小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけ続け、執筆業になりました。2017年に初の単著がでました(乗田綾子名義)。



2017年9月発売の『SMAPと、とあるファンの物語』(双葉社)については【こちら】

「野心という才覚がなかった」

最近、ある人から「野心はないの?」と聞かれました。
お金とか名声的な意味合いで。


結論から言うと、考えたことなかったなー。
もちろん純真気取りたいわけじゃなく、売れたいなとか漠然とした想像みたいなものはちゃんとありますけど、
でもその方向を明確に話そうとすると、「とにかく面白いことがやりたい」という言葉になる。
ビジネスで得られる優越感以上に、とにかく面白いことがやりたい。
面白いことがやりたい。


* * *


面白いことっていうのは私の場合、自分自身をびっくりさせる事なんだろうなと思います。
自信もなく、人見知りで、自分の好きなことすら友達に言えず、ひっそりと大人になった自分。
そいつがずっと抱えていたアイデンティティーのもやもやを、現実に残してみたい。
そこにある渇望はつまり、「誰にも関与されない自分自身の意志でそれを掴む」ってことです。


何より自分一人の頭と指と興味だけでちゃんと現実を掴めたら、そういう道筋もあるよって
ちゃんと確かなノンフィクションとして、同じ”一人”に伝えられるじゃないですか。


* * *


私の一番の夢は何の迷いも持たずに故郷で穏やかに生きることでした。
でもずっと叶えたかったその夢は30代になってやっと、とっくに破れていたと、受け入れることができました。


出版とか影響力の形成とか、そういうのは結局手段の一つであって、
私は夢の叶わない人生でやけくそに今日と明日を生きたいだけです。
努力という言葉は嫌いです。でも自分の好きなことを好きでい続けられる自信はできました。


野心という才覚はなかった。けど、書ける場所をください。





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