小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「初期モーニング娘。の隠れた名曲をならべてみた」

祝・モーニング娘。生誕15周年!

Help me!!も好調なこのタイミングで、どんな更新しようかって結構考える所でもあるんですけど、こんな時だからこそ、私としてはモーニング娘。の初期楽曲をここで掘り起こしてみるのが最適じゃないかなと思いました。

ファーストタイム

『Good Morning』(1998)


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(収録:ファーストタイム

今のハロコンで「この曲からハロープロジェクトのライブは始まった」と紹介されている『Good Morning』。
製作当時はもちろん、15年どころか1年先すらわからずに皆が模索を続けている状態で、この曲もアーティストになるつもりで集められた女の子たちが、え?アイドル?えっ?となりながらも目の前の楽曲に一生懸命取り組んでいる感じが詰まっているし、それがモーニング娘。の面白さのスタートだったなと改めて思い出します。

エース安倍なつみ(後に舞台で開眼)の非常にアイドル然とした歌声に、真っ向から火花を散らす千葉の名シンガー保田圭、そして稀代のロックボーカリスト石黒彩と
パート割追っかけてるだけでもご飯がおいしくいただける。

『夢の中』(1998)


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(収録:ファーストタイム

他とはいきなり雰囲気が変わるのがこの曲。
この曲は飯田圭織がメインボーカルを担当していて、後に彼女の卒業ライブでも歌われています。


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飯田さんはシングルだとどうもねちっこいクセの部分がフィーチャーされてしまって、そこで遠回りする人も少なからず存在していたように思うんですが、この曲は、初期の本来の、飯田圭織を生かした感じがキュンとくる。
意外なのはこれ以降、この手の曲がほとんど作られてない!
今のメンバーでもこういう贅沢な楽曲作りましょ!

コーラスワークもよく評価ポイントとしてあがってますよね。

『ワガママ』(1998)


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(収録:ファーストタイム

「メインボーカルが石黒と保田と市井」って書いただけでもうね!大盛のどんぶり飯をかっこんでる感覚。

この頃の市井ちゃんはボブではかない雰囲気でたたずむ女の子だったんですよ。
あなたのような人は見つからない…

『未来の扉』(1998)


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(収録:ファーストタイム

素人に毛が映えたようなパフォーマンスしかできていなかったこの頃の娘。が、それでも方言で語りかけたり、おどけてアレンジをいれたりと少し遊べていたのがこの曲で。
んでこういう所から、ハローの今に至るライブパフォーマンスが始まってるような気がすんですよね。
これはぜひライブ映像で視聴してほしいやつ。

『例えば』(1998)


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(収録:抱いてHOLD ON ME!モーニング娘。全シングル カップリングコレクション

初期モーニング娘。の中で、かなり評判良かったのがこのカップリング曲。
このテイストがどの年齢まで今共感してもらえるのかわかりませんが、名歌謡曲作家、つんくの力量が存分に発揮されている一作です。
「古いカセットテープ 巻き戻して聴いた 2人は戻らない」

『さみしい日』(1998)


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(収録:ファーストタイム

福田明日香の卒業曲といえば有名なのは『Never Forget』なんですけど、ライブでモーニング娘。として最後に歌ったのはこの曲で。

デビューしたばかりの若い女の子たちに、いきなり最初に「夢をつかむ為に 何かを捨てたわ」と断言させてることがまず凄い。しかも「つかめる保証もないのに」とまで続けさせてる。*1

そして静かに繋がっていくサビの盛り上がりがまた素晴らしい。

『真夏の光線』(1999)


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(収録:モーニング娘。ALL SINGLES COMPLETE ~10th ANNIVERSARY~

それまでアーティスト然としていたモーニング娘。に、短パンはかしただけで評価されるべきだからね。ほんとに。

『NIGHT OF TOKYO CITY』(1999)


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(収録:セカンドモーニング

これも初期モーニング娘。でかなり評判良かった曲ですね。
たぶん今考えると、ファーストタイムからたった1年の時間でこの楽曲をもって2作めのアルバムが始まった、という所に大きな意味があって。
それってちょっと、プラチナが始まったあたりの打ち上げ花火感にも似てる。

モーニング娘。がモーニング娘。たる所以は、もう2作目で出来上がっていたのだなぁと。

『好きで×5』(1999)


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(収録:セカンドモーニング

ちょっと話し逸れるけど、これは後年の安倍&保田verもおすすめ。

「好きで×5」 安倍 なつみ with 保田 圭 歌詞 - YouTube

『21世紀』(1999)


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(収録:LOVEマシーンモーニング娘。全シングル カップリングコレクション

この空気、一体どの辺の世代までが伝わる下限なんだろうと思うんですが

この収録シングルが発売された1999年、世紀末を歩んでいた若い私たちの期待と不安をパッケージしたような感じがね、グッと心にせまるというか。
世紀末、って考えると100年に1回しか出会える機会がなかった曲ともいえる。


初期となると、3rd(LOVEパラダイス)までいれようか迷ったんですが・・・
どうしてもブレイク以降の曲はラブマ熱に浮かされてる所も多いので、あえてラブマ前あたりまでで区切ってみました。
っていっても書き出したら結構な量になったよ。
3rd以降もそのうちやってみたいな。

* * *

これだけ同じグループが、色んな曲を発表し続けていて、モーニング娘。のアイデンティティって何なのかなって、時たま考えることがあります。

その答えは、15年かけても見つかっていなくって。
さらにこの先も、それを探しながらグループは続いていくのでしょう。

私はとりあえず、この曲を今日聴くとなんだかたまらなく泣いてしまいそうになる。

今はこの幸せが、モーニング娘。というグループの1つの答えなんだと思っています。


『モーニングコーヒー』


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<その他プレイリストはこちら>

「ハロプロ・プレイリスト」シリーズ

*1:この手の名言で、福田明日香のうたばんでの名言「芸能界に入って捨てたもの→本当の自分」というのもあった