小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「一人で行った吉川友 『花』インストアライブ&握手会@札幌」

2015年6月6日、HMV札幌ステラプレイス店で開催されたソロアイドル・吉川友さんの新曲インストアライブ&握手会に参加してきましたー!

吉川友さんは元々2006年のモーニング娘。8期オーディションをきっかけに、3期生*1としてハロプロエッグに加入。
エッグ在籍中からハローのステージはもちろん、アニメ「きらりん☆レボリューション」の”花咲こべに”役でも注目を集め、2011年にシングル「きっかけはYOU!」でソロアイドルとして念願のデビューを果たしました。

最近は「チーム・負けん気」*2のメンバーとしても活躍している彼女ですが、今回は本来の吉川友名義で、約2年ぶり*3となる北海道での単独リリースイベント。
この日は翌日に単独ライブも控えている中、札幌各所で全3回のイベントを開催し、その中の1発目となったHMV札幌でのイベントでは、計2曲をたっぷりじっくり聴かせてくれました。

2015年6月6日 / 吉川友 『花』インストアライブ@HMV札幌(1回目)レポ

1曲目:『こんな私でよかったら』

軽く挨拶や自己紹介をした後に、さっそく1曲目がスタート。
まず最初に披露したのは2011年12月に発売した3rdシングル曲、『こんな私でよかったら』でした。

この曲は以前、公式のファン投票*4でも1位に選ばれている人気曲なんですが、これ…はっきりいってもっと評価されていい2010年代アイドルの名曲!!!
リリース時に出演したTBSの歌番組「カミスン!」における曲そのもののパワー&堂々とした生歌はいまだに衝撃的で、たぶんこれ楽曲派&女性ファンが定着してきた2013年以降のリリースなら、絶対もうちょっと反響あったレベルの楽曲です。
あまりにも美人すぎるそのポテンシャルと何より同性ファンの参入タイミングから少し早いリリースだったのが、今でも惜しまれる。

この曲は以前それこそチーム・負けん気のライブで一回パフォーマンスを見た事があるのですが、ライブで見てもリリイベで見ても、等身大の可愛さと歌声の美しさが際立ってすごく心をもってかれます!!
何より新規ファンにも自信をもって推せるような楽曲を、地方リリイベにちゃんと入れてきてくれるというのが嬉しいじゃないですか。
実際私はこれを至近距離で聴けただけでもものすっごく幸せでした。
(※こういう興味で地方・新規ファンはまだまだ開拓できそう)

2曲目:『花』

そして次に「1曲フルでやります」と披露されたのが、このイベントのメインともいえる9thシングル、2015年5月にリリースされた最新曲『花』。
この曲は以前レビューでもご紹介しましたが、1曲がアイドル史上初の”17分25秒”という超大作で、女の一生を花になぞらえ、歌手・吉川友が第一楽章~第三楽章まで一人でその世界を表現していきます。

※当ブログでの楽曲レビュー
drifter-2181.hateblo.jp

私は『花』を生で聴くのはこの日が初めてだったんですが、一番びっくり&興味深かったのは、歌っている時のきっか自身の表情でした。

CDショップの中でのミニライブということで、ステージからは当然普通の買い物客も見えているだろうし、立ち見しているファンの私にも、周囲の日常音(会話や足音、店内BGMなど)が耳に入ってきます。
ステージ上のきっかも歌い出し(第一楽章 ~ヒナゲシのように~)は、たぶんそういう風景が視野に入りながらの表情になっていて、まぁそうだよな、ここそういう環境だもの、と納得しながら冷静に見ていました。

ただ、第二楽章 ~アネモネの恋~の部分に差し掛かったあたりからでしょうか。
このパートはセリフから楽曲が始まっていくのですが、セリフを語り出したあたりからだんだんとスイッチが入ったのか、吉川友の目が店内インストアとは思えない、ガチのステージモードに入っていきます。
そして朗々と歌い出す吉川友。

ここで改めてソロアイドルの強みを思い知ったのは、双方の視線がどうしても散らばりやすいグループと違い、ソロは本人がトランス状態に入ると、客もマンツーで一気にその世界に誘われてしまうということ。
はっきりいって私、店頭リリイベであそこまで周囲の雑音の記憶ないの初めてです。
なんなら後ろにあったスクリーンすら視界に入ってない。
曲中私の見ている世界に存在したのは完全に、ライトを浴びてステージで歌う吉川友、その一人だけ。

その後にアイドル的王道フィナーレとも言える第三楽章 ~コスモスへの祈り~があったから無事現実世界へと帰ることができたものの、結果的に『花』という楽曲を通して、私は今回、吉川友がなぜソロアイドルとしてデビューしたのか、これ以上ない衝撃と共にはっきり理解できた気がします。

彼女には、ソロという環境を最大限に生かせるスキルが全て完璧に備わっていた。
グループアイドルがまだまだ主力の時代ですが、それでもアイドルの歴史全体で見ればソロアイドルが生まれ続ける理由というのは絶対にあって、
吉川友はどんな時代に生まれても、きっとソロアイドルになる運命の女の子でした。

…ちょっと”選ばれしアイドル”という言葉まで浮かんだくらい、この『花』の生披露は例えインストアライブという環境でも鳥肌ものだったということを、今回一番伝えたかったです。
これほんと結構本気で。

* * *

私は残念ながら用事が重なったため、今回の北海道現場はこのイベントしか参加することができなかったのですが、翌日の6月7日には札幌MESSE HALLにて、「吉川友 7大都市ツアー2015 ~友言実行!~」の千秋楽公演が開催されました。

「勝手にmcでも言わせて頂きました。
もしまたツアーが、出来るなら!
次のツアーは札幌からスタート!!!!!!
日本列島の上から攻めてみたい!
友言実行出来るかな??」
(吉川友オフィシャルブログ / 「7大都市ツアー」

…あんなリリイベ見せられちゃうと、もしまたツアーがあるのなら、次は絶対行きたいわ!!
また東京方面にお住まいの方は6月もまだ『花』のリリイベに参加できるチャンスがあるそうなので、ご興味ある方は一度ぜひ、”ソロアイドルにしかできないあの世界観”を体験しにいってみてください。


<STORE>

YOU the 3rd.~WILDFLOWER~

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  • アーティスト:吉川友
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*1:エッグ加入順で言うときっかは真野恵里菜ちゃんの1期後輩、現モーニング娘。'15の譜久村聖ちゃん&現アンジュルムの竹内朱莉ちゃんの1期先輩にあたります

*2:THE ポッシボー、アップアップガールズ(仮)、吉川友の計13人で結成されたスペシャルユニット。全員がハロプロエッグ出身かつ非ハロプロのアイドルたちであり、2015年2~3月には初の全国ツアーも行われた

*3:前回は2013年5月の2ndアルバム「Two YOU」発売時…のはず

*4:参考:「吉川友「きっかフェス」で人気曲ランキングを披露」 / 音楽ナタリー / http://natalie.mu/music/news/83829