小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「レーベルとの幸福な関係性。lyrical school『RUN and RUN』」

☆2016.4発売
☆lyrical schoolのメジャー1stシングル
* * *

さていよいよこの話、lyrical schoolメジャーデビュー!

2010年の結成以降、インディーズでtengal6として計4枚、lyrical schoolとして計10枚の音楽作品を発表してきた彼女たち。
その6年間の活動が実を結び、ついに2016年、メジャーレーベルのキングレコードと契約。今作「RUN and RUN」で、メジャーアイドルの仲間入りを果たしました。


lyrical schoolといえばそれこそ4月上旬、一気に話題をかっさらったのがこの曲のMVの”ある発想”だったわけですが

bylines.news.yahoo.co.jp

この曲がどう凄いかというのはここまでに散々言われつくしてると思うので、あえてそれ以外の視点で思うことを書くと、これをやってくれるメジャーレーベルに当たって本当によかったな、という安心感が今ものすごくあって。

2011年の「プチャヘンザ!」の頃から、リリスクってむしろこのラインの革新的な発想をずっと持ち続けた、アイドルだったんですよ。

ヒップホップ×アイドルの親和性は盲点だった!!!

「ヒップホップとアイドルの親和性!tengal6『プチャヘンザ!』」 - 小娘のつれづれ


この時の自分の言葉を借りれば彼女たちを「うまく転がして」くれたのが後のT-Palette Recordsで、じゃあリリスクにおける「うまく」とは何なのかというと、アイデアを殺さないこと。ヒップホップ×アイドルという一種の発明を母体にした彼女たちの魅力は、何よりもそこにあった。
その点でそれを熟知しているT-Palette Recordsが、lyrical schoolというアイドルグループと出会い共に歩み続けていったのは、今改めて、幸運なことでした。




そして彼女たちの2度めの幸運、そのアイデアのバトンは、ちゃんとメジャーでも受け継がれた。

*1


ブームから一定の年月が経ち、一見様変わりしたように見える今のアイドル界隈ですが、でもやっぱり一番大事なのは、時流ではなくそこにある人間の魅力を見出し続けること。
lyrical schoolとレーベルの幸福な関係、それはファンにとっても、やはり幸福な関係性であったり、するものです。


メジャーデビューおめでとう!!


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*1:Lee Unkrich(リー・アンクリッチ):「トイ・ストーリー2」「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」の共同監督、「トイ・ストーリー3」の単独監督