているように思います。

この子に関することで忘れられないのは、やはり1月の地元・北海道でのメジャーデビュー発表時。
私はそんなに近くない距離で、確かその様子を見ていたと思うのですが、他のメンバーは笑顔を見せていたから余計に、
地元での発表に感極まって涙を抑えられなかった彼女の姿が強く印象に残っていて…
今までもたまに書いてますが、北海道在住の私は彼女のロコドル時代もオーディション時からたまたま見かけているので、
あれから、いや多分本人的にはもっともっと前の苦労や努力から、やっと今日のステージに立ったというのを思うとやっぱりどうしても、思い入れは強くなってしまいます(今日も実際グッときた)。
でも、いいなと思うのはあまり普段表向きにその苦労や努力を出さず、明るくアイドルしてくれるところかな。
色々とギャップを秘めてて、まだまだ引き出しも多そうな女の子。これからも北海道からずっと応援してるよー!

山木梨沙

後輩チームの中では一番年上、今年18歳になるハロプロ研修生出身の山木梨沙ちゃん。
実は高校生になってからハロプロ入り*7していることもあり、彼女の実質的なレッスン期間はまだ2年程度だと思うのですが、
それなりに下積みを経験してきた他のメンバーたちやそれこそ大ベテランのももちPMに揉まれても、しっかりステージで歌もダンスも結果を出せるのがまずこの子の凄いところ。
あとライブハウスの距離で初めて見てはっきり思ったのは…この子のビジュアルはなんか不思議な吸引力がある!
ビジュアルにおいて、幼い顔立ちの他のメンバーと少しまとっている空気、リズムが違うので、歌割を視線で追ってて、この子のところを通過するとその後彼女のビジュアルの印象がやけに刻み込まれたりするんですね。
この子を後列やサイドで発見した時の爆発力こそが、実はカントリー・ガールズのグループとしての一番の”肝”なんだと思います。
こういう子は後々予想以上にファンの支持が厚くなっていくタイプ。新規参入するならはっきり言って今です!

嗣永桃子

もはや説明不要、カントリー・ガールズにて現在第2のアイドル人生を送っているももちこと嗣永桃子PM。
前日のハロコンでもそして今回のカンガル初単独でも、ずーっと思ってましたけど、
少なくとも客前で今、完璧に新人グループの一メンバーに徹している姿勢は本当に尊敬の一言。
同期の℃-uteが最年長としてセンターでフィーチャーされる中で、探すとPMは最上階の端で堅実にバックダンサーやってたり、カントリー単独に関しても、ライブハウスの小さなステージで一切手を抜かずに完璧なパフォーマンスを見せてくれたり。
普通の23歳なら、絶対どこかでプライドにじみでますよ。というか出してもいい実績も十分すぎるほどあるでしょう。
でも今の嗣永桃子は少なくともグループの中では、ちゃんと「カントリー・ガールズの嗣永桃子」をやり通してるんです。
Berryzへの気持ちはもちろんファン、そして一番は本人が、色々抱いているものがあると思います。
だけどファンの距離から今の彼女の姿に一番の賛辞を送るとしたら、やはり「”カントリー”になってくれてありがとう」という一言につきる。
やっぱり、嗣永桃子は史上最強のプロアイドルです。

すんごく長くなってしまいましたが…とにかく今回のカントリー・ガールズの初ライブは見どころがギュッとつまっていて、先輩たちのライブにも負けないくらいの大きな盛り上がりを見せる、そんな明るく素敵なライブになっています!

最後に、北海道の人間から見たカントリー・ガールズの初ライブ

最後になりますが、「地元北海道」という視点から、改めて今回のライブの思い出を。

現在のグループに引き継がれた”カントリー”は、皆さんご存知の通り、今スーパーバイザーというポジションになっている里田まいちゃんが、後年はずっと1人で守り続けてきた名前です。
2006年のカントリー娘。の楽曲で、『革命チックKISS』という作品があります。
これは特に2001年以降、ほとんど単独名義で音楽作品をリリースできなかった後期カントリー娘。にとって、 *8
唯一といってもいいくらいのグループだけの、大切な大切なオリジナル曲でした。

私はカントリー娘。としてやってみたいことがたくさんありました。

もちろんたくさんの経験と良い思い出、温かいファンのみなさんとの身近な距離感、大好きな場所に変わりはありませんが、当時目標は他にもたくさんあって、単独ライブツアーやカントリー娘。としてメジャーシングルなんかも出してみたかった~!

1人になってからは私の実力不足で、それらを叶える事は出来ませんでしたが、

新たなメンバーを迎えて、カントリー娘。というグループが生命力溢れる元気いっぱいなグループになり、沢山の皆様に応援していただけるようになればいいなぁと思っています!

時差ボケなう | 里田まいオフィシャルブログ Powered by Ameba


www.youtube.com

グループ結成から改名までの15年で、たった一度だけ開催することができた2006年のカントリー娘。単独ライブ。
そこでも歌われたこの曲を2015年、カントリー・ガールズのライブ会場に向かう電車の中で外の景色を見ながら聴いていて、こらえきれないくらいの、感極まる思いがありました。

カントリー・ガールズにはこれから彼女たちが自分で作る、彼女たちだけの新しい未来が待っています。
その上で、でもその未来の最初の1日がここ北海道で現実になったというのは、里田まいちゃんを始め多くの人が支えたカントリー娘。という青春にとって、最高の恩返しだったのではないかと思います。

これから始まる新しい”カントリー”の物語、場所関係なくぜひ沢山の人たちに、見届けて欲しいです。
そして彼女たちの歌声との縁を感じたら、いつかここ北海道にも遊びにきてもらえると嬉しいです。
きっと素敵な思い出が、必ずできると思います。


<STORE>

*1:https://twitter.com/countrygirls_uf/status/622624733297684484/photo/1

*2:http://www.helloproject.com/tsubakifactory/

*3:確か山岸理子ちゃんがしゃべってたはず

*4:http://www.helloproject.com/countrygirls/profile/

*5:ジャニーズあたりで特によく使われる、左右対称に踊る2人のことを指す用語

*6:北海道の7人組グループ「PEACEFUL」。2011年結成、2012年解散

*7:2013年、高1の時に「モーニング娘。12期メンバーオーディションを受けたのが研修生入りのきっかけ

*8:2001年以降のシングルは全てカントリー娘。+モーニング娘。のコラボメンバー名義