小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「一人で行った℃-ute出演・サーキットアイドルフェス『IDOL DIVERSITY』@札幌」

最近(諸事情もろもろの主に精神的なダメージにより)ライブイベントへの参加を少し控えているのですが、このタイミングで近くでこれがあると思った時、やっぱりなんとしてでも頑張って行こうと心決めました。

2016年10月16日に北海道札幌にて開催されたサーキットアイドルフェス『IDOL DIVERSITY』に参加し、スペシャルゲストとして行われた℃-uteのライブステージを見てきました!


先にちょっと説明を挟みたいのですが、この『IDOL DIVERSITY』、大元は札幌を舞台にした”No Maps”というコンテンツビジネスの大型コンベンションです。
秋の札幌では以前から札幌国際短編映画祭というイベントが有名なのですが*1、今年の”No Maps”はその札幌国際短編映画祭で築いた運営基盤などを活用する形で、札幌市内をまるごと総合展示会場にしてしまい、「映画」「音楽」「インタラクティブ(人工知能やVR技術など)」の3つをここ札幌からガンガン発信していこう…という一大プロジェクトになっています。

実際には通し1週間の開催日程がありまして、その中の一つがアイドルをテーマに組まれたサーキットフェスの『IDOL DIVERSITY』、だったわけです。
(ちなみにご興味の続く方はぜひスポンサーや運営体制の一覧を見ていただきたいのですが、このイベント、運営は初音ミクさんでおなじみ札幌発のクリプトン・フューチャー・メディア(株)代表取締役、伊藤博之さんを筆頭に、道民ならめまいしてくるぐらいの官民一体ガッツリ体制、大型スポンサーもガッツリついてて、この流れで℃-uteを投入できたのは見るとほんと納得)

no-maps.jp

話それましたが、とにかく℃-uteは北海道札幌におけるそんな新しい試みのイベントに、今回スペシャルゲストというポジションで、華を添えてくれたわけです。

* * *

市内3会場で行われた『IDOL DIVERSITY』の中で、℃-uteが出演したのは最も大きいZeppSapporo。
この会場は以前、2007年の「℃-uteライブツアー 2007秋 ~放課後のエッセンス~」や2009年の「℃-uteコンサートツアー 2009春 ~AB℃~」「℃-uteコンサートツアー 2009夏秋 ~キューティーJUMP!~」などで使用されていたこともあり、当時を知る地元ファンには尚更、思い出もリンクする場所だったのではないかと思います。

℃-uteの出演部分は15:00~15:45頃。
その日、同会場に出演していたのは虹のコンキスタドール、lyrical school、ミルクス本物、BELLRING少女ハート、妄想キャリブレーション、ゆるめるモ!というラインナップで、会場にはもちろん彼女たちのヲタTを着用したファンが沢山詰めかけていました。
実際、会場でも℃-uteが出る直前まではリフトやクラウドサーフなどハロプロではほぼ行われないヲタ芸がガンガン実施されてまして、あぁ本当に対バンライブなんだと実感を得られたのが一つ、そして直前に行われていたゆるめるモ!のライブステージが終わってもあまり出入り口に見る入れ替わりはなく、「℃-uteだけは見ておきたいよね」と話してた人も結構いたので、この日のライブは北海道におけるかなりの非ハロヲタ層がそのまま、会場に残って℃-uteの出演を待っていたのではないか、と思われます。


そこに登場した℃-ute、このセトリ。

1・羨んじゃう / アルバム「℃maj9」収録
2・まっさらブルージーンズ(2012神聖なるVer.)
3・世界一HAPPYな女の子
4・夢幻クライマックス
5・Crazy 完全な大人
6・The Middle Management ~女性中間管理職~
7・都会っ子 純情(2012神聖なるVer.)
8・Kiss me 愛してる
9・情熱エクスタシー / アルバム「℃maj9」収録
10・Danceでバコーン!

…一言、容赦なく勝ちにいったラインナップでした!!!!!!!!!!
2曲目のまっさらのイントロが流れたあたりから、いないはずのタワレコ嶺脇社長の「大人げない」*2という声が思わず頭に降りてきたくらい凄まじい内容だったw

これだけじゃなんなのでもう少し違う地元目線で、補足もしておくと、まず一番目に「羨んじゃう」を持ってきた意味。
北海道は2013年に当時4年ぶりの「℃-uteコンサートツアー 2013秋『Queen of J-POP~たどり着いた女戦士~』が一度あった以降、また地元でのライブ開催がないまま来てまして、その後の「℃-uteの本音」「モンスター」「The Future Departure」「℃an't STOP!」「℃ONCERTO」「℃OMPASS」各ツアーは、遠征しない限り一切生で見れていません。
なので北海道の℃-uteヲタはここのとこ年2のハロコンに少しでも渇きを潤そうと集っていたわけですが、その時にとにかく目立つのがやはり女性の声援、そして愛理ちゃんへの黄色い歓声。
アルバム収録曲の「羨んじゃう」は普通あまりライブ1発目には持ってこなさそうなイメージの作品なのですが、少なくともハロコンを見るに同性のアイドルファンが育ちやすい北海道で、しかも地元ファンですら羨んじゃう初披露の春ツアー「℃ONCERTO」を生で見れていない状態で、この曲を選んだ意義ですよ。
そしてそこから45分の持ち時間に詰め込んだ怒涛のヲタ殺しセットリスト。
中では比較的新しい「情熱エクスタシー」が、たぶん初見さん含めて掛け合い盛り上がってたのが新鮮だったかなぁ。
あと新曲の「夢幻クライマックス」は、もちろんステージも美しすぎて見惚れたし、あれを見た非ヲタの人がYoutubeでMV見てくれたら今回は最強だしいい流れだよなぁとか、そういう事もふと感じたり。

私個人は遠征で「℃an't STOP!」ツアーやこないだの℃-uteの日@武道館も見に行ってますが、パフォーマンスに関してはもう地方だからどう、成長があってどうという域はすでに℃-uteはいい意味で越えていて、いつも今日も地続きかつ手を抜かないしっかりしたステージング、だからこそそれを地元で共有できたことこそが今日は一番感激したかなー。
あと個人的に萩原舞ちゃんの声が、武道館の時も今日も一貫して安定してたのがすごく印象的で。
彼女は変声期で一時声の調子が変わって、歌いずらそうなシーンが結構続いてたんですが、そのイメージがまだある人はぜひ今のライブを観に行ってほしいなと思います。
後は先月の武道館時にツイートした通り、全体的に

* * *

そいでまぁ、私が「このタイミングで」「やっぱりなんとしてでも頑張って行こう」と今回思ったのは、ちょうど今週メンバーの1人に関して色んなことが起きてたからなんですが

2016/10/13 | ℃-uteオフィシャルブログ Powered by Ameba

今日のライブを観に行ったのは、どうしても自分の目で、今の℃-uteの姿をちゃんと確認したかったからなんですよね。
正直私自身は、あの記事に関しては「同年代の学生なら普通にありうる光景だよな」というくらいの感想しかありません。
というか実際自分自身の学生時代にすら普通に(そして健全に)あったような事で、だから内容はほんとどうでもいい、ただこの時期に誤解を招くような行動をとったと本人が謝ること、そして記事掲載のタイミングからリーダーがブログを更新できなくなってしまっていることも、わかる。

その上で、私は今日実際に5人揃った℃-uteの姿を見て、「やっぱり最後までこの人たちをずっと応援したい」と改めて強く思いました。
前日のライブでもそうだった(らしい)ように、今日の北海道も特にメンバーがその事について改めて触れることはなくて、でも愛理もなっきぃもマイマイも、舞美ちゃんも、そして岡井ちゃんも、そこにあるのは何にも変わらない、小さな頃から今まで全力であるべき今をステージで作り上げてきた、かっこよくて可愛くて凄くて大好きなアイドルグループの12年目の姿で。
私は正直、SSAの先に”ハロー!プロジェクトの℃-uteであることを望んで”解散を選んだという話を知ったとき、すごく嬉しくもあったんです。
たとえアーティスト路線に行っても今の彼女たちならちゃんと続けられたはずなのに、あぁ、彼女たちは自分がアイドルであった日々を誇りに思ってくれていたんだなって。
あんな小さいときに選んだ夢を、最後まで大切に守り抜いていくんだなって。


20年近く続いているハロー!プロジェクトのファンでいることは、ある時期から”女の子たちとずっと人生を共に歩んでいく”感覚を共有します。
その時々に色んな反応があれど、最後には己の人生の中で成功もつまづきも全て含めて彼女たちと向き合って、私は悔いのない未来を創りたい。

かつてある事件の影響で、ハロプロ含めアイドルとファンとの交流が一気に制限された時期、イベント内でファンに近づくことを制止された岡井ちゃんが「今まで何もされたことないし!」「ハロプロは大丈夫なんです!」って言ったその言葉も、

そこには沢山の痛みと迷いと思いが積み重なった上で、信頼を選んだ道の先に生まれたんだっていうことを、
やはり20年近くハロー!プロジェクトと共に歩んできた一ファンの私は改めてここに書き残しておきます。
だからこそ、「やっぱり最後までこの人たちをずっと応援したい」

* * *

最近まぁ10月になりまして、一方では結構気持ちに閉塞感があって、本音はしんどいなぁと思う瞬間も日々増えていってるんですけども、今日の℃-ute見て、たぶん内では苦しみもありつつあれだけちゃんと素晴らしいステージをやりきってる事に、素直にものすごく心を打たれました。
心をちゃんと打つライブをやってた。だから℃-uteは、きっと大丈夫。

それを少しでも早く伝えたくて、この記事を書きました。

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※10/23 追記
ブログをお休みしていたリーダーの矢島舞美ちゃんも、このイベントから1週間後に更新を再開しました
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*1:ちなみにこの札幌国際短編映画祭、2011年にはまだハロプロ在籍中だった真野恵里菜ちゃんの出演作品「Abed~二十歳の恋」が特別招待作品に選ばれてまして、真野ちゃんは札幌での記者発表とトークイベントに参加しています←北海道のファンにとっては当時干され続けていた中での貴重なハロメンイベントでした

*2:わかんない人は「アイドル横丁 大人げない」で検索してください