小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「こういうのあるからモーヲタやめられない。モーニング娘。『Help me!!』」

☆2013.1発売
☆モーニング娘。の52ndシングル。
* * *

11期メンバー・小田さくらの加入後、初のシングルです。
一言で言うと、

「これでついに第三期モーニング娘。の戦闘態勢が整った!」



個人的にここ2曲のキーワードとして、「鞘師の声質」がありました。
新世代エースである鞘師里保の歌声は幼く、軽く、どこか少年ぽくもある。
そしてその声質は、思えば現在の日本アイドル界を引っ張っている、平成生まれの女の子たち全体に共通するものでもあります。
AKB48やももクロを思い出すだけでも、現世代を第一線で牽引するアイドルたちの歌声はどこかやはり共通して「幼く、軽く、どこか少年ぽくもある」。
『One・Two・Three』や『ワクテカ Take a chance』が世代交代を感じさせたのは、鞘師センターによってモーニング娘。がそうした”今どきのリアルな声質”を手にいれた事が大きかったと思います。
ただ、それは良く言えば”今どき”ですが、悪く言ってしまうとそれは”埋没”の一端でもある。

そして”軽さ”自体に関しても、モーニング娘。というグループ名を引き継いでいる以上、「15年の歴史」とリンクするには少しズレがあった。
ここ2曲の新生モーニング娘。の問題点をあえて挙げるとしたら、こういうあたりに弱みがあったかもしれません。

そこで、小田さくらの加入。
今回の『Help me!! 』も、基本は前2作と同じく田中・鞘師の声がメインなんですが、明らかに今回違っているのは小田さくらのパート。

彼女が現モーニング娘。に吹き込んだ”艶のある重み”。
それはまぎれもなくモーニング娘。の「原点」なんです。
そして2013年の他の現存アイドルグループが今だ持ち合わせていない「強み」。

また、おまけにもう1つ付け加えると、つんくPのイマジネーションと最高に化学反応を起こせる声でもある。

他アイドルが派手にぶっぱなしている中でモーニング娘。が着実に世代交代し、なおかつ15年の重みも取り込んで走る体制が整ってきたという点で、『Help me!! 』はすごいワクワクを感じさせる号砲。
今回は衣装もまともで好印象!


最後に付け加えれば、鞘師を筆頭とした次世代へモーニング娘。を繋ぐにあたって、前プラチナ期から田中と道重という次世代と相性のいい声質メンバーが残ったのは、なんつうかすごく偶然で、そして必然でもあったなぁと思います。
こういうのあるからモーヲタやめられない。


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