小娘のつれづれ

ライター / ずっと一人で自分の「好き」を追い続けています。お仕事のご依頼はこちらへ→ drifter_2181@outlook.jp



「インディーズバンドのネット展開を見て日ごろ思ってること」


実は私、ドルヲタ活動と並行しながら以前、
インディーズバンドのホームページ運営とかフライヤー制作に関わってた事がありました。
その流れで今でも個人的に、インディーズバンドのアプローチ方法とかをちょいちょい研究しているんですが
上のブログを読んで、タイミング的に日ごろ思ってた事を書いてみようかなぁと思いました。


公式ホームページとコンテンツの重要度


まずバンドの公式ホームページについて。
私が大学生だった時(10年くらい前)は魔法のiらんどで開設するのが一種の流行りだったんですが、
その後なんかどっかでブームがJimdoへ移行し、
最近はさらにTumblrでの開設が増えてきているように見受けられます。*1


まずホームページで何よりも優先されるべき更新は、ライブスケジュールです。
これはもちろん最新の活動を安定して伝えるだけではなく、古いスケジュールがそのまま載りっぱなしになっていた時に
「このバンドあんまやる気ねぇな」って一番印象付けてしまうのがライブスケジュール欄だという事も、
とにかく意識してほしい。


それからさらに大事なのは実はディスコグラフィで、この欄に今までの作品名(曲名)がきちんと掲載されていると、
そこから音源を検索してくれる可能性があるんです。
なのにバンドのHPを見た時、このディスコグラフィ欄がまともに機能してない場合が本当に多い。
バンド名義の発信でblogだのInstagramだのオシャレ気取る前に、もっと優先すべきものがあるだろうと思います。
意外とみんな、ホームページ見てるんだよ。

YouTubeやSoundCloudをもっと活用してほしい


今や大物ミュージシャンもバンバン利用しているこれらのサービス。
しかし定期的にライブハウスで見かけるインディーズバンドの名前を検索してみても、
実はほとんどきちんとした結果が出てきません。


これは本当にごくごく当たり前の事だと思うんですけど、
音楽を聴く人って、ライブハウスに来てくれるお客さんだけじゃないですよね。
YouTubeは動画、SoundCloudに至っては音源さえあれば簡単に自分たちの音楽が発信できてしまうこの世の中で、
それをしないというのは、いったいどこに創作活動の重点があるんだろうと感じるんです。


1曲だけでもいいんです。
その1曲があるかないかで、「将来のファン」がつく確率が天と地ほど変わります。
(さらにいえばYouTubeはライブ映像だけじゃなく、きちんと一本MVがあったらものすごくいい。
 ライブ映像は想像より初見のハードルがぐっと高いんです。ムリならSoundCloudで)

Twitterの運用について


最近はバンド名で検索をかけると、ホームページ以上に、
バンドメンバーのTwitterアカウントが先にくる事も多いです。
んでページを開いてみると、告知以上にご飯だの寝るだのこれからバイトだののつぶやきがわーっと広がる。


これはちょっと人の受け取り方にもよるんですけど、
バンド仲間やライブハウスに通ってくれるお客さんとの人脈維持を重要視してる場合は、それでいいかなと思うんです。
でもたまたま検索とか、ライトな興味で初見がやってきた時に
検索結果としての意味合い、「新規開拓」に繋がるかとかまで考えちゃうと、うーんっていう。


一番いい形は、最初からバンドの公式アカウントとメンバーの個人アカウントを別にしちゃう事だろうなって思います。
公式の情報をRTすれば個人アカウントでも宣伝機会は保てるし、
一方友達やファンとの会話も内輪の馴れ合いにならず(←ここ重要)楽しくできるのでオススメ。
(好きになってくれた人はそのうち両方フォローしてくれる事もあると思います)


* * * * * *


音楽をやる人って、みんな自分なりの「信念」を持っていると思います。


「かっこいい音をやればいい」「自分たちの音楽を貫けばいい」
それも、確かな表現の一つの形だと思います。
その場合このような話は、邪魔で無駄なものとして捉えられるかもしれません。


ただ私が同時にずーっと感じているのは、
ほんの少しの道を用意しないことで、どれだけの音楽の可能性が閉ざされているんだろうという事で。


見ていて、聴いていて、本当にもったいないと思う。
こうしてブログを書いている今も、世界のどこかで素晴らしい音楽が本当に沢山生まれているんです。


f:id:drifter_2181:20131202144311j:plain:w250


* * *


ネットの黎明期からずっと、ミュージシャンほど、
もっとネットを存分に利用するべきだと考えています。


音楽にこめられた「信念の強さ」は、きっといつの時代も同じ。


だけど私たちが今いるのは、その強さの形を世界中の人に届ける事ができる、そんな未来です。



<STORE>


関連記事
「地方のCDレンタル店に見るエンタメ業界の現状」
「アイドルばかり聴かないで」

その他人気記事
「人気記事のまとめ」

twitter / 自分について
@drifter_2181 / 自分について

*1:まぁその辺はどこでもいいんですけど、あとJimdoあたりで並行して一時期Myspaceのブームもあった