小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「道重さゆみ在籍期間中の思い出に残るライブDVD5本」

モーニング娘。コンサートツアー2005春 ~第六感 ヒット満開!~

石川梨華ちゃんの卒業ツアー。
なんだけど、やはり当時からファンをやっていた人にとっては”急に矢口がいなくなった”記憶が強烈に残っていると思う。
今のようにブログもない時代、だからこそ余計心配が募ったし、なのに何もしてあげられなかった。
でも少しの時を挟んでステージに現れたモーニング娘。は、本当に本当にかっこよかった。
あれからもうすぐ10年経とうしている今でも、あれ以上「気迫」を感じた瞬間はいまだないと思う。

モーニング娘。コンサートツアー2006秋 ~踊れ!モーニングカレー~

8人でのコンサートツアー。思えばプラチナ後期と同じ人数なのに、当時はすごく少なく感じたのを覚えてる。
これは5期にとっては初めてこんこん・マコがいないツアーで、
残った2人はこの時期先輩メンバーとしてメキメキ成長していったし、同時に6期が本格的に戦力になりはじめた時期でもあったと思う。
れいなは歌でさらに存在感を増してきて、えりりんのパフォーマンスにスポットライトが当たりはじめたのもこの頃、
そしてさゆは『歩いてる』の時期。今振り返ると、今の雰囲気はこの頃に原型ができ始めたような気がする。

ただ一つだけこの頃個人的に忘れられない記憶があって、それはいつも買ってた家電量販店でこのDVDを手にとった時、すごくワクワクしたのと同時に「今同じ気持ちでこれを手に取ってる人はどれだけいるんだろう」って思ったこと。
DVDはそれまで並んでいた華やかなコーナーじゃなく、目立たない場所にひっそりと陳列されるようになりはじめていた。

モーニング娘。コンサートツアー2009春 ~プラチナ9DISCO~

俗に言うプラチナ期。このツアーで後年一番有名になったのは『SONGS』のはず。
でもこのライブで私が一番好きなのはラストの『その場面でビビっちゃいけないじゃん!』。
この時期ってもちろんかっこよかったけど、やっぱり可愛かったし、明るかった!
これなんか特に明るくて、全員個性があって可愛くて、当時何回も何回も繰り返し見た。今見てもやっぱすごく好き。
計算してみたら小春がこの時17歳で加入4年目なので、来年の9~10期と同時期ぐらいなんだって今気づいた。

モーニング娘。コンサートツアー2010春 ~ピカッピカッ!~

プラチナ期からもう1本。この頃北海道でずっとライブがなくて、初めて遠征した。
この時期は「今のモーニング娘。は絶対見ておかなきゃダメだ!!」って思わせるものが本当にあった。
あとこのツアー、卒業ツアーじゃなかったから安心してステージを見ていられたのも大きかったな。
でもそれは、前年小春が抜けた時点でみんなどことなくその先を予想していた上での活動であり応援だったし、そして実際に3人は卒業を発表する。そこからの4か月はすごくあっという間だった。

この時えりりんが卒業を発表したのは本当にビックリして、それはまさか5期より先に、
しかも6期の最年長でゆくゆくはリーダーになるんだろうなと思ってた子が抜けてしまうということ、
あと真剣に、さゆはどうなっちゃうんだろうと思った。そしてさゆ自身も実は本気で辞めたいって思ってたらしかった。*1
でもその時えりりんが「さゆは一人でも大丈夫だよ」って言ってくれたからさゆは残った、っていうエピソードがあった事を、さゆが卒業する今知りました。

モーニング娘。コンサートツアー2013秋 ~CHANCE!~

そして一気に飛んで今のモーニング娘。になった頃。もちろんそれまでのツアーも1つ1つ思い入れがあります。
だけどやっぱり、卒業者がいない形で日本武道館というステージがもう1度成立した、一つの到達点がここにあったというか。
モーニング娘。ってやっぱり加入と卒業が繰り返されていくグループなので、そういう要素のないツアーって実はすごく貴重なんですよね。
そしてさゆはグループの完成を見て、卒業を決めた。それは進化こそがモーニング娘。の歩む道だと誰よりも知っているから。
これをもってしての、「モーニング娘。としてやり切った」って言葉ですよね…
すべてをかけてきた彼女にそう思わせたものが、この日の10人に、確かにあった。

この日実際に生でも見る事ができて、それから1年、いまだに『One・Two・Three』のサビで銀テープが飛んだ瞬間の感動は忘れられない。
この曲がモーニング娘。にもたらしてくれたもの、それを支えてきた沢山のファンの声援、そして何よりステージのモーニング娘。はすごく頼もしくて本当にかっこよかった。

だけど今思うのは、きっとこの日のモーニング娘。を、いつかまたモーニング娘。が超える瞬間がくるんですよ。
それがすぐなのか何年も後の事なのかはわからないけど、必ず超える日はくる。

* * *

私きっとさゆの卒コンのチケットがとれてたら、さすがにちょっと燃え尽きてたような気がするんです。
でもとれなかった。悔いが残ったんです。
私はまだファンをやり切れてない。

モーニング娘。を見続けていく事は、私にとっても、14歳の頃からの答えをずっと探しているようなもので。
30歳になってもまだまだ見つからない。
私にとってはモーニング娘。って、そういうグループなんです。

*1:2014.11.10 道重さゆみFCイベ