☆2016.4発売
☆℃-uteの29thシングル（トリプルA面）
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さて、久々にハロー！プロジェクトのリリースラッシュです！
第一弾となった2～3月はJuice=Juice、こぶしファクトリー、カントリー・ガールズと近年デビューのフレッシュな面々が先陣を切っていきましたが、今回はいよいよ先輩チーム3組が出陣。
その最初の号砲となるのはこちら、今年で活動11年を迎える現ハロプロの最年長グループ・℃-uteの29thシングルです。
トリプルA面ということでまずはこちら、「何故 人は争うんだろう？」。
この曲は作詞が三浦徳子さん*1、作曲はここ1年でハロプロ音楽の新たな柱となりつつある星部ショウさん*2。
編曲はつんく♂プロデュース時代からハロプロサウンドを支え続けている、ハロヲタおなじみの平田祥一郎さん*3。
今回、初見の方が気になる点は先に抑えておきます。
みんなー！笑
言いたい事は分かっていますよ笑矢島美容室風にキメてみました！笑
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— ℃-ute STAFF (@Cute_upfront) 2016年3月23日
その上で、本題。
今回トリプルA面ということを踏まえた時に、この曲は歌詞も、もちろん衣装においても惹きがあっていいなと思うんですけども、でも私が何よりグッと心を掴まれたのは、出だしの鈴木愛理の独唱。
アイドルの音楽活動を差別化する時に、一番ポピュラーなのはやはり歌唱力の勝ち負けです。
この子は上手い、この子はヘタかもしれないけど味があるとか、そうやって聴き手は歌声の人間性を膨らませていきます。
少なくとも今あるアイドル音楽のほとんどは、その繰り返しで、少しずつ作品の意味を増幅させていく。
でもこの曲の℃-ute鈴木愛理、その第一声にあるものはもう勝ち負けとか、そういう指標のものではないんです。
息を吸い込んだその瞬間から流れてくるのは、このメッセージを伝えるためだけに研ぎ澄まされた、一人の女性の揺るぎない感性。
そしてまたすごく重要なのが、その終わりには他メンバー4人の歌声が一気に重なって、そのメッセージが”℃-ute”のものとなる。
ここにはボーカル・グループなんだけど同時にアイドル・グループでもある、その矜持も含まれたアプローチが絶妙に散りばめられているようで、素直に「すっげぇな！！」って。
……まぁアイドルは現状どうしても即売イベントだったりとか、そういうプロモーション部分の努力や挑戦がピックアップされがちなんですけど、
でもこういうのを見聞きしていると、”たかがアイドル”というステージからあくまでも外さずに、それでいてチームが決しておろそかにしない”音楽への前向きな挑戦心”も、もうちょっと気づかれてもいいんじゃないかなぁと。
そんなことをアイドルファンの私は2016年の今、一人思ったりしています。
＜STORE＞
*1:ハロプロでは℃-ute「嵐を起こすんだ Exciting Fight！」アンジュルム「七転び八起き」Buono!「夏ダカラ!」真野恵里菜「ラッキーオーラ」など、その他作詞提供でよく知られているのが松田聖子「青い珊瑚礁」「夏の扉」沢田研二「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」杏里「CAT'S EYE」工藤静香「嵐の素顔」など。ちなみにジャニーズにも作品を多数提供している→郷ひろみ「お嫁サンバ」田原俊彦「君に薔薇薔薇…という感じ」光GENJI「笑ってよ」Sexy Zone「King & Queen & Joker」「ぶつかっちゃうよ」他。
*2:つんく♂が総合プロデュースを降りた2015年から登場、以降ハロー！プロジェクトにおいて数多くの作品提供を続けている。℃-ute「嵐を起こすんだ Exciting Fight！」アンジュルム「七転び八起き」「臥薪嘗胆」「ドンデンガエシ」Juice=Juice「CHOICE＆CHANCE」「愛のダイビング」こぶしファクトリー「ドスコイ!ケンキョにダイタン」「押忍!こぶし魂」など
*3:過去のハロプロ編曲作品に℃-ute「都会っ子 純情」「Kiss me 愛してる」「Crazy 完全な大人」Berryz工房「ピリリと行こう!」「恋の呪縛」「ライバル」「すっちゃかめっちゃか～」モーニング娘。「しょうがない 夢追い人」「ピョコピョコ ウルトラ」「恋愛ハンター」「One and Only」アンジュルム「夢見る 15歳」「次々続々」Juice=Juice「私が言う前に抱きしめなきゃね」「伊達じゃないよ うちの人生は」こぶしファクトリー「押忍! こぶし魂」ZYX「白いTOKYO」DEF.DIVA「好きすぎて バカみたい」…
