小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「一人で行ったHello! Project 2014 WINTER ~GOiSU MODE~@札幌」

真冬の北海道に、まさかのHello! Project全員集結。
というわけで行ってきました、冬ハロー@札幌!!



今回はあえて事前情報を一切見ないで臨んだんですが、1曲目でハロメン全員がステージに並んだ時から、もう圧倒されっぱなし。
文字通り「オールスター」の世界ですよ!!
どこにも脇役がいない。
そして繰り広げられていく有名曲。
あれが北海道で見られた奇跡!!!

それでは、今回もレポや感想を書いていきたいと思います。
今回はまず、各グループの感想から。
<以下、ネタバレ等含みますのでご注意ください>

モーニング娘。'14

一言で、「ノッてる」ってこういう状態の事を言うんだなぁと。
千秋楽が11月末だった2013年の秋ツアーよりもすでに、さらに数段グループとしての濃度が高まってる。

そしてまた、表情がいいんだよなぁ。
”フォーメーションダンス”と言われる集団表現の中でも、全員がそれぞれ個々の役割をちゃんと確立してそこに立っているんだなっていうのが、表情からすごい伝わるんですよ。
だから誰一人脇役になってないし、メンバー全員がキラキラしてる。

あとなんだか今回は特に、9期がグループの柱として育ってきてるんじゃないかっていうのを感じた。
鞘師は元々フィーチャーされるポジションだったけど、フクちゃんの存在感だったり、えりぽんはダンスパフォーマンスで前に出てくるようになってきて、あとズッキの目力が、ハンパなく力強い。飛びぬけてプロの顔をしてるのが鈴木香音なんですよ!
昨年の夏ハローではやはり道重リーダーありきのモーニング娘。という感じでしたけど、あの位置関係、今年あたりついに現実的に、変動し始めていくんじゃないかなと思いました。

単独はまた違うと思うけど、さゆ自身もだんだん立ち位置変えてきてる感じがする。


Berryz工房

昨年やっとナルチカで、北海道の私にもBerryz工房が少し近いアイドルになりました。
それからというものの…  まーベリが楽しくてしょうがない!!!
素敵でしょうがない!!!!幸せでしょうがない!!!!!

他公演を見れてないので比較はできませんが、今日はとにかく菅谷梨沙子さんが終始ニコニコしていた記憶があります。
もちろん自グループの曲中ではかっこいいんだけど、メインじゃない所は大方楽しそうに笑ってて、ある意味今日は徳永千奈美さん以上に笑顔の印象が強かったメンバーでした。

あともう1人上げるなら、やはりロクエロの茉麻のかっこよさですね。
あの衣装であのパフォーマンスをこの目で見れて良かった!!本当に良かった!!!

その後ずっと気になっちゃって、以降ベリ曲はずっと茉麻を目で追ってたんだけど、特にショートにしてからの表情で魅せる茉麻の世界観って、あんまり他に思い当たらないんですよね。
「ライトノベルの楽しい書き方」の頃ともまた違うし。
あの引き出し結構気になってる。またロクエロみたいにシングルで具現化されてきたら嬉しいなー。


℃-ute

℃-uteはやっぱ、すごいの一言。
ステージに出てくるだけで会場の空気がちょっと変わるのわかるんですよね。
そして一気に視線を持っていく。
改めて、それを何より5人だけで成立できてしまってる所がたまらなく強いしかっこいい。

個人的に印象の強かったメンバーを2人あげると、まず中島早貴がさらに進化した。
20歳を目前にグッと大人の色気を乗せてきたんですよね。
あの手の色気は今まで℃-uteにはなかったものだから、そこが色付けされてきたとなると、もしかしたらグループ自体の魅せ方ももう一変化あるかもしんない。

あと鈴木愛理が、とにかく最後まで手を抜かずに歌い踊ってたなぁって。
やっぱハロコンって、単独とは空気も違うし全体のお祭りみたいな所あるから、多少気を抜いてても、別にステージは成立しちゃうんですよね。
そんな中でも、愛理はほんと隅々まで手を抜かないステージパフォーマンスをやっていた。
プロ意識以上に、あれはステージに立ってる時間自体がほんと楽しいんだろうな。


スマイレージ

…やっぱ期待は本物だったーー!!!!!!!
めっちゃ上がってきてるこのグループ!!!!!!!

個人的に印象に残った曲が『ええか!?』で、あれ元々好きなんですけど、今日ライブでのパフォーマンスをちゃんと見て、ふと重なったものがあるんですよ。
端的に言うと6人時代後期のSMAP。
SMAP6人時代で『俺たちに明日はある』という曲があるんですけど、あれは年長2人(中居木村)を軸に、3/3でフォーメーションを組んでるんですね。
まさに『ええか!?』のAメロと一緒。

思うとあの時期のSMAPも、まだタイミング的にはグループの色付けをしてる段階で、今のスマイレージのように、結構色んな組み合わせを入れてるんです。*1
そして今でこそ奇数がアイドルの売れ筋だと推されているけれど、実は偶数のアイドルパフォーマンスも、相当面白い魅せ方ができる環境なんだよー!
特に少なくもなく多すぎもしない、3/3あたりでパッキリいける6人編成のアイドルグループ。

楽曲的には関ジャニ路線でいいと思うんですけど、パート割やパフォーマンスの組み合わせは(入れ替わりのある娘。を除くと)まさに今スマイレージしか持っていない偶数グループならではの強みが絶対あるはずなので、そこをどんどん追及してってほしいです。
(という内容には全く関係なく、2月の北海道単独公演がほんと楽しみです)


Juice=Juice

前回ダイヤレディー *2で飛んでいた黄色い声援、今回はなんとJuice=Juiceのイジ抱き前で発生!!!
”女性がポップアイコンを追っかける流れ”、再び!!!
(そして毎度ざわつくベテラン遠征陣)

グループとして初のフル参戦だった昨年の夏ハローから約半年、Juice=Juiceはグッと存在感を増してきましたね。
やっぱりレコ大などのステージが、大きく成長させたとこあるだろうなぁ。
新人というポジションじゃなくて1グループとして勝負しにきてる気合いがある。

…しかしながら個人的には、すっかり高木紗友希ちゃんのファンになりつつありますw
ここは早い段階からキャラ立ちしてるのがいいですね。
もちろん他のメンバーも合わせてこのグループすごく好き。


ハロプロ研修生

そして研修生。いやーほんと地方で研修生見れるって、これは特別に嬉しいものがありますね。
そしてまたうまいとこに事務所が配置するもんだから気づいたら散在してます!
(この辺の転がされ具合は前回参照)

今回はちゃんとパフォーマンス面でも印象に残った研修生がいて、それはBerryz工房の清水佐紀ちゃんがソロで「さよなら「友達にはなりたくないの」」*3を歌った時なんですけど、その時左上方でむっちゃくちゃ踊ってた研修生が1人いて、多分北海道出身の稲場愛香さん。

「さよなら~」って研修生の世代から見ればだいぶ大人びてる曲なんですけど、稲場さん、もう完璧でしたね。全部フリーダンスなのに、もう完璧。

元々有名ダンススクールに在籍していた経歴があって、そこから北海道のPEACEFULというアイドルグループにいった子なんですよね。
というかまさにPEACEFULの「北海道アイドルプロジェクト」テレビで見てたなー。

ちょうど公式で研修生の紹介動画が上がってるんで、興味ある方はこちらをどうぞ。


そして、ライブ通しての事項もいくつか。

地方にとってのハロコン

2013年、私は娘。武道館こそ遠征したものの、その他は全て北海道で開催された現場のみの参加になります。
夏のハロコン以降で言うと、10月にライブ2回、11月にライブ1回、握手会1回*4
しかもこれ私がDDだからこその計4回であって、グループごとだと半年に1グループ1回ずつ。
地方では、実質これがリアルな体感頻度なんです。

だから地方民にとっては、ハロコンの意味合いが東名阪と全く違うものになってくるんですね。
最新曲はちゃんと新鮮な意味合いを持っていて、既視感がない。
そして頻度的にライト層が多いのが当たり前。

それを踏まえてはっきりと、北海道の1公演で最新曲列挙のGOiSU MODEをやったのは、ちゃんと意味を成してました。

そして採算的にグループの単独公演が難しいのであれば、なおさら地方でのハロコンは確かな舞台になるんですね。
だから地方ほどハロコンは意味があるし、続けていってほしいと実際の現場を見て思った。

そんな感じで、個人的に今回のセトリには特に不満点がないんですけど、それでももしセトリを変える余地があるとすれば、地方では「ライブで有名なあの曲(DVDでいつも盛り上がってるあの曲)を生で見たい」っていう需要はあると思うんですね。
だからハロコン2verのうちの1つをいっそ各グループから選りすぐりの”殺人セットリスト”公演にしちゃって、それを地方公演には全振りしていくっていう方法もあるんじゃないかなーと思います。

抽選会は楽しかったです

そういえば札幌公演では、開演前にモーニング娘。14のプレゼント抽選会があったんですよね。
コーナーのMCを担当したのは鞘師、工藤、小田の3人。
商品は3つあって、C賞(10名)がマスコミ向けに作られた特製年賀状(非売品)、B賞(5名)がハロプロ全グループの写真入り箱ティッシュセット(非売品)、そしてA賞(1名)がモーニング娘。'14全員のサイン入りポスターでした。

雰囲気は熱烈なファンが盛り上がるっていうより(中盤から特に)ライトな客席がガチでドキドキ見守ってる空気の方が強くて、たまに当たった女の子が「キャー!」って歓声を上げてたりとか、なんだか牧歌的という言葉すら浮かぶような光景。
地方の大会場でこういう企画をやるというのは、それくらい穏やかで参加者としても楽しい事でした。

地方のファンは例え同じCD買ってても、抽選イベントに行けないとか、あと個別とかチェキ会とか東名阪では当たり前の事柄が全く当たり前じゃないっていう環境もあるんですね。
だからこそああいう企画は嬉しいし、(他の地方公演も含めて)今後もやってほしいと思った。

北海道はまーちゃんの成長が見れる場所

そして、これは長くなるのでこっちの枠に入れたんですが、やっぱり北海道でこういう大きなライブが行われるようになったのは、間違いなく彼女の存在なんですね。

そして北海道という地は、やはりどこよりも彼女の成長ストーリーが綴られていく場所なんです。
そわそわしていた初めてのイベントから始まり、初めての凱旋、そして今回は、ついに地元で初めてのソロパフォーマンスを見せた。

『大阪 恋の歌』のイントロが流れてステージに立った時のまーちゃん、すごかったんです。
曲のせつない世界観を、完璧に飲み込んだ表情でそこに立っていた。

まだ幼い今の彼女があの凄みを背負えたのは紛れもなくそれが地元のステージだからで、あれはもしかしたら数年後はどこでも見れるようになってるのかもしれない、でも14歳の才能の閃光、その瞬間を見られるのは、今まさに北海道。


というわけで、今回は大体こんな内容になりました。
ちょうど金土にかけて、1月にしてはかなり珍しいプラスの気温が続いたので *5、入場待機列もそこまで厳しいものじゃなくてほんと安心したw
そして客入りの事にも触れると、正直地元民としては、むしろ真冬という条件の中でよくあれだけ客席埋まったなぁって思ったくらいでした。
この時期の北海道は気候の兼ね合いでほんと全てが一変する事も普通にある環境で、実際今年は札幌近郊で人口の多い小樽あたり、例年に比べてちょっと積雪多いんですよね。
そういった北国ならではの気候的ハードルを乗り越えて、初回の冬にあれだけ集めたのは私は悪い話ではないと思いました。

あとは昨年末から全国ネットだけじゃなく地方ローカル番組でも、少しずつ娘。あたりの話題が取り上げられる事が増えてきていて *6、タイミング的にはモーニング娘。の全国CMと2回目のMステがこれからなので、地方は今年の夏ハローあたりからが、本当の試金石だと思います。
(もしあるんだとすれば)

北海道的にはまーちゃんの成長はもちろん、あとわざわざ北海道から研修生に引っ張られてる稲場さんの動きが、そろそろ気になる。
ダンス見る限り、絶対どっかで表舞台に出される可能性高いし、あと本人も言ってるんですけど、今年高2だからデビューへのリミットが割と近いんですよね。
あの子が今年どっかのグループに入って、北海道出身メンの層が厚くなったら、北海道現場はもう一段階変わるんじゃないかと思います。
そう思うと余計2014年の初めにこんなスタートを切れたのは、やっぱ幸せだった!!

最後に改めて、ハロープロジェクトの皆さん、スタッフの皆さん、
また道外から来てくれたハロプロファンの皆さんも、
北海道に来てくれて、本当にありがとうございました。

そして北海道のファンの方…

この2日間は楽しかったー!!ほんと楽しかったー!!!
また北海道でハロコン見たいですね!!


最後に、今回購入した日替わり写真。


<STORE>

*1:具体例は『たぶんオーライ』~『胸さわぎを頼むよ』

*2:菅谷梨沙子・鈴木愛理のユニット

*3:オリジナルは後藤真希のソロ曲

*4:ハロプロ在籍グループのみのカウント

*5:調べたら3月の平均気温並だったみたいです

*6:特にこないだのau発表会は、HTBだけじゃなく他局のローカル情報番組でも普通に芸能ニュース枠で取り上げられてた。しかも大方一新されたグループに対するポジティブなコメントつき。ああいうのは、何よりガチの地元民に影響がでかい