小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけ続け、執筆業になりました。2017年に初の単著がでました(乗田綾子名義)。



2017年9月発売の『SMAPと、とあるファンの物語』(双葉社)については【こちら】

「リゾナントブルーはなぜ売れなかったのか」

リゾナントブルーはなぜ売れなかったのだろうと思います。



いや、実際には、それなりには売れていました。
9年ぶりにトップ5入りを逃した前作みかん(累計38667)と比べると
約17000枚の売上アップを達成しています。(累計55949)*1


ただ、リゾブルの2ヶ月前に約28000枚の売上だったAKBが
リゾブルから6ヶ月後の大声ダイヤモンドで96000枚を叩き出した事を考えると、
やっぱりリゾブルは「売れなかった」部類に入ると思います。


何より、当時のモーニング娘。自身が「見合った称賛を受けていなかった」。
”プラチナ期”の再評価を見るに、代表曲として上がる事が多いリゾナントブルーは
少なくとも楽曲自体にも力があったはずなのに
それでもリアルタイムではほとんどコアなファン以外の評価を受けることができませんでした。


* * *


直接の原因は、まぁ、いくつでも思いつきます。
歌番組への出演が減っていたし、一般人に強い4期までのメンバーはすでに全員卒業していた。
youtubeやニコニコ動画などの動画コンテンツはまだ、一般的には発展途上の段階だったし
(※リゾナントブルーの公式PV自体も2010年まで
「Dohhh UP!」というアップフロントグループの動画サイト内で配信されていた)
何より、プラチナ再評価の原動力となったSNSもこの頃はまだ「時代以前」。

当時のメンバー、スタッフ、ファン全てがこの曲の良さを
ファン以外に伝えきることができなかった。
それが大きな直接の原因だと思う。



その上で。


* * *


昨日から盛り上がっている「久住小春『踏み台』発言」の動向を眺めていて


『「ステップアップ」という言葉を『踏み台』に変換して盛り上がっている中で
どれくらいの人たちが、過去に「まだいたんだw」という言葉で
モーニング娘。を表現していたんだろう』


とぼんやり思っていました。



そして久住小春がいた「モーニング娘。」、
それは「リゾナントブルーのモーニング娘。」



アイドルを応援することが恥ずかしいとされていた時期、
どれだけの人が彼女たちのことを”恥ずかしい存在”としていたんだろう。



リゾナントブルーが売れなかったもう一つの理由、
それは圧倒的な<無関心>



・・・リゾナントブルー、そして”プラチナ期”がリアルタイムで見合った評価を受けられなかった理由を、
5年立って、なんだかはっきり見た気がします。今回の件で。


* * *


で、今日はなぜこんな文を書こうと思ったかというと、
プラチナ以降にファンになった人たちに向けてみようかな、と思ったからです。

”プラチナ新規”の中には、まさにリゾナントブルーの頃
無関心を形成していた人もいると思うんです。

流れの中のことだから、それを今どうだったああだったと言いたいのではなくて


リゾナントブルーが発売された時に見ていた無関心の世界と、
モーニング娘。を好きだと思う、今見ている景色の間で自分は何を感じているのか、
一度改めてゆっくり、考えてみてほしくて。


たぶん、<無関心>を形成していたからこそ、そこで育てた感覚は
「ファン以外に伝える」ということに、強い。


そしてそういう”感覚”は、時に世界をひっくり返す。




・・・なんだかとっても信仰ぽい表現でしか書けなくて、文章力の無さを痛感してるのですが
今のモーニング娘。をいいなーと感じてくれたなら、
そして自分にとって見合った価値があると感じたならば、
自分が表現できる<関心>を真っ当に返してあげてほしい。



それがリゾナントブルーが今のモーニング娘。に残した、
悔しくて尊い歴史なんじゃないか、と今思うのです。



* * *


補足

今回は自分がハロヲタなので、どうしてもハロヲタ視点での書き方になるんですけど
この手の話しって、他グループにも通用する所はありそうなんで
自意識感満載ですがあえて掲載しました。
他ヲタの人は適当に名前入れ替えて読んでみてください。
もしくは数年後に。




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