小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「小娘の月間アイドルソング・ベストバイ」2020年6月号

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未知のウイルスの出現によってエンタメ業界が新たな変化の時を迎えている今年、送り手の末席に腰かけている自分も何か違うアプローチで話を届けてみたいなぁというのがあり、新たなコラムっぽいものをこうして書いている次第です。


「小娘の月間アイドルソング・ベストバイ」2020年6月号

HA SUNG WOON『Get Ready』


하성운 (HA SUNG WOON) - 'Get Ready' M/V

性別や出身国といったカテゴリー分けにとらわれない形でのアイドルソング定点観測を開始して、約9ヶ月。最近になるとやっと、いまいち疎かったK-POPアイドルソング群についても色味の違いなんかが見えてくるようになってきて、個人的に面白いな、楽しいなとより一層思えてきているところです。

そんな中でまず今月ガンガンに光っていたのが、ハ・ソンウンの『Get Ready』。K-POPアイドルの歌声はもうリズム感と英語の発音が絶対的に爽快というところで、この曲はそこにもうひと盛りヒップホップのドラムを持ってきてる点、そして当人のパフォーマンスも非常にバランス良く、強いビートとK-POPとの関係性を上手く取り持っている点。

細かい話になればもちろんめちゃくちゃ違いはありますけど、そういえば90年代SMAPが一時期得意としていたような、こういう絶妙なバランス感覚の上のアプローチって最近(アイドルシーンにおいて)日本のタイトル・チューンでは久しく聴いてないなって気がして。でももう時代は令和だし、そろそろどっかから出てきてもいいんじゃないかなって思っているんです、という話。
(6/8発売 ミニアルバム「Twilight Zone」収録曲)

Get Ready

Get Ready

  • HA SUNG WOON
  • K-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

FlowBack『Dramatic Lover』


FlowBack『Dramatic Lover』Lyric Video

こちらは2013年より活動している5人組ダンス&ボーカルグループ・FlowBackの最新ミニアルバム収録曲。
「Connect」はグループ初のコラボレーションアルバムでもあり、全5曲がそれぞれ違うアーティストから提供されているわけなんですが、『Dramatic Lover』は同じく5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCEのメンバーとして活動する工藤大輝の作品。そしてこれがまた、夏の気分にピッタリなシャレオツソングときた。

これまでとは確実に違う2020年の夏、果たしてどんな思い出が私たちに残るのかっていうのは現時点じゃさっぱりわかりませんけど、それでも夏が楽しみな気分くらいは、距離を開けずに良しとしたいじゃないですか。つまるところこの曲はいつでもさっと聴ける場所に置いときたい、そして景色と一緒に記憶したい。そんな曲が今年も無事誕生していたことにまずは安堵です。
(6/10発売 ミニアルバム「Connect」収録曲)

Connect(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

Connect(初回生産限定盤A)(Blu-ray Disc付)(特典なし)

  • アーティスト:FlowBack
  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: CD

MELLOW MELLOW『メインストリートは朝7時』


メインストリートは朝7時

さてやっときた女性アイドル、そしてここで来たMELLOW MELLOW!

アイドル楽曲大賞でも初登場の2018年以降、ずっと上位にランクインし続けているので早耳のドルヲタはすでにしっかりチェック済な存在だと思いますが、気にしておきたいのはこのタイミングでついに話題性が追い付いてきた点(同作A面が小西康陽プロデュース)。
そしてその流れを抑えながら改めて聴きたい、宮野弦士ワークスの『メインストリートは朝7時』。
MELLOW MELLOWは当分間違いない、とりあえず追っておこう。
(6/10配信開始 5thシングル)

最高傑作

最高傑作

  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: MP3 ダウンロード

IZ*ONE『Secret Story of the Swan』


IZ*ONE (아이즈원) - 환상동화 (Secret Story of the Swan) MV

こちらも女性アイドルファンにとってはもはや説明不要という感じ、48グループの所属者も多数参加した公開オーディション番組「PRODUCE 48」出身の日韓合同ガールズグループ・IZ*ONE最新曲。

個人的な話ですが最近、気づけばYoutubeでIZ*ONEの動画を気づけばいろいろ見るようになりました。なんたってIZ*ONE、日本の私らにとっては「秋元系女性観の理想像が現在進行形でどう変わっていってるのか」という、ドキュメンタリー感満載の女性アイドルグループでもあるわけで。
しかしながら48グループ出身の3人(宮脇咲良・矢吹奈子・本田仁美)、ここまで見事に世界観がアプデされてきてしまうと、いざ秋元康ワークスの女性観に戻る日がやってきた時、どうなっちゃうんだろうという勝手な心配もすでに抱いています。
(6/15配信開始 3rdミニアルバム「幻想日記」収録)

幻想童話 (Secret Story of the Swan)

幻想童話 (Secret Story of the Swan)

  • IZ*ONE
  • K-Pop
  • ¥255
  • provided courtesy of iTunes

CUBERS『全然今しかない』


CUBERS「全然今しかない」MUSIC VIDEO (メジャー1stアルバム"MAJOR OF CUBERS"収録曲)

さて最後は、日本のド直球・男性アイドルシーンからも続けて2作。
まず1作目は5人組ボーイズグループ・CUBERSのメジャー1stアルバム収録曲『全然今しかない』。

このCUBERS、あんまりアイドルを深く追っかけない人にとっては「それなーの人がいる」(@9taro_cubers)くらいの認識度で止まっちゃっているかもしれませんが、本当はこのグループ、とにかく音楽面で注目されるべき存在だとずっと思ってるんですよね。

んーなんというか、CUBERSが凄いのは、女性アイドルの文脈と同じ形の「楽曲派アイドル」として語ることができるところ。
例えば前出のFlowBackなんかはアイドルというよりアーティストとして分析された方がしっくりくる人が多いはずで、そもそも日本の非ジャニーズ系男性グループって(絶対王者であるジャニーズとの線引き/もしくは差別化を図る狙いも多分にあると思いますが)アイドルというくくりで称賛されることが公式的には、あまり良しとされない。
だけどCUBERSって想像以上に、ちゃんとアイドルなんです。
しかもただのアイドルじゃなくて「楽曲派アイドル」。

メジャーデビューシングルでつんく♂×夏まゆみを持ってきた時点からその方向性をちょっとずつ匂わせてはいましたが、ましてや会えることが正義であり続けたビフォアコロナのアイドル界隈の中で、ちゃんとブレずにここまでしっかり音楽活動していた点はしっかり絶賛したいしされてほしい。
ちなみに同アルバムには福田花音先生(ex. アンジュルム)が作詞を担当した『Yeah! 僕らは変わらない』も収録されています。だからやっぱりアルバムまるごと聴こう。
(6/24発売 メジャー1stアルバム「MAJOR OF CUBERS」収録)


ジャニーズWEST『証拠』


そしてラストは日本のアイドル絶対王者ことジャニーズ事務所より、ジャニーズWESTの最新曲。
この『証拠』はまず歌詞に必ず目を通して欲しいっていうのがあって、見たらわかりますが、人の弱さと強さがあまりにもどストレートに描写されている楽曲。

でも人々の理想像を一身に受け止めて生きているアイドルがこれを歌うからこそ、この曲の真の力はどんどんと涌き出ているわけで、さらに言えば、この曲に励まされるであろう人がこの世の中には必ずいる。
言葉よりもっと奥にある、この信頼感は、アイドルなる未知の生き物と正面から向き合い続けてきた人にしか生みだせないものでありますし、やはりその辺は、ジャニーズがこの国でアイドル絶対王者として長年君臨し続けてきた理由でもあると思います。
(6/24発売 14thシングル)


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