小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「佐々木莉佳子の声質が光る!アンジュルム『出すぎた杭は打たれない』」

☆2015.11発売
☆アンジュルムの20thシングル(トリプルA面)
* * *

続きまして、今回ご紹介するのは「出すぎた杭は打たれない」!
こちらの楽曲、作詞は乙女の逆襲やカントリー・ガールズの愛おしくってごめんねなどでおなじみ女性作詞家の児玉雨子さん、そして作曲には2012年にモーニング娘。田中れいなをボーカルとして結成されたガールズバンド・LoVendoЯのギター、魚住有希さんが初参加しています。*1

この曲で個人的に好きなところが2点あって、まず1つめはやっぱり”姉さん”ことLoVendoЯ・魚住有希の起用。
同事務所という繋がりで人となりを知っていることもありますが、それにしたって24歳の女の子がここまでゴリゴリの曲を作ってもってくるっていうのも素晴らしいしそれをアイドルに割り当てる事務所も事務所だよw!!
音楽が好きな集まりだからこそ良い意味で遊べてるA面作品、結果的にアグレッシブな2015年のアンジュルムにもよく合っている。

あともう1つ、これは単純に、このテイストが今までのアンジュルム作品で一番佐々木莉佳子ちゃんの声に合ってる。
今年のアンジュルムの大躍進はやはりこの子の吸引力がその支えとなっていたのは間違いなくて、ただ当人は少しハスキーな声質なので、特にスマイレージ時代のキラキラ感を支えた先輩チームの甘い歌声を曲の中心にすると、構成面でこの子はどうしてもおいしいところに配置しづらい、そういう部分があったと思うんです。
でも今回後ろで重低音がずーーっと鳴り響いていることで、ステージ含めた構成要件ががぐっとハスキーボイスに寄る、先輩チームの歌声も実は(特に田村芽実ちゃんあたりが)器用に寄せれるのでグループとして調和はとれる、そして高速で煽るようなパフォーマンスは佐々木莉佳子ちゃんの存在をさらに活き活きと映しだす。

この先は再度新メンバーの追加があったので、また展開が読めない部分に入っていきますが、佐々木莉佳子という原石を磨くなら、またこういう楽曲が定期的に投入されると嬉しいなぁ。
曲調によってフロントメンバーが活発に入れ替わるっていうのも、アンジュルムなら面白いと思うんですよね。


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*1:ちなみに編曲者の情報も付け加えておくと、魚住さんと一緒に名前が載っている宮永治郎さんは過去にBuono!「初恋サイダー」やメロン記念日「ロマンチックを突き抜けろ!~Break it now~」など多数の編曲実績あり。魚住有希所属のLoVendoЯにも2014年頃から多くの編曲で関わっています