なんか、ばたばたーっときた気がします。
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ただ、Berryz工房とアイドリング!!!に関しては、むしろここまでよく女性アイドルグループが続いた…と見る方が正しいんじゃないでしょうか。
普通の人生で考えても、10代からの女性の10年って、何もかもが大きく変わっていきますよね。
男性アイドルと女性アイドルの一番の違いは20代以降の人生設計における「避けられない休業期間*1の有無」であって、そういった事情も考慮すると、やはりこの2つの女性アイドルグループはブーム論以前に、当人たちが成し遂げたその偉業に、もっとスポットライトを当てるべき…だと思うんですけどね。
(「まだ私自身も状況が掴めていません」と明記されちゃってるライムベリーの場合はまた別かな)
* * *
少なくともマスメディアが”世論の代表”的ポジションを独占していた90年代までは、アイドルって、メディアのさじ加減で終わりって決められたら終わり、だったんですよね*2。
2000年代の第一次ハロプロブーム時も基本的にはそう。
ただハロプロに唯一救いがあったのは、2000年代にちょうどインターネットの普及が重なったことで、一部のファンはインターネットを介して、マスメディアの論調との相違をあえて貫くことができた。
そして、SNS時代の到来と共に爆発したのが現行アイドルブーム。
性別・年齢・在宅・現場問わず、いまや多くの人が自分の好きなものを発信することができる。
世間的には終わったとされていたハロプロ勢も、そこから復活した。
現行アイドルブームの意義は、私は「アイドル応援という選択肢の拡散」にあったとずっと思っていて。
別に世の中が全員アイドルヲタになってほしいだの、もっと素晴らしさを知らしめたいだの、そういう事じゃないんですよ。
ただアイドルを日々の支えにしたり、そのおかげで前に進める人が、本当はブーム関係なくいつの時代にも、必ずいるんです。
結局何かを始まった終わったと簡単に決めるのは、いつも他者であって、好きな気持ちが単なる一過性のものだったのが、そうでなかったのかはもう自分で決めてもいいんじゃないだろうか、こんな時代なんだから。
私がこのブログを始めた理由の1つは、ネットを通じて「ファンの選択肢」をどこかの誰かの為に作り続けておきたいという考えから。
それは同時に近しい仲間も存在せず、色んなところで好きなものを落ち目と嘲笑されていた、10代の自分が一番知りたかったものでもあります。
ただ好きな人が、もっと継続的に自分の好きなものを好きだと言える、そんなあり方に少しでも近づいてほしい。
なので、このブログはまだまだ続きます。