秋も深まる10月の北海道、行ってきました6年ぶりのモーニング娘。地元開催!
今回は昼夜2公演入りまして、久々にメンバー全員をゆっくり見る事ができたので、グループのごく個人的な感想を書いておきたいと思います。
譜久村聖
のっけからなんですけど、フクちゃんに評価を当てはめるほど野暮な事はないですね。
っていうのは、彼女は自分の豊潤さに無自覚な所が非常に良いのであって、せめて高校卒業くらいまでは「セクシー担当」なんて枠に無理に当てはめず、17歳らしい自分の思う動きで、無自覚な色気をぶるんぶるん周囲に振りまいてほしいです。
(それがフクちゃんが他の追随を許してない所)
やっぱ楽曲でも重要なパートをもらいだしてるので、その辺をしっかりものにして、いつかフクちゃんが「自分のモーニング娘。の答え」をだしてくれる日がきたら、すごく幸せだなぁと思います。夢がある。
生田衣梨奈
…あれ、生田なんかよくね?
地味に今回の個人的MVP!!すごいよ生田!!
元々画面を通して、踊れてきてるなぁとは思ってたけどライブ中、しかも昼夜公演通して、一回もレベル落としてなかったのがびっくり。
今年前半まではまだちょっとあった、合間の気の緩みも今回まったくなかったです。ていうかまさか生田がここまで早く上がってくると思ってなかった!
「生田はバカじゃない」という先輩メンバーの評価がありましたけど、意外に俯瞰でモノを見れる子で、それがついに自分のパフォーマンス面にも反映されだしてるという感じ。
歌さえなんとかなれば、そろそろシングルで前出てきてもおかしくないだろうと思うんですけどねぇ。
生田、いいぞ!ほんとすごく良かった!
鞘師里保
オープニングの遠目の時、一番最初に判別ついたのがやっぱり鞘師のパフォーマンスでした。
こっちがハードル上げすぎちゃって普通に流してるけど、やっぱ大事な所であれだけ生歌歌えるのはすごい。
以前は自分しか踊れなかったムンナイを、今は9~11期全員が踊れるようになって、そう思うと意外に鞘師の「CHANCE」って、今ツアー目立ったものは用意されてないんだよな。
ファンタジーDXでヲタの度胆を抜いたあの感じ、そろそろもう一度セトリに入れてみてほしい所です。
MCもソツがないので、特に言えるところがないんですけど、
あの最後の挨拶、あらかじめ決まってるセリフのせいか、あそこだけいきなり声のトーンが変わるんですよね。
なんだかそこはかとなく声がドヤってる。鞘師のそういう所好きよ。
鈴木香音
ズッキはもうずっと言ってますけど、やっぱ頭いい子だよね。ダンスはもうパーペキに素人の域を脱してます。ちゃんと芯を持ってて信頼できる。
今日のMCで鞘師が「亀井さんのダンスが好き」と言ってたくだりがあるんですけど、まさに亀井のダンスって、ごまかしを効かせない、躍動感のあるパフォーマンスで(そして鞘師は充分ダンスを経験してしまったからこそもう戻れない、別れた枝葉の領域)
じゃあ現メンで誰がそれに近い事やれるんだろうと言ったら、今日見てる限りはズッキ頑張ればそっち行けるんじゃないか、と思って見てました。
というかいつか鞘師と同い年シンメは見てみたい。ほんとに。
あと書いておきたいのが途中のコーナー司会で、この子はしっかりしてるあまり、MC担当時にたまに台本を引っくり返されるような事があると結構(外野から見て)キツイ対応をしてしまう事例があるんですけど、
今日のコーナー司会は進行をうまく転がし、時には制し、すごく安定して見てられた。
まだ若いんだけど、多分トークの間が天性ですごくうまいんだろうな。その辺が今回この子にとっての「CHANCE」。
飯窪春菜
飯窪さんのパフォーマンスって、在宅ではまだなかなかお目にかかる機会がないんだけど、見た感想としては「高城れにちゃん(ももクロ)をなんとなく思い出す」っていう。
髪型と体型と言われればそれまでですけど…
でもれにちゃんのあのパフォーマンスが、たぶん今の飯窪さんのラインでいくと一つ突き詰めた所であって。
だから飯窪さんがもしパフォーマンスを向上させるとしたら、れにちゃんのダンスパフォーマンスを見てみるとすごくいいヒントがあるのでは。
もちろんそれは短期間で到底たどり着く所ではないし、他人の真似になってもいけないんだけど、それぞれのダンスを見比べたりして、ケガをしないようにダンスの先生にも精査してもらいながら突き詰めてやってくと、まだまだ飯窪さんは上に行けると思います。
そう、きっと飯窪さんはまだまだ上に行けます。
石田亜佑美
ずっと考えてた事があって、私は「The Best! ~Updated モーニング娘。~」の巻き髪あゆみんがとてつもなく好きなんですけど、ライブではあの小悪魔な感じを出した方がいいのか、それとも出さない方がいいのか。
今の段階では後者で、ライブでは元のハツラツとした感じのままですね。
あの感じが大きな魅力の1つでもあるので、これが難しい所なんですけど、でも鞘師とシンメでフロントに立つとしたら、やはりあの小悪魔感はすごく持ってきたい所でもあり。
こないだテレビ番組「アノ人たちの作り方」でキューティーハニーの即興ダンスをやった時に、出だしで中学生の鞘師が前を向いていたのに対し、後ろ向いてポーズを作ったのが高校生の石田なんです。
黒バラの即興ダンスと比べるともう少し各人の個性が出てきていて、ああいう特色・面白さがライブに反映されたら、モーニング娘。はまた楽しくなってきそうだなーと思っております。
佐藤優樹
今日の主役!
加入から2年、ついに北海道へモーニング娘。を連れて帰ってきてくれた佐藤優樹ちゃん。
まーちゃんは意外に、パフォーマンスが大人なんですよね*1。
性格だけ見るとハイペースで飛ばしそうなところ、意外にこの子はパフォーマンスの感性が大人で、出るところと引くところをうまくメリハリつけてる。
でもそれは決してサボってるという事でもなくて、よく見ると他メンのパートの時にノリノリで吠えてたりするんで、あぁ、結局私がひねりだしてる↑の言葉は、全部感覚でこなしてるんだろうなと。
だからすごいの、佐藤優樹。
工藤遥
くどぅーは予想に反して、思いのほかシングルで前に出てきてない現状ですけど、それでも今日のパフォーマンス見てると、躍動感を持ってきたなと思いました。
この場合の「躍動感」は前述の亀井とは違って、もう少しハツラツとした、スポーツ好きな女子中学生の楽しそうなイメージ。
それを、あの甘い顔を持った工藤遥が汗振り乱してやってる姿って意外にものすごくもってかれる所があって、それもまた、くどぅーの新たな武器になりうるのでは、と思いながら見てました。
ただやっぱり、昼公演に比べると、夜公演はちょっと疲れが見えたかもしれないw
でもその辺生田が急激に克服し始めたので、ハルちゃんももう少しでひとつ壁越えられるんじゃないかと、ばっちゃんは一人思っております。
小田さくら
考えたら小田ちゃんを単独コンで見るのは初めてでした。
そうか、そもそも私が見に行った新垣里沙卒コンで発表の、あの新メンバーオーディションを受けていた子なんだよな。
それから握手会で会う機会はありましたけど、やっぱライブで見るのは全然違うよね。
ていうかライブになるとほんと変わるよね!!
一曲ずーっと追っかけてみた時間あったんですけど、かなり無双してました。
この子の面白い所は、ベースは高橋愛に似てるんですよ、似てるんだけど、性格は全く違くて、だから同じ咀嚼が全く別の表現になって出てくる。
最近小田ちゃんのブログがツボで、意外に超独特だったという所に毎日おいしい味わいがあるのですけど、今日会場見てたけど、小田ちゃんのファンもなかなかひとスパイス効いた人が集まってきてるような気がした。
私、モーニング娘。のライブであんなサブカル文化系っぽい佇まいの女ヲタ初めて見たよ(小田ちゃんのグッズ持ってました)。
道重さゆみ
生でダンス見てると、「あぁやっぱさゆはさゆのままなんだなぁ」って思えるわけですよ。
なのにそれをもってして、道重さゆみは2時間完全にあのステージを制しているわけで、ずっと一つの事をやり続けている人間の凄まじさを、今私たちはライブ会場で目の当りにしています。
さゆが本当にすごいなと思うのは、やはりハロプロの地方コンって、MCが一番難しいんですよ。
何が難しいかというと、特に首都圏で生まれ育ったメンバーに顕著なんですけど、どうしても地方というものに言及する時に「距離」を思い出させてしまうんです。
だけど実際の道重リーダーは最後の挨拶、自分の言葉(アドリブ)で端的に、そして最上級に出身メンバーを表現した言葉のチョイス。
あれ聞いた地元民は、確実に次のライブも行きたくなったでしょうね。
さゆはあの1分くらいの時間で、北海道民の1000kmと次の単独ライブまでの長い時間に「未来」の橋をかけた。
これ、さゆが実際に地方出身者としての視点を持ち合わせている点も含めて、さゆが抜けると以降生田 *2まで、非関東視点のあるハロプロメンバーが飛びます。
実際ナルチカとか、近年のハロプロは地方巡業もまた増えてきているので、なんとしてもさゆにはその辺徹底的に伝達してもらわないとやばいです。
道重さゆみさんは毎晩3~40人のブログをチェックしてから就寝されるとの事ですので、特に地方視点のあたりだけでも、さゆ見てくんないかなぁ…
* * *
まーちゃん初の凱旋公演は、なんか感動というより、まーちゃんだからこそ、先に必ず楽しさが一緒にくっついてて、なんだか彼女が愛される理由がすごくわかったし、そんな彼女があの笑顔で地元だと言ってくれる、北海道に住んでてちょっと誇らしさすら今日は感じました。
地元民はもちろんいっぱいいたけど、やっぱ周り見てても、遠征の人結構いたんじゃないかなぁと思う。
ハロコンの時から思うのだけど、北海道はやはりまだまだ地元民だけで埋めるにはもう少し時間が必要で、そんな時に、飛行機乗ってかけつけてくれる歴戦のハロヲタたち、ほんと心強いんですよね。
実際にも今日、今までの北海道では考えられないくらい、しっかり盛り上がっていて、あれを体験した今日初めてライブを見た人とか地元のファンは、きっとまた現場に興味を持ってくれると思う。
その積み重ねで、いつかは北海道の会場が全ての座席を埋められるようにこちらでもがんばりますので、また皆さん、北海道の単独とかハロコン遊びにきてください。
まだ北海道いる方は、満喫して帰ってねー!
<次回予告>
一年半ごしの名目『新婚旅行』、『わたし誕生日だから』ですでに入金まで完了されていた嫁自腹のFCチケ2枚。
卒業なしのツアー千秋楽にて、彼を待ち受けていたものとは…!?
次回「旦那も行くモーニング娘。コンサートツアー2013秋 ~ CHANCE!~ @日本武道館」
ご期待ください(たぶん)
<STORE>