小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「無理のない、安らかな流れの躍動。ももいろクローバーZ『GOUNN』」

☆2013.11発売
☆1年ぶりに発表された、ももいろクローバーZの10thシングル
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ももクロ特設サイトで10thシングルの斬新ビジュアル公開(ナタリー)


アー写の公開時はただただぶったまげた、というか声がでなかったんですけど、そのイメージを持ちつつMV開いたらびっくりした。
何これむちゃくちゃ聴きやすい。



Z以降のももクロシングルって、聴くたびにどこか疲れるところがあって、今改めて聴くとそれは、楽曲がグループをどんどんおいていってた感じがあるんですよね。
具体的にいうと、特にヒャダインを離れたあたりから、楽曲とメンバーのリズムが急に合わなくなっていく。
歌うことに苦しそうな場面が多くなる。

Z以降の提供楽曲は求められるものがどんどん高くなっていって、それはグループの音楽的アプローチ(イメージ)や、苦難を乗り越えようとするグループの全力性の表現にはとても良い点。

だけど歌という表現の根本には、やっぱりももクロという要素を除いた「女の子5人」の存在がまずあって、その子たちの存在をどんどん追い抜いていく、置いてきぼりにするっていうのは果たして正しい選択だったのだろうか、と。

そこで、GOUNNを聴くと、なんだかホッとしたんです。
音が、ももクロに帰ってきた。
無理のない、安らかな流れの中で、5人が躍動している。

GOUNN、仏教における「五蘊」とは、人間の体、気持ち、行動を五つの集まりに分けて示したものなんだそうです。
つまり<生きている人>。

…というかごめんなさい、最初に言っとくと、それ以上の意味づけは個人的にはどうでもいいんです。
ただ、「女の子5人」の方に、ももいろクローバーZがやっと振り向いてくれた感じが嬉しいの。

音は、やっぱ楽しくないと。


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