小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「もう戦国時代じゃなく、新しい未来。3Bjunior『七色のスターダスト』」

☆2014.1発売
☆芸能事務所・スターダストプロモーションの新プロジェクト「3Bjunior」シングル第1弾
* * *


もう1つ、年末年始で紹介しそびれてたもの。
上では便宜上、ああいう紹介文になってますが、要は今まで芸能事務所・スタダにおける”18歳以下の所属女性タレント”の総称だった『3Bjunior』をはっきり”アイドル特化部門”として分けました、というお話です。

で、今作ではその3Bjuniorに在籍するメンバーが一同に介しているのですが(ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学、チームしゃちほこ、たこやきレインボーなど)、多分PV再生20秒で総じて思い出すのは、ハロプロの「ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!」(2004年)ですよね。


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H.P.オールスターズは序盤の歌割が加入順で振られているのですが、これは発足経緯的にASAYANの加入ドキュメントイメージがあって伝わりやすかった事が1つ、あとこの時期は、まだ女性アイドルに加入時期以外での普遍的なくくり方がなかったんですよね。
一番の違いは、「イメージカラーがなかった。」 *1

その「ALL FOR ONE & ONE FOR ALL!」からちょうど10年後、ファミリー名義で単独シングルを発表した3Bjuniorではアイドルのくくり方として、イメージカラーが全面に提示されているわけです。
これ、面白いなぁって。
まさに10年単位で、オールスターソングがアイドルのトレンドを描き出している。


2010年代初頭に生まれた「アイドル戦国時代」というムーブメント、何年経ってもなんだかんだいろんな所で引っ張り出されてきましたけど、その象徴のももクロがトレンドと一大ファミリーを築き上げたというこの作品を見て、「戦国時代」とはやっと名実ともに、さよならしていいんじゃないかなぁって思った。

2014年に続いてるのはもう戦国時代じゃなく、新しい未来ですよ。
何よりこの子たちの笑顔は、それを物語ってる。


<MUSIC STORE>

*1:モーニング娘。でイメージカラーを意識したヲタTが売られ始めたのが2005年春から。その他モー娘。単体では、映画「ピンチランナー」(2000年公開)のジャージカラーをイメージカラーとして捉える人もいます。