小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「ちょっと懐かしいアイドルワールドへの誘い。カントリー・ガールズ『恋はマグネット』」

☆2016.3発売
☆ももち率いる「カントリー・ガールズ」の3rdシングル(トリプルA面)
* * *

ももち率いる7人組アイドル「カントリー・ガールズ」、続いての楽曲ピックアップはこちら!
青のワンピースで統一されたシンプルな世界観にはっとさせられる、『恋はマグネット』。

前回の更新では(楽曲の内容的にも)一歩踏み込まずにいた部分ですが、特にこの「恋はマグネット」を聴きだすと改めて、今回の新メンバー加入で一番大きな変化を得たのは年長の2人(山木梨沙・稲場愛香)なんじゃないかと思います。

山木梨沙ちゃんは元々グループ結成時から大人っぽいお姉さん顔で、ただデビュー間もない1st、2ndの時点ではどうしても音楽面が年下チームに寄せたものになってしまうため、作品の中でその存在感を生かすチャンスになかなか恵まれてきませんでした。
でも女の子って面白いもので、たった1年の違いなのに幼い後輩が2人入っただけで、ほんっとに色んなものが変わる。
特に山木梨沙ちゃんの場合は元々の1-4(ももち+1期メンバー4人)という構図から3-2-2(ももち&1期年長2人+1期年少2人+2期2人)になったことで本来持っているポテンシャルとグループの立ち位置が一気に重なって、それが『恋はマグネット』で活きた。

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稲場愛香ちゃんに関しても、彼女は顔立ちこそすごく幼く見えますが、もともと表現世界での内面は年相応、それか実年齢以上に、すごく大人びた感性も持ち合わせているタイプ。
アンバランスな2人なんだけどそれがどこか他にないワクワクを感じさせる、そんな年長2人のアイドルとしての魅力や豊かさを、この楽曲では存分に感じとることができます。

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そしてまた単純に、このちょっと懐かしいアイドルワールドの中に溶け込んでるカントリー・ガールズがほんと絶妙で、サウンドそのものもすごくグッと掴まれる要素が備わってるんですが、この曲の作詞は過去にアンジュルム「涙は蝶に変わる」*3を手がけている井筒日美さん、作曲は℃-ute「羨んじゃう」*4を手がけているYASUSHI WATANABEさん。ハロプロのシングルとしてはまた新たな作家陣を迎えた取り組みになっているということも、あわせてご紹介しておきます。


<STORE>

*1:https://www.youtube.com/watch?v=ec0xLC70Z4Y

*2:https://www.youtube.com/watch?v=ec0xLC70Z4Y

*3:ハロプロ以外では夢みるアドレセンス「純情マリオネット」やタッキー&翼「SAMURAI」など

*4:ハロプロ以外では板野友美「ふいに」やLinQ「カラフルデイズ」、嵐「Disco Star」(相葉雅紀ソロ)など