昨日1日中外出してまして、
帰宅後録画してたNHKの「スタジオパークからこんにちは」をだらだら見てたんですが
その中で流れたモー娘。の新曲『What is LOVE?』が、
なんかものすごいんじゃね?と我が家で話題。
(※後日製作された公式PV)
結論から言うと、『モー娘。新曲のリズムすげぇ。』
シャッフルビート。しかもものすごい高速。
まずこんな楽曲、アイドルでそうそう提供されない。
しかも猛烈にビビるのは、あんなハネたリズムであんだけ動きながら見せてるのに、
今のメンバーは外すどころかまるっと飲みこんでちゃんと「ポップス」に帰結させてしまう。
ちゃんと「アイドル」のパッケージにして提供してしまう。
しかも、ほとんど加入3年未満の女の子たちが、それをグループとしてやってる。
これ、まじでとんでもない話なんじゃないかと。
最近つんくがしきりに言う「リズムのいいメンバーが入ったので」の言葉の意味が、
『What is LOVE?』で超わかった。
こりゃあ今の娘。はこういうリズムの制作意欲が沸くし、
そして実際にそれを表現できてしまう今のメンバーはほんとにすごい。
これは多分過去のモーニング娘。じゃできない。
* * *
<ここからヲタ向け>
あの後モーニング娘。というかハローの曲ほとんど掘り返してみたけど、
似てるのが『出来る女』と『すき焼き』くらいしか見当たらなかった。
(※見落としはあるかも)
『すき焼き』のリズムはどちらかというと沖縄民謡風である事が主軸なので外して、
『出来る女』のパート割をもう一度精査してみる。
出来る女(ハロープロジェクト・ここは誰の声?まとめページ(仮) 3rd)
この曲は愛あらばIT'S ALL RIGHT(2004.1)のカップリングなんだけど、
この頃在籍で、(加入間もない時期も含めて)歌番組などで極端にリズムを外さなかったのが
石川・辻・加護・新垣・藤本・道重・田中あたり。
多分、結成当初から歌唱力重視だったグループが、この辺で(特に6期の加入あたりで)
一度リズムにも重きを置けるメンバーの集まりになった。
だからこのハネたリズムの『出来る女』がモーニング娘。の作品として一作成り立ち
そこのメンバーは1番のサビまでに、まさに均等にパート割散らばってる。
ただそこから1年ちょっとで、石川・辻・加護のリズム柱がごっそり抜けちゃったのもあり
高橋歌唱力体制に移行していくのもあわせて、
結局今までは『出来る女』くらいしかハネた感じのがでてこなかった。
(ただその後新垣・藤本が前に出た「笑顔YESヌード」はその辺非常に気持ちよかった)
んで藤本も抜けた”プラチナ期”は
高橋の歴代屈指の歌唱力が全面PUSHされていくんだけど(それはそれの正解)、
じゃあその高橋がいざ抜けるってなった時に、
最後に残ってたのが、あの『出来る女』でちゃんとリズムとってた
5期の新垣、6期の道重、田中だった。
恋愛ハンター(新垣道重田中体制)
↓
One・Two・Three(道重田中体制)
↓
わがまま 気のまま 愛のジョーク(道重体制)
↓
What is LOVE?
もちろんこれって超仮説でしかないんだけど、もしかしたら結果的に、
今のモーニング娘。は2004年の『出来る女』が壮大なフラグになってたんじゃねーかという説。 *1 *2
* * *
ちなみになんで私がこんなに『出来る女』に食いついてるかって、
発表当時からその曲が「超ビートルズぽいな」と思ってて好きだったんだけど、
ビートルズのあのリズムがどれだけの人に普遍的に愛されてるかと考えると、
あのハネたビートをアイドルが完璧に飲みこんで表現する事は、
やっぱりすごく面白い事かもしれない。
(そしてつんくちゃんはビートルズが好き)
<『What is LOVE?』の初披露・放送日>
「J-MELO」モーニング娘。による放送400回記念スペシャルライブ
NHK BSプレミアム 11月10日(日)午前2:40~(土曜深夜)
NHK-WORLD 11月4日(月・祝)午前0:10~(日曜深夜) ※インターネット・携帯アプリ
(10/4現在の情報、詳しくは公式HPへ)
<追記>
2014年1月に『What is LOVE?』が初音源化!(55thシングル)
→【レコメンド】『What is LOVE? / モーニング娘。'14』
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