小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「北海道のボーイズグループ・NORDのライブに3ヶ月通ってみたので感想を書きます」(※仕事抜き)

いきなりですが最近、北海道のボーイズグループ・NORDにハマっています。

<経緯>
drifter-2181.hateblo.jp

そしてNORDの存在を知って以降、私は執筆業も営んでいるので、外部媒体であれやこれやと発信することでずっと応援の気持ちを形にしてきたのですが
一方で、私はただ純粋なるドルヲタでもあり、NORDのことを仕事の観点抜いて一度ガチのヲタ考察をやってみたい、という思いがずっとありました。

そんなドルヲタの前に今年突然降ってきたのが、NORDの「シュウイチ☆ライブ」。
6月のワンマンライブ(札幌市教育文化会館)を成功させるために、2019年1月から毎週メンバーが持ち回りでプロデュースを担当し、ほぼ固定のハコで自ら衣装演出セットリストを決めて、無料ミニライブを行っていくという試みです。

「毎週メンバーが持ち回りでプロデュースを担当」
「ほぼ固定のハコで」
「自ら衣装演出セットリストを決める」

……何それ絶対面白いに決まってるじゃん

というわけで1月24日の初日から雪の日も、雪の日も、雪の日も(北海道だから)、ドルヲタ1人で、NORDライブに毎週せっせと通いました。
平日夕方だから私と同年代のお姉さま方は大体仕事か家事。客層若い。制服姿のギャルいっぱい。しかし通い続けた。
まだ知名度は低いかもしれないけど、だからこそ通い続けたら、ステージに一体何が浮かび上がってくるのか。そこにこそ、私ドルヲタは純粋に興味があったのです。
そして行けるぶんだけ行きまくって、昨日で一区切りの8週目が終了。

前置きが長くなりましたが今回はまだあまり知名度がない、だけどドルヲタの私がものすごく面白いと思っているNORDのことを、仕事抜きでただただ語らせてほしいと思います。

―――

NORDについて仕事抜きで語らせてほしい(年齢順です)


Login • Instagramより

■舟木健(ふなき たける)
■生年月日:2001年8月10日

<はじめての人のために>
2001年生まれの17歳。歌、ダンス、演技とオールマイティにこなすNORDの最年少エース。唯一の高校生。メンバーカラーはレッド。

<ドルヲタの注目ポイント>
最年少ゆえのかわいさと伸びしろ

インスタを見てもらえば一目瞭然、お分かりいただけるだろうか、この完成度。
17歳にしてすでに180cmの高身長、俳優系の整った顔立ち、しかも子供の頃からミュージカルなどに出演していたおかげで、歌、ダンス、演技、何をやっても高得点を叩き出せてしまう舟木くん。これでおまけに楽器が弾けて曲作りもしている。なんかもうほんとすごいんですよ、21セイキウマレ…

しかし彼が本当に注目されるべきは、そんな高得点男なのに、NORDの中ではどこまでも「かわいい弟扱いである」ということなんです。
めちゃくちゃかっこいいダンスや煽りをこなした直後、ライブのMCでど下ネタが出てしまったときに、4歳上の卓城くんに「お前にはまだ早い」と言われて本当に早いから何も言えなくなってしまう舟木くん。
自分のプロデュースライブで念願のギター弾き語りが実現し、やはり4歳上の島くんに「よかったねぇ、ほんとうによかったねぇ」と誉めそやされ、本当に嬉しいからそれに何も返さずただただ聞いてしまう舟木くん。
……舟木くんはね!!本当にね!!かわいいんだよ!!
言われたことを抵抗や謙遜なくスッと受け入れられる、それは育ちの良さかなとも思うし、何より周りに愛されて育ってきた証拠だろうなと思うし、だからこそ安心できる「かわいい最年少」。

でも同時に、健くんはまだまだ成長中で、歌、ダンス、演技とすべてにおいて、さらにこれから熟成の余地が残りまくっている存在でもあるんですよ。
彼の芸能人としての本番はきっと19~20歳くらいからだろうなぁと思っていて、内面が完全に成熟したとき、すごい見ごたえのある表現者になるんだろうなと思うし。だけどそうなるともしかしたら、今の「かわいさ」はもう少しビジネス的な形で引っ込んでしまうのかもしれない。
だからこそ舟木くんを愛でるなら今のうちから。そしてそのうちステージで「あっ大人になってる」という表情を見つけられたら、その時に初めてこっちの勝ちだと思います(何が)。



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■枝元雷亜(えだもと らいあ)
■生年月日:1999年6月5日

<はじめての人のために>
1999年生まれの19歳。180cmの高身長と恵まれたその顔立ちで、雑誌Smartの専属モデルも務めている。メンバーカラーはオレンジ。ポテト愛好家。

<ドルヲタの注目ポイント>
実は歌・ダンスにおけるNORDのキーマン

雷亜くんといえば、やはり最初に目を引くのはそのスタイル。ただでさえ手足がスラっと長いのに、顔もめちゃくちゃ小さく、まさにモデルになるために生まれてきたような男。
そしてステージで次に注目されるのがツッコミ。実はほぼ全員が肝心なところでボケキャラというNORDにおいて、素早くかつ的確なツッコミをいれられる雷亜くんの存在はかなり貴重。だからトークスキルも本来なら絶賛したい。
しかし違うんだ、違うんだ、ビジュアルとツッコミセンスに長けた雷亜くんが本当に面白いのは……実は歌とダンスにおけるパフォーマンスなんです……!!

通常、NORDの歌唱メインは後述する島くん、花岡くんが張ることが多いです。その他に舟木くん、光くんも歌える人なので、卓城くん、そして雷亜くんは曲中でユニゾンや飛び道具的なパートを担うことが自然と多くなっていたりします。
しかし、本当は雷亜くんの歌声ってすんごく貴重な魅力を湛えてるんですよ。こちらの曲の1番Aメロを聴いてほしい。


NORD / 忙しい僕らの聖夜(よる)

ステージで映える歌声の持ち主が揃いまくってるNORDにおいて、雷亜くんの(独特のブレスの入れ方も含めた)少し細く、儚く、でも最後きっちりあわせてくる声って、実は楽曲の領域をものすごく広げてくれる存在なんです。
あと走ってそうなギリギリのラインで行き来する、そのリズム感も聞いててすごくドキドキするし面白い。
こういうのは狙ってできる芸当ではない、からこそ。

次曲の『Starlit Sky』でサビ前の結構おいしいところにソロパートが来てるのも、実はその辺深く関係してるんじゃないかなぁと想像しています。
そして舟木くん、光くんが注目されがちなダンスの部分で、時にデメリットにもなりうる長い手足で実はすごく器用にキレのあるリズムとってるのも雷亜くん。
モデルを目指すご本人が果たしてその魅力的なスキルをどれぐらい自覚しているかは不明ですが、とりあえず「歌とダンスめちゃくちゃ期待込みで見られてるしこれからもいろんな人に期待込みで見られてると思うよ」と、ここに一文書き残しておきたいと思います。



https://twitter.com/shimazaki0129より

■島太星(しま たいせい)
■生年月日:1998年1月29日

<はじめての人のために>
1998年生まれの21歳。圧倒的な歌唱力でいまや北海道外でもその名を知られつつある、NORDのメインボーカリスト。おしるこが大好き。メンバーカラーはグリーン。

<ドルヲタの注目ポイント>
ダンスや芝居の場数を踏むことである日突然に広がる「歌唱表現の幅」

オーディション時からその歌唱力で注目を集め、NORD結成後はひとりNYでアポロシアターのステージにも立っている島くん。彼は所属レーベルであるソニーミュージックの選抜ユニット「Love Harmony’s, Inc.」にも選ばれ、『浪漫飛行』のカバーは現在Youtubeで再生数約237万回と驚異の数字を残しています。

実は超テレビ向きなド天然キャラであるというギャップも含め、実力もあるし実績もすでにちゃんと残しているので、今さら歌がどうのとか天然がどうのとか、っていうところは今回私が語らずとも良いかなと思います。
ただその上で、この半年ぐらいで島くんに関してすんごく印象に残ったのが2点あって、それは「ダンスが明らかに上手くなった」、そして「MVでの表情が格段に良くなった」

まずダンス。島くんはオーディション時からすでにダンスが苦手ということが明かされていました。それはもうストレッチの段階から四苦八苦するほど。そしてNORDのメンバーになってもその苦手っぷりは変わらず、正直1年前のステージを思い出すと、その苦手意識を歌パートに比重を置く(ように見せる)ことでごまかしていたことも、時にはあったように、思います。
ただね、ここに来ていま島くんのダンスが、めちゃめちゃしっかりしてきている。それは体を鍛えた結果なのか練習の成果かはわからないけど、一番はおそらく、歌うことと踊ることの意味が彼の中でついに自然と繋がり始めた、ということだと思います。
踊ることへの恐れを島くん自身が払拭できつつあるから、お客さんは上手い下手じゃなくて「観賞に耐えうる自信を演者がちゃんと持ってるな」と解釈でき、自然にステージの世界に入っていってくれる。
あと島くんは今年放送のドラマ『チャンネルはそのまま!』にもメインキャストのひとりとして出演しているのですが、そこでガチンコのお芝居を経験してから、明らかに歌うときの表情も良くなってる。
すごくわかりやすいのがドラマ撮影後に公開された「Starlit Sky」の映像。それまでのMVにおける表情の引き出しが5だったとしたら、「Starlit Sky」の引き出しは500倍くらい増えてる。


NORD / Starlit Sky

もちろん歌唱力はもう言うまでもなく良いわけで、リズムも絶対外さないし、これにダンスとお芝居での成長が重なった場合……島くんは後にミュージカル方面でもガチで花開ける存在なんじゃないかなって思うんですよ。
だからこそ島くんは今のうちに、場数を踏めるだけ踏んどいた方が良い!
何か失敗しても\かわいい/のが若さの特権でもあるのだから、今のうちにいっぱい失敗して、そう遠くない未来でいっぱい成功してほしいです。



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■瀧原光(たきはら ひかる)
■生年月日:1997年6月12日

<はじめての人のために>
1997年生まれの21歳。運動神経が良く、ダンスの腕はピカイチ。NORDのアクロバット担当でもある。結構脱ぎたがりの筋肉マン。メンバーカラーはイエロー。

<ドルヲタの注目ポイント>
満場一致で「イケメン」と叫ばせてくれる存在感

光くんもインスタを見てもらえば一目瞭然なんですが、単刀直入にいってイケメン。かつてオーディション番組で一緒だったグランジ遠山さんも迷いなく推してたくらいのイケメン。
「(グループものでよくある)誰が一番かっこいいと思う?せーの」で指さしたら、間違いなく光くんはトップ取る顔立ち。ファンの皆様のTwitterとか見ていても、光くんに関しては他メンバーへの反応とちょっと違い、とにかくメロメロになっている女子が多い印象です。
それは彼の立派な個性であるという前置きで。

今回の本題はいざ光くんが、己の外見の整い具合を果たしてどれだけ自認しているのか。そしてそれをどれくらいパフォーマンスで生かそうと考えているのだろう、という話です。
現状彼はダンスで目を引き、大きいステージではアクロバットで喝采を浴びます。そして彼は甘く聴かせる歌声の持ち主でもある。
それでもね、いまのNORDのライブに早急にプラスできるコンテンツがあるとしたら、それは「瀧原光の2枚目っぷり」ではないのかと思うんですよ。
端的に説明すれば国民的アイドルでいうところの「オリジナルスマイルにおける木村拓哉」成分!!
ライブverだとかのSMAPの名曲・オリジナルスマイルは木村拓哉の独唱から始まっていくのですが、あの独唱の本当の肝は独特の木村拓哉歌唱ではなく、歌い終わった瞬間に木村拓哉が(意識的に放つ)イケメンぷりが誘発するところの「キャーーーーー!!!!」なんです
(もしくは歌い終わった瞬間に木村拓哉がマイクなしでさらっとキメる「ありがとう」からの「キャーーーーー!!!!」)

それこそ、あのオリジナルスマイルの出だし独唱を他のNORDメンバーで想像してみると、島くん花岡くんだと納得で終わってしまうし、舟木くんはまだ若い、長崎くん卓城くん雷亜くんは方向性がちょっと違う感じがする。
そう考えていくとボーイズグループ・NORDのパフォーマンス面において、「女子を一瞬にして虜にできる」特殊能力を授かっているのは光くんだけなんだよ!と兼SMAPファンは強く訴えたい。

そしてもう少し続ければ、SMAPにおいては木村拓哉が授かっていたその特殊能力を、若いうちからライブプロデュースを担当していたメンバーの中居正広は客観的にわかっていて、だから1994年のツアー「SEXY SIX SHOW」で、21歳の木村拓哉はピンスポットでひとりオリジナルスマイルを歌っているんです。
そしてそれから19年後の2013年、スマスマ「シングルノンストップメドレー」でも構成を担当したメンバーの中居正広と香取慎吾は、やはりオリジナルスマイルのところで木村拓哉の独唱を入れる。外せない要素として、です。
2枚目で売るっていうのは、このSMAP木村拓哉のように全身全霊をかけて担い続けるっていうやり方もあるし、はたまたステージの一瞬にだけ最強の飛び道具として持ってくる、というやり方も実はあって、意外と幅が広いんです。
そして通年にせよ、一瞬にせよ、光くんが己の顔立ちをどう生かすかは、周り回って彼の表現力を抜群に育てることになると思います。そしてそれをメンバーが客観的に引き立てられる視点があったら、なおグループとして心強いと思います。



https://twitter.com/takuwithyouより

■安保卓城(あんぼ たくしろ)
■生年月日:1997年4月8日

<はじめての人のために>
1997年生まれの21歳。一発で見分けられる金髪と、熱いハートの持ち主。NORDの煽り担当。実は料理男子でもある。メンバーカラーはブルー。

<ドルヲタの注目ポイント>
”最強の飛び道具”としてのさらなる発展

NORDのライブを観にいくとわかるのが、NORDのトークパートをかなりの部分で支えているのが卓城くんだという事実。進行役を務めるのが年長の花岡くんとして、実は後ろに隠れる形で卓城くんは観客の温度や残り時間にめちゃめちゃ気を配っている。たまにはその気配りが空回りしてしまうこともある、けれど!
卓城くんの姿勢はきっと年上になればなるほど、胸を打たれていく類のものだと思います。(=学生よりも社会人向けの男、安保卓城)

そして”NORDイチ熱い男”という一面も持ち合わせている彼の見せ場は、やっぱり飛び道具。……あのね、飛び道具って言葉だけ見るとすごく簡単に見えるけど、グループものでこの役割を任せられる存在は本当に大事だよ!!!
それがやっとひとつ楽曲でも形になったのが2018年の「ヤーレンソーラン」。
この曲は歌割にはない合間の煽りも含めて、今のところNORD安保卓城を代表する一曲だと私は密かに思っています。


NORD / ヤーレンソーラン

そんで……「飛び道具がピッタリです!」って言いきってしまったところ、同時にふと頭に浮かぶのは「じゃあ卓城くんはこれからもずっとメイン張れないんですか」という声になるんですけど、女性アイドルの例で申し訳ないのですが石川梨華がピックアップされたモーニング娘。の名曲「ザ☆ピ~ス」なんかはまさに、”飛び道具”がセンター勝ち取った好例そのものであって。

思えば石川梨華も、後ろに隠れがちな真面目な気遣い屋という共通点があったんですよ。だからデビュー当時は本当にステージで目立てない存在、でもそんな彼女が”自分のやるべきことがちょっと見えてきた”きっかけが、師匠のつんく♂曰くデビュー3作目の『恋愛レボリューション21』における「ホイ!」のセリフだったそう。
「歌はヘタかもしれないけど、やる気でカバーできるタイプ」(つんく♂)。
そう、グループものの作品ってやっぱり上手い下手以外にも「聞き手のイメージ通りの歌が歌える」とか「自分なりの解釈をもって歌える」とか、正解が沢山あるんです。そうして石川梨華はやがて努力とともにシングル曲のセンターを取っていった。
だから卓城くんも、まさに「ヤーレンソーラン」のような見せ場をスタートラインとして、あとは自分がどう伸びていけるか、その分析と解釈だと思うんです。
それこそ「忙しい僕らの聖夜」の2番のAメロソロパートが本人の人柄にマッチしていて、歌声と共鳴して、とても聴き心地良かったように。

ちなみに卓城くんはゆずがすごく好きみたいなのですが、NORDの『ガッツ一直線!』なんかは、ゆずの『少年』『シシカバブー』『いちご』っぽいテイストの楽曲にも聴こえます。そしてまさにそういうポップソングは、卓城くんとも相性良さそうな気がします!



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■花岡領太(はなおか りょうた)
■生年月日:1995年8月22日

<はじめての人のために>
1995年生まれの23歳。NORDのメインボーカルであり、同時にライブに欠かせないMC担当。”あざとかわいい”担当でもある。メンバーカラーはピンク。

<ドルヲタの注目ポイント>
はっちゃけた時こそが花岡領太の真髄

NORD内ではこれまで紹介したメンバーより少し年上で、ステージでは進行役を担当することが多い花岡くん。特に大事な告知は必ず彼。その言葉の端々からも、彼が礼儀作法をきちんと重んじて生きてきたタイプの人であるということがなんとなくわかります。
NORDに入る前のオーディション時、用事があって母校に電話をかけた際の当時20歳の彼が、すでに敬語をバリバリ使いこなしていたのも今だに印象的。芸能人もまた社会人なわけで、そういうことが身についている人がイケメングループにおいて一人は絶対いなくちゃダメだろうし、花岡くんはそういう役割も期待されての、NORDメンバーであるのだろうと思います。

……しかしね、花岡くんの一番面白いところは、実はしっかりとは真逆の「はっちゃけた時」であると、私は主張したい!

実は今回通ったシュウイチライブでも、今までのところこの8週で一番ステージングが変わったの、私は花岡くんだと思ってるんです。
思い出すとそれまでのライブ、そしてシュウイチライブの初回、花岡くんはいつもどこか「おさまりが良い」パフォーマーだったんですよ。
平均点より少し上回ったところで自らを留めちゃう感じ。
それは個人なりの美学もあるのかなと思うけど、もしかしたら、この若いグループの中で最年長のリーダーがお休みしたことによって、彼の中ではいつしか自然と脱線できない責任感が勝っていたのかもしれない、とも思う。
ただその重かった”責任”の部分が、持ち回りのプロデューサー制にした今回のシュウイチライブでは、少し下ろせたんじゃないかなって。
週を追うごとに、花岡くんはどんどん表情が本当に豊かになったし、MCの足し引きもどんどん柔軟になっていきました。

NORDの年長組で、若い頃からバリバリ敬語つかえるくらいにしっかりしている花岡くんですが、本当は彼もまた年下のメンバーと同じく、本来「弟」気質の強い人だと個人的には思っています。
だからこそそのエネルギーがちゃんと発散できる環境が最重要で、場が整った途端、彼の前のめりな歌やダンスは急に個人の強みとして活きてくる。
そしてトークの脂乗りもやたらよくなる。
総合すると、頑張れちっちゃい好青年!
(そして「弟」気質を考えると、tiktokにいったのはとても正しい選択のような気がします)



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■長崎佑亮(ながさき ゆうすけ)
■生年月日:1994年5月9日

<はじめての人のために>
1994年生まれの24歳。NORDの最年長リーダー。現在は足の怪我によりお休み中。メンバーカラーはパープル。

<ドルヲタの注目ポイント>
弟だらけなボーイズグループNORDの「長兄」

そしてNORDを考察する上で、やっぱり外せないのはリーダーである長崎くんの存在。
といっても私が本格的にNORDのライブを見始めたのは長崎くんがお休みに入った後のことで、ステージに立っているリーダーはまだ見れたことがありません。
現時点の素材はオーディションの過去映像や、冠番組として放送されていたレバレバ!ノール、長崎くんがフル出演しているZeppSapporoでのワンマンライブのDVD、あと以前少しお話させてもらったことがある、くらいで。

ストレートに書くと、長崎くんは「ガチですでに大人だな」と思います。
花岡くんもしっかりしてるんだけど、1歳上の長崎くんはさらなるしっかり者。会話の出し引きが大人としてすでに完成されている印象。だからこそ、事務所の先輩であるTEAM NACS・森崎リーダーのラジオ番組「森崎博之のジャンジャンジャンプ」でもパーソナリティを任されたのだと思うし。

でも何があれって、これは長崎くんに本当に伝わってほしい部分ですが、NORDはずっと本心で長崎くんの帰りを待っている。
お休みの期間、「弟」6人はどのステージでも毎回必ず長崎くんの紹介もしています。それは自分たちの単独ライブだけじゃなく、満員の観客で埋め尽くされた北海きたえーるの「CUE DREAM JAM-BOREE 2018」でも、同じでした。
その積み重なった紹介の回数だけ、メンバーは「長崎くんの帰る場所」を守り続けている。
そしてその6人からの紹介に\ゆうすけー/で答えるファンの皆さんもまた、長崎くんにおかえりと言える場所を守り続けている。

私もまた、長崎くんがステージに帰ってくるその瞬間を、ひとりのファンとして楽しみに待っていたいと思っています。

あとついでにバンドが大好きな長崎くんへ、時代は違うけど同じくバンド界隈を見聞きしてきた人間として、今はバンドマンもマルチであることを求められる時代なので、ボーイズグループのステージ経験はそのまま後にものすごく活きてくると思います。
というかボーイズグループ兼バンドマンが一人くらいいたっていいと思います。それが許される時代なのだから。
いつかNORDのライブで長崎くんがギター弾いているところが見たい。
その日も、楽しみに待っています。

――

ここまで読んでくれた方へのお知らせ

【この記事を読んでNORDをもっと知りたくなった方へのおすすめ】

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NORD 3rd Anniversary LIVE 2019〜集まれ1,000人☆ゴー!ゴー!教文〜(2019年6月1日)

詳細は→https://nord-official.jp/


というわけで、今夜のお相手はただのヲタでした。文字数カウントしたところこの投稿11610文字になってました。笑った。まぁいいや、スッキリしたのでまたどこかの記事でお会いしましょう。

それでは皆さん、サリュー!*1

「たまには仕事抜きでハロプロの話がしたかった(2019冬・ハロコン札幌編)」



20190223 Hello! Project 20th Anniversary!! Hello! Project 2019 WINTER 〜YOU & I〜@個人メモ

■平井美葉(BEYOOOOONDS)
平井美葉さんやばい。平井美葉さんやばい。平井美葉さんやばい。謎の吸引力。あの髪型とあの衣装でハローのステージでさらっと踊ってるときの良いザラつき。クセになりすぎる。なのに前髪作ったら幼顔とかもうほんと好きになっちゃうじゃん系女子…

■前田こころ(BEYOOOOONDS)
昨夏の『眼鏡の男の子』で見事に前田こころ先輩に心射抜かれまして、それ以来約半年ぶりの先輩でしたが、やっぱりとっても素晴らしかった。みんなおんなじこと考えてるっぽくて全然写真が買えない(売り切れまくり)。前田先輩によるラブマの「ディヤーー」が一回見てみたい。

■岡村美波(BEYOOOOONDS)
昨年、北研の定期公演にゲストで出演していたときの笑顔に、鈴木香音ちゃんをちょっと思い出して。今日もそうでしたが、まんまるキラキラ少女の笑顔はなんてこんなに素晴らしいのだろう。生きる活力になります。あとあやちょみぃみ『ロボキッス』の幸福感もハンパなかったです。

■秋山眞緒(つばきファクトリー)
可愛くて、女子力高くて、やっぱり可愛いつばきファクトリーにまおぴんがいるのって良い意味で”ズルい”。強すぎ。そしてスタッフサイドも『Just Try!』といい『三回目のデート神話』といいまおぴんの出しどころわかりすぎててやっぱりズルい。

■小野瑞歩(つばきファクトリー)
今回のハロコンとは関係なく、ハロモバメールの「私、春が来たら「春恋歌」歌いながらスキップしたいの!」の時にもう私落ちています(報告)。私も春来たらスキップする。

■浜浦彩乃(こぶしファクトリー)
自分の性格的にいつもはついついサブメンを目で追ってしまいがちなんですが、今日ははまちゃんのエース味溢れるパフォーマンスやその表情がどこか印象に残りました。いっそ彼女のクイーンっぷりが一回大爆発するフィーチャー曲を見てみたい。

■高木紗友希(Juice=Juice)
高木(※私はこう呼んでいます)を見ると私のマツコ・デラックスが「…ちょっとあんたいいじゃない…!!」ってすげぇザワつくのでもうほんと高木だけを見ていたい。一皮どころか三皮くらい剥けまくった今の高木ほんと好き。まさかさゆべぇがこんな激ツボ姐さんになるとは…アイドル人生わからん。

■太田遥香(アンジュルム)
北研時代のはーちゃん、なんなら昨年11月の北研ラストステージ時点でも彼女はもっとパワーだけで荒々しく踊ってた印象で、それがアンジュルム加入の数か月でものの見事にアップデートされた印象。まじかはーちゃん、そら受かるわ…5月の凱旋も楽しみ。どうぞ全国のアンジュルムファンの皆さま、はーちゃんをよろしくお願いいたします。

■伊勢鈴蘭(アンジュルム)
彼女はダンスメンという情報は事前になんとなく聞いていたのですが、何がすごいって15歳で足し算のダンスじゃなく「引き算のダンス」できるのがすごいなって。なんつーか感性が独特で、楽しみな子。19歳ぐらいまでの成長過程をじっくり見たい。

■モーニング娘。'19
(彼女たちは個人というよりグループの感想で)広いホールのステージで、パフォーマンスもそうなんだけど”アイコンタクトすら要らないくらい”の関係性で客前に立ってるのがすっごい良かった。あの心臓がグイグイドキドキくるかっこよさは今のモーニング娘。'19の強み。改めて面白いなぁと感じさせられました。

■ハロプロ研修生北海道
一緒にお仕事させてもらった時の印象も含め、北研のみんなは本当に一生懸命で、いつでもどこでもあのステージのままのキラキラ中学生です。今日の『ハンコウキ!』も4人でめいっぱい頑張っててグッときました。北研みんなの夢が、どうか叶いますように×7。


■梁川奈々美(カントリー・ガールズ/Juice=Juice)
卒業を発表してからのアイドル・やなみんはまさに「人を感動させたいのなら泣いたらダメ」のももちイズムを体現してて、きっと普通の女の子としても幸せに生きてくれそうで、だからこっちが泣いてしまった。本音をいえば、もっともっとアイドルとしてのやなみんを見ていたかったです。だけどそんなのヲタクの勝手です。私も頑張って幸せに生きるので、やなみんもこれからの人生、明るく幸せに生きてください。

※アンジュルムのあやちょはまだ北海道単独残ってるけど、もしかしたら今回でJuice=Juiceの宮崎由加ちゃんも北海道最後だったりするのだろうか…??ゆかにゃに関しては220ライブハウスツアーの思い出がありすぎるのと、なんかまだ実感わかず、とりあえず…

―――――


<STORE>

「鈴木愛理がソロアーティストとして北海道に帰ってきてくれた意味」 #PLD_TOUR


http://www.airisuzuki-officialweb.com/

”15年目の新人”として今年テレビやSNSで話題になった、女性ソロアーティスト・鈴木愛理さん。
そんな彼女の初の単独ライブが初めてこの北海道でも開催されることとなり、12月8日、会場のZeppSapporoに行ってきました!

2002年にわずか8歳で芸能界入りした後、2017年6月までハロー!プロジェクトのアイドルグループ・℃-uteのエースメンバーとして活躍し、その歌唱力の高さとともに「アイドルが憧れるアイドル」として同性からの支持も高かった彼女。
この北の地でも、最高気温マイナス5度を記録したこの冬一番の冷え込みに負けず、ライブ会場には女性ファンがかなり来場していました。
そして女性ファンも男性ファンも、皆“AIRI MANIA”の文字が刻まれた専用サイリウムを手にして、皆楽しそうな表情で続々と席に座ります。

ソロになった鈴木愛理の”譲れないこだわり”

客電が落ち、ダンサーとともにステージに登場したのはファッショナブルな“冬衣装”に身を包んだアーティスト・鈴木愛理。
ファッション誌『Ray』の現役モデルであり、常々SNSでボディメイクについても積極的に発信している彼女、いざこの目で見て……やっぱりビジュアル完璧!!!めちゃくちゃスタイル良い!!!可愛い!!!!!

しかも驚愕なのはあの可愛さの上で、軽やかに歌い踊る足元はバリバリめちゃくちゃ高いヒールであるということ。
これは女性としての美しさとかっこいいステージパフォーマンスを両立させるという、「アイドル界最強」と言われた℃-ute時代の信念を、彼女は今もソロとして貫いているというのが理由です。

『DISTANCE』MVより

また同時に際立つのが、彼女の歌声とバッチリハマっているバックバンドの演奏。
この”生バンドスタイル”も、やはりアイドル時代に所属していた派生ユニット・Buono!で、彼女が生バンドで作り上げるライブステージの楽しさを10年に渡り経験していたことから、ソロのステージにも取り入れたいと決めたのだそうです。

『光の方へ』MVより

ソロライブでついに実現した、ファン待望の○○タイム

今年6月にリリースした初のソロアルバム「Do me a favor」の収録曲だけでなく、多数の新曲を織り交ぜながら、タイトル通り“デート”の世界観の中で進んでいくライブ。
どれだけ曲数を重ねても歌声がブレるどころか、どんどんパワーアップしていくのはさすが実力派のハロプロ育ち。
またアイドル時代から保たれている可愛さだけでなく、時に激しいギターサウンドをバックに別れを情感たっぷりに歌いあげるなど、ステージでは着実に「進化していく鈴木愛理」の一面も感じることができます。

またこのライブの中で客席からひときわ大きな歓声が上がったのが、グループ時代には一度も実現していなかった“ライブ中のスマホ撮影タイム”
「PARALLEL DATE」ツアーではライブ途中に突然ナレーションが入り、客席からのスマートフォンでの写真撮影がある1曲に限り、全面解禁になることが告げられるんです。
しかも嬉しいのはこの時撮影した写真は、SNSでの投稿がOKになっていること。
それを受けて私も撮影に挑戦してみたのですが……いやー楽しい!まじで楽しい!!思わず最高の一枚を撮りたくなってしまう。

しかも良いなと思ったのは、ちゃんとファンがスマホに夢中になってしまわないように、撮影を楽しむところとライブとして楽しむところを事前にアナウンスした上で、じっくり展開してくれるライブ撮影タイムになっているんです。
(※そしてめっちゃポーズを取ってくれるサービス旺盛な愛理ちゃん)

海外アーティストの来日公演では一般的とも言いますが、柔軟に取り入れてくれるところには、彼女のライブに対する非常な前向きな姿勢を感じました。
また他にも演出やMCなど、実は”最後列の観客の存在”までをよく考え抜いている、細かい配慮の効いているライブだというのが、実際に会場に行ってみるとすごく印象に残ります。

鈴木愛理が、ソロアーティストとして北海道に帰ってきてくれた意味

20年来のハロプロファンでもある私は、彼女が所属していたアイドルグループ・℃-uteのことをずっと応援していて、愛理ちゃんのことも、インディーズデビューのまだ小学生だった頃から、ずっとずっと応援していました。

それこそ、℃-uteが解散する直前の2017年5月。
この北海道で行われた℃-uteの最後のライブも、会場はやはり同じ、ZeppSapporoだったんです。

drifter-2181.hateblo.jp

℃-uteの解散を発表した直後、かつて「自分の歌で人に勇気や笑顔を与えたい」という夢をずっと語り続けていたはずの彼女が、「キャスターとかマルチタレントになりたい」とそれまでとはまったく違う夢を掲げて、一度かなりビックリしたのを覚えています。
しかしそこにあった本当の気持ちを、彼女がブログでありのままファンに打ち明けたのも、実はそのZeppSapporoの、最後の北海道公演が終わった直後でした。

「(歌が)本当に好きなことだからこそ 自信持って、『これがやりたいんです!』って言えなかった」
「無理だろって言われるかもしれない。アイドルやってればよかったのにねって もしかしたら言われるかもしれない」

♡今後の活動について(あいり) | ℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba

でも彼女はその長い不安を乗り越えて、同じブログ記事で「解散後はソロで歌手活動をします」「かっこよさだけではない、どこか可愛さも兼ね備えた、そんな歌手になりたい」と自分の意志を、初めて公表します。

そして1年半後。
もう一度この北海道に、自分の叶えたい夢とともに帰ってきてくれたのが、今回の初めてのソロツアーでもありました。

「アイドルでやってきたこと、無駄になんてしたくない」

♡今後の活動について(あいり) | ℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba

高いヒールや生バンドの採用など、まさに「アイドルとしての活動を誇りに」ステージに立ち続ける“15年目の新人”鈴木愛理は、やっぱり可愛くて、そしてすごくかっこいい、そんな素敵なソロアーティストになっていました。

約2時間の“パラレルデート”が終わった後、印象的だったのは、ファンが頬を緩ませて「元気をもらったね」とポジティブに語り合っていた姿。
きっと彼女の夢を叶えようとするエネルギーは、この日のライブでも歌とダンスからたくさん広がり、多くの人の大切な思い出や励ましになっていたのではないかと思います。


願わくば、また地方ツアーを、北海道公演を実現してほしい!

私もソロアーティスト・鈴木愛理の新しいステージに励まされた一人として、そんな明日を、この北海道でまた楽しみに待っていようと思います。


<鈴木愛理>
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「一人で行ったハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.5」

※時間の都合上、簡素な感じですみません

2017年11月23日「ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.5」

(札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校 7階イベントホール)


【昼公演・セットリスト】

1 HELLO TO YOU~ハロー!プロジェクト10周年記念テーマ~(全員)

※2007年のモーニング娘。ベストアルバムに収録

<MC 自己紹介+秋といえば〇〇(それぞれ一言)>

2 Hello! まっさらの自分(北研・北川以外の全員)

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

3 テーブル席空いててもカウンター席(全員)

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

4 天まで登れ!(ハロプロ研修生北海道)

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

<MC 全員でフリートーク・最近の話>
<ミニゲーム ハロプロ研修生北海道・四番勝負!>
※ゲームにはMC稲場愛香も参加
・万歩計ダンシング対決
・空き缶詰み対決
・早口ことば対決
・あっちむいてホイ対決

5 恋泥棒(稲場愛香+北研・工藤山﨑)

※カントリー・ガールズの1stシングル曲

<MC 稲場ソロトーク>

6 恋ing(稲場愛香)
※モーニング娘。の20thシングルc/w曲
7 都会っ子 純情(稲場愛香+北研・工藤山﨑)
※℃-uteのメジャー3rdシングル曲

<MC ハロプロ研修生北海道&稲場愛香挨拶>

8 リアル☆リトル☆ガール(ハロプロ研修生北海道)
※ハロプロ研修生北海道のオリジナルソング
9 Say! Hello!(ハロプロ研修生北海道)
※ハロプロ研修生のオリジナルソング

・オールスタンディング
・司会はアラケンさん
・その他スタッフは会場の専門学校に通う学生さん
・終演後にハイタッチでお見送りあり

<ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.5の総評>

9月に開催された前回のVol.4は仕事の都合で行けなかったので、個人的には約4か月ぶりの北研・定期公演でした。
さらにいえば地元北海道で芸能活動を再開した稲場愛香ちゃん(カントリー・ガールズ卒業生)を観れたのは1年半ぶり…!!

*1

「事務所の方とは体調に伴い、半年くらい前から今後の稲場愛香について話し合いをさせて頂きまして、この度、ハロプロ研修生北海道のみんなのリーダー的な役割をさせて頂くという事で、アドバイスをしたり一緒にステージに立たせてもらいながら、個人でも北海道を中心に様々な活動ができるよう頑張っていきます」
https://ameblo.jp/inaba-manaka/day-20170909.html

歌、踊り、そしてMCと最前線でバリバリ活躍していた稲場先輩の合流で、北研定期公演は、だいぶライブとしてその形が整ってきました。
Vol.1の頃は正直ステージサイドがあまりにも手探りでものすごくハラハラしてたんですが、今は同じチケット代とは思えないほどの充実っぷりです。
稲場先輩のおかげで曲数が少し増えたのも満足度に大いに貢献していると思います。
ちなみに稲場先輩が合流した前回から1日2回公演になり、今回のVol.5では当日券もでていましたが、抽選待機列が想像以上にボリュームあってビックリしました。
そんなに大きい会場ではないとはいえ、お客さんの前で彼女たちが歌い踊れる貴重な機会、本州からもたくさんのファンの方が観に来てくださって、北海道の一ハロヲタとしてとても感謝しています。


<ハロプロ研修生北海道 ひとことメモ>

【太田遥香ちゃん】中2

北研の”小さい最年長”。少し見ないうちに表情がだいぶお姉さんになったような気がしました。遠目で見ると時々ハッとするくらい。
ちょうど14歳、演者として引き算を覚えたというよりは、内面が大人びたのではないかな?と。
声は相変わらず可愛いし、ゲームではしゃぐ姿は以前のままですが、来年は一人受験生になってしまうということもあるので、学業にせよ芸能活動にせよ、周囲の大人や愛香ちゃんなどが彼女をしっかりサポートしてくれたらいいなと願っています。

【佐藤光ちゃん】中1

北研の歌エース&モノマネエース。この子はハロプロのステージにおいてはもう佇まいだけで満点たたき出せる子なんですが、それでいてMCでぽろっと出てくる言葉のチョイスが絶妙という部分が、またニクいんです。単なる”エース”では終わらせない魅力をまだ隠し持ってる。
高校生くらいになった時のビジュアルと佇まい、そしてトーク力がどう築かれているかが気になるメンバー、まだまだ楽しみです。

【石栗奏美ちゃん】中1

北研のしっかりさん。1月の定期公演Vol.1の時点では長かった髪を9月の定期公演Vol.4あたりでばっさりショートにしたんですけど、彼女の生き生きとしたエネルギッシュな表情は、ショートの方がすごく映える!!
活動初期の予想に反して意外と子供っぽいところが残ってるのがまた良さだと思うんで、今のまま、パフォーマンスもトークも全力で突っ切ってほしいです。
ここに来てついにロコドル経験値の殻を破れてきた感がある。

【河野みのりちゃん】中1

北研の隠れ実力派。Vol.3くらいからかなり表情が良くなり、ついつい目で追ってしまいます。
雰囲気が大人っぽくて背が高いからどうしてもフロントよりサイドに回されがち、そんな中ででもしっかりステージを支えてる、そういう子に私はどうも弱いんだよな…表情だけじゃなくトークでも結構前に出られるようになってきて、いい感じです。
MCでついに”みのりんご”推してきたところも私は好き。

【北川亮ちゃん】中1

北研が誇るスターアイドル。彼女も髪を切ったことでまたひとつ垢抜けたのと、さらにここにきてついに歌が良くなり、パフォーマンスにも安定感がでてきました(なんというかもうちょっと軸がフラフラしてるイメージだったのが、どっしり構えることができるようになってきた)。
声のトーンもまた少し明るくなったかな?
そして本人はたぶん無意識の、髪を振り回したりするようなダンス中の何気ない仕草に伸びしろの光明を見てます。

【工藤由愛ちゃん】中1

北研の注目株、とにかくタコが大好きな女の子。この子ほんと不思議です。すでに一人完成されてる!!
歌が上手いとかダンスが上手いとかそういうことじゃなくて、存在がもうまるっと、ステージの上に立つべき人として完成できちゃってるんです。しかも無理なく、自然体のままに。
まさか1年でここまでかっ飛ばした適応性見せるとは思わなかった。もういつデビューグループに引き抜かれても驚きません。

【山﨑愛生ちゃん】小6

現時点で北研唯一のリアル小学生。小学生ながら稲場ソロコーナーでは2人しか出られない選抜バックダンサーの1人に選ばれていたりと、お姉さんたちには負けない実力を着々とつけてきています。
実際に北研メイン曲での歌のソロパートも、今回は今までで一番良かった。
すでに北研メンバーとはすっかり身長差が無くなってますが、これからどれくらい身長伸びるのだろうか??

<稲場愛香 ひとことメモ>

超久しぶりに見ましたが、この子は相変わらずたまらなく可愛い。ほんと可愛い!!!
そして以前札幌で見たカントリー・ガールズとしての凱旋ライブ時と比べると、もう少し北海道なまりが出てたり、気持ちの余裕が見えたり。なんだかホッとしました。

実際、一度掴んだデビューを手放した後でもう一度ゼロから積み上げていくというのは、肉体的にも精神的にも相当ハードな決断だったのではないかと思うのです。
しかもまだ19~20歳の若さであれば、それはなおさら。
だからこそ今回自分の目で見た彼女の笑顔が、とても迷いなく素敵なままだったのは、嬉しかったです。
長い人生、色んな事情があっても、最後に笑顔でいられる事が一番大事だと思います。

一度メジャーデビューの景色を見ている愛香ちゃんが一体この先どんな夢を描いているのか、それを私たちファンが知れるのはまだ少し先のことかなと思いますが、焦らずにひとつひとつ階段を昇っていけば、ちゃんと実りある未来は待っててくれると思います。
だから焦らず、前向きに、これからも頑張ってほしいです。
同じ北海道で、応援しています。


<STORE>

「一人で行ったハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3」

※時間の都合上、簡素な感じですみません

2017年7月17日「ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3」

(札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校 7階イベントホール)

1 一尺玉でぶっ放せ!

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

<MC 自己紹介+幸せを感じる瞬間>

2 テーブル席空いててもカウンター席

※ハロプロ研修生のオリジナルソング

<MC フリートーク・最近の話>
<ミニゲーム 揃えてナンバーズ!>

3 Hello! まっさらの自分
※ハロプロ研修生のオリジナルソング
4 Crying
※ハロプロ研修生のオリジナルソング
5 リアル☆リトル☆ガール
※ハロプロ研修生北海道のオリジナルソング、先日より一般発売開始

・オールスタンディング
・司会はアラケンさん
・その他スタッフは会場の専門学校に通う学生さん
・終演後にハイタッチでお見送りあり

ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3の総評

公演内でも本人たちが触れていたのですが、今月でちょうど、ハロプロ研修生北海道の誕生(お披露目)から1年が経過します。
最初は北海道に住む彼女たちがどれくらいステージに立てるチャンスがあるのだろうかとか、そもそも本当に続行可能な企画なのだろうかとか、そんな未知の不安ばかり先に立っていましたが、過ぎてみれば誰も欠けることなく無事1周年!
北海道で開催される各種ハロプロライブへの出演だけでなく、今年の春からは公開実力診断テスト(全員)や研修生発表会(選抜)への参加も始まり、いよいよ活動が充実してきました。
今回で3回目となる定期公演の彼女たちは、東京での大きいステージを一度皆が経験してきたからか、ときに頼もしく思えるくらいのステージングを見せてくれたのが印象的です。

ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.3の印象的な話

【ハロプロ研修生北海道の円陣について】
司会のアラケンさんに舞台前の緊張をほぐす方法は?と聞かれ、「円陣を組むこと」と答える7人。
ハロプロ研修生北海道の円陣はどうやら年齢順に一人一人名前を言っていく℃-ute方式のようで、実際にステージでもその円陣を実演することに。
「はーちゃん!」「ぴか!」「かなみ!」「みのり!」*1と可愛らしい呼び名が続く中、北川亮ちゃんは一人クールに「キタガワ!!」
その後「ゆめ!」「めいめい!」と続き、(おそらく注意事項などの)お話をして「北海道、がんばるぞー!オー!!」の流れのようです。


【初参加!実力診断テストの思い出話】
前回の定期公演の終了直後、東京で開催された「Hello! Project 研修生発表会2017 ~春の公開実力診断テスト~」に初参加してきた北研のメンバーたち。
彼女たちにとってはハロプロ研修生の一員として、そして一人で初めて立つ、そんな大舞台でした。
司会のアラケンさんに感想を聞かれた北川亮ちゃんは「舞台袖でずっと泣いていました」。
その理由はパフォーマンスができたこと、緊張、ステージが無事終わったこと、それらがすべて混じった「ずっと涙」。
よく聞くと実力診断テストの日、北川亮ちゃんだけでなく北研のほとんどのメンバーがあの日泣いてしまっていたとか…?
(最年少の山﨑愛生ちゃんだけは一人ケロっとしていたとアラケンさんの報告)

※「Hello! Project 研修生発表会2017 ~春の公開実力診断テスト~」ダイジェスト映像(18:21~)


【研修生発表会に初出演した工藤由愛ちゃん】
北研の全員が参加した春の公開実力診断テストに続き、6月には、北研から工藤由愛ちゃん(タコ好きでおなじみの子)が東京の研修生発表会に初出演を果たしました。
とはいえ北海道からは彼女一人が参加ということで、工藤由愛ちゃんいわく「コンクリートのように固まってしまいました」。
ですがつばきファクトリーや研修生の先輩たちがたくさん話しかけてきてくれて、とても助かった、嬉しかったそうです。

※「一尺玉でぶっ放せ!/ハロプロ研修生(Live at Zepp Tokyo 2017/6/10)」(26:16~)


ハロプロ研修生北海道 ひとことメモ

【太田遥香ちゃん】中2

北研の”小さい最年長”。うろ覚えですが公演内でアラケンさんに「リーダー」って言われていたような…?
運動好きの彼女、ここにきてダンスがめちゃめちゃ伸びてます。動きはもちろん表情もこれまたものすごく良い。今後も要注目!

【佐藤光ちゃん】中1

北研の歌エース&モノマネエース。今回は全員曲だけのセトリだったので、歌アピールは少ししづらい回だったかも…
しかしこの子の一番良いところは歌唱力と、なぜかモノマネキャラがしっかり共存してるところ。並の歌エースでは終わらない!

【石栗奏美ちゃん】中1

北研のしっかりさん。最後の挨拶で全方向にむけてしっかり話をまとめる、そんなトーク力は大したもの。
基本内面の大人っぽさが見え隠れする彼女ですが、ジンベイザメのモノマネをやって無邪気に笑う姿は年相応でホッとするところも。あんな笑顔もっと見たい!

【河野みのりちゃん】中1

北研の隠れ実力派。研修生になる前はアーティスト方面のステージ経験もあった子ですが、定期公演では3回目を迎え、笑顔がすごく見られるようになりました。
作ってるとか媚びてるとかっていうより、歌や踊りを心から楽しんでる、そんな笑顔をする子。いつかギターも聴きたい!

【北川亮ちゃん】中1

北研が誇るスターアイドル。お米の美味しい蘭越町からやって来た彼女も、衝撃のお披露目からついに1年!
ダンスやリズムはまだまだ勉強中な彼女ですが、ライトを浴びたときのピカーっと輝く表情がほんとに目をひく、逸材です。

【工藤由愛ちゃん】中1

北研の注目株、とにかくタコが大好きな女の子。謎キャラ先行型……のような印象も少しありましたが、この子はここのところ急激にアイドルオーラがでてきてます。
アプカミ#73で一人出演した東京での研修生発表会の映像も見ることができるのですが、今回の北海道での定期公演を実際に見ても、いつの間にかパフォーマンスがはんぱなく伸びてる。
ここでパッとどこかグループに引き抜かれても、彼女はきっとやっていけるのでは?

【山﨑愛生ちゃん】小6

現時点で北研唯一のリアル小学生。諸刃の剣でもある最年少キャラがついにここにきてバランスがとれてきて、一気にトークが光ってきました。
あと今日は最後の挨拶で、「表情を目標にしていた」という具体的な課題がきけたのがすごくよかった。
しかも内容がまた良かった。「江戸っ子のめい、お姉さんのめい、リアル小学生のめい」、さてどれがどの曲か!!


<STORE>

*1:ごめんなさい河野さんうろ覚えです

「大好きなアイドルグループ℃-uteへ。北海道から、15年分のありがとう」

*1

ハロー!プロジェクト・キッズの合格者15名が発表された2002年、私は北海道の大学生でした。
嫌だなとは思いませんでした、しかしあまりにも年齢が離れすぎて、私はこの子たちを果たして応援できるのだろうかと不安に思いました。
それが始まりです。

℃-uteがインディーズの初シングルを出した2006年春、私は横浜で新社会人になりました。
引っ越しや研修などで慌ただしい日々がやっと少し落ち着いた6月頃、『大きな愛でもてなして』を聴いてとんでもない衝撃を受けました。
当時のハロプロではインディーズだからこそ実現できた実験的なピコピコサウンド*2にこれまた実験的かつ奇跡的な曲構成、そして何より、あの世界観をとにかく心から楽しそうに、生き生きと歌い踊る幼い女の子たち。
身長も年齢もデコボコな8人だったのがなおさら良かったのだと思います。
それから仕事が終わると毎晩、家のPCで℃-uteの映像を見ていました。
初のメジャー作品『キューティー クイーン VOL.1』はずっと通勤電車で聴いていました。
仕事や慣れない一人暮らしが辛かったけど、℃-uteの歌を聴くと、今日も乗り切れた、明日も頑張ろう、そんな風に毎日の幸せを感じられていました。

直前で村上愛ちゃんが抜けてしまったのは本当に残念だったけど、それでもデビューが決まったときは、自分のことのように嬉しく思いました。
初めての歌番組出演、初めての単独コンサート、スポットライトを浴びるごとに少しずつ垢抜けていく℃-uteの成長は、見ていてとても頼もしかったです。
『都会っ子 純情』で日本レコード大賞最優秀新人賞を獲得したとき、紅白に初めて出場したとき、今思い出してもあの時の記憶にはちょっと涙腺が緩みます。
だけどその後くらいから、少しずつ、グループは苦しい時期に差し掛かっていきました。
それは決して明確な理由があるものではなく、しいていえばデビューの特需が落ちつき、続けていくことの難しさに気づくタイミング。
個々のプライベートでもデビュー時の小中学生だった環境から、ちょうど中高生へと移り変わる多感な時期に差しあたっていたので、ファンの想像以上に、メンバーには苦しく感じることも少なからずあったのではないでしょうか。
それでもひとたびステージに上がれば、℃-uteのみんなはいつでもかっこよくて、そして可愛くて楽しい、そんなプロのアイドルであり続けました。

私が仕事を辞めて横浜から北海道に戻り、Zepp Sapporoで℃-uteの単独ライブを見たのは、2009年の春のことです。
「℃-uteコンサートツアー2009春~AB℃~」、その時もう有原栞菜ちゃんは活動を休止していて、久しぶりに見た℃-uteは6人になっていました。
そしてツアー終了後にそのまま彼女の脱退が発表され、1ヶ月後にはキッズ時代から℃-uteメンバーを支え続けた年長の梅田えりかちゃんも卒業を発表。
夏秋ツアーの「℃-uteコンサートツアー2009夏秋~キューティーJUMP!~」は、ついに6人で最後のライブステージになりました。
その時も北海道公演の会場はZepp Sapporo、今でも覚えています。
春ツアーでは元気に次の北海道公演の告知をしていたメンバーが、夏秋ツアーではついに次の北海道公演のお知らせができなくなってしまった、そのシーン。
「次はまだ北海道でのコンサートは決まっていないんですが、また来られるように頑張ります」
最後にその言葉をこの街に残して、8人から始まったアイドルグループ℃-uteは、ついに5人になりました。

5人になった初めの頃、地方のファンが会えなくなっていったその頃も、インターネットを通じて℃-uteの苦しみはずっとずっと続いていることを感じていました。
メンバーカラーの変更や活動に関してのメンバー間の行き違い、この辺になるともう、映像でも隠せてないほどメンバーの感情の動きは表に出てしまっていました。
14~18歳の5人で迎える芸歴8年目の女性アイドルグループ、ファンとして振り返ると、彼女たちが言う一番の「危機」は、このあたりの実感を指し示しているように思います。
それでもファンはメンバー自身がその困難を乗り越える瞬間を、ずっと信じ、それぞれの場所で待っていました。
そして「℃-uteコンサートツアー2010夏秋~ダンススペシャル!!『超占イト!!』~」の頃から、やっと少しずつの前進を持って、願い続けた彼女たちのブレイクスルーは現実になっていきます。

「℃-uteコンサートツアー2011春~超!超ワンダフルツアー~」や「℃-uteコンサートツアー2012春夏~美しくってごめんね~」、気づけば身長差もなくなり、グループ全員が同じ方向を見てステージに立つ、そんな素敵なアイドルグループへと彼女たちは確実に変わっていきました。
地元で見ることが叶わなくなったので、このあたりからはよく飛行機に乗ってコンサートを見に行っています。
遠征して見に行った今までの℃-uteライブの中で一番思い出深いのは、やはり結成10周年の横浜アリーナ。
いつもどんな時も、思えば「この子たちをもっと大きなステージに立たせてあげたい」、そんなことばかり心の中で願っていました。
そして決して簡単には行かなかった道のりと長い年月を乗り越えて、あの光景を見たとき、自分のことじゃないのに、なんだか自分の夢まで叶ってしまったような気がしました。
22歳の新社会人の私が狭いワンルームのPCの中に見ていたその夢を、31歳の私はあの日確かに現実の中で観ていました。
未来の私はその同じ年月で、この世界には叶う夢の方が少ないということを身をもって知っている、そんな大人になっています。
それでもあの時見たものは、本当に素敵な、夢よりも素敵な光景でした。

2017年6月での解散を決めた℃-uteがこの北海道で最後に立ったのは、あの8年前と同じ、Zepp Sapporoのステージでした。
メンバーもMCで言っていたのですが、ステージを見ていると、1曲ごとに色んなことを思い出します。
私にとって℃-uteの歌声は、大人になっていく自分自身の15年間でもありました。
嬉しいこと、楽しいこと、思うようにいかず苦しかったこと、前を向けずに辛かったこと。
晴れの日も、そして雨の日だって、いつも℃-uteが諦めずに歌い続けてくれたから、私も足を止めずに、思い出を希望に変えてここまで歩いてこられたのだと思います。
鈴木愛理ちゃんが幸せそうな表情で℃-uteのステージに立っていると本当に幸せを感じます。
岡井千聖ちゃんが責任を胸にセンターで堂々歌い上げるのを見ていると本当にシビれます。
中島早貴ちゃんの迷いのないダンスパフォーマンスを見ると本当にグッときます。
矢島舞美ちゃんがずっとずっと変わらぬ笑顔でファンを見てくれること、本当に安心します。
そして萩原舞ちゃん。


舞ちゃんは、きっと覚えていないと思います。
東京体育館での「Cutie Circuit 2007 ~MAGICAL CUTIE 感謝祭~」や℃-uteが日本レコード大賞最優秀新人賞を受賞する直前の「℃-ute Cutie Circuit 2007 ~都会っ子 純情~」、メンバー全員がまだ小中学生で、会場に女性ファンはほとんどいなかったあの頃のイベント。
まだ女性が女性アイドルを現場で応援することにものすごく勇気が必要で、メンバー自身も女性ファンの存在にまだ慣れていなくて、お姉さんメンバーにすら驚いた表情をされることがあったあの時、中でもまだ小学生だった舞ちゃんは、ずーっと女性ファンが来たときの反応に戸惑っていました。
しかも私は同年代でもない、微妙な年の差のすでに大人の女性ファン。
当時の握手会で一度、舞ちゃんから明らかに顔を見てもらえずに、そのまま握手が終わったことがあります(笑)。
文章だと伝わりにくいので詳細はハブきますが、明らかに戸惑って、私の番で視線が飛びました。
不愉快だとかそういうことは全然なくて、それよりも、年齢考えれば当たり前ですが、こんなに小さい子が仕事をしているんだという、そういうインパクトがあまりにも強くて、ずっとずっと今まで忘れられずにいました。
それから10年後のラストツアー、私は33歳、そしてステージの舞ちゃんも21歳のお姉さんに。
ファンクラブの抽選で当たった最後の北海道公演、私はステージがよく見える席で、後半の舞ちゃんをずっと見ていました。
ライブが終盤になるにつれて、だんだんと泣き顔になっていく舞ちゃん。
芸能活動は続けないかもしれない、そんな噂をライブの前に目にしていたので、そういう思いも重なって客席の私もだんだん涙が止まらなくなってしまっていたのですが、最後の方のMCでそんな舞ちゃんが話してるときだったと思います、涙が止まらなくなってしまった舞ちゃんと目が合いました。
目が合ったのはたぶん数秒でしたが、たまらなくなって、私の方が思わず下を向きました。

ハロプロのファンになって沢山ライブを観てきましたが、あの瞬間が、今までで一番胸に迫るものがありました。
ヤバかったです。
個別にも行ったことないしライブだって満足に見に行けてない、だけどたとえいつも目の前にいられなくても、アイドルはそうして、ファンに忘れられない大事な思い出をくれるものです。
一番切なくて、寂しくて、別れがたくて、だけど最後の最後に、ファンの私の時間は意味を成して、全ての悔いがなくなりました。
私にとっては、とても大切な一瞬でした。
℃-uteを好きでいつづけてよかったし、最後まで応援できて本当によかった。


ラストのさいたまスーパーアリーナも行きますが、たぶんそこまでいくともう冷静に文章書けそうにないので、このタイミングで、思いを残します。
アイドルを卒業する女の子にはああしてほしい、こうしてほしいという具体的な望みはありません。
思うまま自由に人生を歩んでほしいです。
でもできるならば、どんな道でも幸せに。
ただただ、幸せでいてください。
私もアイドルが好きで幸せだったと自信を持って言えるように、これからも自分の日々を生きていきます。




アイドルになってくれて、℃-uteになってくれて、本当にありがとう。


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℃OMPLETE SINGLE COLLECTION(通常盤)

℃OMPLETE SINGLE COLLECTION(通常盤)

  • アーティスト:℃-ute
  • UP FRONT WORKS Z = MUSIC =
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*1:℃-ute「℃OMPLETE SINGLE COLLECTION」:http://www.helloproject.com/c-ute/release/detail/EPCE-7325/

*2:ちょうどPerfumeの『コンピューターシティ』や『エレクトロ・ワールド』がネットで注目を集め出したのと同タイミングでした

「一人で行ったハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.2」

※時間の都合上、簡素な感じですみません

2017年5月4日「ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.2」

(札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校 7階イベントホール)

1 女の園

 <MC 自己紹介+自慢できる特技>

2 リアル☆リトル☆ガール

※ハロプロ研修生北海道のオリジナルソング

<MC 初めて参加するハロプロ研修生・実力診断テストについての意気込み>
<ミニゲーム ジェスチャーゲーム>

3 天まで登れ!

4 「恋したい新党」

※佐藤・石栗・河野

5 Say! Hello!

※太田・北川・工藤・山﨑

6 彼女になりたいっ!!!

※北研の1stシングルには北研verの収録あり

・オールスタンディング
・司会はアラケンさん
・その他スタッフは会場の専門学校に通う学生さん
・終演後にハイタッチでお見送りあり

ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.2の総評

前回の定期公演 Vol.1から3ヶ月、まだわずか3ヶ月なのに、全体的にめちゃくちゃ成長しています。
歌のマイク乗りひとつからとてもよくなってるし、パフォーマンスも初回と全く違って、躍動感が出てきてる。
今回は司会にアラケンさんが入ってるのも大きいと思うんですが、MCの返しもハキハキしててテンポ含めすごく良かったです。
それでいてミニゲームはこどもまるだしな全力っぷり!今回は素直にただただ楽しかったなぁという印象。

お披露目からもうすぐ1年、チームとしてのまとまりはここに来てかなり良くなっています。
ただ研修生の難しいところが、あくまでもこのチームは「デビューを目標とした研修」という意味での集まりなわけで…*1
ここから少しずつ育っていく「自分の個性 / 好きなもの」がその後の活動でも人生でも最も大切な部分だと思うので、ぜひそこだけは忘れずに、見失わずに、この北の地でぐんぐん伸びていってほしいです。

メンバー評+5月5日東京開催「Hello! Project 研修生発表会2017 ~春の公開実力診断テスト~」での注目ポイント

【石栗奏美ちゃん】中1

特技→世界の国の言語で「こんにちわ」を歌いながら言える
実力診断テストでの披露予定曲→M4(No.1)Only you (モーニング娘。)

ロコドル経験があり、現時点で一番ステージ慣れしてる女の子。
歌もダンスも安定してるし、トークも周りがよく見えてて、聞いてて安心できます。平均点が高い印象。
とはいえ地方組は地方組なので、今後の伸びしろも加味して採点していただけるとありがたいです!

【山﨑愛生ちゃん】小6

特技→エレクトーン
実力診断テストでの披露予定曲→M5(No.2)チュッ!夏パ~ティ(三人祭)

現時点で北研唯一の小学生。とはいえたった3か月でちょっと見た目がお姉さんになりました!
この子は思いっきりカワイイ系の声なんですけど、それで選んだのが三人祭ということを知って正直ビビりました。
しかも出順が2番目ってすげぇな。ただ一言、「紳士たちよ震えて待て」!!

【工藤由愛ちゃん】中1

特技→両方のほっぺに空気をいれてしゃべる”ぷっくりちゃん”
実力診断テストでの披露予定曲→M9(No.6)チョット愚直に!猪突猛進(こぶしファクトリー)

とにかくタコが大好きな美人系女の子。髪を切ってすこし大人っぽくなりました。
ダンスの動きが大きくて、そこに魅了されてる人が多い印象。度胸も意外にあります、実力診断でもそこはしっかり見ていただきたい。
ちなみに特技は「両方のほっぺに空気をいれてしゃべる”ぷっくりちゃん”」。ゴーイングマイウェイ!

【北川亮ちゃん】中1

特技→田んぼの角刈り
実力診断テストでの披露予定曲→M10(No.7)Danceでバコーン!(℃-ute)

お米の美味しい蘭越町(←北海道内では有名です)からやって来た、田んぼの角刈りが特技の女の子。きっと知名度はピカイチ。
ハロプロならではのリズム感に長い手足含め身体がうまく追いついてない感じですが、そこじゃないんです、
この子には言葉にできないスター性がずーっと漂ってる。そこが伝わるか伝わらないか、です!

【佐藤光ちゃん】中1

特技→モノマネ(今までに定期公演で披露したレパートリー・芦田愛菜、野原しんのすけ、ブルゾンちえみ)
実力診断テストでの披露予定曲→M21(No.18)One・Two・Three(モーニング娘。)

涼し気な目元が印象強い一見クールビューティーな女の子です、しかし特技はモノマネ。
過去2回の定期公演でもフリに臆せずしっかりやりきってます。実力診断のトークでは披露あるのかな?
ちなみに定期公演の選抜曲ではいつもいいポジションをもらってる子です。現時点での北研の歌エース枠!

【河野みのりちゃん】中1

特技→ギターの弾き語り
実力診断テストでの披露予定曲→M24(No.21)Oh my wish!(モーニング娘。'15)

清楚タイプのビジュアルで、アーティスト方面でのステージ経験がある子です。
特技はギターの弾き語りというあたり、音楽面でも今後大いに期待ができる子。
おとなしそうな第一印象と違って、意外にステージでの表情は熱があってすごくいいんですよね。そこがうまく出ますように!

【太田遥香ちゃん】中2

特技→料理
実力診断テストでの披露予定曲→M32(No.29) ちょこっとLOVE (プッチモニ)

北研の”小さい最年長”。声はカワイイ系で、見た目も中身も良い意味でこどもっぽい女の子。
体を動かすことがとにかく好きな子なので、ダンスや踊ってるときの表情にご注目を!
いつも「元気なクラスメートの女の子」感があるので、つんく♂Pの世界観が好きな方はその辺の彼女の雰囲気もぜひ見ていただきたい。


その他最新の情報は彼女たちの公式HPをどうぞ!


5/5 追記


<STORE>

*1:でも今日の公演見てて正直、内心「もうこの7人でそのままグループデビューしてくんないかな」と思ってしまいました

「一人で行ったハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.1」

※時間の都合上、簡素な感じですみません

2017年2月5日「ハロプロ研修生北海道 定期公演 Vol.1」

(札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校 7階イベントホール)

1 リアル☆リトル☆ガール

※ハロプロ研修生北海道のオリジナルソング

<MC 自己紹介>

2 彼女になりたいっ!!!

※北研の1stシングルには北研verの収録あり

<MC 初レコーディングの感想+スクリーンでその時の様子をスライド上映>
<ミニゲーム 歌パート争奪・イス取りゲーム>

3 「アイドルはロボット」って昭和の話ね

※事前選抜4名

4 青春Beatは16

※椅子取りゲームの勝者3名(優勝の北川センター+太田・石栗)が1番歌唱、2番で全員合流

<MC 次回公演のお知らせと今日の感想>

5 リアル☆リトル☆ガール

・オールスタンディング
・スタッフは会場の専門学校に通う学生さんで、場内アナウンスと進行は声優コースの女の子が担当
・終演後にハイタッチでお見送りあり


太田遥香ちゃん

現時点では唯一の中学生メンバー、最年長ですが最年長に見えないお姉さん。
声も身長もとても幼い感じで、めぐが抜ける前のなかさきちゃんにすごく似てて、おさげ髪がよく似合う。
ラジオで体を動かすことが大好きだと言っていたのが印象的で、アイドル活動の楽しさもきっとそこに結び付いているのかな?という感じ。
ダンスの伸びに注目したい。椅子取りゲームで一番表情が真剣だったのも可愛い(たぶん遊びじゃなくて勝敗に夢中)。

佐藤光ちゃん

涼し気な目元が印象的な女の子ですが、実は特技はものまね。
定期公演 Vol.1では野原しんのすけと芦田愛菜を披露、恥ずかしがらずにきっちりやりきる舞台度胸は意外にモノホン。
あと初レコーディングについてのMCでメンバーがぽそっと「光ちゃんは歌が上手いんです」と言ってたはず。
アイドルはロボット~でも選抜メンバーの1人だったので、スキルメンの可能性あり。

石栗奏美ちゃん

現時点で小学6年生ですが、すでにステージではかなり仕上がって見えるのと、唯一進行にアンテナが伸びてる子。
もともとロコドル経験があるので、ファンへのレスポンスも初回からぐいぐい。一番最初に強い固定ファンが付くのはきっとこの子。
ただハローだと今後必ず広いファンへの対応も求められるので、経験とこれからがうまく重なり合っていけばいいなと。
場をまとめるタイプの先輩誰か一人を研究すると面白そう。実質キャプテンポジションに転ぶのか否か。

河野みのりちゃん

お嬢様タイプの顔立ちで、爽やか。ビジュアル的には長澤和奏ちゃんをちょっと思い出す感じ。
この子もステージ経験のアドバンテージがあるんですが、アイドルというよりは歌手活動に特化してたっぽいので、披露曲の少ない初回はやや不利だったか。
これから回を重ねたときの光り方が楽しみな子。趣味がギター弾き語りっていうのも熱い。
北研の中では大人びてる方なので、中学上がってからの方が特色強くなるかもしれない。

北川亮ちゃん

お米の美味しい蘭越町からやって来た、田んぼの角刈りが特技の女の子。
この子は歌やダンスの経験値じゃなく、はっきりいって意図しないところでスポットライトの星の元に生まれちゃった系のアイドル。
OAだとまだ大人びた上澄みなぞるくらいで出番終わっちゃうんですけど、今回の初単独でしょっぱな出てきたときの笑顔が、ピカーっと光ってたのがダメ押し。
何言ってるかわからないと思うけど、この子はたぶんデビューすると思う。

工藤由愛ちゃん

ツーサイドアップがとても似合う女の子。この子もちびっ子と長身ズが目立った初回はやや不利だったか…
ただとにかく印象に残ったのが「タコが好き」という自己紹介。
最近お気に入りのタコグッズを話すくだりで”サンタさんにもらった”というパワーワードが出てきた時メーターが一気に触れました。
アンジュルムの中西香菜ちゃんもそうでしたが、タコ好きキャラは今後も張り切って推してほしい。北海道だしなおさら。

山﨑愛生ちゃん

今春以降も唯一小学生な、現時点での最年少。写真もそうですが実物もそのまんま子供です。紳士ホイホイ。
ただ自己紹介が名前の”愛生”に引っかけたものだったりして、意外とステージ対応は濃厚。
こないだの娘。コンでは小田ちゃんが、そして℃-uteナルチカでは岡井ちゃんが可愛がってたっぽいエピソードトークあり。
岡井ちゃんが毎回「うちの妹に本当よく似てるんだよ」って話しかけてくるって話すごい良かったw

* * *

こないだ東京で本丸の研修生発表会を見たばかりですが、首都圏のヲタが見たらびっくりするぐらい牧歌的な北研。
初回の定期公演見てて思ったのは、東名阪から距離がある(ゆえに簡単に道外へ出れない)北海道の子供ってすごく面白いなってことで、やっぱこの土地ならではの育ち方、輝き方が彼女たちにはあるんですよね。
今後もし彼女たちが東京の研修生発表会に出たとして、石栗奏美ちゃんや山﨑愛生ちゃんあたりは押し負けずにプラスにできそうだけど、北川亮ちゃんとかは最初の方は場にのまれちゃうんじゃないかなとか。
でもそんな彼女が地元北海道だと今の時点でもすごくキラキラしたアイドルをやれてたりして、北研の定期公演はそういう細やかな地方候補生の機微と成長を、ものすごくリアリティをもって共有できる場所。そんな面白さがありそうです。
あとここで育った研修生がデビュー決まったときに、出演最後の定期公演が涙の壮行会状態になりそうなのもちょっと熱い
(北海道はデビュー=超遠距離の上京なので、その辺も東名阪組と差異があって興味深い)。
定期公演は今後も続きます。
最新の情報は彼女たちの公式HPをどうぞ!


おまけ


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「地方民も行った Hello! Project 研修生発表会 2016 12月 ~EXCITING!~」

※先月から1か月ほど、仕事で東京滞在中です



地方民も行った「Hello! Project 研修生発表会 2016 12月 ~EXCITING!~@東京」

先輩の貫禄・こぶしファクトリー

今もなお変化の途中・つばきファクトリー

トークメン系の横山玲奈、”未知数”の加賀楓(モーニング娘。13期)

【その他】女ヲタ、はじめての気持ち

総評



【ハロ!ステ#201】ハロプロ研修生『Say! Hello!』(Hello! Project 研修生発表会 2016 12月 ~EXCITING!)


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Rainbow×2

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「一人で行った℃-ute出演・サーキットアイドルフェス『IDOL DIVERSITY』@札幌」

最近(諸事情もろもろの主に精神的なダメージにより)ライブイベントへの参加を少し控えているのですが、このタイミングで近くでこれがあると思った時、やっぱりなんとしてでも頑張って行こうと心決めました。

2016年10月16日に北海道札幌にて開催されたサーキットアイドルフェス『IDOL DIVERSITY』に参加し、スペシャルゲストとして行われた℃-uteのライブステージを見てきました!


先にちょっと説明を挟みたいのですが、この『IDOL DIVERSITY』、大元は札幌を舞台にした”No Maps”というコンテンツビジネスの大型コンベンションです。
秋の札幌では以前から札幌国際短編映画祭というイベントが有名なのですが*1、今年の”No Maps”はその札幌国際短編映画祭で築いた運営基盤などを活用する形で、札幌市内をまるごと総合展示会場にしてしまい、「映画」「音楽」「インタラクティブ(人工知能やVR技術など)」の3つをここ札幌からガンガン発信していこう…という一大プロジェクトになっています。

実際には通し1週間の開催日程がありまして、その中の一つがアイドルをテーマに組まれたサーキットフェスの『IDOL DIVERSITY』、だったわけです。
(ちなみにご興味の続く方はぜひスポンサーや運営体制の一覧を見ていただきたいのですが、このイベント、運営は初音ミクさんでおなじみ札幌発のクリプトン・フューチャー・メディア(株)代表取締役、伊藤博之さんを筆頭に、道民ならめまいしてくるぐらいの官民一体ガッツリ体制、大型スポンサーもガッツリついてて、この流れで℃-uteを投入できたのは見るとほんと納得)

no-maps.jp

話それましたが、とにかく℃-uteは北海道札幌におけるそんな新しい試みのイベントに、今回スペシャルゲストというポジションで、華を添えてくれたわけです。

* * *

市内3会場で行われた『IDOL DIVERSITY』の中で、℃-uteが出演したのは最も大きいZeppSapporo。
この会場は以前、2007年の「℃-uteライブツアー 2007秋 ~放課後のエッセンス~」や2009年の「℃-uteコンサートツアー 2009春 ~AB℃~」「℃-uteコンサートツアー 2009夏秋 ~キューティーJUMP!~」などで使用されていたこともあり、当時を知る地元ファンには尚更、思い出もリンクする場所だったのではないかと思います。

℃-uteの出演部分は15:00~15:45頃。
その日、同会場に出演していたのは虹のコンキスタドール、lyrical school、ミルクス本物、BELLRING少女ハート、妄想キャリブレーション、ゆるめるモ!というラインナップで、会場にはもちろん彼女たちのヲタTを着用したファンが沢山詰めかけていました。
実際、会場でも℃-uteが出る直前まではリフトやクラウドサーフなどハロプロではほぼ行われないヲタ芸がガンガン実施されてまして、あぁ本当に対バンライブなんだと実感を得られたのが一つ、そして直前に行われていたゆるめるモ!のライブステージが終わってもあまり出入り口に見る入れ替わりはなく、「℃-uteだけは見ておきたいよね」と話してた人も結構いたので、この日のライブは北海道におけるかなりの非ハロヲタ層がそのまま、会場に残って℃-uteの出演を待っていたのではないか、と思われます。


そこに登場した℃-ute、このセトリ。

1・羨んじゃう / アルバム「℃maj9」収録
2・まっさらブルージーンズ(2012神聖なるVer.)
3・世界一HAPPYな女の子
4・夢幻クライマックス
5・Crazy 完全な大人
6・The Middle Management ~女性中間管理職~
7・都会っ子 純情(2012神聖なるVer.)
8・Kiss me 愛してる
9・情熱エクスタシー / アルバム「℃maj9」収録
10・Danceでバコーン!

…一言、容赦なく勝ちにいったラインナップでした!!!!!!!!!!
2曲目のまっさらのイントロが流れたあたりから、いないはずのタワレコ嶺脇社長の「大人げない」*2という声が思わず頭に降りてきたくらい凄まじい内容だったw

これだけじゃなんなのでもう少し違う地元目線で、補足もしておくと、まず一番目に「羨んじゃう」を持ってきた意味。
北海道は2013年に当時4年ぶりの「℃-uteコンサートツアー 2013秋『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』が一度あった以降、また地元でのライブ開催がないまま来てまして、その後の「℃-uteの本音」「モンスター」「The Future Departure」「℃an't STOP!」「℃ONCERTO」「℃OMPASS」各ツアーは、遠征しない限り一切生で見れていません。
なので北海道の℃-uteヲタはここのとこ年2のハロコンに少しでも渇きを潤そうと集っていたわけですが、その時にとにかく目立つのがやはり女性の声援、そして愛理ちゃんへの黄色い歓声。
アルバム収録曲の「羨んじゃう」は普通あまりライブ1発目には持ってこなさそうなイメージの作品なのですが、少なくともハロコンを見るに同性のアイドルファンが育ちやすい北海道で、しかも地元ファンですら羨んじゃう初披露の春ツアー「℃ONCERTO」を生で見れていない状態で、この曲を選んだ意義ですよ。
そしてそこから45分の持ち時間に詰め込んだ怒涛のヲタ殺しセットリスト。
中では比較的新しい「情熱エクスタシー」が、たぶん初見さん含めて掛け合い盛り上がってたのが新鮮だったかなぁ。
あと新曲の「夢幻クライマックス」は、もちろんステージも美しすぎて見惚れたし、あれを見た非ヲタの人がYoutubeでMV見てくれたら今回は最強だしいい流れだよなぁとか、そういう事もふと感じたり。

私個人は遠征で「℃an't STOP!」ツアーやこないだの℃-uteの日@武道館も見に行ってますが、パフォーマンスに関してはもう地方だからどう、成長があってどうという域はすでに℃-uteはいい意味で越えていて、いつも今日も地続きかつ手を抜かないしっかりしたステージング、だからこそそれを地元で共有できたことこそが今日は一番感激したかなー。
あと個人的に萩原舞ちゃんの声が、武道館の時も今日も一貫して安定してたのがすごく印象的で。
彼女は変声期で一時声の調子が変わって、歌いずらそうなシーンが結構続いてたんですが、そのイメージがまだある人はぜひ今のライブを観に行ってほしいなと思います。
後は先月の武道館時にツイートした通り、全体的に

* * *

そいでまぁ、私が「このタイミングで」「やっぱりなんとしてでも頑張って行こう」と今回思ったのは、ちょうど今週メンバーの1人に関して色んなことが起きてたからなんですが

2016/10/13 | ℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba

今日のライブを観に行ったのは、どうしても自分の目で、今の℃-uteの姿をちゃんと確認したかったからなんですよね。
正直私自身は、あの記事に関しては「同年代の学生なら普通にありうる光景だよな」というくらいの感想しかありません。
というか実際自分自身の学生時代にすら普通に(そして健全に)あったような事で、だから内容はほんとどうでもいい、ただこの時期に誤解を招くような行動をとったと本人が謝ること、そして記事掲載のタイミングからリーダーがブログを更新できなくなってしまっていることも、わかる。

その上で、私は今日実際に5人揃った℃-uteの姿を見て、「やっぱり最後までこの人たちをずっと応援したい」と改めて強く思いました。
前日のライブでもそうだった(らしい)ように、今日の北海道も特にメンバーがその事について改めて触れることはなくて、でも愛理もなっきぃもマイマイも、舞美ちゃんも、そして岡井ちゃんも、そこにあるのは何にも変わらない、小さな頃から今まで全力であるべき今をステージで作り上げてきた、かっこよくて可愛くて凄くて大好きなアイドルグループの12年目の姿で。
私は正直、SSAの先に”ハロー!プロジェクトの℃-uteであることを望んで”解散を選んだという話を知ったとき、すごく嬉しくもあったんです。
たとえアーティスト路線に行っても今の彼女たちならちゃんと続けられたはずなのに、あぁ、彼女たちは自分がアイドルであった日々を誇りに思ってくれていたんだなって。
あんな小さいときに選んだ夢を、最後まで大切に守り抜いていくんだなって。


20年近く続いているハロー!プロジェクトのファンでいることは、ある時期から”女の子たちとずっと人生を共に歩んでいく”感覚を共有します。
その時々に色んな反応があれど、最後には己の人生の中で成功もつまづきも全て含めて彼女たちと向き合って、私は悔いのない未来を創りたい。

かつてある事件の影響で、ハロプロ含めアイドルとファンとの交流が一気に制限された時期、イベント内でファンに近づくことを制止された岡井ちゃんが「今まで何もされたことないし!」「ハロプロは大丈夫なんです!」って言ったその言葉も、

そこには沢山の痛みと迷いと思いが積み重なった上で、信頼を選んだ道の先に生まれたんだっていうことを、
やはり20年近くハロー!プロジェクトと共に歩んできた一ファンの私は改めてここに書き残しておきます。
だからこそ、「やっぱり最後までこの人たちをずっと応援したい」

* * *

最近まぁ10月になりまして、一方では結構気持ちに閉塞感があって、本音はしんどいなぁと思う瞬間も日々増えていってるんですけども、今日の℃-ute見て、たぶん内では苦しみもありつつあれだけちゃんと素晴らしいステージをやりきってる事に、素直にものすごく心を打たれました。
心をちゃんと打つライブをやってた。だから℃-uteは、きっと大丈夫。

それを少しでも早く伝えたくて、この記事を書きました。

ameblo.jp
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※10/23 追記
ブログをお休みしていたリーダーの矢島舞美ちゃんも、このイベントから1週間後に更新を再開しました
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*1:ちなみにこの札幌国際短編映画祭、2011年にはまだハロプロ在籍中だった真野恵里菜ちゃんの出演作品「Abed~二十歳の恋」が特別招待作品に選ばれてまして、真野ちゃんは札幌での記者発表とトークイベントに参加しています←北海道のファンにとっては当時干され続けていた中での貴重なハロメンイベントでした

*2:わかんない人は「アイドル横丁 大人げない」で検索してください

「地方民も行った ℃-ute 12年目突入記念 ~℃-Fes!Part1 9月5日も℃-uteの日 at 日本武道館~」

 

f:id:drifter_2181:20160906093641j:image

 

 

 

 ※この後無事うどん食べて帰りました

 

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「一人で行ったモーニング娘。'16コンサートツアー春~EMOTION IN MOTION~@札幌」

約3か月ぶりに現場レポです!
2016年5月3日に開催された、モーニング娘。'16の全国ツアー・北海道夜公演に参加してきました!

前回、前々回と使用してきた札幌のわくわくホリデーホールが現在設備工事により休館中*1ということもあり、今回は2014年春のEVOLUTIONツアー以来2年ぶりとなる、ニトリ文化ホールでの開催。
このニトリ文化ホールはキャパが2300、実はあの中野サンプラザ(キャパ2222)とほぼ同じ規模になっているんですが……海を隔てた地方会場という条件にも負けず!
沢山のファンが、もう一つの”ハロプロの聖地”にて、モーニング娘。のステージをしっかりと見届けました。

※細かい部分に触れるため、セトリネタバレがっつりあります。嫌な方はライブ参加後に読んでいただくことをオススメします!

* * *

一人で行ったモーニング娘。'16コンサートツアー春~EMOTION IN MOTION~

モーニング娘。'16コンサートツアー春~EMOTION IN MOTION~鈴木香音卒業スペシャル [Blu-ray]

(1)鞘師里保が卒業した後も続いていく、モーニング娘。の物語

昨年の秋ツアーを最後に絶対的エースだった鞘師里保が卒業、12人となったモーニング娘。たち。
世代交代の始まった2011年以降、モーニング娘。は完全に鞘師を軸としたグループバランスになっていただけに、まさかのスピードで訪れた”鞘師卒業後のモーニング娘。”は一体どんな形になっているのか?
それは私だけでなく、きっと多くのモーニング娘。ファンが進行形で共有している大きな関心事だと思います。

……そこで鞘師の抜けたモーニング娘。が新ツアーのオープニングに選んだ一曲、『One・Two・Three (updated)』。
これ、ものすっごいシビれました。
しかも実際に目の前にいる新しいモーニング娘。が、物足りなさをまったく感じさせない。

よく卒業者が出ると「補うように他のメンバーが伸びる」という話が出ますけど、今のモーニング娘。の姿は補うというよりも、もともと同じメンバーとしていい仕事をしていた面子が責任と自信をもって前に出だした、そんなイメージ。
ちょっと古い話ですけども、今回のツアーのスタイル、個人的には2004年のThe BEST of Japanツアーのモーニング娘。に近いように感じてます。

このツアーの時は直前にやはり絶対的エースだった安倍なつみが卒業しているという状況で、在籍メンバーが1期飯田、2期矢口、4期石川吉澤辻加護、5期高橋小川紺野新垣、6期藤本亀井道重田中、計14人。
さらに付け加えると前年には長年歌の要だった保田圭も卒業しているため、やはりこの頃も「で、どうなるんだ??」という今に近い疑問符が沢山存在していたんですけど、いざ蓋を開けてみると、やっぱり”いい仕事をしていた面子が前に出た”、そんなライブだったんですよね(具体的に言うとそれまで後ろを支えていた矢口、高橋、藤本あたりがそのまま自然に脇を固める形で、グループが全体で前に出た)。*2

エースフィーチャー型のモーニング娘。だけをイメージしていると、こういう時はどうしてもネガティブイメージに接続されてしまいがちなんですが、実はそうじゃない時期もモーニング娘。ってすでにあったりしますし、さらにいえば私はこの2004年のThe BEST of Japanツアー、歴代でも上の方にランクインするくらいの好きなライブです。

かつてのモーニング娘。がそうだったように、12年後のモーニング娘。'16も、彼女たちなりの未来にちゃんと顔を向けている。
こうして彼女たちの物語は、止まることなくまだまだ続いていきます。

(2)そして今のモーニング娘。のライブ、ちょっと「〇〇っぽい」

あと今回のツアーで、そういったグループの系譜とはまったく異なるところで一つものすごく新鮮に感じたのが、ライブ中盤のメドレー内・ダンスパフォーマンス。
「ダンス」と書きましたが、実際はもっと「パフォーマンスショー」といった言葉の方が近いです。
帽子や照明を使った、モーニング娘。の12人によるパフォーマンスショー。
ああいうステージを少なくともモーニング娘。のコンサートで見るのは初めてで、しかも予想以上に全員がしっかりやってて、思わず普通に「かっけー!」とつぶやいてしまいました。
そしていきなりアイドルが挑戦しちゃったというよりは、彼女たちにはここ数年のフォーメーションダンスという下地があって、そこからの発展ということも理解できるので、なおさら純粋に面白いなぁと。

関係あるんだかないんだか、なんともまだ言葉にしにくいところなんですが、実はあれを見たときにもう一つものすごく思ったのが、なんか要所要所の演出とかが、ちょっとジャニーズぽいなと。
今回ステージに用いられているエレベーターもそうだし、そして上記のパフォーマンスとか、ちょっとジャニーズっぽい。
これ地味に90年代からSMAPとモーニング娘。のライブを同時進行で見てきて、初めて思った感想です。
ここにきて、まさかの初体験。「今のモーニング娘。のライブ、ちょっとジャニーズっぽい」

SMAPは他グループに比べると濃度はまだ薄い方だろうと思うのですが、それでもやっぱり、”アイドルの歌と踊り”だけだったステージが、少しずつ”エンターテイメントショー”になっていく、そういうタイミングがあったわけです。
そのスイッチを押したのは、やはり活動年数。
年月を重ね、さらなる進化を追及すると、やはりその先にはショーアップという一つの扉があるわけで。

入れ替わりはあるものの、モーニング娘。というグループ自体は今18年目を迎えていて、歴代メンバーによって全体のレベルがどんどん引き上げられていきました。
歌が上手くなり、ダンスが上手くなり、いまやトークもアドリブでしっかり回せるグループになっている。
この今は2010年代のメンバーのスキルが突出しているというよりは、やはり進化の積み重ねがあってグループとして成り立った、そういう形での結果だと思います。

その上で、これからのモーニング娘。はさらに自らのアップデートを追及していかなければならない。
と考えたときに、このタイミングであの演出が取り入れられることは、結構しっくりもくる。

……まぁこの辺の未来図って、やっぱり入れ替わりのある環境だと簡単には続いていかなかったりするものですが、それでもこれからのモーニング娘。を想像した時に、このやり方はあんまり遠くもないのかなと。
あくまでも参考程度の感触ですが、この目新しさはちょっと覚えておこうと思いました。

* * *

羽賀朱音(12期)

現時点では最年少でグループの妹・あかねちん。でもこの子の本番はやはり、資質的に最年少を脱した後でしょう。
トークもそうだし、歌も実はだいぶ魅力的な大人声だったりするので、後輩が入り、17歳くらいになってきた時のあかねちんが今から楽しみ。
年齢がリンクしたタイミングで一気に存在感を放ちだすタイプの女の子かなと思います。秘蔵っ子。

牧野真莉愛(12期)

加入まもなく中3で迎えた2015年は内面の大人っぽさと子供っぽさ、それを出すバランスが結構極端な印象があったのですが、活動時間も蓄積され高1となった2016年は、かなりコントロールが効いてきました。
パフォーマンスはもちろんキャッチフレーズを作ったり客席をよく見ていたり、結構視野の広い子でもあるので、そこはこれからも大切に育んでほしいです。

野中美希(12期)

元々踊れない子ではなかったんですけど、一つ前のツアーと比べても、今段違いにダンスがよくなってます。映える!!
モーニング娘。としての経験が備わってきたところに鞘師の卒業もあり、結果野中のダンスが活きるようになってきた。
見てる人は絶対に見てるから、自分を信じて突き進んでください!
あと将来的にはぜひともライブの煽り担当に育ってほしい!

尾形春水(12期)

毎度、先輩たち顔負けのトークスキルを披露してくれるはーちん。彼女の関西弁のテンポはやっぱりハロー!全体でも貴重なので、そのまま意識してしっかり伸ばしてほしい!
あと最近思うんですけど、この子は一見陽気で、でも中身がすごく大人。
表情が”後輩”を脱したら、どうなるんだろう?
雰囲気のあるメンバーなので、ぜひそんな未来を見てみたい。

小田さくら(11期)

もはや圧倒的な存在感で、ライブステージの最前線に君臨しつつあるさくらちゃん。
当たり前なんだけどここに来て、常々似ていると言われてきた先輩の高橋愛ちゃんとは違う”歌姫”の姿になってきたのが、やっぱりモーニング娘。って面白いなぁと思います。
このままモーニング娘。として20歳を迎えた姿が、ぜひとも見たい!!

工藤遥(10期)

すっかりフロントメンバーの一人としてカウントされるようになってきたくどぅー。
どこかの曲のフォーメーションで工藤、佐藤、小田がトライアングルになってた瞬間があって、そこにはグループの新たな未来をものすごく感じさせられました。
やっぱり立場が人を作るという言葉そのまま、今のチャンスは必死に掴んでほしいと思います。未来がかかってる!!

佐藤優樹(10期)

今回のツアーでめちゃくちゃびっくりしたのは、あのまーちゃんに…色気が備わった!!!どっから持ってきたのそれ!!!ほんと驚いた!!!
5~8期の時代だとパフォーマンスに色気がプラスされてくるのって大体18歳前後だったんですけど、今の子はさらに早いから進化ってすごい……
この子の凄さは、そのまんま2010年代のモーニング娘。の凄さです。

そして北海道的には、「EMOTION IN MOTION」が5回目のまーちゃん単独凱旋公演!!
すっかり大人っぽくなってきたまーちゃんですが、ダブルアンコールの挨拶だけはずっと地続きのまーちゃんのままで、それを見ると毎回来てよかったなぁとしみじみ思います。
北海道公演は大人の彼女も、子供の彼女も、両方フルパワーで観れる場所。

石田亜佑美(10期)

長らくシンメであり、目標でもあった鞘師が抜けての初ツアー。
全員いろんな変化がある中で、もしかしたら一番変わったのは、やっぱりこの子なのかもしれません。
ダンスだけじゃなく歌もバシっと気持ちよく前に出てくるようになった。
成長とそれ以上の湧き上がる闘志で、ここに来てさらに存在感を増してきた。すでに去年の彼女とは全然違う。

飯窪春菜(10期 / サブリーダー)

道重さゆみの卒業以降、現在も唯一の成人メンバーとなっている彼女。
昨年はそこを意識した”大人担当”の表情が多かったですが、精神年齢が高めだった鞘師が抜けて全体的に少し幼さが舞い戻ったモーニング娘。'16の春ツアーでは、逆に彼女が幼さに寄ることで、現在のグループの黄金比みたいなものができてます。
何気に大きなピュアバランサー

生田衣梨奈(9期 / サブリーダー)

サブリーダーになって、生田はほんっとに変わりました。それはグループ内の立ち位置だけでなく、パフォーマンスにおいても、前に出てくる勇気と後ろから支えるパワーを一気に身につけた。
例え後列にいても、過去のその意味と、今のその意味はまったく違います。もはやどこに置いても立派な戦力になれるメンバー。
そろそろフィーチャーシングルがあってもいいのでは?

譜久村聖(9期 / リーダー)

この子もリーダーになって本当に変わって、今やモーニング娘。の大事な屋台骨。
フクちゃんがいい所でバッと前に出てきた時、いつも「あぁ私、モーニング娘。見てるな」って心から思う!
品の良さと躍動的なその動きから得られる安心感、これは今何物にも代えがたいなと思います。
いつかミチシゲイレブンの続きでミズキングダムツアーを…!!

鈴木香音(9期)

9期メンバーの鈴木香音ちゃんを私が直接見れるのは、この北海道公演が最後になります。

一番最初に彼女のステージを見たのは2011年5月7日の中野サンプラザ。
この時はもちろんまだ北海道でモーニング娘。のライブが開催されるなど夢のまた夢で、でもプラチナ期が好きだった私はどうしても”その先のモーニング娘。”も見ておきたくて、東京までライブを観に行きました。
そしてその中でめちゃくちゃ印象深かったのが香音ちゃん。
オーディションのダンス審査でその先には伸びしろがあることを確信していて、でも当時の香音ちゃんはまだ思いっきり未経験のまま猛者のど真ん中に放り込まれたような状態で……
だからこそ、興味を持ちました。この子の成長こそが、これからのモーニング娘。の成長だと。

そして終演後には、この子と出会った今日のステージを忘れないようにと、日替わりを慌てて買いにいきました。
写真を見ると当時のワクワクを、今でも思い出せます。

あれから5年。

ファンタジーDXの時の想像とは少し違った形になった、”その先のモーニング娘。”。
9期で一番最初に鞘師が抜け、そこから続けて香音ちゃんが抜けていくということは、やっぱり寂しいです。
本当はもうちょっと、9期メンバーが4人で引っ張るモーニング娘。も見てみたかった。

だけど今回のツアーで特に「踊れ!モーニングカレー」と「泡沫サタデーナイト!」を歌っている香音ちゃんは本当に素晴らしくて、最高に輝いていて。

その迷いのない笑顔を見て、あぁ9期最年少のこの子がモーニング娘。として最後にちゃんと成長しきれたからこそ、グループは、そして9期の4人は、それぞれ新たなステージに進んでいくんだなとはっきり感じました。

香音ちゃんの”その先の夢”も、きっと叶いますように!


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*1:2016年5月末まで

*2:そしてさらに付け加えれば今回の鈴木香音のように、この時すでに辻加護は卒業発表をした後でのツアー参加でもあった