「アイドル現場における迷惑ヲタの席交渉について」

※ 10/19追記あり

2013年10月初旬、モーニング娘。のリリースイベントで、このような事があったそうです。

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今日の1回目。隣になった女の子が途中から泣き出したので、娘。を見たから感動してるんだと思っていて、終わった後も泣いてるので聞いてみたら、かなり前の席が当たったけど、席交換で来た人が恐くて断りきれず、渡されたチケットが後ろになってそうとう悔しかったみたい。ファンとして凄く悲しかった

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九州からこの1回目だけに大阪に来て初めて来たらしく、終わったあと握手があるのも知らなかった女の子。ファンとして、凄く悔しくてかわりに謝った。また、最後の握手会で、気持ちが上向きになってライブやイベントに来てほしいと、願う。(/ _ ; )

まず先に、私は20歳前後からハロプロ各グループの現場に女1人で参加するようになって、もう10年近くになりますが、このような出来事に自分自身が遭遇した事は1回もありません。

また席交渉に関しては、（後方の知り合いと連番するために）提案者が前方の席を譲りたいパターン *1、（推しがよく来る方向にいたいので）ほぼ同列の左右逆席と交換してほしいパターンなどもあり、双方の了解の元行われる場合は、必ずしも全てが悪、と言い切れる性質の話でもありません。

その上で、昔からアイドルの現場には、応援の意味をはき違えている自分勝手な人間も必ず存在しています。

自衛策（ハロプロ現場の場合）

【前提】

自分が正規ルートで購入したチケットの座席は、自分に座る権利があります。
交換したくない場合は相手にせず、毅然とした態度で断りましょう。

【スタッフへの通報】

怖い、しつこいなどの迷惑行為を受けた場合、必ず近くのスタッフに通報して下さい。
自分だけじゃなく、周囲の人が迷惑行為を受けている時も、できるだけスタッフに通報を。
※なお会場内の見回りは、学生アルバイトが担当していることもあります。もし声をかけたスタッフが迷惑行為の対応に不慣れそうな場合は、早めに他のスタッフを呼んできてもらいましょう。

【①ライブの場合】

席交渉が一番多いのは、やはりライブ会場です。
慣れているファンの場合、良席が当たった場合は始まる直前まで席につかないという対策をとる人もいるようです。
（→開演直前のアナウンスなどを目安に席に向かう事で、席交渉の余地を与えない）

ただ中には、交換してほしい良席に先に腰かけておき、本当のチケットの持ち主を待ち伏せするという悪質な人もいます。
会場に入ったら「すでに自分の座席に知らない誰かが座っていた」時は、必ずスタッフに声をかけ、一緒に自席まで行ってもらってください。

その他、例え前方じゃなくても、明らかにこちらが不利な条件で無理やり席を交換しようとする事例はあるので、自分が迷惑行為と感じた場合は、すぐにスタッフに通報して下さい。

また前方の座席にこだわらないのであれば、最初からファミリー席のチケットを購入してしまうのも一つの手かもしれません。
（ファミリー席：着席指定の座席ゾーン。子供や座って観賞したい大人向け）

【②リリースイベントの場合】

※ここに掲載されているのは過去の一例です。観覧座席の指定方法や入場ルールはかなり流動的なので、最新のイベント情報を必ず確認してください。

2013年10月初旬に悪質な席交渉があったのは、このＣＤリリース関連イベント（リリイベ）でのことでした。
リリイベはちょっと特殊で、ＣＤ購入時に抽選応募し、当選者だけが参加できるというイベント。
ある程度自分で（席の位置や種類など）コントロール可能なライブチケットに比べると、座席位置や入場用の整理番号などのランダム性が高くなっています。
そして今回の”女の子”は、このリリイベで偶然前方の席が当たり、座席に向かったら迷惑ヲタに遭遇してしまったというパターンです。

迷惑行為への対応策としては、繰り返しになりますが毅然とした態度で断るか、自分／もしくは周囲の人にお願いして、すぐスタッフへ通報して下さい。
またイベントによっては「子供優先」「女性優先」のエリアが設けられていることもあるので、心配な人は参加前にあらかじめ有無を確認しておき、積極的に利用してください。

【③その他イベントについて】

念のため書いておくと、シングル発売日前後によく行われる『××店で「△△」を購入された方に「握手会参加券」を先着で配布』などのイベントは、今回の内容（席交渉）とはほぼ関係ありません（イベントの性質がそもそも異なるため）。
ただし迷惑と感じる行為があった場合は同じように、近くのスタッフにすぐ通報してください。

＊　＊　＊

近年は特に、女性アイドルの現場に女性・子供が参加することが、珍しい事ではなくなってきました。
さらにアイドルの地方興行も少しずつ増加しており、普段あまり行き慣れていない人が、アイドルのライブ・イベントに参加する事も増えてきています。

アイドルのイベントという言葉を「人が多く集まる所」と置き換えれば、その中に色んな人が紛れているのはもうどうしようもない事なのですが、でも「好きなアイドルの現場」だからこそ、そこで受けた悲しい気持ちは、より辛い記憶になって残るのではないでしょうか。

どんな時・どんな場所でも周囲への気配りを忘れず、皆が楽しめる現場を作っていく。
それこそが、私たちファンにできる、アイドルへの最大の応援だと思います。

＜10/19　追記＞

（twitterより）