小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「アイドルが好きということ」

前回更新の「私が最近とあるアイドル界隈を苦手な理由」に関してなんですが、GIGAZINEの紹介やはてなブックマークでの言及などもあり、思いがけずたくさんの反響をいただきました。
まずは読んで下さった全ての皆さん、本当にありがとうございます。

色んな意見があると思いますが、私があの記事を書いたのは、ももクロブームが今後もっと加速していく前に、叩き台になればいいと思ったのが一番です。

ももクロは下積みなどAKBとはまた別ベクトルの、苦労したグループなのもあってか、ヲタさんたちの「うちらがももクロを支えるぞ!」という団結力は昔から非常に強い方だと感じます。
ただこれが、最近の新規ファンの急増とかちあった時に

大量の「ももいろクローバーってアイドルっぽくないから、いいよね!」×強固な「うちらがももクロを支えるぞ!」

という掛け算になってしまい、外から見ると、正直言ってヲタ内で批判や違和感が捻出できない強固な空気ができかけていて。

でもそれがももクロちゃんだけの話なら、はっきりいって私はただのアイドルDDなので、口出す権利はないんですけど。
ただ、売れかけてるももクロちゃんの存在意義を、「アイドルの否定」に見出すファンが増えていって、それに異論がでないまま、ももクロちゃんがますますでっかくなっていってしまったら。
それはももクロだけじゃなく、他のアイドルやそのヲタ、または今後出てくるだろう未来のアイドルグループに、すごく影響を及ぼす可能性があります。
だからアイドルヲタとして、どうしてもその前に一つ疑問を投げ込みたかったんです。

とはいっても、まだまだ未熟なので、最初の記事ではまだ言いたい事を全て言い切れてなかったと思います。
そんな時に、ブログを読んでいただいた方からのコメントを読んで、返答の文を書いていた時に、自分で言い切れてなかったもやもやをこれだ!と引きずり出せた瞬間がありました。

* * *

確かにそれぞれがどう捉えるかは、個人の自由だと思います。
アイドルだってロックだったりパンクだったり、それがかっこよかったりという事は今までもかなりあります。

ただ、例えば「ももいろクローバーZは何のプロだと思いますか?」って質問がでたとして。

「ももいろクローバーZはロックのプロ」「ももいろクローバーZはパンクのプロ」

という解答をする人は、どれくらいいるのでしょう?

私は、「ももいろクローバーZはアイドルのプロ」だと思っています。
今まで彼女たちがやってきた事、そして今結果に繋がりはじめている事、これは紛れもなく「アイドルのプロフェッショナル」の仕事であり、しかもそれを若い女の子たちがやっている事に、私は本当に本当に尊敬を感じます。

なので、その彼女たちに対して、一部の”ファン”が「ももクロはロックだ」「ももクロはパンクだ」「アイドルなんか興味なかったけど」「これまでのアイドルとは違う」
という<アイドルを否定する>言葉で、ジャンル分けで、ももクロの頑張りを認めだしている(またはそれが正しいと思い出してる)現状を見ると、すごく違和感を感じました。

彼女たちが今後、ロックやパンクのプロに移行していくならともかく、多分ももクロはこれからもアイドルのプロとしてやっていくのだと思います。
今は他ジャンルとのかけ算による、物珍しさで「アイドルっぽくない」所がもてはやされても、このまま行くなら、彼女たちが最後に戻るのも「アイドル」というホームなのではないでしょうか。

* * *


私は、ももクロは本当に「アイドルのプロ」だと思っています。
だから、ももクロがアイドルとして正当に評価されてほしい。
また、ももクロがスタンスを変える気がなければ、どういう路線を歩んだとしても、最後は必ずアイドルというホームに帰ると思います。
その時に、「ロックだから」「パンクだから」「アイドルっぽくないから」という理由で応援してる人たちは、ももクロのファンであり続けられますか?

アイドルをどう捉えるかは個人の自由だし、私がこの記事で書いた気持ちが、アイドルファン全ての人にとって正解であるとは思いません。

ただどんな見方をしても、揺るがないのは、女の子たちが一回きりの青春をささげて、アイドルという文化が成り立っていること。
そんな彼女たちがアイドルとして信じているのは、何よりもファンであること。

だからこそアイドルを好きになったのなら、アイドルを恥ずべきものだと思ってほしくない。

私はそう思って、今日もアイドルを応援しています。