小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「新社会人の春の歌」

3月ですねー。

街の色が春に変わり始めると、毎年新卒の頃の自分を思い出します。
もう8年前の記憶です。

8年前、私は親元を離れて社会人としての生活をスタートさせました。
話には聞いていたけれど、それでも実際に社会での自分を構築していく日々は、相当大変でした。
もうやり方もわかんないし、休み方すらわかんない。
仕事も生活でも、全般がむしゃらでした。
がむしゃら。


そんな目まぐるしい毎日の中で、唯一自分が何者かを思い出していた瞬間。
それは、音楽を聴いている時だったように思います。
チャットモンチー「東京ハチミツオーケストラ」を聴いて、私は東京に一人出てきている自分の強さも弱さも、いつもありのままに噛みしめて歩きました。
スピッツ「春の歌」を聴いて、私は同じように別れて新しい世界に踏み出している友達の存在を、いつも思い出して支えにしていました。


私は、新社会人の人ほど、いっぱい音楽を聴いてほしいと思うんです。
あなたの今聴いている音楽は、いつかの春にまた、自分の元へ帰ってくるから。

そして未来の自分が、また自分に出会う。


http://www.flickr.com/photos/45753192@N06/5518759871
photo by kwkd


今年もどこかで、新しい春がスタートしています。
そしてどこかで、きっと誰かが自分の春を思い出している。

その道がどんな未来でも、音楽と頑張った自分だけは、ずっと変わらない。


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春の歌

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