小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「同じ時を生きる誰かの弱さを、救う力。ももいろクローバーZ『泣いてもいいんだよ』」

☆2014.5発売
☆ももいろクローバーZの11thシングル
* * *

ももいろクローバーZというグループは、正直に言えば、歌唱力に恵まれた歌い手ではありません。
アイドルと呼ばれる人たちが爆発的に増え、その中で高いスキルを武器にする人もちらほら見受けられるようになった今、歌唱力という点において、ももクロの作品を避ける人はいても仕方のない事だろうと思います。

ただ、歌に存在する力というものは、決して能力の優劣だけではない。



紅白を目指し、国立競技場を目指し、ずっと走ってきたグループが発した「弱さの受容」。
色んな人がいて、色んな力があるけれど、少なくとも女性アイドルという形態において、今このメッセージを一番遠くまでまっすぐに届ける事ができるのは間違いなくももいろクローバーZという歌い手の5人だと思います。

私自身が何かこの曲に支えられたとか、そのような体験はまだないけど、一番大切なのは、今この同じ時を生きる誰かの弱さを、この曲が救うかもしれないこと。
それだけで、この世界で歌う意味がある。


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