小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「ぼくのかんがえる”ハロプロ勢が再評価される理由”」

モーニング娘。の逆襲が始まった ハロプロ勢が再評価される理由(Real Sound)


のっけから『モーニング娘。唯一の成功例とも謳われた矢口真里が不倫騒動を起こし、初期モー娘。メンバーのパブリックイメージは、とうとう地に落ちたかのように思える』と大きい声で発信されてしまう昨今。
しかしその一方で、ここにきて現役のモーニング娘。は再び注目を集め始めています。
AKBやももクロとはまた違う、新たなアイドルグループとして。

AKB48とももいろクローバーZの躍進の影で、今はもういない元メンバーのマイナスイメージをいつまでも重ねられ、っていうかブレイク中から割とメディア全般含め「落ち目」「消える」と10年総叩きの状態だったモーニング娘。が、なぜ今、再評価され始めたのか。
上記記事の問いを引用しながら、私なりの考えをもう一度、ここに書いてみたいと思います。

――モーニング娘。が完全に復活した、と言われています。なぜ再評価されたのでしょう?

先日ロッキング・オンの小栁さんが「ここ数年のモーニング娘。は人気を取り戻した、というより、あらためて新たな人気を獲得していると言ったほうがいい」と書いていたのですが、感覚としてはその表現の方が近いと思います。

というかそもそも、「再評価」って何なのでしょう。
プロデューサーは変わってないし、楽曲提供者ももちろん変わってない、興行も成り立つレベルでここまでずっと続いている。
今のモーニング娘。がスキル面を評価されているというのであれば、過去のモーニング娘。の中には、今に劣らないどころかもっとスキルが高い時期もあったし、



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『とうとう地に落ちたかのように思える』と表現される過去のメンバーだって、まず彼女たちがいなければ、モーニング娘。は存在しなかったんですよ。
そして今のモーニング娘。はそれを誰よりも知っているから、看板に驕らず、他アイドルの人気にも腐る事なく、愚直に真摯に活動し続けてここまでこれた。



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確かに存在した輝きも全て「かつてのナンバーワンアイドルグループの影もなかった」とまとめてしまう、そこから生まれた「再評価」という表現はそもそも何なのか、まず一体「誰の中で復活したのか」、です。


…一応、改めてちゃんと書くと、2007年ごろまでは「落ち目」「時代遅れ」「消えた」の大合唱だったのが、モーニング娘。が紅白に出れなくなった(&AKB48が大声ダイヤモンドでハネだした)2008年あたりからは、まじで一旦、モーニング娘。は世間的に「消えたグループ」扱いになったんですよね。

でもそのおかげで、黄金期を知る人からの「モーニング娘。=ダサい」の刷り込みを免れた若年層が、SNSやYouTubeで改めてモーニング娘。を発見し、ニュートラルな視線からハマってくれたっていうのが現在なんじゃないでしょうか。
あと黄金期に割と好印象を持っていた人たちによる、モーニング娘。回帰とか。

――ハロプロ以外で、ハロプロ好きにおすすめのグループはありますか?

これ、一体何なんですかね。
野球に例えると「巨人以外で、巨人好きにおすすめの球団はありますか?」って聞かれてるようなもんだと思うんですけど

アイドルにはそれぞれ、唯一無二の魅力があると思うんですよね。
例えばハロプロにはハロプロの魅力があるように、スパガにはスパガの魅力があって、本人たちも「SUPERGiRLSというグループを好きになってもらうべく」努力を重ねているはずで、それを考えると、「○○が好きには○○がいいんじゃない」って類の話は、私はあんまり軽く言えないです。

それを踏まえて書きますけど、ハロプロ好きな私は、今BiSにハマりはじめています。



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ちなみに現在のアイドルは”自身が他アイドルのファン”という子も結構多くて、こんなブッとんだアイドルやってるBiSのリーダー(プールイ)ももともと、高橋愛の大ファンなんですよ。
総選挙1位になってもなおハロプロファンを公言しているHKT指原莉乃もそうですけど、ハロプロに憧れる女の子が、”だからこそ”非ハロプロの新しいアイドル像を一から創りあげていこうとしているっていう最近の図式は、すごく面白いなと思います。


…というお話だったのさ。