小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「青春と諸行無常の点滅交差。モーニング娘。'15『青春小僧が泣いている』」

☆2015.4発売
☆モーニング娘。'15 58thシングル(トリプルA面)
* * *

さて3月からカントリー・ガールズ℃-uteJuice=Juiceと続いてきた春のハロプロ連続リリース、その最後を飾るのは、新体制で初のシングル発表となるモーニング娘。'15!

トリプルA面のうち、2作品が久々のつんく楽曲となった今作。
今回ご紹介する『青春小僧が泣いている』は、こちらも久々、ライナーノーツが出ました!

「結局最後は自分なんだ」という事がテーマです。
いろいろあるのが人生、泣きも笑いも出会いも別れも。

泣いたっていいじゃないか。
そして、泣くのはこれが最後!って毎回思っていいじゃないか。
と。

誰かがそばに居てくれるという安堵感。
これって普遍なんですが、でも、やはり尊い感覚です。

つんく♂なりのJ-POPのEDM路線として成熟したサウンドなりました。
時代と共にサウンドの厚さ、音色の好み、ビート感等、変わっていきますが,それでもJ-POPはまだアップテンポがアイドル界で主流なのかもしれませんね。

ただ、モーニング娘。に関しては、時代の流れを気にせず
常に前向きに空気を掴んで行きたいと思っています。
(つんく♂ / 「モーニング娘。’15 4/15 Sg 「青春小僧が泣いている」「夕暮れは雨上がり」ライナーノーツ」

…待ってたよこのスルメサウンドぉおおおぉぉぉおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!
『青春小僧が泣いている』というタイトルを聞いた時は一瞬ドキッとしたものですが、今回の曲がすごく心地よく入ってくるのは、多分歌詞の世界が君と私の二点で収まっているからでしょうね。
でもその2つを繋ぐ線は、いろは歌。
なんと10代中心の女の子の精神世界「青春」と仏教の「諸行無常」を、EDMで点滅交差させてます。
空気掴むっていうかもう狂気紙一重の傑作J-POP。
こんなのハロプロでしか生まれんわ!!!

「中世から現代にいたるまで各種の解釈がなされてきたが、
多くは「匂いたつような色の花も散ってしまう。この世で誰が不変でいられよう。
いま現世を超越し、はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい」などと、仏教的な無常を歌った歌と解釈してきた」
(いろは歌(文脈の解釈) / wikipedia

ちなみにこの楽曲のMVは新しい試みとして、上に掲載しているPromotion Editだけではなく、昨年末のクリエイターオーディション番組「THE BIG CHANCE」(フジテレビ)で見事勝ち抜いた
渋江修平監督制作のAnother Verも公開。 
これが、また凄いんです!!

…2015年、満開の桜舞い散る新たな夜明けに、ついに辿りついた新生モーニング娘。たち。
夢や希望の儚さを知りながら、それでも彼女たちは、ずっと歌い続ける。


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