小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「結婚も青春も、同じくらい尊い愛と祝福の中にあってほしい。HKT48『74億分の1の君へ』」

☆2016.4発売
☆HKT48の7thシングル
* * *

ひっさしぶりにHKT48のシングル紹介。なんと、2年越しです!
前回取り上げたのは3rdシングル『桜、みんなで食べた』、あれから振り返ると紅白初出場、指原莉乃総選挙返り咲き、兒玉遥のシングルセンター抜擢、宮脇咲良の大躍進など、ほんと色々ありました。

ここのところHKT48単独名義のシングルは『控えめI love you !』や『12秒』のような男性目線120%の曲が続いてきましたが、その流れの中でここにきて『74億分の1の君へ』のウェディングソングという切り口を持ってきたのは、とにかく聴きやすい。
正直30代既婚女性の立ち位置だと「HKTでウェディングソング?」という疑問も抱かなくもないですが、それでもサビなんか特にキャッチーかつ聴き手を優しく包みこむメロディラインで、これが世に出ることは充分意義がある。
そしてこの手のメッセージをアイドルが伝えるということが、何より”今っぽい”ですよね。

それはそうと、今年もHKT48名義のシングルがちゃんと出たことに、ちょっとホッとしている気持ちがあります。
というのはHKT48もCDデビューして今年で丸3年、新人の冠が外れた後に他の48グループと同じ土台で見ていると、やっぱり彼女たちは少しリリース間隔が遠い。

AKBはなんだかんだ安泰、SKEも絶対的オリメン・松井珠理奈が現役で、NMBは山本彩がここ1年で一気に上がってきてる、という時に、東名阪から外れるHKTは強いようでなかなかどうしても、全国視点でいえば3番手、4番手にならざるを得ない。
そしてサイドから乃木坂46、欅坂46が出てきて後ろにはNGT48も出てきたという時に、今多分一番ポジション取りが難しいのはきっとこのHKT48なんじゃないかなぁというのを、ここ1年は特にずっと思ってて。

このHKT48の苦しさは時代の流れなのかそれとも姉妹グループの出しすぎなのか、まだはっきりはわかりませんけども、でも一つだけ事実としてあるのは、その苦しみの中においても、彼女たちの青春は日々過ぎていくということなんです。
大人がアイドルグループを作って、世間の盛り上がりにあわせて消費ビジネスを広げていく、でもその中の女の子たちの人生は決して消費物ではない。
できればいつだって、夢のステップなんて言わせずにアイドルでしか得られないものを、実感できる日々がそこにあってほしい。

結婚も青春も、同じくらい尊い愛と祝福の中にあってほしいと、私は思っています。

74億人から たった1人だけ
君のことを選んだんだ


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