小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「アイドルという手段を介して放たれる、芸術作品。妄想キャリブレーション『幻想恋花火』」

☆2015.8発売
☆秋葉原ディアステージ発「妄想キャリブレーション」の8thシングル
* * *

こちらは初めての紹介となる、妄想キャリブレーション!
上でも触れていますが、彼女たちはでんぱ組.incと同じ秋葉原ディアステージ発のアイドルグループ。
2013年3月に結成され、以降数回の卒業加入を経て、現在は6人組で活動しています。

今まで彼女たちの楽曲がちょっと紹介しづらかったのは、初期でんぱ組.incにちょっと近いイメージ、人によってはマニアックと敬遠されてしまう演出が多かったという点でした。
そして今回の『幻想恋花火』、これも再生1分過ぎまではちょっとその傾向があるので迷ったんですけど、その不安を越えたのが再生1分30秒あたりから。
今までのミュージックビデオと違って、今回はアニメーションが大々的にインサートされているのですが、それと”妄キャリ”の相性が、とても良かった!


以前別の記事で、映像加工の細やかさをひっくるめて「ディアステージ系の作品に漂う女性的センスは他運営も研究すべき」と書いたことがあるんですけど、
今の妄キャリの作り込みは、アイドル全体でもかなり理想的な進み方。
そしてもう1つ書いておきたいのは、ももクロも今年『夢の浮世に咲いてみな』でアニメを取り入れていた事はあるんですけど、妄キャリはインディーズからこの映像作品を世に出してるんですよね。
アイドルという手段を介して放たれる、クリエイターの芸術作品。それに触れる価値は、充分あると思います。


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