小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「鈴木愛理がソロアーティストとして北海道に帰ってきてくれた意味」 #PLD_TOUR


http://www.airisuzuki-officialweb.com/

”15年目の新人”として今年テレビやSNSで話題になった、女性ソロアーティスト・鈴木愛理さん。
そんな彼女の初の単独ライブが初めてこの北海道でも開催されることとなり、12月8日、会場のZeppSapporoに行ってきました!

2002年にわずか8歳で芸能界入りした後、2017年6月までハロー!プロジェクトのアイドルグループ・℃-uteのエースメンバーとして活躍し、その歌唱力の高さとともに「アイドルが憧れるアイドル」として同性からの支持も高かった彼女。
この北の地でも、最高気温マイナス5度を記録したこの冬一番の冷え込みに負けず、ライブ会場には女性ファンがかなり来場していました。
そして女性ファンも男性ファンも、皆“AIRI MANIA”の文字が刻まれた専用サイリウムを手にして、皆楽しそうな表情で続々と席に座ります。

ソロになった鈴木愛理の”譲れないこだわり”

客電が落ち、ダンサーとともにステージに登場したのはファッショナブルな“冬衣装”に身を包んだアーティスト・鈴木愛理。
ファッション誌『Ray』の現役モデルであり、常々SNSでボディメイクについても積極的に発信している彼女、いざこの目で見て……やっぱりビジュアル完璧!!!めちゃくちゃスタイル良い!!!可愛い!!!!!

しかも驚愕なのはあの可愛さの上で、軽やかに歌い踊る足元はバリバリめちゃくちゃ高いヒールであるということ。
これは女性としての美しさとかっこいいステージパフォーマンスを両立させるという、「アイドル界最強」と言われた℃-ute時代の信念を、彼女は今もソロとして貫いているというのが理由です。

『DISTANCE』MVより

また同時に際立つのが、彼女の歌声とバッチリハマっているバックバンドの演奏。
この”生バンドスタイル”も、やはりアイドル時代に所属していた派生ユニット・Buono!で、彼女が生バンドで作り上げるライブステージの楽しさを10年に渡り経験していたことから、ソロのステージにも取り入れたいと決めたのだそうです。

『光の方へ』MVより

ソロライブでついに実現した、ファン待望の○○タイム

今年6月にリリースした初のソロアルバム「Do me a favor」の収録曲だけでなく、多数の新曲を織り交ぜながら、タイトル通り“デート”の世界観の中で進んでいくライブ。
どれだけ曲数を重ねても歌声がブレるどころか、どんどんパワーアップしていくのはさすが実力派のハロプロ育ち。
またアイドル時代から保たれている可愛さだけでなく、時に激しいギターサウンドをバックに別れを情感たっぷりに歌いあげるなど、ステージでは着実に「進化していく鈴木愛理」の一面も感じることができます。

またこのライブの中で客席からひときわ大きな歓声が上がったのが、グループ時代には一度も実現していなかった“ライブ中のスマホ撮影タイム”
「PARALLEL DATE」ツアーではライブ途中に突然ナレーションが入り、客席からのスマートフォンでの写真撮影がある1曲に限り、全面解禁になることが告げられるんです。
しかも嬉しいのはこの時撮影した写真は、SNSでの投稿がOKになっていること。
それを受けて私も撮影に挑戦してみたのですが……いやー楽しい!まじで楽しい!!思わず最高の一枚を撮りたくなってしまう。

しかも良いなと思ったのは、ちゃんとファンがスマホに夢中になってしまわないように、撮影を楽しむところとライブとして楽しむところを事前にアナウンスした上で、じっくり展開してくれるライブ撮影タイムになっているんです。
(※そしてめっちゃポーズを取ってくれるサービス旺盛な愛理ちゃん)

海外アーティストの来日公演では一般的とも言いますが、柔軟に取り入れてくれるところには、彼女のライブに対する非常な前向きな姿勢を感じました。
また他にも演出やMCなど、実は”最後列の観客の存在”までをよく考え抜いている、細かい配慮の効いているライブだというのが、実際に会場に行ってみるとすごく印象に残ります。

鈴木愛理が、ソロアーティストとして北海道に帰ってきてくれた意味

20年来のハロプロファンでもある私は、彼女が所属していたアイドルグループ・℃-uteのことをずっと応援していて、愛理ちゃんのことも、インディーズデビューのまだ小学生だった頃から、ずっとずっと応援していました。

それこそ、℃-uteが解散する直前の2017年5月。
この北海道で行われた℃-uteの最後のライブも、会場はやはり同じ、ZeppSapporoだったんです。

drifter-2181.hateblo.jp

℃-uteの解散を発表した直後、かつて「自分の歌で人に勇気や笑顔を与えたい」という夢をずっと語り続けていたはずの彼女が、「キャスターとかマルチタレントになりたい」とそれまでとはまったく違う夢を掲げて、一度かなりビックリしたのを覚えています。
しかしそこにあった本当の気持ちを、彼女がブログでありのままファンに打ち明けたのも、実はそのZeppSapporoの、最後の北海道公演が終わった直後でした。

「(歌が)本当に好きなことだからこそ 自信持って、『これがやりたいんです!』って言えなかった」
「無理だろって言われるかもしれない。アイドルやってればよかったのにねって もしかしたら言われるかもしれない」

♡今後の活動について(あいり) | ℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba

でも彼女はその長い不安を乗り越えて、同じブログ記事で「解散後はソロで歌手活動をします」「かっこよさだけではない、どこか可愛さも兼ね備えた、そんな歌手になりたい」と自分の意志を、初めて公表します。

そして1年半後。
もう一度この北海道に、自分の叶えたい夢とともに帰ってきてくれたのが、今回の初めてのソロツアーでもありました。

「アイドルでやってきたこと、無駄になんてしたくない」

♡今後の活動について(あいり) | ℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba

高いヒールや生バンドの採用など、まさに「アイドルとしての活動を誇りに」ステージに立ち続ける“15年目の新人”鈴木愛理は、やっぱり可愛くて、そしてすごくかっこいい、そんな素敵なソロアーティストになっていました。

約2時間の“パラレルデート”が終わった後、印象的だったのは、ファンが頬を緩ませて「元気をもらったね」とポジティブに語り合っていた姿。
きっと彼女の夢を叶えようとするエネルギーは、この日のライブでも歌とダンスからたくさん広がり、多くの人の大切な思い出や励ましになっていたのではないかと思います。


願わくば、また地方ツアーを、北海道公演を実現してほしい!

私もソロアーティスト・鈴木愛理の新しいステージに励まされた一人として、そんな明日を、この北海道でまた楽しみに待っていようと思います。


<鈴木愛理>
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