小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「あどけない少女たちは強く優しい女性へ。モーニング娘。'15『夕暮れは雨上がり』」

☆2015.4発売
☆モーニング娘。'15 58thシングル(トリプルA面)
* * *

モーニング娘。'15として初めてのオリジナル楽曲、『青春小僧が泣いている』に引き続き、こちらも久々のつんく♂ワークス。
まずはプロデューサー本人のライナーノーツを、ご紹介します。

悲しい歌の様に思うかもしれませんが、前向きな気持ち唄ってます。
先に進むんだ。
前に行くんだ。
そういう気持ちを歌にしました。

いつまでも引きずってはいられない。
雨降って地固まる じゃないけど、雨があがった夕暮れ。
雲の木漏れ日からの眩しい光。
その光が勇気にもなり、希望にもなり、進んでいく道がみえた、そんな日の唄です。

(つんく♂ / 「モーニング娘。’15 4/15 Sg 「青春小僧が泣いている」「夕暮れは雨上がり」ライナーノーツ」

青春小僧が泣いている/夕暮れは雨上がり/イマココカラ(B)

この曲のテーマであり、タイトルにもなっている「雨」。
18年の歴史の中で、モーニング娘。の楽曲には時折、「人生」と「雨」がリンクする瞬間があります。

「晴れの日があるから そのうち雨も降る」
(モーニング娘。『I WISH』、2000年)

「雨の降らない星では愛し合えないだろう?」
(モーニング娘。『雨の降らない星では愛せないだろう?』、2009年)


I WISH』『雨の降らない星では愛せないだろう?』、そして『夕暮れは雨上がり』、この3曲は一見同じテーマを歌っているようで、それぞれ少しずつ描き方が違うように感じます。
「人生ってすばらしい」「信じてあげなくちゃ!」と幼い言葉で自分を励ます女の子、
平和や生命、家族の尊さに気づき始め、そして未来を生きる意味を内外に問う女の子、
そして『夕暮れは雨上がり』の女の子は、それでも具体的な描写をしてこなかった過去の主人公たちとは違い、初めて「悲しみの記憶」をはっきりと歌っている。

そして改めて、「雨」を歌うんです。

「夕暮れは雨上がり 私の胸に希望の光 照らしてくれました」
(モーニング娘。’15『夕暮れは雨上がり』)


結論からいうと、この曲はつんくの歌であり、やはりモーニング娘。たちの歌です。
1997年に誕生し、3歳のあどけない女の子が2000年に人生を歌った『I WISH』。
2009年、12歳の女の子が自身の成長と共にもっと広い視点で人生と向き合った『雨の降らない星では愛せないだろう?』、
そして2015年、数えきれない出会いと別れを経験した18歳の女の子が、それでも人生に勇気を誓う『夕暮れは雨上がり』。

雨に対するその答えは、ずっと「すべていつか納得できる」で変わっていない。

ただ何か変わったことがあったとすれば、あどけない少女だったモーニング娘。は、
いつのまにか強く優しい女性の声で、希望の光を歌ってる。


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