☆2015.9発売
☆でんぱ組.incの14thシングル
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Mステ初出演を果たした『おつかれサマー！』から3か月ぶりとなるシングルは、「ソラニン」などの作品で知られる漫画家・浅野いにお氏が作詞で参加している作品。
MV見て、正直超感動しました。
もうこういう作風、シングルでは出会えることないんだろうかと思ってた。
「あした地球がこなごなになっても」という絶妙なフィクションワールドと、心地良い楽器のリズム、そして自在に創作と現実を行き来するでんぱ組.incの6人。
電波ソングというのはある意味土台さえあれば、その跡をなぞることは結構可能だったりするんですけど*1、”文化系邦楽”とのコラボに関しては数年経っても今なおでんぱ組.incがパイオニアのまま継続していて、プロデューサー・福嶋麻衣子（もふくちゃん）という唯一無二のセンスも合わせ、他で全く替えが効かない。
でんぱ組のぐっとくる音楽作品で私がいつも感じるのは、音楽という切り口で丁寧に情熱を注ぎ込まれているアイドルは今や珍しい存在ではなくなってきてますけどそれ以外の切り口、例えば映像部分での妥協のない作り込みであったり、もっと大きい視点でサウンドと映像をしっかり接続させることで（音楽の原点でもある）芸術性そのものを高めていくという気配り…本当はそういう”細やかな女性的視点”が、もっと女性アイドル作品には絡まっててもいいんじゃないかなと。
確かに今も女性アイドルのファン層の主役は男性だし、私もそこをひっくり返そうとかいう野暮な意味合いは全く入れるつもりもないんですけど、ただ女性アイドルの寿命を長くする方法が今後も検討されるべきであるなら、そこは体力があるうちにもう少し模索されてもいいような気がします。
（ちなみにもしあした地球がこなごなになるなら、私はやっぱり一回どっかでは女性アイドルに感謝するんだと思う）
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*1:それこそ姉妹グループの妄想キャリブレーションとかは今だいぶ初期のでんぱみたいな雰囲気を担えてきてる
