小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「鞘師里保のダンスはなぜ”上手い”のか」

おまけで、最近鞘師を見て思った事も書いときます。

鞘師は見ての通り高いスキルが元々あるので、逆に書ける単語が少ない。
毎回「鞘師はうまい」で終わってしまうんだけど

最近ふと思ったのが、鞘師がモーニング娘。に加入してから育てたの唯一の伸びシロ、それは「女性らしさ」なんだよなって。


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シングルでいうと『One・Two・Three』のあたりから鞘師がダンスに出してきたもの、この「女性らしさ」ってなんなんだろうな。
鞘師の場合、年齢やパフォーマンス以外の雰囲気的に決して、人生経験での取得によるものではまだないような感じがする。
彼女があくまでもスキルの引き出しを開けただけなのか、なんなのか。

ここで前エースで鞘師にもっとも近い、高橋愛という表現者のことを振り返ってみます。
鞘師より2歳遅い14歳で加入した彼女、彼女も加入時からスキルが比較的高く、加入2曲目の『そうだ!We're ALIVE』からすでにいいパートが回って来てました。
続く3曲目の『Do it! Now』ではついに裏メインにも抜擢。

そんな高橋愛、ビジュアル面で女性らしさがグッと増していくのは加入3年後の『浪漫 ~MY DEAR BOY~』あたりからなんですが、パフォーマンスにもそれが出てくるのはさらにシングルを重ねて加入4年後、19歳目前の『色っぽい じれったい』あたりからなんですよね。

そしてこの19歳という年齢。
これは愛ちゃんだけじゃなくこれまでの歴代ハロプロメンバーに共通して、パフォーマンスの細かな部分に「女性らしさ」が加わってくるのはだいたい17〜19歳あたりからだったんです。


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高橋愛ちゃんの頃と今はメンバー構成、それに時流や製作楽曲の傾向も大分違うという事情はありますが…
それでもちょっとだけ思い返してみると、あの高橋愛でさえも「女性らしさ」を出すのに、19歳までの時間と経験を必要としたんですよね。

しかし鞘師に話を戻すと、
(鞘師はまだもちろん、現時点で後期愛ちゃんほどの女性らしさをプンプンさせてるわけじゃないですが)
ここで鞘師がすごいのはまだ義務教育中、絶対人生経験ではない所で、高橋愛の「女性らしさ」をもすでに掴もうとしだしている、っていう点なんです。

これ、改めて認識すると、ビビるわ。

わかりやすい例として、前記事の123のくだりで
私は「佐藤の腰の流し方がうまい」って書きました。
佐藤の腰の流し方は実際すごくうまいんです。
あと石田もかな。
そしてこの2人に共通してるのは、どちらかというと男性的。
性別に由来しない所での「スキル」で踊ってます。ばっきばき。

んで鞘師を見比べてみると、鞘師の腰の流し方は、非常に女性的です。
柔らかな丸みを帯びている、女性のそれ。

”それ”っつうのが以前石田が雑誌のインタビューで語っていた

石田「鞘師さんとダンス対決なんて恐れ多いですよー(笑)
確かに最初はライバル視していたけど、今は本当に尊敬しているし、刺激を貰っています。
鞘師さんのダンスがすごいのは、曲に合わせて動きを変えるところ。しなやかな動きもするし、力強い動きも入れてくる。

みたいな、単に「しなやかな動きもするし、力強い動きも入れてくる」のあたりの話で済んでしまうのかどうか。
果たしてどうなんだろ、って困ってしまうくらい、鞘師の最近のパフォーマンスにおける「女性らしさ」はとても美しく、見事だと思います。

しいていえば、鞘師は加入時から割と服装が大人っぽく、小物や文字の書き方にも同年代よりやや精神年齢の高さが見えていたので、もしかしたらそのへんが早めの”成熟”に繋がっているのかもしれません。

というわけで、珍しく鞘師についてつっこんで書けるポイントが見つかったので、そこも記事にしてみました。
この辺は長期的に楽しめそう。
これで17歳まであと3年あるっていう、ここが鞘師里保の素晴らしい所だと思います。


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