小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「モーニング娘。OGとナインティナインが映した、矢口真里へのメッセージ」

正直、グッときました。
何がって、12月12日に「バナナマンの決断は金曜日!」(フジテレビ系)の中で放送された、あの人に関するモーニング娘。OGの会話です。

加入後もしばらくはメンバーに弱い部分を見せられず、裏で一人落ち込んでいた保田圭が、
矢口真里に「うちら仲間なんだから、一緒に頑張ろうよ」と声をかけられたことですごく励まされたという話の流れから
モーニング娘。の初代リーダーでもある中澤裕子が自ら、矢口真里の話題を切りだしました。

中澤「矢口は…色々あった。でも、私たちから(縁が)切れる人じゃないからね」

そこで同じくグループの結成メンバーである安倍なつみもさりげなく、
でもはっきりと、こう断言するのです。

安倍「うん、仲間だしね」

そして1期生の2人の会話は、さらにこう続きます。

中澤「だから… 今ある現状は彼女が自分で、ちゃんとクリアしていかなきゃいけないことで、私たちができることって本当に限られてるし」

安倍「(ミヤネ屋の生出演を)わたし家で見ててさ、なんか泣いたね」「あんなに緊張してるあの子を見るのはさ、初めてだったし」
  「あとは…ね。頑張っていくしかないね」


放送時間にすれば1分にも満たなかったこのやりとりが、今でも何気に私の心をしっかり掴んでいるのは、2013年5月以降の矢口真里に関するテレビ放送で、一番まともなやりとりを見た気がしたからかもしれません。

確かに矢口真里の引き起こした”修羅場”は、色々言われても仕方ない行動です。
ただ人んちの不倫が当事者間ですでに離婚という形の決着がついてしまってる以上、
鬼の首を取ったように「反省が見られない」「都合が良すぎる」という第三者の感想がずーっと発信され続けるのも、
それはそれでどうなんだろう、とふと思ってしまったりもするわけです。

その中で過剰に庇うわけでもなく、かといって切り捨てるわけでもない、
それぞれが自分たちの考え・言葉で復帰した彼女にさりげないエールを送ることを選んだその姿こそ、
本当はテレビから伝わるべき、大きな意味のある情報だったのではないでしょうか。

そしてもうひとつ、

その2日前にバラエティーという切り口で矢口を取り上げていた「めちゃ×2ユルんでるッ!」も、私はすごく愛と、そして意味のあるものだったと思います。

君が転んでしまったことに興味はない。
そこからどう立ち上がるかに興味があるのだ
(めちゃユルの最後に映し出された、エイブラハム・リンカーンの言葉)

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モー娘。もナイナイも、決して彼女のやった事を正当化したかったわけじゃない。

ここで私たちが一番視るべきだったのは、両者が同じようにASAYANから彼女を見てきた”仲間”であった、というお話です。


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