小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「一人で行ったモーニング娘。’14コンサートツアー春 ~エヴォリューション~ @札幌」

北海道にも、春到来!



最近定着してきたのですっかり薄れてますが、思い起こせば北海道でハロプロライブが復活したのは、まだ2013年夏の事。
北海道でモーニング娘。の単独春ツアーが開催されたのは、実に7年ぶり!*1
それではいつものように、感想やレポートを書いていきたいと思います。

※以降若干ネタバレあり

譜久村聖

色気が話題になりがちな彼女ですが、その間にもパフォーマンスはどんどん確立されてる!
『ダイナミック』が一つの個性として着々と築かれつつあります。
スキルだけじゃなく個性をダンスに乗っけてきたのは、アイドルグループとしては間違いなく強み。
たまに後ろでものすごくいい仕事してる瞬間がある。

特にサブリーダーに任命されてから、本人の意識もかなり変わっていってるんじゃないでしょうか?
最近はリーダー道重と並んだ時に、少しずつ風格みたいなものが出てきたように感じます。

生田衣梨奈

ダンスが引き続き成長中!特に手足の振り回しがすごくかっこいい。
多分それはスキルというより、本来の身体能力という才能。

考えたらモーニング娘。って、アクロバティックなスキルを持ってきたメンバーは過去にもほぼいなかったかも? (スポーティなイメージがある吉澤は球技とかマラソンとか、運動方面)
それは鞘師や石田に負けない、立派な彼女の武器になりうる。
あの技能をがんがん育てたら、もしかして天下とれるのでは、生田!

鞘師里保

彼女はすっかり出来上がってるようにいつも思ってましたが、考えを改めました。
鞘師、きっとまだまだ変わる。

マジ幼女だった小学生鞘師、エースの看板を背負った中学生鞘師は、もう過去の人。
今ツアーのステージに立っているのは、高校生の鞘師里保なんです。
16歳以降の彼女が定めた目標、それはきっと未来のモーニング娘。の姿になる。

鈴木香音

「私ぽっちゃり」宣言から早4か月。やはり自分を信じた人は強い!!
今の時点でもすでにまばゆい光を放ちだしてる。
そして彼女もきっと、これからもっと変わっていくでしょう。
何よりあの覚悟を、15歳で決めた女の子。

彼女の視線の先にあるもの、それもまた、きっと未来のモーニング娘。を形作ると思います。

飯窪春菜

はるなんが面白いのは、本人の性格は確かに「素朴」なんだけど、本人が一番いい表情を魅せるのは、実は「洗練」された時!

カップリングコレクション2のジャケ写のような引き出しを、そろそろ開ける時もあっていいんじゃないかと思うんですよ。
リーダーとサブリーダー2人の年長トリオで大人な1曲が見てみたい。新しい飯窪春菜の世界を見たい。

石田亜佑美

ダンスだけでなく、最近は歌の安定感も増してきた。
そのきっかけの1つに、間違いなく「ラップパート」で得た自信があるんじゃないでしょうか。
『私のでっかい花』あたりから、彼女が何かを掴んでった感じがあるんですよ。
参考:「10分でわかる『モーニング娘。まだ歌割少ない選抜』」 - 小娘のつれづれ

『HOW DO YOU LIKE JAPAN?』の出だし、たった1人でステージを背負って出てくる石田亜佑美、最高にかっこいい!!
あれは間違いなく今ツアー最大のハイライト。

佐藤優樹

さゆもMCで似たような話をしてましたが、結成から17年、グループにとっても、まーちゃんみたいなメンバーって本当にかつていなかったと思います。
どちらかというとモーニング娘。は、生真面目な性格の子が多いです。
今だって普通で考えたら相当生真面目な10代が育ってる。

だから、佐藤優樹はスゴイんです!
グループが14年かけて出会った、新しいモーニング娘。がそこにはある。

工藤遥

前回の岡山公演で足を痛め、札幌1公演めは立った状態でのライブ。
1公演めはダンスこそ控えていたものの、椅子などは用意されておらず、途中の移動主体の曲では歩いて参加していたので、経過良さそうかな~と思っていたんですが、札幌2公演めはスタートから椅子に着席固定の出演になりました。(ちょっと心配)

というわけで今回は上半身のみのダンスでずっと参加していたんですが、むしろ思ったのは、『体力やフォーメーションに影響されない工藤遥って、本来こうなんだ』と。
結論からいうと彼女、ほんとはもっともっと踊れる子なんだなぁと。
体力もそうだけど、メンタル面が落ち着いてきた頃にいきなり確変しそう。

小田さくら

小田ちゃん、すごいです。スキルも度胸もとんでもない!!
まだ加入から1年6か月しか立っていないんです。
なのに、すでにグループの柱としてしっかり機能してる。

特に見ててアガるのは、道重体制に移行してから彼女が入るまでの2曲、オリジナルメンバーだったかなと錯覚するほど、彼女は堂々と立ち振る舞っていく。
歌を聴いてるとやはり高橋愛が重なる、だけど小田さくらという人は、その裏に隠してる内面が一番面白い。

道重さゆみ

(今回、少し長くなります)


今回のツアー、9~11期はさらに頼もしくなってきています。ある子は歌で、ある子はダンスで、ある子はトークで。
そして、若い彼女たちは彼女たちなりのやり方で、最大のライバルに挑み始めました。
「プラチナ期と呼ばれた、過去のモーニング娘。」

そして、そのプラチナ期メンバーの中で1人だけ、今も道重さゆみはモーニング娘。のステージに立ち続けています。
歴史を繋ぐ、リーダーとして。

彼女には何が見えているのか、それは私にはわかりません。
でも一つだけ、私は確かに見ました。
後列の道重さゆみが後輩のどのメンバーよりも、一生懸命に歌い踊っている瞬間。


「11周年」


あと何回、私たちはモーニング娘。の道重さゆみを見られるんだろう。
そんな事を考えてたら、最後の『笑顔の君は太陽さ』で思わず泣いてしまった。


* * *


セットリストもそう、今のグループの状態もそう、今回のツアーは行けるならきっと見に行った方がいい、そう思います。
モーニング娘。はいつだって進化していく。



<STORE>

*1:藤本美貴在籍時の2007年春・SEXY8ビートツアー以来