小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけ続け、執筆業になりました。2017年に初の単著がでました(乗田綾子名義)。



2017年9月発売の『SMAPと、とあるファンの物語』(双葉社)については【こちら】

「ハロプロ楽曲大賞2013のまとめ(展望もあるよ)」

さて正月もあけたので更新再開。
まずはこのタイミングで、2013年各楽曲大賞の振り返りと、
2014年の展望なんかを。

まずはやっぱりハロプロから。ハロプロは楽曲大賞の最高位が高い方から、順番に書いていきます。

※楽曲タイトルをクリックするとYoutubeで視聴できるようになっています。

Juice=Juice

<楽曲大賞・トップ30以内>

ロマンスの途中』(1位)




まず、ハロプロ楽曲大賞2013の第1位は…Juice=Juiceの「ロマンスの途中」でした!

まぁJ=Jはデビュー年なのでご祝儀の意味合いも多かったと思いますが、あとなんといっても、路線がまさかのつんくファンクド直球だったという点!!娘。のEDM路線が好調な所へ、さらにつんくが勝負球をぶん投げてきた(しかもデビューグループで)というのはある意味2013年のハロプロ再躍進を強く印象付けた出来事だったようにも感じます。
そしてこの曲で実際J=Jは年末レコ大のステージに行くわけで、そういう意味でも2013年のハローはほんとにすごかった。

レコ大を見ていて思ったのは、過去に出演した℃-ute・スマイレージに比べて、J=Jは本当に肝の据わりっぷりが尋常じゃなかった!
あの鈴木愛理ですらさすがに緊張が隠せていなかったレコ大においてまさかあそこまで、しかも全員が堂々とやり切るとは(一番びっくりしたのはあの宮崎由加さんですら、満面の笑みでステージやり切ってた事。あのGREEN FIELDSの初PV撮影がたった1年前なんてまじで信じられない)。

結果として最優秀新人賞を獲れなかったのは残念でしたが、その結果上の2グループと違うストーリーを歩み始めたと考えれば、決してマイナス材料にはならないはず。ここは2年目もあまり勢い落とさず、バリバリ戦っていけそうな気がします。
ちょっと怪我が多めなので、そこだけ気を付けて無事に乗り切ってほしい。


<収録作品まとめ>
1stアルバム『First Squeeze!

スマイレージ

<楽曲大賞・トップ30以内>

ヤッタルチャン』(2位)



夕暮れ 恋の時間』(12位)
新・日本のすすめ!』(13位)
大人の途中』(26位)



旅立ちの春が来た』(27位)


そしてハロプロ楽曲大賞で第2位に入ったのは、なんとスマイレージの「ヤッタルチャン」。モーニング娘。があれだけ好調だった中でのこの位置は、ちょっと個人的に驚きました!でも同時に、すごく納得もしたんですよね。

今ハロプロで一番熱を帯びてきてるのが、実はスマイレージなんです。

元々本人たちのポテンシャルはだいぶ高いグループだったんですけど、それ以外の環境要因が、ずっと彼女たちの躍動を阻んでいたんですね。
でも時間の経過と共に2013年、ついにグループと周囲の歯車が少しずつ噛み合い始めた。

そして彼女たちの闘志は、いつの間にか海さえ飛び越える。



世の中な なんやかんや言うてもな やるしかないねん 誰かのせいにしたらあかん




2013年の楽曲大賞ノミネートからは外れてますが年末に発売された「ええか!?」は、それこそ勢いがつきはじめたスマイレージを象徴するかのような出来栄えだったし(ええか!?のMVですごく感動したのは、開始2秒でノリまくるめいめいのアップが入って、そのさらに2秒後逆に完全に寝てるりなぷーが映るとこw これ超何気ないんだけど、でもこの曲があやかにょんではなくあの2人の表情から始まるのって、グループにとってかなり意味が大きい気がする)、そういう期待やヤッタルチャンの歌詞にある”未来の方が楽しい”を本当に実行しつつあるグループへの称讃が、あの2位には込められているような気がします。

…しかもこのタイミングで、スマイレージは今春から全員高校生&大学生になるんですよ!!*1周りを見れば自分らより先に武道館行くとか言っちゃってる後輩(juice=juice)、しかもまだ新しいグループができるかもしれない(研修生第二段)、そこで待ち受ける怒涛の全国ライブハウスツアー、どう考えても2014年はここスルーできる要素がないです!!
絶対面白い。


<収録作品まとめ>
2ndアルバム『②スマイルセンセーション
セレクションアルバム『S/mileage / ANGERME SELECTION ALBUM「大器晩成」

モーニング娘。

<楽曲大賞・トップ30以内>

愛の軍団』(4位)



Help me!!』(6位)
Happy大作戦』(10位)



A B C D E-cha E-chaしたい』(18位)




ここ数年のハロプロ再興を牽引しているモーニング娘。は「わがまま 気のまま 愛のジョーク」「愛の軍団」がそれぞれ3位、4位に。
といっても結果を見ればわかりますが、順位は票が二分化された事によるものなので、むしろあのレベルで2曲競ってるあたり、2013年のモーニング娘。はやっぱりすごいし熱かった、と言える。

特に昨年は、長年音楽面を引っ張っていた田中れいなが抜けた中で卒業後の曲をより高評価にもってったのは、やっぱ現メンバー相当頑張ったよなぁと。
一昨年もやはりガキさん卒業の恋愛ハンターよりOne・Two・Threeが上に行ってましたけど、やっぱここ2年のモーニング娘。はいい流れの中で活動できてるなと、楽曲大賞見て改めて実感してます。

だからこそ感じるのが、2014年はそろそろ「さゆが卒業した後」のことも真剣に考えて準備していかなきゃな、っていうのが、どうしてもあって。

今の状況でもしさゆが卒業とかなったら、素直な気持ちは怖いです。
でも最近たまに、「私そろそろさゆの在籍に依存してないだろうか」ってふと思う時がある。

歌やダンスではすでに9~11期だけでも相当面白いことをやれるグループになってきてるので、あとはパフォーマンス力だけじゃ伝えきれない部分(今さゆがめちゃくちゃ支えてるところ)、そこはメンバーやスタッフの努力だけじゃなく、ファンにも何かできる事はないだろうかとか、2014年はそういう所も考えながら、モーニング娘。を応援していきたいなと思います。
最後所信表明になっちゃった。たう!!


<収録作品まとめ>
52thシングル『Help me!!
53thシングル『ブレインストーミング/君さえ居れば何も要らない
54thシングル『わがまま 気のまま 愛のジョーク/愛の軍団
ベストアルバム『The Best!~Updated モーニング娘。~
ベストアルバム『モーニング娘。カップリングコレクション2

Berryz工房

<楽曲大賞・トップ30以内>

ROCKエロティック』(9位)


2013年でついに平均年齢が20歳を突破し、今やハローの年長グループになりつつあるBerryz工房は、7位の「アジアン セレブレイション」が最高位でした。若手グループの勢いに押された感はあるものの、トップ10の中に単独名義の楽曲を3つ送り込んでるのは立派な好材料です(2012年は2つだけでした)。

2013年のBerryz工房で印象強かった出来事があって、それはちょうど春頃、『Berryz工房も武道館を目指したい!』宣言の前後にMV撮影があったんですけど、宣言前に撮った「ゴールデン チャイナタウン」と宣言後に撮った「サヨナラ ウソつきの私」、同じシングル収録曲なのに出来たMV見てみると、グループの気合いが全く違ったんですw

これが象徴しているように、武道館宣言後のBerryz工房は相当変わっていって、そして相当面白かった。
在宅的に一番すごいなと感じさせられたのはやっぱ「ROCKエロティック」で、あれは多分武道館宣言前のベリじゃできなかった。やらなかった!

「あのBerryz工房が本気出した」というのは後年においてもハロプロ史の重要なトピックとして語られてるであろう、それくらいほんと威力があった事で、問題は2014年にあの面白さを…メンバーがどれくらい続けてもってくる気あるのかというところ!!まじで!!

とりあえず2014年正月のハロコン時はSSAの名前を挙げてたみたいで、そこはむしろ武道館以上にグループがしっくりくる目標、それを見てる感じでは、2014年もBerryz工房は充分走っていけそうな雰囲気でしょうか。
(あとは昨年のナルチカのように、東名阪以外のライブによる客層開拓ももう少し絡んでいければなお良さそう)


<収録作品まとめ>
9thアルバム『Berryzマンション9階
ベストアルバム『完熟Berryz工房 The Final Completion Box

℃-ute *2

<楽曲大賞・トップ30以内>


アダムとイブのジレンマ』(15位)



愛ってもっと斬新』(16位)
都会の一人暮らし』(28位)



Crazy 完全な大人』(17位)


そして2013年はついに夢の単独武道館を達成した℃-uteなんですが、なんとハロプロ楽曲大賞2013では、最高位が「アダムとイブのジレンマ」の15位という結果に。

…これはちょっとビックリした!!
なんとなく今年は上位厳しい予感はしてたけど、まさかトップ10にすら入らないとは(℃-uteがデビューした2007年以降のハロプロ楽曲大賞で、もちろん初めての事です)。

まず先に書いておきたいのは、CDセールスの面では、℃-uteは娘。に次いでハローで2番目のポジションにいる事。
(℃の最新初動は6.3万枚、その次に売れてるJ=Jで最新初動は3.9万枚)
そして楽曲ラインナップに関していえば、2013年は2012年より格段に良かったと思うんです。
ファンが℃-uteに求めてきた「パフォーマンスアイドル」の明解な具現化はもちろん(「Crazy~」「アダイブ」)、「悲しき雨降り」「愛ってもっと斬新」は過去にはないハイレベルかつ大人な楽曲だったし、今年はセカハピ以来2年ぶりの「原点のかわいいアイドル」楽曲まで持ってこれた。(「都会の一人暮らし」)

その上で書きますけど、少なくともコアファンの支持動向が窺えるこの結果を見る限り、2013年の℃-ute楽曲は決して悪くはなかったのに、
少なくともアイドルファンの中では『いまいち響いてなかった』、ということになります。

これは良く受け取る人と、悪く受け取る人の両方がいると思います。まず良い受け取り方としては、℃-uteは既存ドルヲタ以外からの支持が厚くなってきてるという事。ベリ、スマ、J=Jが3万台の初動で推移してる中、℃だけが6万台の初動に到達している事も合わせると
今の℃-uteは本当にライト層 / 楽曲大賞を知らない新規ファン層をがんがん新規開拓して売上アップに繋げてるんだなという様子が窺えます。暮れのCDJ出演とかもそうでしたけど、相変わらずライブパフォーマンスの外部評価は俄然好評で、今までハロプロが一番不得意としてたそういう新規開拓を、モノにしはじめているのが今の℃-uteというグループ。

「じゃあ新規受けで相対的に既存客の熱が下がったんだね」という結論になるのかというと、それはまた違っていて、もう一つのこの順位の”悪い受け取り方”、それは2013年の℃-uteが少し排他的に見えてしまっていた、ここなんだと思う。

これは愛理のバス騒動の時にもちょっと触れてるんだけど、現ハローで真っ先にファンの愛称を制定した事にも見られるように、℃-uteはメンバー自身が割と要所要所で、内輪の結束を重要視しているところがあるんですね。

それは他グループに比べると特に卒業関係で、℃はとんでもなく苦労してきたっていう下地があるからなんですけど、問題はその結束が若さゆえ、時に抑えきれず少し走りすぎてしまう時がある。

昨年私は武道館関連で何回か記事書きましたけど、夢を叶えた事やその勢いに対する思いは、今も何ら変わってないんです。
その上で書きますけど、地方で定点観測しててちょっと思ってたのは、グループ自身が夢の武道館を推し過ぎるあまり2013年の℃-uteはそれ以外の活動が若干「おまけみたいなポジション」になっちゃってたんですよね。
具体的にいうと、夏ハローや武道館後の秋ツアーを武道館とは全く関係ない地方で見に行った時に、メンバーが「武道館以外のステージに立つ意味」を、あんまりうまくフォローアップできてない印象があった。

もちろんパフォーマンスは手を抜いてないし実際すごいから「わー!」ってなれるんだけど、2013年の℃-uteが夢を追いかけるあまり微妙に醸し出していたわずかな余白、それを真っ先に感じ取っていたのが誰よりずっとグループを見てきた既存のアイドルファンたちで、その人たちの距離が、まんま順位に投影されちゃったのが2013年の楽曲大賞だったように思います。多分現ハローでベスト10にも入らないという衝撃の事態は、そのあたりの可視化も含んでる。

…ただここで面白いのは、℃-uteって熱が走りやすい性格な一方で、「まずいな」と感じた時の切り返しもむちゃくちゃ早い女の子の集まりなんですよね。
多分メンバー的にはすでに、武道館直後の地方集客でもう視点が切り替わってて、実際2014年の正月にはリーダーが「47都道府県、ライブやイベントで回らせていただきたい」と話してる。
だから多分この辺、2014年の℃-uteはもう全く新しい道筋をすでに歩んでいるし、そこにすでに厚くなってきているドルヲタ以外の支持と「曲とメンバーがクロスして、パッとした瞬間にヒットにつながれば」、本当に、ねぇ。


そう考えるとむしろ℃-uteは2014年の方が、勝負の1年なのかもしれません。


<収録作品まとめ>
21thシングル『Crazy 完全な大人(c/w ザ☆トレジャーボックス)
8thアルバム『(8) Queen of J-POP
9thアルバム『℃maj9


* * *

その他気になったところ ~まるごと~


真野ちゃんはハロプロ在籍ラストイヤーでした。2014年はいよいよパトレイバー!女優成功祈願!
(20位「NEXT MY SELF」




里山・里海ではHI-FINが一番人気。このユニットの人選はやっぱ絶妙だったの一言。
(23位「海岸清掃男子」




なんで上をベスト30で区切ったかというと、ちょうど30位が研修生名義のこの曲だったから。
ハローで頑張る子もこれから違う未来を歩む子も、みんなに幸あれ!
(30位「天まで登れ!」




2013年のポッシvsアプガは、ポッシの勝利。2012年はアプガ勝利だったので、五分に戻った!
(38位「乙女! Be Ambitious!」 43位「チョッパー☆チョッパー」




同じエッグ組でも、きっかは最高位が93位とちょっと減速気味。2014年は一発ぶちかまし希望!
(93位「TO BE...」




そしてしれっと入ってるシャ乱Qのシングルベット。つんくPの喉が早くよくなりますように
(115位「シングルベッド」



* * *


というわけで、このブログ初の「ハロプロ楽曲大賞2013のまとめ」はこんな感じでした。
その他、ハロプロ楽曲大賞2013の全結果についてはこちらでご確認ください!

(※アイドル楽曲大賞2013の考察につづく!)



<関連記事>
「アイドル楽曲大賞2013のまとめ(メジャーアイドル部門 )」
「アイドル楽曲大賞2013のまとめ(インディーズ/地方アイドル楽曲部門)」

「2013年のアイドル楽曲・個人的ベスト20」
「第一回勝手にリミックスアイドル楽曲大賞」
「ライト層は今のモーニング娘。ライブをどう見ていたのか」

<その他アイドル曲のまとめ>
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*1:最年少の勝田&田村が中学卒業。ハロプロは義務教育が終わると仕事の幅がかなり広がり、髪色や眉毛もいじれるようになります

*2:1.11 一部追記