小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけ続け、執筆業になりました。2017年に初の単著がでました(乗田綾子名義)。



2017年9月発売の『SMAPと、とあるファンの物語』(双葉社)については【こちら】

「2013年のアイドルヲタ論」

「タイムリミットは夜の7時」さんの記事が素晴らしいのです。



「2012年のアイドルシーンを振り返る」
「2013年アイドルシーン展望」


その中で触れられている、以前こちらでも取り上げた「アイドルファン総DD化」ということばについて、
最近個人的にぼんやり感じているのが


アイドルファン総DD化=アイドルファン総評論家時代


なのかなぁ、って事なんです。


* * *


アイドル楽曲大賞が1コンテンツとして成立するようになり、
投票者も一気に3倍近く急増したわけですが

王者AKBの接触&サプライズイベント、またはももクロのプロレス的ショー構成に代表される
アイドル戦国時代が残したものは、
今まではごく一部の楽しみにすぎなかった「アイドルを評する」という視点を
普通のライトファンや若年層へ伝え、
スタンダードな楽しみ方として提供した事だと思うんです。

ハロプロ楽曲大賞自体もここ数年8〜900人くらいの参加者で推移してたのに対し
2012年は一気に1864人とはねあがってるし、
「Love like candy floss」や「LolitA☆Strawberry in summer」の原曲を歌っていたSweetSと
それをカバーした現在の東京女子流の、リアルタイムでの評価の大きな差を考えると
SNSの発展と比較対象の激増も手伝って、
アイドルを個々の評価の元に応援するという構図がすごくメジャーになってきた気がします。

一時期死にかけていた”アイドルカルチャー総合誌”みたいなやつも、
大分息を吹き返してきたしねぇ。(=商売になるということ)


そして、そこで生まれてきたのが
いわゆる「楽曲派」の存在で。


売上的にはけして日の目を見なかったトマパイが
散開直前のミュージックマガジンで年間ベスト1位に選ばれ、
その直後の今回のアイドル楽曲大賞2012でも1位に選出されたという結果は

この数年のアイドル戦国時代というブームによって
「とにかくアイドルの本質を見定めてやろう」という視点が
素人玄人ひっくるめて、ものすごく広がったという事象の象徴だと思われるのです。


* * *


こういう事を考えると、私も同じように、
2013年のアイドルシーンていうのは「本格派」全盛時代なのかなー、と思います。
上記の楽曲派はもちろん、本質を見定めたいブームという事を柱にすると
私はパフォーマンスがすごい所もまだまだ人気は得ていくのかなー、という予想。
(まぁパフォーマンスがすごいっていうのは前提に楽曲が一定以上の出来っていう原則があるので
 そういう意味では、全てひっくるめて”楽曲派時代”なのかもしれない。)

まぁ楽曲にしてもパフォーマンスにしても、
本格的ととられるには相当な労力、コストも必要とされてくるので
ここでそこまで力が入ってない運営のグループは、
自然と事業撤退の流れが加速するかもしれないですね。
流れ的にもAKBブームの申し子が進路選択の年齢に差し掛かってきてるし、
そういうタイミングがかちあっちゃうのも偶然2013年な気がします。


* * *


最後にこちらでも、AKBの事に触れておくと

個人的には2013年、一気にAKBへの扉を大開放しつつあります。

なんつうか、AKBはここくらいから一番面白くなりそうな気がするんだよね。
もちろんやり方など納得できない点は多々あって、そういうのは何ら変わってはないんですが
2012年の終わりから急激に、
「こっからAKBは見といた方が絶対いいよ!」の勘の波が押し寄せてきている。


時代の先を読むという意味では、
私は逆に王道に立ち返って、AKBをめちゃくちゃ分析するというのも推したいと思います。
ここまで溜めて一気に総選挙ガイドブックとか読みまくるとかなり楽しいよ。


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「アイドル楽曲大賞2012を考える」