小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「地方から見た℃-uteと日本武道館」

最近のアイドルは、「目の前のお客さんを楽しませてなんぼ」の商売である。

あれだけ握手会やイベントが増えれば、ある意味当然だ。
ファンに会えること、話せることが当たり前となった時代、さらに10代が中心の幼い彼女たちの世界はまさに「いま会えるファン」の姿ばかりで埋められていく。

しかし、彼女は違うのだ。
℃-uteのリーダー、矢島舞美。

2010.10.4

『今回のコンサート、観に行ったよ』っていう方も『残念ながら参加できなかった』っていう方も、そんな皆さんの応援があるから℃-uteは常に前を見て走って行けるんです

幸せいっぱい

2011.2.7

勿論のことですが、1人では、生きてこれなかったです
今の私があるのは…出会ってきた1人1人のおかげ…そして、まだ会ったことのない方の応援のおかげ…

My Birthday

2011.9.10

毎年、℃-uteはこの℃-uteの日にイベントを行っているんですが、今年で、6回目のイベントとなります
6年目も、ファンの皆さんと一緒に過ごせるのは、本当に嬉しいです

残念ながら、イベントに参加できないよという方もたくさんいらっしゃいますよね
でも、でも、来られなかった皆さんにも、しっかり℃-uteパワーを飛ばしますからね

9月10日は℃-uteの日~

2012.8.19

今日ライブに来れなくて映画館で見てる、って人もいると思うので
次は私たちが”そこ”に会いに行けたらと思います

(Hello! Project 誕生15周年記念ライブ 2012 夏 LIVE VIEWING 特典映像より)


首都圏をメインに活動するメジャーアイドルにとって、地方在住のファンは「想像の中の人」である事が多い。
たまにメジャーアイドルがイベントなどで地方に赴いた時、地方ファンについて言及する場面があるが、大半のメジャーアイドルは、地方ファンの存在を驚きを含んだ言葉で表現する。
しかし、彼女たちの日常で「いま会えないファン」、それは目の前で声援をおくっている人たちと同じように、「いつも応援しているファン」なのである。



www.youtube.com

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℃-uteが武道館にたどり着いた理由は、一言で説明できるものではない。
むしろ彼女たちの経験してきた苦しいこと、辛いことに関してはアイドルという職種ならある意味共通しているものだとも思うし、℃-uteだけが特別突出した何かを積み上げた、という話でもないように思う。

ただ、地方の人間から言えば

℃-uteはいつも「今会えないファン」の姿も見ていた。

目の前に集う多くのファンに比べれば微々たるものかもしれない、しかし確かに存在している”そこにいない私たち”の姿も、彼女たちはちゃんと忘れずに、見つめて走ってきたのである。

2013.4.3

ずーっとずーっと夢見ていた日本武道館…
ファンの皆さんも『武道館に連れてって』『武道館の夢をみんなで叶えよう』ってずーっと言ってくれていました…。
だから、そんなteam℃-uteの皆さんと一緒に、この発表を聞く事ができてすごく嬉しかったです

事情があって池袋サンシャインに集まれず、YouTubeの℃-uteチャンネル生配信を見て下さっていた皆さんは 発表の瞬間どんな表情で画面を見て下さっていたんだろう…

そして、℃-uteチャンネルも見る事ができなかった方たちは、この発表を何らかの形で知った時…どんな事を思ったかなぁ…
(中略)

みんな、心から喜んでくれて泣いている方もいましたが来られなかった方も含めて、本当にみなさんのおかげなんですよ
℃-uteと
℃-uteを支えてくれるスタッフさん
そして℃-uteを応援して下さるファンの皆さん

みーんなで勝ち取った日本武道館ですね
夢が現実に… 舞美


キャリアを考えれば、℃-uteが武道館のステージに立てることは、ある意味当然なのかもしれない。

しかし彼女たちが他アイドルと決定的に違うことがあるとすれば、地方の私たちにとっても、それが必然だと思える事である。


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