小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

【アイドルの世界史】2-2 日本/若者たちを襲う価値観の激変と、その逃げ場所


2020年に下調べを開始し、2021年から原稿をある程度書き溜めて、
2022年1月7日、noteで連載記事「アイドルの世界史」の投稿を開始しました。
そしてもともと、2022年2月25日に公開する通算8回目の記事として準備してあったのが「2-2 日本/若者たちを襲う価値観の激変と、その逃げ場所」。
二度目の世界大戦と若者がテーマです。

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私が「アイドルの世界史」というテーマを掘り下げたいと思った理由のひとつに、「アイドルとは何なのか」を、自分自身が切実に知りたくなったというのがあります。
(詳しい経緯はいつかそのうち書く日が来ると思いますが)個人的に2019年頃から現在にかけて、それまで明日を生きる支えにしていたはずのいろんなピースが、ゆっくり崩壊していく、そんな毎日を過ごしていました。

以前と今で一番違うのは、自分の人生から神様の存在がなくなってしまったことです。
そして同様に、あれだけ生きていく支えにしていたアイドルの曲も、実はまったく聴けなくなった、気持ちが受け付けなくなってしまった時期がありました。

だけど不思議なもので、「神様」とか「お天道様(が見ている)」とかそういう言葉の周りにひっついていた未知の、ぼんやりとした光りはもう感じられなくなってしまっても、時間が経っていくと、「アイドル」の方にはゆっくり気持ちが戻っていくんです。
切れそうで切れなかった心の中の線を今ひとことで表現すると、アイドルは「人間」だったから。
形のない理想はいつでも綺麗に消えてしまうけど、不完全な生き物である私たちの痕跡は、いつでも互いを補えるようにそこに存在し続けてくれるから。

支えとしての神はその完全さゆえに消滅して、でも支えとしての人間/アイドルは、その不完全さゆえに消滅しなかった。
となると、この不完全な人間(像)は一体どのように形を成して、どう育まれて、今この瞬間に、そして私の中にも、至っているのか。

もしいきなり明日死んじゃうとしても、とりあえず今日の私は、それを知ろうとする人でありたいなと思うようになりました。

でももしかすると、この時代に居合わせた私が書き残そうとしていたものは、たかだか80年くらいの世界秩序の中にあった限定的な希望になるかもしれません。

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昨今の国際情勢を鑑みて、戦争と若者、アイドルに関係するnoteのいくつかの記事を、無料公開に変更することにしました。
私の人生にも繋がっていたこれまでの世界と、今起きていることは、自分の中で一体どう消化できるのか、それとも最早消化なんてできないのか。
そういうことをずっと考えています。

【最新】
【アイドルの世界史:研究ノート】2-2 日本/若者たちを襲う価値観の激変と、その逃げ場所
note.com


【無料公開に変更】
【アイドルの世界史:研究ノート】1-1 世界/若者はいつ生まれたのか?
note.com
【アイドルの世界史:研究ノート】1-2 アメリカ/第二次世界大戦の最中に誕生した、初の若者向けキャラクタービジネス(前編)
note.com
【アイドルの世界史:研究ノート】1-3 アメリカ/第二次世界大戦の最中に誕生した、初の若者向けキャラクタービジネス(後編)
note.com
【アイドルの世界史:研究ノート】2-1 日本/戦前日本のモダンな若者たちとエロ・グロ・ナンセンス、そして明日待子
note.com


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(「アイドルの世界史:研究ノート」についてはこちら