小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「色んなことばに触れる前に」 #SMAP

【SMAPあいさつ全文】キムタク「何があってもただ前を見て」― スポニチ Sponichi Annex 芸能

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photo by Mr.TinDC


放送されたスマスマを見て、報道もSNSも何にも目を通さず、今これを書き始めました。
これから色んなことばに触れる前に、最初の自分は何を考えていたのかをそのまま残しておきたかったからです。


「SMAP解散」という一報があった日は、正直何も状況がわからず、すごく不安で涙が出ました。
それからも基本的には毎日泣いていました。
何をやっていてもふとした時に感情がこぼれてきて、わっとこみあげてしまうものがありました。
だけど生放送が始まった瞬間から、これを書いている今も、涙は湧いてきません。
自分でもビックリするくらい普通に、SMAPのその言葉を私はただただ、テレビの前で静かに聞いていました。


この一週間、今回の件のこと、そしてSMAPのことを、何回も繰り返し繰り返し考えました。
SMAPの選ぶ道が常に正解であってほしい、でもだからといって、今回の件を美しい言葉で飾るのもたぶん違います。
さんまさんが言っていた「どっちも正しい」ということばの意味が最終的に今日の放送ではっきりわかりました。
好きな自分がこう表現するのは苦しいです、でも今日のSMAPは、今まで見た中で一番見ていられないSMAPだった。
例え誰かが譲れない何かを、守るために選んだ行動の結果だったとしても。


その上でもう少しだけ、書かせてください。


今回の件があってから今日まで、改めてSMAPの曲を沢山聴きました。
やっぱり涙が出ました。
それは、彼らが歌う世界には、一つも悲しいことばがなかったからです。

私はアイドルという人たちが好きです。
一番好きな理由は、アイドルは、人を肯定する。
彼ら彼女らの笑顔は、どんな時も求める人を孤独にしない。

私という人間の弱さをいつも笑顔で肯定し続けてくれた人たちこそ、今日画面の向こうで立っていたアイドルグループ、SMAPでした。


好きな気持ちで擁護するつもりもありません。
今回の件は迷惑に感じた人嫌悪感を抱いた人も相当いるだろうし、夜が明けたらさらに色んなことばでこれからSMAPは語られていきます。
粛々と、それをただ受け取っていくだけです。

でも、ことばを聞く前から、やっぱり決めていたんです。
悲しみや悔しさや怒りとともに、アイドルで、憧れで、家族で、先輩で、ずっとずっと欲しかった友達で…
私の孤独や苦しみをずっと支えてくれた一番近くて遠くて大好きな人たちを、私は否定しない。


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