小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「お姉さんズの魅力てんこ盛り!カントリー・ガールズ『恋泥棒』」

☆2015.3発売
☆ハロプロから生まれた新生グループ「カントリー・ガールズ」のメジャーデビューシングル(両A面)
* * *

さてカントリー・ガールズからもう1曲!
こちらは”あいつ”との恋の駆け引きを「恋泥棒」という言葉で見事にブラッシュアップした、カントリー・ガールズならではの初々しい作品です。
というかこの楽曲をイメージした通常盤Bのジャケ写が近年稀にみる出来栄え!!
全体的にアイドルジャンルがかっこいい路線へと傾倒してる中、まさかハロプロが隙間でどかんと一発決めるとは…
たまにこういう事起きるからハロヲタはやめられない。

『愛おしくってごめんね』は前回の更新で触れている通り、オーディション出身の3人(島村、小関、森戸)がフィーチャーされた作品になっているのですが、
こちらの『恋泥棒』は、研修生出身のお姉さんズの歌もしっかり堪能する事が可能。

*1

新メンバー組・最年長の山木梨沙ちゃんは、そのビジュアルだけでなく歌声に関しても少しお姉さん。
なのでやっぱり『愛おしくってごめんね』のマンツーマン世界よりも、グループメンバーとしては『恋泥棒』のような多層構造の人間関係を表現する作品の方が、活きる傾向にあります。
「アディクション」「いけないわ」などの少々とっぽいパートは、まさにこの子の独擅場!
あと『恋泥棒』で「わたしが捕まえる」「あいつは恋泥棒」という2人の関係を最初に宣言してるのも、実は山木さんなんですよね。

*2

んで実はこのグループにおける秘かなダークホースが…聖地北海道の新星・稲場愛香ちゃん。
この子の面白いところは新メンバー組では山木さんと同い年の年長クラスで、本来なら少し下がりがちなポジションですが、だけど本当はグループ1番のロリキャラ、そしてパワープレイヤー!!!
その強度がどれくらい凄いかというのは、彼女がすでに13年に渡る下積みを経てここにいるという所からもおおよその見当はつくはずで *3
だからデビュー曲であえて、この子を温存してきたあたりがカンガルの一番末恐ろしい所。
(年齢関係もあるんでしょうけど)

多分オーデ組の年下3人が年数経って声も内面も変わってきた時に、この子はカントリー・ガールズの、結構大きなキーパーソンになるんじゃないかなー。
ハロプロ全体で見ても、この子はダンスで充分マウントポジションとれるメンバーなので、あとは怪我だけ気をつけて、伸び伸び育ってほしいです。

* * *

どうしても今回は新メンバー組への言及が先だってしまうので、最後になるのがももち先輩に関してですが
もう内外共にプレイングマネージャーというか母親的存在に受け止められてきている彼女、楽曲面で言ってしまえばどうしても「ももち自身に第二のアイドル人生で歌手として目立つ気持ちはあるんだろうか」、というのはある。

*4

ただBerryz工房やBuono!のキャリア以外の所で、カントリー・ガールズのももちはユニゾン補強だけやってればいいのか…っていうのもそれはすごくもったいなくて、カントリーワールドから逸れないところで、彼女がもう一花咲かせられるスペースは多いにあるはず。
嗣永桃子がカン娘。時代の助っ人たちと違うのは、彼女は正式に「カントリー」の看板を背負っているところ。
だから最終的には、カントリー・ガールズとして音楽面で1つでも新たなオリジナリティを打ち出せれば
それが「カントリー娘。としてやってみたいことが沢山あった」、里田まいの夢を一つ叶えることに、なるんじゃないかなぁ。


<MUSIC STORE>

*1:http://www.helloproject.com/countrygirls/profile/risa_yamaki/

*2:http://www.helloproject.com/countrygirls/profile/manaka_inaba/

*3:ハロプロ研修生はもちろんEXILEのバックダンサーや、北海道のロコドルとしてCDデビューした経験もあり

*4:http://www.helloproject.com/countrygirls/profile/momoko_tsugunaga_c/