突然ですが皆さんは「ハロプロ研修生北海道」という名前を、一度でも耳にしたことがあるでしょうか。
ハロー!プロジェクトからのアイドルデビューを目指す研修組織、「ハロプロ研修生」(旧名・ハロプロエッグ)が東京で誕生したのは2004年のこと。
それから東名阪でのステージを中心に、数々の原石発掘と育成が行われてきたこのアイドル育成システムですが、ハロプロ誕生20周年を目前に控えた2016年の夏、安倍なつみや藤本美貴など数々の名アイドルを送り出した“ハロプロの聖地”北海道から、初の地方組織である「ハロプロ研修生北海道」が誕生しました。
2016年に誕生し、2017年からは札幌での単独定期公演も始まり、先輩のライブのオープニングアクトや東京での研修生発表会にも出演しながら、アイドルの卵である現6名が迎える3年目の新しい季節。
今回はそんな北海道の彼女たちの魅力を、定期公演に第一回からほぼ全て通い、さらにハロプロ自体も20年追い続けている北海道在住ヲタの私が、全国のアイドルファンの方に向けてわかりやすく解説していこうと思います。
まず最初に、ハロプロ研修生北海道の定期公演ってどんな感じ?
デビュー前のハロプロ研修生北海道(以下「北研」)が現在ホームとしているのが、地元北海道で行っている年数回の定期公演。
2017年2月にVol.1が開催され、それから2018年11月までに、計7回の定期公演が行われています。
(26:38〜 2017.9.18の「ハロプロ研修生北海道 定期公演 vol.4」の映像)
今までの定期公演で一番多く使われている会場が札幌市内にある、札幌スクールオブミュージック&ダンス専門学校のイベントホールで、キャパは最大約200人。
最近は1日2公演で開催されているものの、基本的にチケットは前売りソールドアウトが多く、最近は本番前に当日券が少し出るという感じです。
ちなみに2018年夏には初めて、先輩グループもライブツアーでよく使用している札幌市内のライブハウス「ペニーレーン24」でも定期公演が開催されました。
こちらは最大キャパが約500人ですが、スペシャルゲストで稲場愛香(Juice=Juice)や東京のハロプロ研修生から生まれたCHICA#TETSU、雨ノ森 川海といった新グループの面々が参加していたこともあわせて、やはり満員御礼となりました。
披露される楽曲はやはり東京のハロプロ研修生公演と同じように、ハロプロ研修生のオリジナルソングと先輩のカバーが基本となっているのですが、北研公演のオリジナリティとしては「ハロプロ研修生北海道のオリジナルソングも聴ける」。
ハロプロ研修生北海道は今までに2枚のインディーズシングルをリリースしており、中には札幌出身のシンガーソングライター・山崎あおいさんが提供した作品もあったりと、実はソフト面も想像以上に充実しています。
☆ハロプロ研修生北海道を知るためのおすすめ作品
1「リアル☆リトル☆ガール/彼女になりたいっ!!!(ハロプロ研修生北海道Ver.)」
初の単独名義でのシングル。表題曲「リアル☆リトル☆ガール」の作曲はハロプロの先輩グループでもおなじみ、星部ショウさん
北海道で芸能活動を再開した稲場愛香(現Juice=Juice)も参加した、第二弾シングル。
表題曲「ハンコウキ!」の作詞作曲を提供したのがやはり同郷のシンガーソングライター・山崎あおいさん
3「Rainbow×2」
東京を中心に活動する「ハロプロ研修生」が2018年発表したオリジナルアルバムの中に、同じ研修生繋がりで北研の「リアル☆リトル☆ガール」が収録(音源は↑のシングルと同内容)。
また最近の定期公演や先輩のオープニングアクトにおいて、北研が研修生グループの一員として、このアルバムの収録曲を歌うこともかなり多い
じゃあそもそも、ハロプロ研修生北海道のメンバーってどんな子たちなのだろう?
導入として先に「彼女たちが立っているステージ」の紹介をしましたが、そうなると気になってくるのが、「じゃあそもそも、そハロプロ研修生北海道のメンバーってどんな子たちなの」という話。
ここからはまだデビュー前ながら、それでも定期公演を2年間見続けることでようやく見えてきた、彼女たちのアイドルとしての魅力を徹底紹介していこうと思います。
ちっちゃいけど最年長!ダンスも勝負も人一倍張り切る女の子・太田遥香
2003年10月21日生まれ/愛称・はーちゃん
「身長は小さいけど最年長!」がキャッチコピーの“はーちゃん”こと太田遥香さん。
文字通り最年長ということで(といっても最大2歳差ですが)、ライブ中の告知や挨拶はいつも彼女が担当しています。
一応年齢的に“北研のお姉さん”という立ち位置ではあるのですが、しかしそこでまったく収まっていないのが彼女のいいところ。
身長がちっちゃいのはもちろん、声もグループ一の幼い声で、そして何よりライブ中のミニゲームや対決勝負に誰よりも熱中するという子供より子供らしい性格の持ち主。
そのアンバランスかつ自由なところが、年下の子たちも巻き込んだ「東京とは違う研修生らしさ」を自然といい感じに醸成してきてるのではないかと、ファンの私は一人ひそかに思っています。
現時点でのパフォーマンスの見どころとしては、やはり可愛らしい歌声と、運動が好きなゆえの伸び伸びとしたダンス。
あとはたまに見せる“心から嬉しいときの表情”でしょうか。
根っからの直情的な性格もあって、作り笑顔とか、アイドルっぽい自己演出の引き出しはあまり持ち合わせていないタイプの女の子だと思うのですが(一言でいうとライブ中、ついついその場の動きに必死になって表情がほったらかしのところがある)、
それゆえに客席から自分の名前が聞こえたとき、またソロパートで大きな声援を浴びたとき、彼女はめちゃめちゃ嘘のない素敵な笑顔を見せるんです。
それを発見するたび、なんだかアイドル育成というか親戚の少女の喜びに触れているような、そういう嬉しさがちょっと心に灯ります。
セミプロなんだけど、なんかセミプロになりきらない人としての魅力。そういう部分が、彼女という人の良さでもあります。
【補足情報】12/2~12/16に東名阪で行われる「Hello! Project 研修生発表会 2018 12月 〜みかん〜」に出演予定
一見クールビューティーだけど特技はモノマネ!北研のキラキラ歌姫・佐藤光
2004年4月19日生まれ/愛称・ひかり
一目見て、涼し気な目元が印象に残る女の子。
コールはもっぱら“ひかり”だと思いますが、メンバーからは“ぴか”とも呼ばれている、名前のようにキラキラ輝く北研の歌姫です。
そう、一見クールビューティーで美人に育っていくであろうビジュアルの持ち主なんですが、彼女が特技として推すのが実は「モノマネ」。
そしてこの子のすごいところは、人前でモノマネを披露することになったとき、一切恥ずかしがらない。常に最後までやりきる。
たとえ似てなくても人任せにせずちゃんと自分で場を回収する。
思春期であることを考えると、同年代の子は普通恥ずかしがったり、非常に中途半端なものをやってしまった挙句本人も回収しないという事故めいた展開になることがだいぶあるかと思うのですが、この子はそういう心配がないので、安心して「アイドルの特技:モノマネ」を見ていられる。
こういうメンタリティの研修生は過去あんまりいないような気もするし、もしかしたらタレントさんにも向いているかもしれない。
基本的にハキハキしゃべる感じなのもなおさらですね。
モノマネの話にばっかりなってしまっていますが、現時点でのパフォーマンスの見どころとしては、やはり歌唱スキル。
加入当時からメンバー、周囲のスタッフともに歌への信頼度が高いというところが見受けられ、定期公演でもソロパートや目立つ歌割をもらっている方のメンバーだと思います。
課題としては立ち上がりにまだ不安定なところがあるかなと思いますが、一度ノドが温まってくると、非常にいい歌声で可能性を感じさせてくれるのが彼女です。
そして美人さんなのに、むしろずっとニコニコしているのがやっぱり擦れてなくてよい感じ。
実力派パフォーマンスはお手の物、トークスキルも抜群の才女・石栗奏美
2004年4月20日生まれ/愛称・かなみん
北研一の大人っぽいルックスと高身長、現在はショートカットでおなじみの“かなみん”こと石栗奏美さん。
実は北研の中でもいまかなり知名度の高い一人がこの石栗さんで、なぜかというと、2018年5月に東京&北海道の研修生が全員参加して行われた審査コンテスト「Hello! Project 研修生発表会2018 ~春の公開実力診断テスト~」にて、いきなりゲスト審査員賞を勝ち取ったからです。
その時のステージ
(15:26〜 石栗奏美「私のなんにもわかっちゃない」(モーニング娘。カバー))
もともとローカルアイドルの経験があったそうで、北研の定期公演でもVol.1からすでにかなり仕上がりが良く、進行に気も遣えるしファンへのレスポンスも欠かさない、アイドルとしてかなり器用な子に見えました。
ただ最初からあまりにも出来過ぎるあまり、目指すところが目前のファンサービスという小さいところに終始してしまわないか、内心少し心配でもあったのですが、2年過ぎた結果としては全くの杞憂でした。
器用なんだけど、ちゃんと自分を見つめて課題を考えられる子。周りの声を素直に吸収できる子。
だからこそ先の実力診断テストでも良い結果が出せたのでしょう。
大人っぽい網タイツと表情でしっかり自己プロデュースできている彼女の先のステージは、純粋にただただ誇らしかったです。
基本的に総合力が高いタイプなので、現時点でパフォーマンスも安定して見ていられる方なのですが、面白いのは地元の定期公演だと、意外に等身大の甘えん坊な性格が垣間見れる。
大人っぽいビジュアルで、一見なんでもできるのに、です。
今までの定期公演の中で印象に残っているのが「かなみちゃんが楽屋でずっとジンベイサメのモノマネをしてるんです」というメンバーからの暴露と、コンサートのために東京でホテルに泊まったとき、解放感からベッドにダイブしたら勢いありすぎてそのままベッドと壁の隙間にすっぽり挟まっちゃったんです(ガラケーのように二つ折りで)」という、なかなかの珍報告。
気心知れた家族や友達の間で安心して甘える表情を見せるところが、きっと年相応にあるんじゃないかなと思うので、こういう集団の中での妙味がテレビなどのコンテンツに出てくる(もしくは出やすい環境に置いてもらえる)と、彼女はアイドルとしてさらに花開くのではないかと思っています。
【補足情報】2018年10月発売のDVD「Hello! Project 研修生発表会 2018 6月~にじ~」にて、彼女が東京の研修生と一緒に歌い踊るシーンがたくさん収録されています
合言葉は“がんばりんごみのりんご”!笑顔120%のアップル娘・河野みのり
2004年4月23日生まれ/愛称・みのりんご
最初の定期公演で見たとき、「お嬢様タイプのおとなしそうな女の子だな」と思いました。
整った顔立ちで、比較的高い身長で、趣味がギター弾き語り。
だからこそ彼女の進化には、ある意味北研で一番驚かされています。定期公演を重ねるごとに育っていった「がんばりんごみのりんご」の定期キャッチフレーズ。
まさかその顔立ちからその言葉が出るとは!!というか誰より本人が気に入っている!!いいぞ!!
そして毎度やんややんやと盛り上がる私たちファン。
そしてさらに驚かされたのが、お嬢様タイプだと思っていた彼女のパフォーマンスがまた、優雅に魅せるのではなく「笑顔120%でガチ勝負するアイドルだった」という、その意外性だったんですよね。
彼女はまだ東京での出張ステージ出演がないメンバーなので、北海道以外では全然伝わっていない部分だと思うのですが、北研の定期公演における河野みのりさんのパフォーマンスはとにかくガムシャラ。歌もダンスも笑顔もフルパワー。
なんなら頑張りすぎてときどき歌外れてる。でも勢いを止めない。常にかっ飛ばす。
ステージから放出されるエネルギー量はたぶん彼女が北研で一番だと思います。例えていうなら、ももクロの高城れにさんぽい感じがある。
ステージの真ん中じゃないところで、でもずっと全力で踊って、観客の心を放さない女の子。
しかもその伸び方というのが定期公演を重ねるごとに、現在進行形でまだまだ続いている段階なので、パフォーマンスに関しても今はとにかく「彼女の全力を見てください」としか言えない。
ただ個人的にずっと気になってる点は、彼女が楽器を弾けるという点。
ハロプロ本体であまり楽器演奏を売りにした子って出てきてないし、そしていまだ北研の定期公演でもその特技が見られるステージは実現していないわけです。
(あくまでもりんねとかいた頃の)カントリー娘。の楽曲を彼女がギター弾き語りとかしてくれたら、私たぶん泣いてしまうのではないかと思う。
もしかしたら彼女のお嬢様ビジュアルは、その時の感動のためにまだあえて可能性を眠らせているのかもしれない。
アイドル界で一番タコを愛する少女、どんな荒波にも負けない存在感・工藤由愛
2004年9月28日生まれ/愛称・ゆめちゃん
「特技はぷっくりちゃん、趣味はタコグッズ整理」(本人の自己紹介より)。
ぷっくりちゃんって何ぞやとか、タコグッズって何ぞやとか思ってはいけない。
彼女の中ではぷっくりちゃんもタコ愛も自明の理なのであり、とにかく「アイドル界で一番タコを愛している子」だということを一番に覚えてください。
愛称は“ゆめちゃん”の不思議なタコ少女、工藤由愛さん。
MCであまりにもタコ愛を語りまくるあまり、北海道のライトファンだけでなくもしかしたら道外ファンにも「一風変わった子」とすっかり思われていそうな、そんな彼女なのですが、ただここで声を大にして言いたいのは、「実は彼女こそ北研のステージングの柱」であるということ。
定期公演を見ているとまだまだパフォーマンス的に未熟な部分が目立つメンバーが多い中、彼女はよく通る歌声で全体としてのユニゾンを支え、またダンスの見せ方もあまりフラつくことがなく、非常に安定しているんです。
今思えば北研で一番最初に東京出張(「Hello! Project 研修生発表会 2017 6月~June Tripper!~」への出演)で一人選ばれたのは、その安定した力を見越してのことだったのではないのかと思うんですよ。それくらい安心して見ていられるメンバー。
定期公演のMCなど見ていると、どちらかというとあまり自分からは無理やり前に出てこない感じである、というのもあって、だからなおさら「隠れた功労者」。
たぶんアイドルとしてそういう立ち位置の子が好きなファンの方、結構いるんじゃないかと思うんですよね。
今の彼女を見ていてなんとなく、グループに加入してステージでは目立っていないのにいきなり「Mの黙示録」にレギュラー出演した、そんな頃の道重さゆみさん(当時14歳)を思い出すときがあるんですけど、もしかしたら彼女もポッと外部仕事に登場したり、分別のついてる年齢の大人(「Mの黙示録」でいえば中澤姐さんとか)と絡むと、さらに個性が引っ張り出せるのかもしれないなぁと思っています。
好きな動物はパンダさん!思わずその名を呼びたくなるみんなの可愛い妹・山﨑愛生
2005年6月28日生まれ/愛称・めいちゃん
2016年夏に初めてハロプロ研修生北海道のメンバーお披露目が行われたとき、そのとびきりの小ささで一躍注目を浴びた“めいちゃん”こと山﨑愛生さん。
だって当時小5だよ!!!
びっくりするほど小さくて、ただただ子供がそこに立ってるというのが久々の衝撃でした。
そしてその名前の響き、なんか思わず叫びたくなる、「め~いちゃ~ん」。
そんな彼女も実は道外での知名度が割とあるメンバーで、それは石栗さんと同じく、「Hello! Project 研修生発表会2018 ~春の公開実力診断テスト~」で歌唱賞をかっさらったという事実。
しかも自分で選んだこの日の審査曲が凄くて、なんと全英語詞の「Wonderful World(English Ver.)」(Juice=Juice)。
東京の中野サンプラザというある意味どアウェィのステージの中、全部英語で歌ったろうと決めたこの人の自己プロデュース能力の高さと根性。
そして緊張を跳ね除ける見事な歌唱。
あの歌唱スキルの高さというのは逆に北海道の定期公演では見られなかった部分で、いつも全体で歌う曲が多いから、あんなに声量があって、あんなに伸びやかに歌える人なんだ、というのは北海道のファンこそ相当に驚かされたものなんですよ。
でもその“とびきり”を、初めてもってきたのが東京の大舞台というのがなんとも彼女らしいなと。
そう、彼女、最年少ですが実は一番頭がよく回る子なんです。
定期公演の挨拶はどんなに一瞬の持ち時間だろうと(たぶん)家でかなり原文を作ってくる。そして噛まずにちゃんと言い切る。
あと河野さんとはまた違う形で、この子もずーーーっと笑顔で歌い踊る。
山﨑さんの場合はなんつうか「アイドル体力が無尽蔵にある」タイプですね。可愛い笑顔、びっくりした笑顔、少し物憂げだけどでも笑顔、最後はやっぱり最高の笑顔。笑顔笑顔笑顔。
まだ13歳とかであそこまでトコトンやり切れるのは相当自分の中に信念とかないと難しいと思います。
しっかりした準備とそれをいかんなく発揮する才能を持ち合わせた北海道の最終兵器であり、身長もまだまだ伸び盛り。
その隠れた(時折ちょっと毒も足せる)トークスキルの高さも含め、どう育っていくのかが楽しみな、それでもやっぱりひたすら可愛い妹的な女の子です。
【補足情報】2018年10月発売のDVD「Hello! Project 研修生発表会 2018 6月~にじ~」には、彼女が後日改めて披露したソロカバー曲「Wonderful World(English Ver.)」が1ステージまるごと収録されています
ハロプロ研修生北海道の今後はどうなっていくのだろう
さてここまでその魅力をお伝えしてきた「ハロプロ研修生北海道」ですが、2018年の定期公演は11月開催のvol.7までとなり、すでに次回は来年の開催になるようです。
定期公演以外のレギュラー仕事では北海道のローカル局・HBCラジオ「Hello!to meet you!」に週替わりで2名ずつ出演しており、こちらは北海道以外の方でも、radikoのエリアフリーで聴くことが可能です。
※ちなみにこの番組、アップフロント札幌系列の番組なので、よくハロプロの先輩グループもコメントなどで登場します
少し込み入った話もすると、太田さんが現在中3なので、受験勉強の真っ最中。
そして来年には佐藤さん、石栗さん、河野さん、工藤さんと一気に4人が中3になるため、このまま行った場合、もしかしたら受験の重なる2019年冬~2020年春は少し活動が難しくなるかな?とも思います。こればっかりは仕方ない。
その上で、やっぱり気になるのは「この中からメジャーデビューする子は現れるんだろうか」という点。
うーん、学業との兼ね合いで本人が難しさを感じたときにファンはどうすることもできない、っていうのはある程度飲み込んでおく上で
それでもハロプロアイドルとしての未来を考えるなら、参加2回目で6人中2人が実力診断テストの賞をとった、そんなメンバーやもしくはグループそのものを、偉い大人が簡単に諦めるというのは、まだ相当現実的ではない話だとやっぱり私は思うんです。
その上で何か彼女たちに伝えられることが今あるなら、お互いに励ましあい、心折れずに、目標がある限りはそのままアイドル活動を続けてほしい。
レッスンで自分を磨いてステージに立ち続けてほしい。
東京の研修生ほどではなくても、小さな努力や成長を見てくれている人は必ずいる。
それはハロプロのファンをずっと続けている身として、唯一はっきりと断言できることです。
そして一度応援の気持ちを持ったらとことんどこでもついていくのも、20年の歴史を支えてきたハロプロファンの良い気質だと私は思っています。
それこそ今もレギュラーラジオに各地から沢山のメールが届くように、北研の活動を応援し、未来を願ってくれている沢山の人たちがいる。
彼女たちにはそれを忘れずに、充実した日々を送ってほしいし、そしてここまで読んでくださった読者の方には、ぜひちょっとでもハロプロ研修生北海道のことを気にかけて見守ってあげてほしいです。
東京から遠く離れたところでもちゃんと夢が叶えられたら、それって地方で生きる少女たちにとって素敵なことなんじゃないかと、やはり同郷の大人の私なんかは思うんです。
そんな地方在住ならではの願いもひっそりと込めつつ、私はこれからも、ハロプロ研修生北海道の活動と未来を出来る限り、せいいっぱい応援していきたいと思います。