小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「鞘師里保在籍期間中の思い出に残るライブDVD5本」

モーニング娘。コンサートツアー2011春 新創世記 ファンタジーDX ~ 9期メンを迎えて ~

鞘師含む9期メンバーにとって初めての単独ツアー。
誰も予想つかない新しい未来の始まり、先輩メンバー5人のシルエットに新世代の9期メンバー4人が重なるっていうシンプルなオープニングはその前のプラチナ期の記憶がまだまだ濃厚な時期だったからこそ、心底鳥肌が立ちました。
プラチナ期時代のライブも客席で「今見逃したらもう当分こんなステージは見られないだろうな」って思ってましたけど、このツアーにおける鞘師里保の鮮烈なデビューもそれに匹敵する相当なインパクトがあって。あんな新メンバー、やはりまた当分は見られないんじゃないかなって思ってる。
(でもそこに”絶対”は存在しないっていうのが、長く続いているモーニング娘。の面白いところです)

モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋 ~ カラフルキャラクター ~

「愛 BELIEVE」と迷ったんですけどこっちに。高橋、新垣、光井の卒業後、6期9期10期のメンバー構成で初めて行われた単独ツアー。
タイミング的にはグループが「One・Two・Three」で上昇気流に乗り出したあたり、フォーメーションダンスで再評価が始まる前夜になっています。
かっこいいビジュアルイメージを突っ走っていたモーニング娘。にもう一度色が注がれ始めたのはやはり9期加入が一番大きなスイッチでしたが、そこに生まれた新たな生命力や胸の高鳴りをこれ以上ないというほど表現できていたのが、この「カラフル」という世界。

ちなみにこのツアータイトルとリンクしている「(13)カラフルキャラクター」も、やはり当時の6期9期10期が生んだモーニング娘。の名アルバムの1つ。
この時のメンバーが誰一人欠けてもこの世界観は成立しなかったと思います。

モーニング娘。コンサートツアー2013秋 ~ CHANCE! ~

再評価を引き寄せたことで7年ぶりに実現した、卒業者のいない日本武道館での単独ライブ。
この頃には鞘師を真ん中に9~11期の若手メンバーがしっかりとモーニング娘。の形を自ら作れるようになってきていて、さゆじゃないですけど本当に「頼もしい」ステージでした。

モーニング娘。としての区切りができたことで今こういう後付けが可能になりますけど、モーニング娘。鞘師里保はここらへんが中期の姿というイメージです。
ちょうど実年齢も15歳、幼さの中に大人の本格的な自覚が少しずつ芽生えていく、中学3年生の女の子。

モーニング娘。'14コンサートツアー秋 GIVE ME MORE LOVE ~道重さゆみ卒業記念スペシャル~

鞘師里保にとって最も長い時間を共にした先輩・6期メンバー道重さゆみの卒業ライブ。
さゆが卒業を発表したあたりから鞘師はエースとしてさらにストイックにグループと向き合いはじめた印象もありましたが、ここに収録されている横浜アリーナのライブはとにかくさゆが子供鞘師を存分に見せてくれた、見せまくってくれたステージでした。

…特に「彼と一緒にお店がしたい!」は9期加入時からずっと目をつけていた道重さゆみの悲願、鞘師里保のとんでもなく可愛すぎるリアクション、あらゆる意味で伝説!!!

モーニング娘。'15 コンサートツアー秋 ~ PRISM ~

執筆時点ではまだリリース予定すら発表されてませんが、たぶん出るであろう鞘師里保のモーニング娘。単独ツアー・ラストステージ。
卒業が発表されたのは全国ツアーの真っ只中、まさかその千秋楽がエースの卒業ライブになるなんてファンは開始時誰一人予想してなかったわけですが、卒業発表前週の北海道公演の時点ですでに鞘師はスッキリした笑顔でステージに立っていて、卒業発表後はさらに憑き物が落ちたように、モーニング娘。でいられる今を全身全霊で楽しんでいました。

アイドルという人気商売ではあるけれど、そこでメンバーが一人一人の人間として何を得られているのかっていうのは、決して外野の私たちが関与できるようなものではなく。
ただ今までに卒業していった25人の女性たちに言えるのは「モーニング娘。であった自分を肯定できた瞬間」が人として彼女たちを輝かせ、その後の人生を何より支える大きな力となってくれているところがあって、駆け抜けたこの2か月、鞘師里保は卒業を発表することでやっとそれを最後に掴んで羽ばたいていけるんだなと、すごくホッとしたところがありました。

こんなに女の子がいて、それでも38人しかなれないものになれたっていうのは、必ず意味があることだよ。