小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「森戸知沙希ちゃんの完璧なアイドルシャウト! カントリー・ガールズ『どーだっていいの』」

カントリー・ガールズ『どーだっていいの


カントリー・ガールズ『涙のリクエスト


ももち率いる6人組アイドルグループ「カントリー・ガールズ」の4thシングル。
正直に書いてしまえば、体調問題により前作で卒業となった稲場愛香ちゃんを含めた7人がグループとしてものすごくバランス良い形だっただけに、まだどこか後ろ髪を引かれる思いがあります。
でもファンにも、きっと(過去のメンバーを含めた)グループ自身にも、そういうのをなかったことにしない1日1日の先にこそ新たな未来は訪れるわけで。
なんか、そういうもんなんだよね。だから今回は最初に触れておきます、私はまだちょっと、愛香ちゃんがここにいないことは寂しい。

・・・その上で完全なオリジナル楽曲となった「どーだっていいの」、これ中島卓偉の提供曲なのか!!!
ブギをテーマにした前作「ブギウギLOVE」からある意味繋がってのロカビリーテイスト「どーだっていいの」、好き。私はこの流れ好きです。
このところのオールディーズ路線はファンの中では賛否両論あることは承知で、でもこの路線を”独自”で行けてしまうところは、確かに目下この子たちの面白さであり可愛さでもあり強みでもある、と思います。

あと特にすっごく聴いてほしいのが、再生20秒以内でいきなりぶっこまれてるセンター・森戸知沙希ちゃんの「基準はやっぱ」。
何がびっくりしたって、ここの彼女の歌声が完璧なシャウト。完璧なバランスのアイドルシャウト。
その直後の(歌唱スキル高い)船木結ちゃんがテクニックの引き出しでシャウトを持ってきてるというのもあって尚の事、ここの森戸ちぃちゃんのナチュラルシャウトがすごく力と意味を帯びてる。

実は男性アイドルだとSMAPの香取慎吾ってちょうど森戸ちぃちゃんのようなタイプの歌声で、テクニックじゃなくて割と本能で、昔からさらっとナチュラルシャウトをやってのけてしまう系の人なんですね。
で、アイドルグループの歌声という意味だとあまり前面でのピックアップには恵まれないんだけど、要所要所でその存在があることで、グループとしてのパワーがものすごくレベルアップして、最終的に耳に届く。
なんか面白いもので、アイドルってアーティストとまた違うものを求められるからこそ、そういう歌声の妙が確かに生まれたりするんですよ。
んで他5人がちゃんと従来のハロプロ歌唱をなぞっているからこそ、今回の森戸ちぃちゃんがすごく面白い。
少なくともシングルでこれやれた(出せた)のって、ちぃちゃんは今回が初めてじゃないかなー。

というわけで特に森戸ちぃちゃんにおかれましては、メディア露出が出来るシングルである「どーだっていいの」の歌唱パフォーマンスを、どうか大事に大事に育てていただきたい。
ここに6人のカントリー・ガールズの新たな未来がちょっと芽を出してるような気がします(書き添えておきたいのは後年、こういうタイプの子の歌唱力はビックリするほど伸びます)
んで長くなりましたがチェッカーズのカバー「涙のリクエスト」も含めて、今回のカントリー・ガールズはとにかく全般MVが可愛い。凝ってる。
ハロプロで多分初めて、スマホ推奨MVも制作したのが今回のカントリー・ガールズです。スマホの方はこちらもチェックどうぞ。


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