☆2013.1発売
☆カバーアルバム「ボカリスト?」も好評な吉川友の6thシングル
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きっかも無事6枚目までやってきました。今回はトリプルA面で、全てバレンタインをモチーフにした楽曲になっています。
まずはね、そのしっかりした組み立て方を褒めたい!
ボカリスト?で新たな方向性を地ならしした後に、バレンタイン近くでこういうシングルを持ってくるという計画性は本家ハロプロにもまじで見習ってほしいほんとに。
で、レビューはオリジナル曲の「世界中に君は一人だけ」で。
この曲、決して派手さはないんだけど、かといって決して無難でも終わらない、
とにかく心に静かに染み入ってくる曲です。良心的すぎて泣けてくる。
吉川友とユニバーサルミュージックはこの2年、ずっとガムシャラにたった一つだけの”答え”を捜し求めて歩んでいたように思います。
「きっかけはYOU!」で華々しくデビューしつつも、綺麗すぎるボーカリスト吉川友は決して凡庸なアイドル像では収まりきる器ではなく、色んな人が彼女を輝かせるため、工夫や挑戦をしてきました。
そして誰より、その中でひたすら懸命に向き合い走ってきた「吉川友」自身が、様々な経験の果てにたどり着いたもの。
それが、「世界中に君は一人だけ」という景色だったのではないでしょうか。
メロディがもう少しだけそんな彼女を色味豊かに描けてあげてたら・・・とは思うものの、PVで歌う彼女の表情が、とにかく素晴らしく成長を感じさせる一作です。
…あと個人的にはね、松浦あややの超絶名曲「チョコレート魂」がもう一度日の目を見たのがとにかく嬉しい。
松任谷由実の「Valentine's RADIO」もボカリスト?の経験が生きていて、今この手の雰囲気を演出できるメジャーアイドルは、まじでこの子くらいしかいないんじゃないかなと思います。
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