小娘のつれづれ

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「知らないと損する『黄金期とプラチナ期の”あいだ”』の楽曲」

前回を「もうちょっと続けたい」で締めたのは、
楽曲自体の事ももう少し掘り下げて残しておきたいと思ったからです。


楽曲っていうのは一番後追いがしやすいものなんで、
そこに当時の感触なんかも、ここで書き残して
初めて楽曲を知る人、または未来の検索結果として表示された時に参考になればいいなーと思います。


んでシングルはまだ聴いたことある人が多いと思うので、
今回はあえてシングル以外の楽曲、アルバム曲をピックアップして。


* * *


【愛の第6感】(2004.12発売)


昔は「偶数のアルバムは良作」って定説があって *1
このアルバムも、評判良かったのを覚えています。
あとジャケ写を見ていただけるとわかるんですが
黄金期まっただ中の4、5に比べると、ここでテイストが変わってます。


メンバー編成としては、安倍・後藤・辻加護、あと長らくモー娘。の柱を支えていた保田が抜け、
6期(藤本・亀井・道重・田中)が入ってます。
ユニゾン声すら変化してるのもこのアルバムですね。



直感 〜時として恋は〜


ご存じ、「直感2 ~逃した魚は大きいぞ!~」のオリジナルverです。


これ、確かに当時ヲタ内でも評判よかったんです。
「いつが潮時か?年収で決めますか?本当の愛って何ですか?分厚い辞書には載ってますか?」
と畳みかける俄然強めな女の子に煽られて、
「そうだそうだそうだ全くその通り!!」と騒げる感じが半端なく楽しかった。
当時5~6期は中高生中心。今の9~11期がこんな曲やってたら絶対楽しいでしょ!?


だから後のシングルカットで
「真心は届くよ 時間はかかるけど 友達恋人同僚 お得意様や諸先輩」
に歌詞が変わった時はガックリ。



独占欲


これもインパクト強かった楽曲。
お祭り騒ぎが占めていた黄金期のトンネルを抜け
まずこういうテイストの曲がアルバムでも出てくるようになってきた事、
あと何といっても途中のラップ。


これには大きなエピソードがあって、元曲聴くとわかるんですが
1番で飛び出してくるラップパートの出だしが、矢口だったんですよね。

 →翌年このツアーを引っさげた春ツアー中に、矢口いきなりの脱退。


んで2日後には八王子でライブが予定されていて、どうなるのよ!?ってなってた中で
その八王子公演でやったマンパ~浪漫後の3番目のこの曲が
鬼気迫る伝説のパフォーマンスになった。


という感じで、モーニング娘。が初期メンから次世代に渡った
最初の1ページみたいなポジションでもあるわけです。


関連
05春を境に娘。コンの方向性が変わってクオリティがどんどん上がっていった(最近モーニング娘。にハマりだした者だけど まとめページ)
八王子独占欲ください



レモン色とミルクティ


5~6期、当時の”新メンバー”だけで構成された初めての曲。
現在でいう「笑って!YOU」と同じ立ち位置なので、
聴き比べるのも面白いんじゃないでしょうか。*2


こっちには当たり前なんだけど、6期枠でミキティが紛れ込んでて楽しい。




これは後のライブでもありましたけど、ガキさんが大フィーチャーされてる楽曲です。
たった1年前までデコ出しまゆげの扱いだった彼女が、こうなるなんて誰が予想していたでしょう。


これ個人的にはバックの音が良心的で優しいのも好きです。



【レインボー7】(2006.2発売)


メンバー的には前作から飯田・矢口・石川が抜けて完全に初期メンがいなくなり
黄金期メンは4期吉澤1人、あとは5~6期が中心となっています。
ここできらりちゃんこと7期の久住小春もin。


HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜


これ逆に、当時は今ほどハネてなかったんじゃないだろか。
この曲が評価されだしたのはやっぱプラチナ期になってから
ちなみに元々はガキさんとマコが引っ張る曲でした。



青空がいつまでも続くような未来であれ!


※2:06あたりから


「青空の10人」て言葉もありましたね。
その象徴が、レインボー7ツアーのこの曲だったと思います。


5~6期がフルメンバーで軸になってきて、よしみきが仲良くて、さらに小春が全力で妹してて
そして2番のご存じ「青空トレイン」ですよ。


この時期が好きなヲタは、この曲を笑顔で歌い踊ってるモーニング娘。が原風景だと思う。
特に愛ガキは同期が揃う最後のツアーだったから、
これ以前、以後で大分変わってます。



INDIGO BLUE LOVE


後追いだとちょっと印象が地味かもしれないけど、
これ実は初めて5~6期が選抜されてモー娘。名義で歌えた曲で。


好きな先輩やレモン色とミルクティのように物珍しさじゃない、
やっと楽曲で5~6期が軸になってきたのがこの頃なんですよね。
今のように複数CWもない時代だったからこそ、
この映像は特に感慨もひとしおで。


この当時、3人は17~18歳だったので
まさに1年後の9~10期がこの辺と重なるわけです。
…むちゃくちゃ楽しみすぎる!!



【SEXY 8 BEAT】(2007.3発売)


前作からこんまこが抜け愛ガキが完全に首脳ポジに、
あと新メンバーとして光井が加入した、プラチナ以前最後の作品になります。


この次作がかの名盤「プラチナ 9 DISC」なんでいまいち影薄いけど、
すでにプラチナに続く香りがプンプンしていて、個人的には超好きです。



元気+



この時期の印象的な曲といえば、笑顔YESヌードとこれではないでしょうか。
すでに卒業が決まっていた吉澤を抜かすと、
次世代のトップになる藤本・高橋・新垣の充実がここに繋がってたイメージ。
まぁミキティは直後に抜けちゃうんだけど、
そのポジにれいなが入ってプラチナが始まると。


これちなみに光井にとっては加入初めてのツアーなんですけど、
普通についてってるのが今見てもすごいわ。
この映像で合格から5か月後。



春 ビューティフル エブリデイ


んで上で光井を持ち上げといて申し訳ないんですが、
やっぱこれはえりりんの印象が強くて。


えりりんは加入時からずっとリズムが走るクセがあったんだけど、
この辺からやっとそれを克服して、一気に歌唱メンになってきた記憶。
えりりんの成長は後のモー娘。に大きな影響を与えているので、
ここは押さえておきたいですね。



シャニムニ パラダイス



そしてこの曲ですよ。
たった1年前の前作で「初めて5~6期が選抜されてモー娘。名義で歌えた」状態だったのを振り返ると、
ここで5~6期がどれだけ急激に成長したのかわかります。


あと、振り付けな!
くっそ全力のガキさんとどこかでやっぱり一線を維持しようとしてしまうミキティの落差が最高。
ちなみに振り付けの先生がわざと美貴様が恥ずかしがるようなダンスにしたそうです。


* * *


というわけで、黄金期とプラチナ期の”あいだ”のモーニング娘。から魅力的な楽曲を紹介。
あとこの時期のカップリングもいい曲が多くて、
THE マンパワー!!!のカップリングで「ラヴ&ピィ~ス!HEROがやって来たっ。」、
大阪 恋の歌のカップリングで掛け合いが楽しい「NATURE IS GOOD!」、
歩いてるのカップリングでツアータイトルにもなった「踊れ!モーニングカレー」、
悲しみトワイライトのカップリングで後のライブ鉄板曲になった「Hand made CITY」などがあります。


この時期をライブ映像で振り返るとすれば、やっぱ充実してるのが
モーニング娘。コンサートツアー2006春~レインボーセブン~
モーニング娘。コンサートツアー2006秋~踊れ!モーニングカレー~
あたりでしょうか。


この頃では上でも少し触れてるけど、特に5~6期が今の9~10期と似たような年齢・ポジションであり
リアルタイムの記憶としても、ゴロッキがどんどん伸びていく感触があって楽しかったです。


メンバーにとって大きかった出来事としては「リボンの騎士」も外せないんだけど、
あれはまさに生ものであって、後追いだと大した収穫がないように感じるかもしれない。
(追記:「Gatas Brilhantes H.P.とリボンの騎士のこと」もご覧ください)


この時期の作品は大分値段が下がっており、今なら安く手に入るので
まだ未視聴という方は、ぜひチェックしていただきたい所です。



…で、ここまで来た方はなんとなくお気づきかもしれませんが


そう!
この時期は!
ちゃゆが空気!!

(歌唱パフォーマンス的に)


しかし道重現リーダーも実はこの時期に、パフォーマンス面で大きい一歩を踏み出していまして
その楽曲を貼って今回終わりにします。


レインボー7に収録。




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*1:その後「プラチナ 9 DISC」で打ち破られる

*2:笑って!YOU:2013年現在、新メンバーと呼ばれている9~10期だけで歌っている曲。2013年発売のアルバム「13カラフルキャラクター」に収録。