小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「この21世紀にもう一度舞い降りた!東京パフォーマンスドール『BRAND NEW STORY』」

☆2014.6発売
☆17年ぶりに復活した新生「東京パフォーマンスドール」のメジャーデビューシングル
* * *


かつて篠原涼子や市井由理、穴井夕子らを輩出し、一時代を築いたガールズグループ「東京パフォーマンスドール」が、この21世紀にもう一度舞い降りた!



…この東京パフォーマンスドールという存在、言及するとなるとまずどうしても「第1期活動時の自分の立ち位置」を明確にしておかなきゃいけないかなと思うんですが、
83年生まれで現在30歳の私は、ギリギリ第1期は間に合ってません。
グループが武道館2Daysをやってた頃がまだ10歳、
私が篠原涼子や市井由理の名前を認識したのはグループ卒業後のソロ活動の方が主なきっかけでした。
今回はそういうポジションからの感想という事を前提で読んでいただけると幸い。


それで、当時の小学生の視点だと、私たちにはribbon、CoCo、桜っ子クラブの方が距離が近く
東京パフォーマンスドールはどちらかというと、大人が楽しむグループという印象があって。

そういったイメージの中で今作の『BRAND NEW STORY』を視聴すると、そのグループの距離感がいい意味で昔と近いところに、すごく驚いて。

メンバーは全員15~17歳、全員もちろん第1期をリアルタイムで知らない世代なんですが
子供心になんだかちょっと背筋が伸びた第1期のあのドキドキ感が、平成生まれの東京パフォーマンスドールにも、ちゃんと感じられるんですよね。

またそのドキドキ感ていうのは、今のガールズグループが意外に持ってない空気で。
例えば優れたダンスパフォーマンスならE-girlsがいて、同年代の憧れ的パフォーマンスであればフェアリーズだったりダンドルだったり…と色々名前は思いつくんですが、あの辺のルーツは、全部90年代後半(ソロになった安室奈美恵やSPEED)以降のパフォーマンスから来ているイメージ。
ただ新生TPDは、そのルーツをさらに遡って90年代前半の空気感から持ってきてる所があって、
それがこのタイミングのデビューになっても、新鮮味を感じられる一因なのかも。




それにしても4月には80年代のソロアイドルをルーツにもった武藤彩未さんがデビューしてですね、6月には90年代初頭のガールズグループをルーツにもった新生TPDが参戦してきてですね、アイドル業界もまだ色々と盛り上がる箇所はあって。

全体の流れを見ていると、「アイドルなのに○○」ブームもついに落ち着いてきて、特にデビューから数年を迎えた戦国中堅組はいよいよ方向性の岐路に立ってる感があります。
さらに、先のAKB総選挙ではファンの意志として「王道回帰」が示されたタイミングでもあり。

色々と考えてると、2014年はここ数年のアイドルブームの中でも結構意味深い1年になるんじゃないかとだんだん感じてきていて、その中でもこの新生TPDと武藤彩未さんのデビューは、大きな分岐点として後々存在してんじゃないかなぁと独り言。


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